須磨旅行記(ブログ) 一覧に戻る
兵庫県内には、百人一首に詠まれている場所が沢山あります。<br />神戸でのお仕事ついでに、そのいくつかを巡ってきました。<br /><br />村上帝社の次は、須磨の関所跡へ。<br /><br />須磨は、百人一首はもとより、<br />源氏物語の 「須磨の巻」 で有名な場所です。<br /><br /><br />〔第78首/源兼昌〕<br /> 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に<br />  幾夜寝ざめぬ 須磨の関守<br />

【百人一首歌枕巡り】 いく夜寝ざめぬ須磨の関守 ~関守稲荷と現光寺~

7いいね!

2012/02/18 - 2012/02/18

166位(同エリア287件中)

0

32

京妓

京妓さん

兵庫県内には、百人一首に詠まれている場所が沢山あります。
神戸でのお仕事ついでに、そのいくつかを巡ってきました。

村上帝社の次は、須磨の関所跡へ。

須磨は、百人一首はもとより、
源氏物語の 「須磨の巻」 で有名な場所です。


〔第78首/源兼昌〕
 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
  幾夜寝ざめぬ 須磨の関守

交通手段
JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
  • 【JR須磨駅】<br /><br />三宮からJRで須磨へ。<br /><br /><br />源氏物語の 「須磨の巻」 は有名ですが、<br />百人一首で須磨といえば、<br /><br />〔第78首/源兼昌〕<br /> 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に<br />  幾夜寝ざめぬ 須磨の関守<br /><br /><br /><br />ここに降り立った目的は2つ。<br /><br />1)須磨の海に立って、<br />  淡路島から飛んでくる鳥の鳴く声を聞く<br /><br />2)須磨の関所跡を訪れる<br />

    【JR須磨駅】

    三宮からJRで須磨へ。


    源氏物語の 「須磨の巻」 は有名ですが、
    百人一首で須磨といえば、

    〔第78首/源兼昌〕
     淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
      幾夜寝ざめぬ 須磨の関守



    ここに降り立った目的は2つ。

    1)須磨の海に立って、
      淡路島から飛んでくる鳥の鳴く声を聞く

    2)須磨の関所跡を訪れる

  • 【JR須磨駅】<br /><br /><br />駅の目の前が、須磨の浦。

    【JR須磨駅】


    駅の目の前が、須磨の浦。

  • 【JR須磨駅】<br /><br />おそらく左奥が淡路島だと思うのですが、<br />曇り空で雪もちらついていたので、<br />ぼんやりと島らしき影が見えるのみ。<br /><br />そして、「淡路島 かよふ千鳥」 ならぬ<br />現代のカラスが飛んでいて、ちょっと残念。

    【JR須磨駅】

    おそらく左奥が淡路島だと思うのですが、
    曇り空で雪もちらついていたので、
    ぼんやりと島らしき影が見えるのみ。

    そして、「淡路島 かよふ千鳥」 ならぬ
    現代のカラスが飛んでいて、ちょっと残念。

  • 【関守稲荷神社】<br /><br /><br />JR須磨駅または山陽須磨駅から<br />2号線を神戸方向へ、ほんの数分歩きます。

    【関守稲荷神社】


    JR須磨駅または山陽須磨駅から
    2号線を神戸方向へ、ほんの数分歩きます。

  • 【関守稲荷神社】<br /><br /><br />←コレを目印に、<br />左折するとすぐそこが村上帝社。<br /><br />旅行記 「村上天皇の歌合 〜しのぶれどvs恋すてふ〜」↓<br />http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10648378/<br /><br /><br /><br />関守稲荷神社は、<br />さらにもう少しだけ坂を上ります。<br />

    【関守稲荷神社】


    ←コレを目印に、
    左折するとすぐそこが村上帝社。

    旅行記 「村上天皇の歌合 〜しのぶれどvs恋すてふ〜」↓
    http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10648378/



    関守稲荷神社は、
    さらにもう少しだけ坂を上ります。

  • 【関守稲荷神社】<br /><br /><br />ありました!<br /><br /><br />このとき、雪がひどかったので、<br />画面が白くチラついています…。

    【関守稲荷神社】


    ありました!


    このとき、雪がひどかったので、
    画面が白くチラついています…。

  • 【関守稲荷神社】<br /><br /><br />須磨の関屋跡の碑。

    【関守稲荷神社】


    須磨の関屋跡の碑。

  • 【関守稲荷神社】<br /><br /><br />とても小さな神社。

    【関守稲荷神社】


    とても小さな神社。

  • 【関守稲荷神社】<br /><br />須磨の関の由来。

    【関守稲荷神社】

    須磨の関の由来。

  • 【関守稲荷神社】<br /><br />←明治初年に、土中から掘り出された石標。<br /><br />関所跡を示す石標ですが、<br />実は石標の出土地点からみると、<br />須磨の関所は、このあと訪れる<br />源光寺あたりだったのではと言われています。<br /><br />歌が詠まれた頃には、<br />すでに須磨の関所は廃されていたので、<br />いまだにハッキリとはわからないようです。<br /><br />同じく百人一首に詠まれている<br />滋賀の 「逢坂の関所」 跡も、<br />実際の場所はいま歌碑がある所と違うようですし、<br />だいたい 「逢坂の関」 に至っては<br />史蹟にも関わらず、いまや公衆トイレ!!<br />http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10633953/<br /><br />かつて重要だった地も、<br />こうして時代の流れと共に変化してしまいました。<br /><br />でも、

    【関守稲荷神社】

    ←明治初年に、土中から掘り出された石標。

    関所跡を示す石標ですが、
    実は石標の出土地点からみると、
    須磨の関所は、このあと訪れる
    源光寺あたりだったのではと言われています。

    歌が詠まれた頃には、
    すでに須磨の関所は廃されていたので、
    いまだにハッキリとはわからないようです。

    同じく百人一首に詠まれている
    滋賀の 「逢坂の関所」 跡も、
    実際の場所はいま歌碑がある所と違うようですし、
    だいたい 「逢坂の関」 に至っては
    史蹟にも関わらず、いまや公衆トイレ!!
    http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10633953/

    かつて重要だった地も、
    こうして時代の流れと共に変化してしまいました。

    でも、

  • 【関守稲荷神社】<br /><br />この神社には、須磨の関所を詠んだ和歌がズラリ。<br /><br />「たちわかれ」の在原行平<br />「ちはやふる」の在原業平<br />「むらさめの」の寂蓮法師<br />「わがそでは」の二条院讃岐<br />「かぜそよぐ」の藤原家隆<br />「おほけなく」の大僧正慈円<br /><br />など、百人一首にも歌が収められている歌人たちの<br />須磨の歌を詠み比べできます \(^o^)/

    【関守稲荷神社】

    この神社には、須磨の関所を詠んだ和歌がズラリ。

    「たちわかれ」の在原行平
    「ちはやふる」の在原業平
    「むらさめの」の寂蓮法師
    「わがそでは」の二条院讃岐
    「かぜそよぐ」の藤原家隆
    「おほけなく」の大僧正慈円

    など、百人一首にも歌が収められている歌人たちの
    須磨の歌を詠み比べできます \(^o^)/

  • 【関守稲荷神社】<br /><br />←そして、目的の歌碑。<br /><br /><br />〔第78首/源兼昌〕<br /> 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に<br />  幾夜寝ざめぬ 須磨の関守<br />

    【関守稲荷神社】

    ←そして、目的の歌碑。


    〔第78首/源兼昌〕
     淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
      幾夜寝ざめぬ 須磨の関守

  • 【関守稲荷神社】<br /><br /><br />囲いがあって、歌碑に近づけないのでズーム。

    【関守稲荷神社】


    囲いがあって、歌碑に近づけないのでズーム。

  • 【関守稲荷神社】<br /><br />百人一首の撰者は藤原定家ですが、<br />←コレは、その父・藤原俊成が須磨の関を詠んだ歌。<br /><br /><br />「聞き渡る 関の中にも 須磨の関<br />  名をとどめける 波の音かな」

    【関守稲荷神社】

    百人一首の撰者は藤原定家ですが、
    ←コレは、その父・藤原俊成が須磨の関を詠んだ歌。


    「聞き渡る 関の中にも 須磨の関
      名をとどめける 波の音かな」

  • 【関守稲荷神社】<br /><br />←藤原定家が、須磨の関を詠んだ歌。<br /><br />「桜花 たが世の若木 ふり果てて<br />  須磨の関屋の 跡うづむらん」 <br /><br /><br /><br />ちなみに、小倉百人一首では、<br /><br />〔第83首/皇太后宮大夫俊成 (父・藤原俊成)〕<br /> 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る<br />  山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる<br /><br />〔第97首/権中納言定家 (子・藤原定家)〕<br /> 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに<br />  焼くや藻塩の 身もこがれつつ<br /><br />俊成・定家の父子の歌が収められています。<br /><br /><br />(※今回、淡路島にある「まつほの浦」も<br /> 訪れるつもりでしたが、雪と寒さで断念)

    【関守稲荷神社】

    ←藤原定家が、須磨の関を詠んだ歌。

    「桜花 たが世の若木 ふり果てて
      須磨の関屋の 跡うづむらん」



    ちなみに、小倉百人一首では、

    〔第83首/皇太后宮大夫俊成 (父・藤原俊成)〕
     世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る
      山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる

    〔第97首/権中納言定家 (子・藤原定家)〕
     来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
      焼くや藻塩の 身もこがれつつ

    俊成・定家の父子の歌が収められています。


    (※今回、淡路島にある「まつほの浦」も
     訪れるつもりでしたが、雪と寒さで断念)

  • 【関守稲荷神社】<br /><br />歌碑の周りには<br />ちょこちょこ小さな石碑が。<br /><br /><br />稲荷神社だけあって、おキツネさんや、

    【関守稲荷神社】

    歌碑の周りには
    ちょこちょこ小さな石碑が。


    稲荷神社だけあって、おキツネさんや、

  • 【関守稲荷神社】<br /><br />シーサーや、

    【関守稲荷神社】

    シーサーや、

  • 【関守稲荷神社】<br /><br />カエルまで!?

    【関守稲荷神社】

    カエルまで!?

  • 【現光寺】<br /><br />ここで現光寺へ移動。<br /><br />関守稲荷神社から、インターナショナルスクールを<br />挟んだ向こう側にある現光寺。<br /><br />源氏物語で光源氏が須磨に退去して<br />わび住まいしていたことにちなんで、<br />「源氏寺」と呼ばれていたそうです。<br /><br />石碑の裏には、

    【現光寺】

    ここで現光寺へ移動。

    関守稲荷神社から、インターナショナルスクールを
    挟んだ向こう側にある現光寺。

    源氏物語で光源氏が須磨に退去して
    わび住まいしていたことにちなんで、
    「源氏寺」と呼ばれていたそうです。

    石碑の裏には、

  • 【現光寺】<br /><br />源氏物語の須磨の巻の一節が刻まれています。<br /><br /> おはすべき所は行平中納言の<br /> 藻塩たれつつわびける家居近き<br /> わたりなりけり海面はやや入りて<br /> あわれにすごげなる山なかなかり

    【現光寺】

    源氏物語の須磨の巻の一節が刻まれています。

     おはすべき所は行平中納言の
     藻塩たれつつわびける家居近き
     わたりなりけり海面はやや入りて
     あわれにすごげなる山なかなかり

  • 【現光寺】<br /><br /><br />在原行平(源融とともに<br />光源氏のモデルの1人といわれています)<br />ゆかりの地へは、このあと訪れます。<br /><br /><br />旅行記 「まつとし聞かば今帰りこむ 〜在原行平と須磨」↓<br />http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10650082/

    【現光寺】


    在原行平(源融とともに
    光源氏のモデルの1人といわれています)
    ゆかりの地へは、このあと訪れます。


    旅行記 「まつとし聞かば今帰りこむ 〜在原行平と須磨」↓
    http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10650082/

  • 【現光寺】<br /><br />この石碑、もとは少し離れた場所にあったのですが、<br />阪神淡路大震災後の都市計画で、<br />現在の場所に移されたのだそうです。

    【現光寺】

    この石碑、もとは少し離れた場所にあったのですが、
    阪神淡路大震災後の都市計画で、
    現在の場所に移されたのだそうです。

  • 【現光寺】<br /><br />私がこのお寺に来た理由は、

    【現光寺】

    私がこのお寺に来た理由は、

  • 【現光寺】<br /><br />源氏物語ではなくて、

    【現光寺】

    源氏物語ではなくて、

  • 【現光寺】<br /><br />須磨の関跡の碑!<br /><br />関守稲荷神社の 「長田宮」 の碑にも<br />「川東左右関屋跡」 と刻まれていましたが、 <br />実際の関所は、ここ源光寺あたりだった<br />と言われています。

    【現光寺】

    須磨の関跡の碑!

    関守稲荷神社の 「長田宮」 の碑にも
    「川東左右関屋跡」 と刻まれていましたが、
    実際の関所は、ここ源光寺あたりだった
    と言われています。

  • 【現光寺】<br /><br />←光源氏 「月見の松」<br /><br /><br />光源氏はいくらモデルがいたとはいえ、<br />物語の中の人物なのに、<br />後世に色々残っているのがすごい…。<br /><br /><br />言ってしまえば、<br />節操ない色男なんですけどねぇ (*^_^*)

    【現光寺】

    ←光源氏 「月見の松」


    光源氏はいくらモデルがいたとはいえ、
    物語の中の人物なのに、
    後世に色々残っているのがすごい…。


    言ってしまえば、
    節操ない色男なんですけどねぇ (*^_^*)

  • 【現光寺】<br /><br /><br />和歌でも数多く詠まれている須磨。<br />芭蕉や正岡子規も俳句で詠んでいます。<br /><br />それだけ人を惹きつける地だったのでしょう。<br /><br /><br />←芭蕉の句碑。

    【現光寺】


    和歌でも数多く詠まれている須磨。
    芭蕉や正岡子規も俳句で詠んでいます。

    それだけ人を惹きつける地だったのでしょう。


    ←芭蕉の句碑。

  • 【現光寺】<br /><br />芭蕉<br />「見渡せば ながむれば見れば 須磨の秋」<br /><br /><br />

    【現光寺】

    芭蕉
    「見渡せば ながむれば見れば 須磨の秋」


  • 【現光寺】<br /><br />正岡子規<br />「読みさして 月が出るなり 須磨の巻」<br /><br /><br />

    【現光寺】

    正岡子規
    「読みさして 月が出るなり 須磨の巻」


  • 【現光寺】<br /><br />似雲<br />「いづくとも 誰がいいけむ すまの浦や<br />  かかるところの 秋のゆふ暮」<br /><br />

    【現光寺】

    似雲
    「いづくとも 誰がいいけむ すまの浦や
      かかるところの 秋のゆふ暮」

  • 【現光寺】<br /><br /><br />由緒ある場所のようです。

    【現光寺】


    由緒ある場所のようです。

  • 【現光寺】<br /><br />←関所跡の横に生えていたリュウノヒゲ。<br /><br /><br />さて、競技かるたの話。<br /><br />今回訪れたのは須磨の関ですが、<br />競技で重要なのは、上の句の 「淡路島」。<br /><br />ア始まりの歌は100首中16首もあってやっかいですが、<br />「淡路島」 は↓の通り3字決まり。<br /><br />「あは(わ)じしま」<br />「あは(わ)れとも」<br /><br />決まり字の聞き分けはラクなはずだけど、<br />私の耳には 「あわ」 の音がとどまりにくく、<br />たいがい両方とも取り損ねています… (&gt;_&lt;)<br /><br />「あきのたの」 「あきかぜに」 「あけぬれば」の<br />あ+K音は、Kの息もれ音が<br />耳に引っ掛かりやすくてラクなんですけどね。<br /><br />「あわ」って、何だか抜けていく感じ…。<br /><br />これからは、せめて 「あわじしま」 だけでも<br />確実に取れるよう、意識しようと思います (*^_^*)

    【現光寺】

    ←関所跡の横に生えていたリュウノヒゲ。


    さて、競技かるたの話。

    今回訪れたのは須磨の関ですが、
    競技で重要なのは、上の句の 「淡路島」。

    ア始まりの歌は100首中16首もあってやっかいですが、
    「淡路島」 は↓の通り3字決まり。

    「あは(わ)じしま」
    「あは(わ)れとも」

    決まり字の聞き分けはラクなはずだけど、
    私の耳には 「あわ」 の音がとどまりにくく、
    たいがい両方とも取り損ねています… (>_<)

    「あきのたの」 「あきかぜに」 「あけぬれば」の
    あ+K音は、Kの息もれ音が
    耳に引っ掛かりやすくてラクなんですけどね。

    「あわ」って、何だか抜けていく感じ…。

    これからは、せめて 「あわじしま」 だけでも
    確実に取れるよう、意識しようと思います (*^_^*)

この旅行記のタグ

7いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP