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パリの日程も、ほぼ計画通りに運んで行きます。<br />今回思い知ったのは、気力と体力の不均衡、気力はあれども・・って、<br />あれです。<br /><br />美術館巡りは意外に体力を消耗しますね。<br />歩いては立ち止まり、また歩いて。<br />正確には、筋肉が疲れてる訳ではなく、脚が、ただただ私の体重を重た<br />がっている、そんな感じです。<br /><br />日程が後半に入った頃から、足が付いて来なくなって、せっかくの<br />美術館もルートの後半は“消化”するのみで不甲斐なし。<br /><br />な訳で、今日は無理をせず、お昼からおっとり掛けたのが、全アジアの<br />仏像系が集約している感のギメ美術館です。<br /><br />9日目メニュー<br />・ギメ東洋美術館<br />・陳百貨店<br />・来客と、ディナーはカレー

アパルトマンの窓から’08夏 9日目 無料でアート中編、ギメ東洋美術館

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2008/06/27 - 2008/06/27

12396位(同エリア17076件中)

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さんしぇ

さんしぇさん

パリの日程も、ほぼ計画通りに運んで行きます。
今回思い知ったのは、気力と体力の不均衡、気力はあれども・・って、
あれです。

美術館巡りは意外に体力を消耗しますね。
歩いては立ち止まり、また歩いて。
正確には、筋肉が疲れてる訳ではなく、脚が、ただただ私の体重を重た
がっている、そんな感じです。

日程が後半に入った頃から、足が付いて来なくなって、せっかくの
美術館もルートの後半は“消化”するのみで不甲斐なし。

な訳で、今日は無理をせず、お昼からおっとり掛けたのが、全アジアの
仏像系が集約している感のギメ美術館です。

9日目メニュー
・ギメ東洋美術館
・陳百貨店
・来客と、ディナーはカレー

旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 徒歩
  • この時期、無料になる国立美術館の一つで、ありがたい<br />事にオーディオ・ガイドの貸し出しも無料です。<br /><br />ただし、貸し出し時に保障としてIDカードなどを<br />預けるのですが、以前はキャッシュ・カードの類が<br />OKだったのが、今年はいずれの施設でも断られ、<br />パスポートなどしかとしたID機能を果たす以外の<br />ものは断わられるようです。あるいは、100ユーロ<br />前後の現金で受けてくれる場合もありますが。<br /><br />私は、今日はいずれも持ち合わせが無く、借り出し<br />無しで、見て回ろうと立ち去りかけたところ、<br />「カルト・トランスポーはお持ちではないですか?」<br />要は定期券の類です。<br /><br />「カルト・オランジュは?」<br />ああそうか、それも定期券でした。<br />1週間単位の“定期券”、これを預けても代替できる<br />そうで、計らいに感謝でした。<br /><br />無料で開放する事といい、こうしてなんとか手を<br />貸そうとしてくれるあたりは、文化に手厚いフラ<br />ンスの面目躍如でしょうか。

    この時期、無料になる国立美術館の一つで、ありがたい
    事にオーディオ・ガイドの貸し出しも無料です。

    ただし、貸し出し時に保障としてIDカードなどを
    預けるのですが、以前はキャッシュ・カードの類が
    OKだったのが、今年はいずれの施設でも断られ、
    パスポートなどしかとしたID機能を果たす以外の
    ものは断わられるようです。あるいは、100ユーロ
    前後の現金で受けてくれる場合もありますが。

    私は、今日はいずれも持ち合わせが無く、借り出し
    無しで、見て回ろうと立ち去りかけたところ、
    「カルト・トランスポーはお持ちではないですか?」
    要は定期券の類です。

    「カルト・オランジュは?」
    ああそうか、それも定期券でした。
    1週間単位の“定期券”、これを預けても代替できる
    そうで、計らいに感謝でした。

    無料で開放する事といい、こうしてなんとか手を
    貸そうとしてくれるあたりは、文化に手厚いフラ
    ンスの面目躍如でしょうか。

  • 吹き抜きを利用し、お顔にお国それぞれの共通点を<br />見せて、居並ぶ仏さまが壮観です。<br /><br />入り口でお出迎えの最大級の仏像を2階から見おろし<br />ました。

    吹き抜きを利用し、お顔にお国それぞれの共通点を
    見せて、居並ぶ仏さまが壮観です。

    入り口でお出迎えの最大級の仏像を2階から見おろし
    ました。

  • 素朴にして大らか。<br />時代下り、精緻で厳しく引き締まった仏像も美しいの<br />ですが、原点のような大きな包容力を感じます。<br />

    素朴にして大らか。
    時代下り、精緻で厳しく引き締まった仏像も美しいの
    ですが、原点のような大きな包容力を感じます。

  • 以下、お国年代不詳で無責任に並べます。<br />神様仏様、何卒ぞご容赦。<br /><br /><br />踊りの神、シバ。

    以下、お国年代不詳で無責任に並べます。
    神様仏様、何卒ぞご容赦。


    踊りの神、シバ。

  • 黒い観音様。

    黒い観音様。

  • 千手観音。<br />観音様は、女性と見る向きもありますが、本来は<br />男性、次第に性別の無いものになったそうです。<br /><br />まさに、両性兼ねた魅力的なお顔立ちです。

    千手観音。
    観音様は、女性と見る向きもありますが、本来は
    男性、次第に性別の無いものになったそうです。

    まさに、両性兼ねた魅力的なお顔立ちです。

  • 珍しい双子のお釈迦様 北魏 518年

    珍しい双子のお釈迦様 北魏 518年

  • ここからは中国の数々。<br /><br />前11世紀の青銅器群。<br />

    ここからは中国の数々。

    前11世紀の青銅器群。

  • 女傭 唐7世紀<br /><br />始皇帝の兵馬傭と同じで、葬儀の際にあの世で同じ<br />生活が送れるように生活一般のあれこれをお墓に<br />入れた内の、これは言わば侍女でしょうか。<br /><br />

    女傭 唐7世紀

    始皇帝の兵馬傭と同じで、葬儀の際にあの世で同じ
    生活が送れるように生活一般のあれこれをお墓に
    入れた内の、これは言わば侍女でしょうか。

  • 赤がきれいに残った女傭。

    赤がきれいに残った女傭。

  • こちらも副葬品の一つのポロ競技。<br />遊びごとあの世へ。

    こちらも副葬品の一つのポロ競技。
    遊びごとあの世へ。

  • よくよく見れば、女性です。

    よくよく見れば、女性です。

  • 五人官女のお囃子。<br />言わばクインテットですね。<br /><br />死者があの世で、ポロ競技に音楽にと、前世と同じ<br />楽しい生活を送って欲しいと言う、送る者の切なる<br />願いでしょうが、どれも愛らしく土中に在ったと<br />思えぬ鮮やかさです。

    五人官女のお囃子。
    言わばクインテットですね。

    死者があの世で、ポロ競技に音楽にと、前世と同じ
    楽しい生活を送って欲しいと言う、送る者の切なる
    願いでしょうが、どれも愛らしく土中に在ったと
    思えぬ鮮やかさです。

  • 時代下って10世紀のお弔いに。<br /><br />男性用でしょうか武具のようですが、つまり死装束。<br />これを纏って死出の旅路へ。<br /><br />

    時代下って10世紀のお弔いに。

    男性用でしょうか武具のようですが、つまり死装束。
    これを纏って死出の旅路へ。

  • 一旦東方アジア離れ、中近東へ。<br /><br />冠 6世紀。

    一旦東方アジア離れ、中近東へ。

    冠 6世紀。

  • 象牙の火薬入れ。

    象牙の火薬入れ。

  • 刀の柄、美しい〜。

    刀の柄、美しい〜。

  • 16世紀頃の装飾品あれこれ。

    16世紀頃の装飾品あれこれ。

  • シルクサテン、シルクブロードで贅沢に。

    シルクサテン、シルクブロードで贅沢に。

  • 実業家エミール・ギメの収集品を要に、ルーブルの<br />アジア美術部門がそっくり加わった、世界にも稀なる<br />東洋美術の殿堂です。<br /><br />

    実業家エミール・ギメの収集品を要に、ルーブルの
    アジア美術部門がそっくり加わった、世界にも稀なる
    東洋美術の殿堂です。

  • 日本のフロアでは、江戸期の文物が。<br /><br />根付。<br />今で言うストラップでしょうか、何とイエス様です。<br /><br />

    日本のフロアでは、江戸期の文物が。

    根付。
    今で言うストラップでしょうか、何とイエス様です。

  • 阿弥陀来迎 18世紀

    阿弥陀来迎 18世紀

  • 日本の伎楽面に似ている韓国の面。

    日本の伎楽面に似ている韓国の面。

  • 最後に、美しい中国の花瓶。<br />“mille fleur千の花” とあります。<br />日本で言うところの百花繚乱でしょうか。<br /><br />フランスでの意匠となれば、明日予定のクリュニー<br />中世美術館のタペストリーに見られます。<br /><br />

    最後に、美しい中国の花瓶。
    “mille fleur千の花” とあります。
    日本で言うところの百花繚乱でしょうか。

    フランスでの意匠となれば、明日予定のクリュニー
    中世美術館のタペストリーに見られます。

  • 仏像群はともかく、絵画、陶芸、工芸品などいずれも<br />どこかで見聞きしたアジアのそれが数奇なご縁で、<br />ここパリでぎゅっと凝縮してまみえるのも面白く、<br />また、館内多くの欧米人が興味深そうに見ておられる<br />のも、どこか嬉しい光景でした。<br /><br />こちら、特別展はおなじみ北斎。<br />行列を横目にギメ美術館とさようなら。<br /><br />

    仏像群はともかく、絵画、陶芸、工芸品などいずれも
    どこかで見聞きしたアジアのそれが数奇なご縁で、
    ここパリでぎゅっと凝縮してまみえるのも面白く、
    また、館内多くの欧米人が興味深そうに見ておられる
    のも、どこか嬉しい光景でした。

    こちら、特別展はおなじみ北斎。
    行列を横目にギメ美術館とさようなら。

  • ギメ美からメトロを乗り換えつつ、イタリー広場に<br />やって来てふと、中華街と言われるここ13区に<br />あると聞く、通称“フレール・タン(陳兄弟)”<br />デパートへ行く事を思い立ちました。<br /><br />さて、メトロから浮上したものの、この文字通り広い<br />広場から幾条にも延びた道の一体どれを行ったものやら。<br /><br />まず、物売りのおじいちゃんムッシュに伺い、おおよそ<br />の方向が判りました。<br />そこを歩きながら丁度あちらから近付いてみえるマダム<br />に、再度お尋ねすると、<br />「大きいタンはこの先をずっと行って・・・、小さい<br />タンは2つ目の通りを越えてすぐよ。」<br />「え、2つあるんですか?」<br />「いいえ、6つだか7つだか、もっとあるわよ。」<br />と親切な仏人マダムでした。<br />

    ギメ美からメトロを乗り換えつつ、イタリー広場に
    やって来てふと、中華街と言われるここ13区に
    あると聞く、通称“フレール・タン(陳兄弟)”
    デパートへ行く事を思い立ちました。

    さて、メトロから浮上したものの、この文字通り広い
    広場から幾条にも延びた道の一体どれを行ったものやら。

    まず、物売りのおじいちゃんムッシュに伺い、おおよそ
    の方向が判りました。
    そこを歩きながら丁度あちらから近付いてみえるマダム
    に、再度お尋ねすると、
    「大きいタンはこの先をずっと行って・・・、小さい
    タンは2つ目の通りを越えてすぐよ。」
    「え、2つあるんですか?」
    「いいえ、6つだか7つだか、もっとあるわよ。」
    と親切な仏人マダムでした。

  • 仏人マダムにアジア顔の私が、アジア資本のお店の<br />道順を訊くのもヘンだけど、それもなんか面白い、<br />とか思いながら行くとまもなくそこが、プチ・タン。<br /><br />普通にスーパーマーケットの体裁ながら、そこは<br />やはりアジア食材専門店。<br />フランスではついぞ見かけぬ、白菜だ白ねぎだお豆腐だ<br />これに春菊でもあれば、お鍋が囲めそうです。<br /><br />もう帰国まで日がないので今日買うものと言っても特に<br />無いのですが、それでも今晩のお客様にカレーをお出し<br />するので、ワインよりはビールかなとその辺りをうろうろ。<br /><br />ご存知、中国と言えばチンタオビール、何故だか“モー<br />ゼル”と名の付いた仏産ビールに、レモネードをビールで<br />割ったとかのパナシェや。<br /><br />棚には、得体が知れなかったり、想像逞しくさせるあれ<br />これが満載なオモシロワールドでした。

    仏人マダムにアジア顔の私が、アジア資本のお店の
    道順を訊くのもヘンだけど、それもなんか面白い、
    とか思いながら行くとまもなくそこが、プチ・タン。

    普通にスーパーマーケットの体裁ながら、そこは
    やはりアジア食材専門店。
    フランスではついぞ見かけぬ、白菜だ白ねぎだお豆腐だ
    これに春菊でもあれば、お鍋が囲めそうです。

    もう帰国まで日がないので今日買うものと言っても特に
    無いのですが、それでも今晩のお客様にカレーをお出し
    するので、ワインよりはビールかなとその辺りをうろうろ。

    ご存知、中国と言えばチンタオビール、何故だか“モー
    ゼル”と名の付いた仏産ビールに、レモネードをビールで
    割ったとかのパナシェや。

    棚には、得体が知れなかったり、想像逞しくさせるあれ
    これが満載なオモシロワールドでした。

  • ムフタール辺りの落書き“作品集”<br /><br />メトロで待ち合わせたYさんをアパルトマンへ<br />ご案内がてら、道中の落書き鑑賞。

    ムフタール辺りの落書き“作品集”

    メトロで待ち合わせたYさんをアパルトマンへ
    ご案内がてら、道中の落書き鑑賞。

  • 明日のバレエ公演に先立ち、予約したチケットが<br />ここに2枚ありました。<br />余剰1枚をお領けするにあたり、某サイト掲示板に<br />声を掛け、打てば響くように応じて下さったのが<br />こちらYさんです。<br />

    明日のバレエ公演に先立ち、予約したチケットが
    ここに2枚ありました。
    余剰1枚をお領けするにあたり、某サイト掲示板に
    声を掛け、打てば響くように応じて下さったのが
    こちらYさんです。

  • チケットをお渡しながらお夕飯を共にする<br />約束です。<br /><br /><br />

    チケットをお渡しながらお夕飯を共にする
    約束です。


  • 持参下さった、ラデュレのマカロンやらケーキやら、<br />あれこれ盛りだくさんなお土産も申し訳無くも嬉し<br />くて。<br /><br />早速、飲み物は缶入りパナシェを珍しがって下さり、<br />先日ルーアンの市場で買ったアスパラガスの前菜に<br />始まり、用意のカレーも頃合にこっくりして、デザート<br />はもちろんお持たせのケーキでおいしく締めくくり。<br /><br />やがて22h頃辺りの暮れなずむ中を、再びメトロへ<br />そぞろ行くのもまた楽しく。<br />明日のオペラ座での再会を約してお見送りしたのでした。<br /><br />明日はアート巡りも最終日。

    持参下さった、ラデュレのマカロンやらケーキやら、
    あれこれ盛りだくさんなお土産も申し訳無くも嬉し
    くて。

    早速、飲み物は缶入りパナシェを珍しがって下さり、
    先日ルーアンの市場で買ったアスパラガスの前菜に
    始まり、用意のカレーも頃合にこっくりして、デザート
    はもちろんお持たせのケーキでおいしく締めくくり。

    やがて22h頃辺りの暮れなずむ中を、再びメトロへ
    そぞろ行くのもまた楽しく。
    明日のオペラ座での再会を約してお見送りしたのでした。

    明日はアート巡りも最終日。

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