松江城-2003年

2003/02/21 - 2003/02/23

　松江城は堀尾吉晴公が築城し、慶長16年（1611年）に竣工したが、その数カ月前に吉晴公は死去した。天守閣は吉晴公苦心の寄木柱の建物であり、珍しいものだろう。
　松江城山公園管理事務所が運営している「松江城ホームページ」には、「松江のシンボル松江城は、全国で現存する１２天守のうちのひとつで、国指定の重要文化財です。唯一の正統天守閣ともいわれております。誇れる松江城、どうぞお楽しみください。」とある。唯一の正統天守閣という意味は理解できないが、国の重要文化財として指定されている現存12天守の中では際立っている。
　2007年に松江城に行ったら、市の観光課の職員が大国主尊のケータイストラップを配っていた。この職員に、出雲観光の目玉として松江城の国宝指定に向けた活動をすべきだと強く進言した。その甲斐あってかどうかは不明であるが、最近では市を挙げて取り組んでいる。世界遺産を目指す地方行政府が多い中で、（世界遺産登録件数と同数程度の件数がある）国宝指定を目指す松江市の活動を応援したいものだ。島根県（松江市）では神魂神社社殿や銅剣、銅鉾、銅鐸が国宝となっているが集客効果は少ないだろう。ちなみに、石見銀山、出雲大社、松江城が島根観光の3本柱になったら活性化することだろう。
　松江城も、櫓3棟（太鼓櫓、中櫓、南櫓）が平成13年（2001年）になって復元され、お堀もしっかりと残っており、近世の城郭らしさが出てきた。
（注）．2015年5月15日に松江城を国宝に指定するよう答申があった。
（表紙写真は松江城天守閣）

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

松江城前にある島根物産観光館（島根ふるさと館）。

南櫓。

南櫓。

中櫓

太鼓櫓と井戸屋形。

太鼓櫓下の登場石段。

太鼓櫓。

井戸屋形を見下ろす。

本丸一の門。

本丸天主閣（重文）。

天主閣。

天主閣。

天主閣。

天主閣。

本丸南多聞櫓。

天主閣。