朝夷奈北旧古道

2012/03/20 - 2012/03/20

　朝夷奈切通を朝比奈側から入ると、熊野神社に向かう左横の参道まで行かないところから切通が見られ、やぐらもある。ここから右に入る山道がある。この山道は朝夷奈切通の北側にある旧古道であろう。残念ながら200mも行かないうちに十字路となり、前は鎌倉霊園の墓地となり、行止りとなっている。左は朝夷奈切通の崖となっている。おそらくは、この朝夷奈北旧古道は、現在は鎌倉霊園の東側墓地となっているあたりを通って太刀洗川か滑川あたりの十二所に通じていたのだろう。また、左の山道は朝夷奈切通が掘削される以前は朝夷奈切通の南側の尾根にある旧古道に通じていた可能性がある。
　なお、この十字路からは右には西北に400、500mほど伸びる尾根道があり、朝比奈峠バス停に出る。尾根に広がる女竹の竹藪の中に竹を刈って尾根道が付けられているのは霊園の東側を墓地にして旧古道を消滅させてしまった鎌倉霊園が実施しているのかも知れない。
（表紙写真は朝夷奈北旧古道の入口）

エリア 八景島(神奈川)

朝夷奈切通入口。

「国史跡　朝夷奈切通」。

「朝夷奈切通」道標。現代のものだが、「左熊野神社」とあるが、工場があり、行ける道はない。あるいは横横道ができるまでは道があったのか？

庚申塚。

庚申塚。

朝夷奈切通の上に架かる横横道の橋桁。

横横道の橋桁。

朝夷奈切通の壁面。

朝夷奈切通の側溝。

朝夷奈切通の側溝。

朝夷奈切通の側溝。

朝夷奈切通の側溝。朝夷奈切通の横浜市側（朝比奈側）にはこのように土嚢が積まれて道がぬかるまないように整備されている。鎌倉市側（十二所側）のようにそのままにほったらかしにしてある方が切通の古道の雰囲気があるという意見もあるが、足場がしっかりしている方が歩き易いのは確かだ。

朝夷奈切通の側溝。

巡視路。鉄塔の見廻り用の道だ。

朝夷奈切通の側溝。江戸時代以前に掘られたものだろう。

朝夷奈切通。

朝夷奈切通の側溝。

朝夷奈切通のやぐら。

朝夷奈北旧古道入口。やぐらのあるところに登り口がある。

朝夷奈西旧古道。

朝夷奈北旧古道。

朝夷奈北旧古道。尾根に上る山道だ。

朝夷奈北旧古道。

倒木。鎌倉の山道には必ずと言って良いほど付き物だ。

ここにも倒木。

山道だ。まだまだ朝夷奈切通側の山腹を進む。

やぐらのようだ。この旧古道も鎌倉時代から室町時代始めにはやぐらが造られたのだろう。

やぐら。

手前には岩が。

山道。

崖の大木。

朝夷奈北旧古道。

朝夷奈北旧古道。

左側の崖の下には朝夷奈切通の古道が見える。

左側崖上の木立。

朝夷奈北旧古道。ようやく尾根道だ。

朝夷奈北旧古道。

尾根の十字路。

朝夷奈北旧古道。しかし、尾根道も途絶える。向かいには墓地が広がる。

尾根道も途絶え、向かいには墓地が広がる。

左に朝夷奈切通の谷。

左に朝夷奈切通の谷。

尾根の十字路から右には霊園を迂回する形で尾根道が延びる。