アル・ウラの町を見てハイールへ５時間、そしてサウジアラビア航空にて首都リヤドへ（６）

2012/03/26 - 2012/04/01

３月３０日（金）
午前、アル・ウラの旧市街を散策、ほんの４０年前まで最後の人々が暮らしていたと言う旧市街の細く入り組んだ道は、かつての外敵侵入に備えたものだと言う。

古い家屋の上にはキッチンの跡なども残り、砦の山頂からアル・ウラのオアシスや旧市街が見渡せたが、旧市街はほんとにナツメヤシの木と土と泥で固められた粗末なたたずまいであることが偲ばれた。

少しリビアのガダメスに似た雰囲気は感じられた。

そのあと、かつてのビジャーズ鉄道「アル・ウラ駅」の駅舎を訪問。廃墟と化した駅舎を前にかつてのにぎわいをしのぶことが出来た。ここも近いうちに修復されるとのことであった。

午後２日間宿泊したアラックホテルを後にし、ハイールの町へ向かった。約５時間の移動で到着、ハイール市内見学をした後サウジアラビア航空にてリヤドへ向かい夜の１０過ぎにようやくリヤドのホテルに到着して遅い夕食を取った。

サウジアラビア航空機はレザー張りのさすがと言う快適な航空機であった。

ジェッダに在住の日本人駐在員の話：
●勤務は「一人二交代勤務」
都市部の日中の気温は、夏には摂氏50度に近づき、冬でも30度は下ることがありません（砂漠に入れば、夜はかなり寒くなります）。こんな猛暑の国ですから、昼の1時から5時頃まで「昼寝」の時間となります。仕事は、朝の９時から昼食時までと、夕方５時から夜９時ごろまで。いわば「二交代勤務を一人でやっている」ようなものです。
ラマダン(断食)月ともなると、日の出から日没まで一切飲食してはなりません。厳格なモスリムは唾さえ飲み込まないと言われます。そのため仕事も昼の部は午後1時から３時頃まで、そして夜の部は午後９時から翌朝３時頃までとなり、日本人駐在員にとってはこれ以上ない「地獄のシフト」となります。
ラマダン月であっても、モスリム以外の外国人は普通の時間に食事をしても構わないことになっているのですが、この期間に開いている飲食店や食料品店は少なくないので、やや不便を感じます。

エリア リヤド(サウジアラビア)

アラビアのロレンスが破壊したと言うビジャーズ鉄道が修復されていた

駅舎内の貨物車

ドイツ製の機関車

ドイツ車両のエンブレム、１８０６年制

トイレ休憩でよるところだが、女性用はあまりにも汚く屋外のブッシュで用を足したかったとの感想。

この一角に小さなスーパーや雑貨店などがあるが、とても土産にできるものは見つけられなかった。

旧市街に到着して宿泊したホテル方面を見た景色

階段の様子

旧市街の屋根群

旧市街から新市街が見える

旧市街に案内して休息するハリードさん

旧市街の側面を道路側から見る

ビジャーズ鉄道のアル・ウラの駅舎後

壊れた鉄道線路が見える

駅舎のほぼ全景

砂漠の中をこのように立派に舗装が出来ている

いつまでも続く道路

野生のラクダがたくさん

広い広い砂漠を走る

左脇に止めた自家用車に野生のラクダが群がる

ハイールの街中にある市庁舎も兼ねた城壁あと

市庁舎内部あと

リヤドの空港内

リヤドの空港に到着後アバヤを着た現地女性を入れて撮影、他を狙っている風にして一瞬で撮影。