2012/02/18 - 2012/02/18
166位(同エリア287件中)
京妓さん
兵庫県内には、百人一首に詠まれている場所が沢山あります。
神戸でのお仕事ついでに、そのいくつかを巡ってきました。
村上帝社の次は、須磨の関所跡へ。
須磨は、百人一首はもとより、
源氏物語の 「須磨の巻」 で有名な場所です。
〔第78首/源兼昌〕
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
幾夜寝ざめぬ 須磨の関守
- 交通手段
- JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
-
【JR須磨駅】
三宮からJRで須磨へ。
源氏物語の 「須磨の巻」 は有名ですが、
百人一首で須磨といえば、
〔第78首/源兼昌〕
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
幾夜寝ざめぬ 須磨の関守
ここに降り立った目的は2つ。
1)須磨の海に立って、
淡路島から飛んでくる鳥の鳴く声を聞く
2)須磨の関所跡を訪れる -
【JR須磨駅】
駅の目の前が、須磨の浦。 -
【JR須磨駅】
おそらく左奥が淡路島だと思うのですが、
曇り空で雪もちらついていたので、
ぼんやりと島らしき影が見えるのみ。
そして、「淡路島 かよふ千鳥」 ならぬ
現代のカラスが飛んでいて、ちょっと残念。 -
【関守稲荷神社】
JR須磨駅または山陽須磨駅から
2号線を神戸方向へ、ほんの数分歩きます。 -
【関守稲荷神社】
←コレを目印に、
左折するとすぐそこが村上帝社。
旅行記 「村上天皇の歌合 〜しのぶれどvs恋すてふ〜」↓
http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10648378/
関守稲荷神社は、
さらにもう少しだけ坂を上ります。 -
【関守稲荷神社】
ありました!
このとき、雪がひどかったので、
画面が白くチラついています…。 -
【関守稲荷神社】
須磨の関屋跡の碑。 -
【関守稲荷神社】
とても小さな神社。 -
【関守稲荷神社】
須磨の関の由来。 -
【関守稲荷神社】
←明治初年に、土中から掘り出された石標。
関所跡を示す石標ですが、
実は石標の出土地点からみると、
須磨の関所は、このあと訪れる
源光寺あたりだったのではと言われています。
歌が詠まれた頃には、
すでに須磨の関所は廃されていたので、
いまだにハッキリとはわからないようです。
同じく百人一首に詠まれている
滋賀の 「逢坂の関所」 跡も、
実際の場所はいま歌碑がある所と違うようですし、
だいたい 「逢坂の関」 に至っては
史蹟にも関わらず、いまや公衆トイレ!!
http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10633953/
かつて重要だった地も、
こうして時代の流れと共に変化してしまいました。
でも、 -
【関守稲荷神社】
この神社には、須磨の関所を詠んだ和歌がズラリ。
「たちわかれ」の在原行平
「ちはやふる」の在原業平
「むらさめの」の寂蓮法師
「わがそでは」の二条院讃岐
「かぜそよぐ」の藤原家隆
「おほけなく」の大僧正慈円
など、百人一首にも歌が収められている歌人たちの
須磨の歌を詠み比べできます \(^o^)/ -
【関守稲荷神社】
←そして、目的の歌碑。
〔第78首/源兼昌〕
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
幾夜寝ざめぬ 須磨の関守 -
【関守稲荷神社】
囲いがあって、歌碑に近づけないのでズーム。 -
【関守稲荷神社】
百人一首の撰者は藤原定家ですが、
←コレは、その父・藤原俊成が須磨の関を詠んだ歌。
「聞き渡る 関の中にも 須磨の関
名をとどめける 波の音かな」 -
【関守稲荷神社】
←藤原定家が、須磨の関を詠んだ歌。
「桜花 たが世の若木 ふり果てて
須磨の関屋の 跡うづむらん」
ちなみに、小倉百人一首では、
〔第83首/皇太后宮大夫俊成 (父・藤原俊成)〕
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る
山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
〔第97首/権中納言定家 (子・藤原定家)〕
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
焼くや藻塩の 身もこがれつつ
俊成・定家の父子の歌が収められています。
(※今回、淡路島にある「まつほの浦」も
訪れるつもりでしたが、雪と寒さで断念) -
【関守稲荷神社】
歌碑の周りには
ちょこちょこ小さな石碑が。
稲荷神社だけあって、おキツネさんや、 -
【関守稲荷神社】
シーサーや、 -
【関守稲荷神社】
カエルまで!? -
【現光寺】
ここで現光寺へ移動。
関守稲荷神社から、インターナショナルスクールを
挟んだ向こう側にある現光寺。
源氏物語で光源氏が須磨に退去して
わび住まいしていたことにちなんで、
「源氏寺」と呼ばれていたそうです。
石碑の裏には、 -
【現光寺】
源氏物語の須磨の巻の一節が刻まれています。
おはすべき所は行平中納言の
藻塩たれつつわびける家居近き
わたりなりけり海面はやや入りて
あわれにすごげなる山なかなかり -
【現光寺】
在原行平(源融とともに
光源氏のモデルの1人といわれています)
ゆかりの地へは、このあと訪れます。
旅行記 「まつとし聞かば今帰りこむ 〜在原行平と須磨」↓
http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10650082/ -
【現光寺】
この石碑、もとは少し離れた場所にあったのですが、
阪神淡路大震災後の都市計画で、
現在の場所に移されたのだそうです。 -
【現光寺】
私がこのお寺に来た理由は、 -
【現光寺】
源氏物語ではなくて、 -
【現光寺】
須磨の関跡の碑!
関守稲荷神社の 「長田宮」 の碑にも
「川東左右関屋跡」 と刻まれていましたが、
実際の関所は、ここ源光寺あたりだった
と言われています。 -
【現光寺】
←光源氏 「月見の松」
光源氏はいくらモデルがいたとはいえ、
物語の中の人物なのに、
後世に色々残っているのがすごい…。
言ってしまえば、
節操ない色男なんですけどねぇ (*^_^*) -
【現光寺】
和歌でも数多く詠まれている須磨。
芭蕉や正岡子規も俳句で詠んでいます。
それだけ人を惹きつける地だったのでしょう。
←芭蕉の句碑。 -
【現光寺】
芭蕉
「見渡せば ながむれば見れば 須磨の秋」 -
【現光寺】
正岡子規
「読みさして 月が出るなり 須磨の巻」 -
【現光寺】
似雲
「いづくとも 誰がいいけむ すまの浦や
かかるところの 秋のゆふ暮」 -
【現光寺】
由緒ある場所のようです。 -
【現光寺】
←関所跡の横に生えていたリュウノヒゲ。
さて、競技かるたの話。
今回訪れたのは須磨の関ですが、
競技で重要なのは、上の句の 「淡路島」。
ア始まりの歌は100首中16首もあってやっかいですが、
「淡路島」 は↓の通り3字決まり。
「あは(わ)じしま」
「あは(わ)れとも」
決まり字の聞き分けはラクなはずだけど、
私の耳には 「あわ」 の音がとどまりにくく、
たいがい両方とも取り損ねています… (>_<)
「あきのたの」 「あきかぜに」 「あけぬれば」の
あ+K音は、Kの息もれ音が
耳に引っ掛かりやすくてラクなんですけどね。
「あわ」って、何だか抜けていく感じ…。
これからは、せめて 「あわじしま」 だけでも
確実に取れるよう、意識しようと思います (*^_^*)
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