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観光ビザでは入国出来ないサウジアラビア。<br /><br />今年、2013年の5月の連休中に安倍内閣総理大臣が、多くの民間事業者トップを従えて出かけ、訪問先の国の一つとしてサウジアラビア訪問の報道があったのはつい最近のことであります。<br /><br />世界最大の宗教であるイスラム教の2大聖地、メッカとメディナを有し、まさにイスラム教の源流の地であるのがサウジアラビアである。近代国家としてこの国が成立したのは1932年とまだ100年もたっていない最近になってのことと言え、サウジアラビアを含むアラビア半島の歴史そのものは、それよりはるか昔から紡がれてきたものなのである。<br /><br />アラビアのロレンスは、実在のイギリス人陸軍将校、トマス・エドワード・ロレンスが率いたオスマン帝国からのアラブ独立闘争(アラブ反乱)を描いた歴史映画である。<br /><br />サウジアラビアが舞台となっており、イギリスが支持した「オスマン帝国領のアラブ人には、自からの国家建設を支持する」、すなわちオスマン帝国に対してイギリス人のロレンスがアラブ人を率いておこした反乱を取りあげた物語である。<br /><br />中でも、オスマン帝国が「巡礼者の輸送」と言う名目で建設したヒジャーズ鉄道は、結果的にオスマン帝国の物資輸送に利用され続けたため、ロレンス率いるアラブ人はこの鉄道を次々と破壊していったのである。<br />この鉄道遺跡跡も見ることが出来た。<br /><br />3月26日(月)〜27日(火)<br />日本出発 ⇒ アブダビ ⇒ ジェッダ到着<br /><br />21:20発エテイハド航空EY871にて12時間強のフライトでアブダビへ<br />アブダビ到着27日04:35 一旦アブダビのホテルで休憩の後、グランドモスク見学 日本との時差 −5時間<br /><br />アブダビ発13:20エテイハド航空EY311にてジェッダへ<br />到着時刻27日15:10過ぎ 日本との時差 −6時間<br /><br />いよいよ入国検査であるが、なんと両手指10本の指紋を撮られ、さらに顔写真も撮られ要領の悪いものは引っかかり引っかかり何回もやり直しなど、途中で検査官が呆れて放り出す事態も出るなどひょっとしてその人間は追い返されるのではないかと心配されるほどであった。・・・くれぐれも観光であると言ってはならないと・・・<br /><br />その結果わずか20人足らずで2時間以上も要し、到着後異教徒が近づける限界点までメッカに近づく予定が次の日に遅らせざるを得なくなってしまった。<br /><br />仕方がないので、明日の朝ゆっくりと見学予定のジェッダ旧市街の見学をすることに変更。<br /><br />そこで待っていたのがMR.Khaledさんと言う44歳のサウジアラビア人(名刺には National tour guideとなっている)、でまさにfacebook上で友達になっていたこの人と無事面会出来たのであった。<br />facebook上で彼を検索すると彼の記事が出てきますので、興味のある人は覗いてみては如何でしょうか。(Khaled Took で検索)<br /><br />私の旅行友達の一人で特にイスラムに特別の思いを持ってイスラム圏を何度も訪問しイスラムにはまっている人がいて、この人が初めてサウジアラビアを訪問した時にMR.Khaledさんと友達になっているとのことであった。<br /><br />従い、私が今回訪問する前にこの人を通じて紹介を受け、facebook上で私も友達になっていたのです。<br /><br />彼によると男性は奥さんを3人までつくってよいのだとか、自分は稼ぎのこともあり一人だけだとの話だった。<br /><br />そして重要なことはやたら気楽にに写真撮影が出来ないことである。<br />空港の写真は絶対ダメ、町でも女性を撮るときはよほどの注意が必要でその女性を狙って撮影したと言われてしまうと強制送還もありうるとか・・・とにかく写真は大丈夫かをよく確認する必要があった。<br /><br />あとサウジアラビア国内ではアルコールは一切禁止になっていて、ホテルではノンアルコールビールは飲むことが出来た。<br /><br />車の運転は全くめちゃくちゃと言ってよく、それでも事故が少ないのはアルコールが禁止されているのが功を奏しているのではないかと考えられた。<br /><br />とにかく車線はあっても合図して移動する車はせいぜい2割程度で後は何の合図もなく右からでも左からでも自由自在に入ってくる有様には驚かされた。<br /><br />又、特筆すべきは車のガソリン代の安いこと、アブダビではリッター40円程度、オマーンでは25円とのことだったが、何とサウジアラビアはどこへ行っても10円、日本の15分の一の安さである。<br /><br />ちなみに日本が原油の輸入では一位がサウジアラビア(首都・リヤド)から、二位がアブダビが首都であるUAE(アラブ首長国連邦)からでありこの二つの国で6割弱を占めているのである。<br /><br />更に何しろ女性はジェッダ到着前の機内からまっ黒に覆われる衣装(アバヤ)を着用せねばならず、ホテルの部屋にいる以外は基本的に常にアバヤを着用するので、かなりの気温であるだけにとても暑くて大変だろうと思われた。

あるきっかけでFACEBOOK上で友達になったサウジアラビア人とジェッダで面会・・・何と入国検査はこれまで最高の厳格さ(1)

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2012/03/26 - 2012/04/01

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cypresscanada

cypresscanadaさん

観光ビザでは入国出来ないサウジアラビア。

今年、2013年の5月の連休中に安倍内閣総理大臣が、多くの民間事業者トップを従えて出かけ、訪問先の国の一つとしてサウジアラビア訪問の報道があったのはつい最近のことであります。

世界最大の宗教であるイスラム教の2大聖地、メッカとメディナを有し、まさにイスラム教の源流の地であるのがサウジアラビアである。近代国家としてこの国が成立したのは1932年とまだ100年もたっていない最近になってのことと言え、サウジアラビアを含むアラビア半島の歴史そのものは、それよりはるか昔から紡がれてきたものなのである。

アラビアのロレンスは、実在のイギリス人陸軍将校、トマス・エドワード・ロレンスが率いたオスマン帝国からのアラブ独立闘争(アラブ反乱)を描いた歴史映画である。

サウジアラビアが舞台となっており、イギリスが支持した「オスマン帝国領のアラブ人には、自からの国家建設を支持する」、すなわちオスマン帝国に対してイギリス人のロレンスがアラブ人を率いておこした反乱を取りあげた物語である。

中でも、オスマン帝国が「巡礼者の輸送」と言う名目で建設したヒジャーズ鉄道は、結果的にオスマン帝国の物資輸送に利用され続けたため、ロレンス率いるアラブ人はこの鉄道を次々と破壊していったのである。
この鉄道遺跡跡も見ることが出来た。

3月26日(月)〜27日(火)
日本出発 ⇒ アブダビ ⇒ ジェッダ到着

21:20発エテイハド航空EY871にて12時間強のフライトでアブダビへ
アブダビ到着27日04:35 一旦アブダビのホテルで休憩の後、グランドモスク見学 日本との時差 −5時間

アブダビ発13:20エテイハド航空EY311にてジェッダへ
到着時刻27日15:10過ぎ 日本との時差 −6時間

いよいよ入国検査であるが、なんと両手指10本の指紋を撮られ、さらに顔写真も撮られ要領の悪いものは引っかかり引っかかり何回もやり直しなど、途中で検査官が呆れて放り出す事態も出るなどひょっとしてその人間は追い返されるのではないかと心配されるほどであった。・・・くれぐれも観光であると言ってはならないと・・・

その結果わずか20人足らずで2時間以上も要し、到着後異教徒が近づける限界点までメッカに近づく予定が次の日に遅らせざるを得なくなってしまった。

仕方がないので、明日の朝ゆっくりと見学予定のジェッダ旧市街の見学をすることに変更。

そこで待っていたのがMR.Khaledさんと言う44歳のサウジアラビア人(名刺には National tour guideとなっている)、でまさにfacebook上で友達になっていたこの人と無事面会出来たのであった。
facebook上で彼を検索すると彼の記事が出てきますので、興味のある人は覗いてみては如何でしょうか。(Khaled Took で検索)

私の旅行友達の一人で特にイスラムに特別の思いを持ってイスラム圏を何度も訪問しイスラムにはまっている人がいて、この人が初めてサウジアラビアを訪問した時にMR.Khaledさんと友達になっているとのことであった。

従い、私が今回訪問する前にこの人を通じて紹介を受け、facebook上で私も友達になっていたのです。

彼によると男性は奥さんを3人までつくってよいのだとか、自分は稼ぎのこともあり一人だけだとの話だった。

そして重要なことはやたら気楽にに写真撮影が出来ないことである。
空港の写真は絶対ダメ、町でも女性を撮るときはよほどの注意が必要でその女性を狙って撮影したと言われてしまうと強制送還もありうるとか・・・とにかく写真は大丈夫かをよく確認する必要があった。

あとサウジアラビア国内ではアルコールは一切禁止になっていて、ホテルではノンアルコールビールは飲むことが出来た。

車の運転は全くめちゃくちゃと言ってよく、それでも事故が少ないのはアルコールが禁止されているのが功を奏しているのではないかと考えられた。

とにかく車線はあっても合図して移動する車はせいぜい2割程度で後は何の合図もなく右からでも左からでも自由自在に入ってくる有様には驚かされた。

又、特筆すべきは車のガソリン代の安いこと、アブダビではリッター40円程度、オマーンでは25円とのことだったが、何とサウジアラビアはどこへ行っても10円、日本の15分の一の安さである。

ちなみに日本が原油の輸入では一位がサウジアラビア(首都・リヤド)から、二位がアブダビが首都であるUAE(アラブ首長国連邦)からでありこの二つの国で6割弱を占めているのである。

更に何しろ女性はジェッダ到着前の機内からまっ黒に覆われる衣装(アバヤ)を着用せねばならず、ホテルの部屋にいる以外は基本的に常にアバヤを着用するので、かなりの気温であるだけにとても暑くて大変だろうと思われた。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
3.5
ショッピング
1.5

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  • 成田発アブダビ行きエテイハド航空EY871のゲート

    成田発アブダビ行きエテイハド航空EY871のゲート

  • アブダビに入国して出て最初のロビーの様子

    アブダビに入国して出て最初のロビーの様子

  • ロビーに出てすぐ左にある土産売り場のラクダの置物

    ロビーに出てすぐ左にある土産売り場のラクダの置物

  • アブダビ・グランドモスクが見えてきた

    アブダビ・グランドモスクが見えてきた

  • この写真右手がモスクの入り口になっている

    この写真右手がモスクの入り口になっている

  • モスクの内庭

    モスクの内庭

  • ステンドガラス

    ステンドガラス

  • 正面の天井につるされたステンドガラス

    正面の天井につるされたステンドガラス

  • 内部の様子

    内部の様子

  • メッカの方向を示す

    メッカの方向を示す

  • モスク内部から出て入口へ向かう通路

    モスク内部から出て入口へ向かう通路

  • 正面につるされているステンドグラスを拡大

    正面につるされているステンドグラスを拡大

  • アブダビからジェッダへ向かう乗り換え場所

    アブダビからジェッダへ向かう乗り換え場所

  • EY311搭乗口

    EY311搭乗口

  • ジェッダ旧市街へ向かう

    ジェッダ旧市街へ向かう

  • 黄金の輝きがまぶしい

    黄金の輝きがまぶしい

  • 旧市街への入り口、左端に写っているサウジアラビア人で案内役・カリードさん(フェイスブック上であるキッカケから友達になっていて自己紹介したらすぐに理解してびっくり驚いていた。)

    旧市街への入り口、左端に写っているサウジアラビア人で案内役・カリードさん(フェイスブック上であるキッカケから友達になっていて自己紹介したらすぐに理解してびっくり驚いていた。)

  • 旧市街の典型的建物

    旧市街の典型的建物

  • 道路下をくぐって旧市街へ

    道路下をくぐって旧市街へ

  • 道路下をくぐってすぐ旧市街を望む

    道路下をくぐってすぐ旧市街を望む

  • サウジアラビアの伝統建築が並ぶアル・アウイ<br /><br />女性が自分自身を見られることなく外を眺められる大きなベランダがある

    サウジアラビアの伝統建築が並ぶアル・アウイ

    女性が自分自身を見られることなく外を眺められる大きなベランダがある

  • 旧市街

    旧市街

  • 立ち並ぶスーク

    立ち並ぶスーク

  • 来た道を振り返って見る

    来た道を振り返って見る

  • 小さな入口の店が多い

    小さな入口の店が多い

  • 色々な種類の香辛料

    色々な種類の香辛料

  • 香辛料を売る店の主人

    香辛料を売る店の主人

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