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大阪に帰る途中、神戸の手前に須磨はある。<br /><br />奥の細道で芭蕉は敦賀湾の立石岬の東南にある、色が浜を訪ね、「寂しさや 須磨にかちたる濱の秋」と詠む。<br /><br />義弟にその話をしたら、寄ってくれることになったのが須磨の”現光寺”。<br /><br />入り口の石段の下に”源氏寺”と刻まれた石碑があり、手前の案内板によると、この石碑は”源氏寺碑”といい、石碑の裏側に刻まれているのは源氏物語の須磨の巻の1節らしい。<br /><br />なめらかな坂を登ると、正面に本堂、その右手に、芭蕉が泊まったともいわれる”風月庵”があり、その右手前に、芭蕉の三段切りの名句として知られる句碑が建っている。<br /><br />  見渡せば ながむれば 見れば 須磨の秋  芭蕉<br /><br />他にも正岡子規の句碑もある。<br /><br />  読みさして 月が出るなり須磨の巻  子規<br /><br />またこの辺りから「川東左右関所」と刻まれた石が発見されたため、須磨の関があったとされ、案内の石柱がもあった。<br /><br />本堂自体は1995年の阪神・淡路大震災によって倒壊し、現在は再建された新しい御堂。<br /><br />訪れた敦賀の色が浜もそうだったが、まして真新しい御堂を前にして”寂しさ”を感じ取ることはとてもできない。

家族旅行’2013冬08大阪への途上立ち寄った源氏物語の光源氏の侘び住いとして描かれたとされる須磨の現光寺

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2013/01/20 - 2013/01/20

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WT信

WT信さん

大阪に帰る途中、神戸の手前に須磨はある。

奥の細道で芭蕉は敦賀湾の立石岬の東南にある、色が浜を訪ね、「寂しさや 須磨にかちたる濱の秋」と詠む。

義弟にその話をしたら、寄ってくれることになったのが須磨の”現光寺”。

入り口の石段の下に”源氏寺”と刻まれた石碑があり、手前の案内板によると、この石碑は”源氏寺碑”といい、石碑の裏側に刻まれているのは源氏物語の須磨の巻の1節らしい。

なめらかな坂を登ると、正面に本堂、その右手に、芭蕉が泊まったともいわれる”風月庵”があり、その右手前に、芭蕉の三段切りの名句として知られる句碑が建っている。

  見渡せば ながむれば 見れば 須磨の秋  芭蕉

他にも正岡子規の句碑もある。

  読みさして 月が出るなり須磨の巻  子規

またこの辺りから「川東左右関所」と刻まれた石が発見されたため、須磨の関があったとされ、案内の石柱がもあった。

本堂自体は1995年の阪神・淡路大震災によって倒壊し、現在は再建された新しい御堂。

訪れた敦賀の色が浜もそうだったが、まして真新しい御堂を前にして”寂しさ”を感じ取ることはとてもできない。

同行者
家族旅行
交通手段
新幹線 JRローカル 自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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