2012/02/18 - 2012/02/18
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ドクターキムルさん
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横浜市栄区小菅谷4(西谷)にある三橋家は天正年間(1573年〜1592年)からこの地に住んでいる旧家のようだ。裏山に先祖の墓が並んでいるが、一番古い墓石は延宝年間(1673年〜1681年)のもののようだ。西谷には源氏と鍛冶ヶ谷の君が移って来て本郷村になったという。その流れなのだろうか、西谷には三橋姓と田中姓だけだという。
三橋家の隣に空き地があり、その崖がやぐらのようにも見える。向かいの畑でごみを集めていた人に尋ねると、知らないと答える。入って確かめてみたらという。また、自分の家にも奥の深いやぐらがあるともいう。空き地の崖にはやぐらはなかったが、三橋家のやぐらが気になったので見せてもらうことにした。
家屋敷の奥に天井が三角になった横穴がある。湿気があり、ビニールトタン板で天井下に屋根を組んで漬物置場に使用している。幅3m、奥行き8mといった広さだ。最大級の広さのやぐらだ。しかも奥行きは最大長だ。その上、天井が三角だ。鎌倉の佐助トンネルの西側にはこれに似た天井のやぐらがあるが、岩盤が傾斜しているために天井が三角になったのだろうが、この三橋家のやぐらの天井は地層によらずに三角に掘ったものだ。
扇ノ井のある鎌倉市扇ガ谷の本田家のやぐら群は井戸を見せていただいた際にやぐらも見させていただいたのだが、ここ三橋家のやぐらは初めて個人宅にあるやぐらを見させていただいたものだ。それがこれなのだから、鎌倉やその周辺のやぐらは調査もされずに打ち棄てられていることが良く分かる。
(表紙写真は三橋家のやぐらの天井)
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三橋家隣の空き地の崖。やぐらではなかった。
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三橋家の土蔵側にある横穴。漬物樽が置かれている。中世のやぐらではなく、近世以降に掘った横穴か?
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三橋家の横井戸。横井戸の手前はコンクリート枠で枠一杯まで水が湧いていたが、最近は水かさが減ってしまっている。また、横穴と横井戸の間には池がある。横井戸は北鎌倉の浄智寺のやぐら群の中にもある。
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三橋家のやぐら。入口の右に溶岩を積み2/3ほどしか見えない。
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やぐらの天井は三角だ。脇に横井戸があるくらいであるから湧水があり、やぐらの中にも水溜の丸穴が掘られていた。中世に掘られたやぐらなら注目すべきだ。
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やぐらの中。漬物樽が並んでいる。
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やぐら奥壁。手持ちのLEDライトではシャッターが降りず、三橋さんが家から持ってきた大きな懐中電灯で照らしてくれたが、写真は不鮮明だ。
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墓地がある裏山には大谷石の参道が続き、頂上には広島の原爆で戦死した少尉(三橋家当主の弟の息子)のお墓(昭和32年(1957年)建立)があり、「‥‥大居士」と戒名が刻まれていた。軍人の戦死者のお墓には「三橋‥‥少尉之墓」なっどと階級が刻まれるものだが、戒名が刻まれるのは珍しい。実は、私の実家の墓地にも戦死者の立派な石塔が2基建っているが、いずれも戒名の「‥‥院」が彫られており、実家のお墓以外では初めて見た。
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道路沿いの崖に残る横穴。防空壕か?
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