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3月31日(土)<br /> <br />午前中はサウジアラビア国内のみならず、中東諸国において定評のある「リヤド国立博物館」を訪れる。<br /><br />宇宙の始まりから、イスラム教の誕生、そして発展まで広大は建物に点在する見どころを解説付きで見学。<br /><br />その後、2010年に世界遺産登録を受けた「ディライヤ遺跡」を見たが、ここは修復中でたくさんの工具や道具が散らかっていた。<br /><br />ここはサウジアラビアのルーツであるサウード家発祥の地として知られており、広大な土地に広がる遺跡の雰囲気を味わうことが出来た。<br /><br />そして最後の昼食の料理は市内のレストランでアラブ料理(ラクダの肉料理など)を味わった。<br /><br />ジェッダ在住の日本人駐在員の話:<br />●主食は羊肉<br />これはイスラム圏全般で言えることですが、この国でも豚肉はタブー。食べられるのは羊の肉オンリーと言っても過言ではありません。また、酒が一切許されていない国ですから、豊かな食文化が育つ背景がなく、どちらかといえば「単調」です。(日本人が、ナマコやコノワタのような「不気味」な物まで食べるという、広がりのある食文化をもつことができたのも、酒があったからこそと言えるのではないでしょうか)。<br />しかし、この国の羊肉は、日本人の想像を超えて美味です。「独特の臭みがある」という理由から日本では敬遠されがちですが、この国の羊料理(とは言っても蒸すか、焼くかの2種類のみ)には一切「臭み」はなく、慣れれば、その「風味」が病みつきになります。その点、東南アジアの「香米(インディカ米)」に似ているかもしれません。<br /><br />●オーダー方法<br />将来、この国で食事をすることになるかもしれない人のために、簡単にオーダー方法を説明します。<br />(1)入店次第、子羊を選択(生きています) (2)店員がおもむろに逃げ惑う子羊を別室に持ち去る (3)奥のほうから子羊の断末魔の泣き声が聞こえた後、約30分で見事に焼きあがったバーベキューが運ばれる (4)食後、子羊に黙祷。1匹100ドル程度の料金を支払う。<br />日本人の私にとって、最初は少々抵抗があったのは事実です。でも、今では「この国の人々にとって、羊は食べ物なんだ」と納得できるようになりました。<br />捕鯨に反対する国の人々は、鯨を食べる日本人を「残酷だ」と感じ、日本人は日本人で、「牛や豚は神様が人間に与えてくれ食べ物」と主張する欧米人を「何と勝手な論理だろう」と感じ、鳩や犬を食べる習慣の無い人々は、それらの料理を見て奇異に感じる----私が最初の頃に感じた抵抗感は、これらに類するものであったと考えています。<br /><br /><br />そして、午後4時過ぎにサウジアラビアを離れアブダビ経由にて成田へ向かった。<br /><br />私たちはとうとうサウジアラビア国内では何一つみやげ物を買うことが出来なかった(残念ながら土産に出来るものがなかったのである)。何も購入しなかったのは私たち二人と東京・京橋で開業医をされているお医者さんだけであった。<br /><br />アブダビ空港でやっと今回の旅行土産を何とか購入することが出来た・・・・それはナッツをナツメヤシで包みその上をチョコレートでコーテイングした「チョコデーツ」なるものである。<br /><br />ある駐在員の一言<br />「ハラム」とはアラビア語で、宗教上許されないことを意味する言葉。このハラムによって、サウジアラビアには酒はもちろんのこと、ナイトクラブ、カジノなどの娯楽施設も一切ありません。食事の際には必ず給仕から「ビアー オア サウジシャンペーン?」という決まり文句が聞かれますが、この国のビールとは、アルコール無しの芋ビール(芋の風味がする)で、シャンペンとはリンゴジュースとペリエにいろいろな果物を入れたまったく酔えない代物で、味だけは何となくシャンペンっぽい飲み物を指します。<br />これらの飲み物も慣れてくると不思議とおいしく感じますが、アルコール依存度の高い駐在員としては満足できません。その反面、入国して3日もすれば、身体はシャッキリ、気分はスッキリ。自分が普段、いかにアルコールにスポイルされているかに気付けます。「サウジアラビア人は、いつもこんな爽やかな状態でいるんだなあ、それに比べて自分は・・・・」と反省させられます(とはいえ、日本に帰ってくれば、そんな反省は跡形もなく消えてしまうのですが)。<br /><br />サウジアラビア概況<br />・国土面積は世界で13番目、ちなみに日本は60番目で日本の5.6倍<br /><br />・人口は26百万人弱、九州の約2倍の人口<br /><br />・石油埋蔵量は世界一 ちなみに二番はカナダ<br />日本の原油輸入量(2011年)<br /> 32.8% サウジアラビア 22.9%アラブ首長国連邦<br /> 10.5% カタール 8.7% イラン <br /> 6.8% クウエート 以下18.3%   <br /><br /><br />・マクドナルドの値段世界で28位(209円) ちなみに日本は13位(320円)<br />             一位はノルウエー(652円)最下位はインド(148円)<br /><br />・報道の自由度は世界で157番目 日本は13位<br /><br />アル・ウラのホテルで3月28日、自宅あてにも投函した絵ハガキは26日間かかって4月23日にやっと到着した。

サウジアラビア最後の訪問・リヤド(7)

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2012/03/26 - 2012/04/01

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31

cypresscanada

cypresscanadaさん

3月31日(土)
 
午前中はサウジアラビア国内のみならず、中東諸国において定評のある「リヤド国立博物館」を訪れる。

宇宙の始まりから、イスラム教の誕生、そして発展まで広大は建物に点在する見どころを解説付きで見学。

その後、2010年に世界遺産登録を受けた「ディライヤ遺跡」を見たが、ここは修復中でたくさんの工具や道具が散らかっていた。

ここはサウジアラビアのルーツであるサウード家発祥の地として知られており、広大な土地に広がる遺跡の雰囲気を味わうことが出来た。

そして最後の昼食の料理は市内のレストランでアラブ料理(ラクダの肉料理など)を味わった。

ジェッダ在住の日本人駐在員の話:
●主食は羊肉
これはイスラム圏全般で言えることですが、この国でも豚肉はタブー。食べられるのは羊の肉オンリーと言っても過言ではありません。また、酒が一切許されていない国ですから、豊かな食文化が育つ背景がなく、どちらかといえば「単調」です。(日本人が、ナマコやコノワタのような「不気味」な物まで食べるという、広がりのある食文化をもつことができたのも、酒があったからこそと言えるのではないでしょうか)。
しかし、この国の羊肉は、日本人の想像を超えて美味です。「独特の臭みがある」という理由から日本では敬遠されがちですが、この国の羊料理(とは言っても蒸すか、焼くかの2種類のみ)には一切「臭み」はなく、慣れれば、その「風味」が病みつきになります。その点、東南アジアの「香米(インディカ米)」に似ているかもしれません。

●オーダー方法
将来、この国で食事をすることになるかもしれない人のために、簡単にオーダー方法を説明します。
(1)入店次第、子羊を選択(生きています) (2)店員がおもむろに逃げ惑う子羊を別室に持ち去る (3)奥のほうから子羊の断末魔の泣き声が聞こえた後、約30分で見事に焼きあがったバーベキューが運ばれる (4)食後、子羊に黙祷。1匹100ドル程度の料金を支払う。
日本人の私にとって、最初は少々抵抗があったのは事実です。でも、今では「この国の人々にとって、羊は食べ物なんだ」と納得できるようになりました。
捕鯨に反対する国の人々は、鯨を食べる日本人を「残酷だ」と感じ、日本人は日本人で、「牛や豚は神様が人間に与えてくれ食べ物」と主張する欧米人を「何と勝手な論理だろう」と感じ、鳩や犬を食べる習慣の無い人々は、それらの料理を見て奇異に感じる----私が最初の頃に感じた抵抗感は、これらに類するものであったと考えています。


そして、午後4時過ぎにサウジアラビアを離れアブダビ経由にて成田へ向かった。

私たちはとうとうサウジアラビア国内では何一つみやげ物を買うことが出来なかった(残念ながら土産に出来るものがなかったのである)。何も購入しなかったのは私たち二人と東京・京橋で開業医をされているお医者さんだけであった。

アブダビ空港でやっと今回の旅行土産を何とか購入することが出来た・・・・それはナッツをナツメヤシで包みその上をチョコレートでコーテイングした「チョコデーツ」なるものである。

ある駐在員の一言
「ハラム」とはアラビア語で、宗教上許されないことを意味する言葉。このハラムによって、サウジアラビアには酒はもちろんのこと、ナイトクラブ、カジノなどの娯楽施設も一切ありません。食事の際には必ず給仕から「ビアー オア サウジシャンペーン?」という決まり文句が聞かれますが、この国のビールとは、アルコール無しの芋ビール(芋の風味がする)で、シャンペンとはリンゴジュースとペリエにいろいろな果物を入れたまったく酔えない代物で、味だけは何となくシャンペンっぽい飲み物を指します。
これらの飲み物も慣れてくると不思議とおいしく感じますが、アルコール依存度の高い駐在員としては満足できません。その反面、入国して3日もすれば、身体はシャッキリ、気分はスッキリ。自分が普段、いかにアルコールにスポイルされているかに気付けます。「サウジアラビア人は、いつもこんな爽やかな状態でいるんだなあ、それに比べて自分は・・・・」と反省させられます(とはいえ、日本に帰ってくれば、そんな反省は跡形もなく消えてしまうのですが)。

サウジアラビア概況
・国土面積は世界で13番目、ちなみに日本は60番目で日本の5.6倍

・人口は26百万人弱、九州の約2倍の人口

・石油埋蔵量は世界一 ちなみに二番はカナダ
日本の原油輸入量(2011年)
 32.8% サウジアラビア 22.9%アラブ首長国連邦
 10.5% カタール 8.7% イラン 
 6.8% クウエート 以下18.3%   


・マクドナルドの値段世界で28位(209円) ちなみに日本は13位(320円)
             一位はノルウエー(652円)最下位はインド(148円)

・報道の自由度は世界で157番目 日本は13位

アル・ウラのホテルで3月28日、自宅あてにも投函した絵ハガキは26日間かかって4月23日にやっと到着した。

  • リヤド市内の様子

    リヤド市内の様子

  • リヤド国立博物館

    リヤド国立博物館

  • 砂漠のバラ

    砂漠のバラ

  • コーラン

    コーラン

  • メッカの外壁に同じ

    メッカの外壁に同じ

  • デライヤ遺跡の看板、2010年に世界遺産に登録される

    デライヤ遺跡の看板、2010年に世界遺産に登録される

  • 工事中

    工事中

  • ナツメヤシの木での構造体が出来ている

    ナツメヤシの木での構造体が出来ている

  • アラビア風レストラン注文したノンアルコールビール

    アラビア風レストラン注文したノンアルコールビール

  • リヤド空港<br /><br />リヤドの町そのものが砂漠の中にできていて小さな町が今の大きな町に変身した。<br /><br />それも石油資源のお陰、この空港も砂漠の中に飛行機が停まっているように見える。<br /><br />空港の撮影は出来ないのでバスが近づいた時に一枚撮影した。

    リヤド空港

    リヤドの町そのものが砂漠の中にできていて小さな町が今の大きな町に変身した。

    それも石油資源のお陰、この空港も砂漠の中に飛行機が停まっているように見える。

    空港の撮影は出来ないのでバスが近づいた時に一枚撮影した。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • mielさん 2012/08/04 23:13:34
    羊の話
    cypresscanadaさん、はじめまして。
    ご投票いただきまして、ありがとうございます。

    バルセロナのQ&Aのコーナーでお見かけしました。
    時間がなく足跡だけで失礼してしまいましたが、たいへんな思いをされたようで、嫌な思い出だけが残っているのではないかと心配しております。

    サウジアラビア、ある日、夫の仕事の関係で行くかもしれないので、勉強しておきたいのですが、なかなか情報がないので助かります。
    羊の話、ショッキングですね。
    友人がモンゴルに行ったときに歓迎で目の前で絞めてくれたという話を聞いたことがあります。
    食文化というのは時に考えさせられます。

    迎賓館でしたか?とっても素敵ですね。
    日本の中にヨーロッパがあるようで、噴水とかもすごい立派なんですね。
    初めて見ました。

    またページにお邪魔したいと思います。
    今後ともよろしくお願いいたします。

    miel

    cypresscanada

    cypresscanadaさん からの返信 2012/08/05 08:07:34
    RE: 羊の話
    mielさん

    掲示板への書き込みありがとうございます。

    是非一度迎賓館へお出かけください。

    ご主人がサウジへ行くチャンスがあるかもしれないとのこと、その時は大いにイスラム文化を堪能して下さい。






    > cypresscanadaさん、はじめまして。
    > ご投票いただきまして、ありがとうございます。
    >
    > バルセロナのQ&Aのコーナーでお見かけしました。
    > 時間がなく足跡だけで失礼してしまいましたが、たいへんな思いをされたようで、嫌な思い出だけが残っているのではないかと心配しております。
    >
    > サウジアラビア、ある日、夫の仕事の関係で行くかもしれないので、勉強しておきたいのですが、なかなか情報がないので助かります。
    > 羊の話、ショッキングですね。
    > 友人がモンゴルに行ったときに歓迎で目の前で絞めてくれたという話を聞いたことがあります。
    > 食文化というのは時に考えさせられます。
    >
    > 迎賓館でしたか?とっても素敵ですね。
    > 日本の中にヨーロッパがあるようで、噴水とかもすごい立派なんですね。
    > 初めて見ました。
    >
    > またページにお邪魔したいと思います。
    > 今後ともよろしくお願いいたします。
    >
    > miel

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