パタゴニア周遊③--パイネ国立公園編

2012/01/24 - 2012/02/08

Ｅ旅行社の１６日間ツアーにて、世界の最果てパタゴニアを巡ってきました。コースは下記。カラファテ３泊→エル・チャルテン３泊→パイネ２泊→プンタアレーナス１泊→ウシュアイア２泊→ブエノスアイレス１泊。この旅行記では、パイネ国立公園編を掲載します。表紙の写真はパイネ国立公園の夕暮れ

エリア パイネ国立公園周辺(チリ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

８日目。９時３０分チャルテンを出発し、パイネ国立公園へ向かいます。途中展望台からサンタクルス谷を眺めます。谷底を流れるのはサンタクルス川で、アルヘンティーノ湖の水が大西洋まで約３００Km流れて行きます

なだらかな舗装道路が続いています。強風のなか快適なドライブが続きます

１７時アルゼンチン出国、チリ入国の手続きをします。チリへの入国は厳しく、全員の荷物検査が行われます。そして無事チリ入国です

チリに入るとこんな砂利道となり、尖った頂きを持つ山系を見ながら進みます

ガウチョ(カーボウイ)親子が牧羊犬を使って羊を柵内に入れている風景を見ながら進みます

パイネ国立公園への入口、アマルガゲートにて入園手続きを行います

ゲート入口の高台からトーレス・デル・パイネが早くも見え始めました

公園内を強風の中進みます。展望台にてパイネ山系を眺めます。う〜ん・・待望の絶景です

パイネの角です。この角度からは写真で見ていたような形態ではありませんが、凄い風景です

パイネの角の手前は２０１１年１２月の火災で焼けてしまって土肌が見えた山になっています

２０時１５分２泊するPEHOE HOTELに到着です。このホテルはペオエ湖の小島に建設されていて、パイネ山系を見るのに抜群のロケーションにあります

ホテルのレストランから眺めるパイネで〜す。この絶景を見ながら夕食をとります

夜の１０時過ぎホテル前庭から見たパイネです。月が西側に移動していますがまだまだ明るいです

９日目。ホテル裏の丘から朝のパイネを眺めます。パイネ・グランデは雲の中、麓から虹が立ちあがっています。この日はパイネ周辺のトレッキングが予定されていますが、天気が気になります

９時１０分ホテルを出発します。ペオエ湖奥に大滝(サルトグランデ)が見えます。ここまでトレッキングします。強風で湖から水しぶきが上がっています

トレッキングのスタートポイントです。年末の山火事で丸裸状態の景色です

焼けた木の間を歩き始めます。歩きやすいトレッキング道路です

これらは山火事で焼けた木たちです

パイネの角が見え隠れしています。焼けた木が強風の中で耐えているみたい

強い風の中、絶景の中、なかなか体験できないような楽しいトレッキングです

パイネ角が次第に大きく迫ってきます

お〜お　虹がかかっている

強風に耐えて歩きます。小石も飛んでくる強い風にコース変更して最短コースを通って大滝に向かいます

ようやく大滝までたどり着きました〜

滝の先はペオエ湖

バスの駐車場に戻る途中の風景・・山火事で丸坊主の山がパイネ角を引き立てているようです。斜面にグアナコが歩いています。山火事で草が無くなってしまったので難儀しているのでしょう。稜線まで歩いてくれるといいけれど〜

思いが伝わり、グワナコちゃんが稜線に立ってくれ、こちらを向いてニッコと笑ってくれました。・・おお〜お陰で最高のショットが撮れました。このグワナコちゃんに感謝です・・・元気に育って下さ〜い

この後ペオエ湖展望台までバスで移動します。湖の小島に建っているのが泊まっている一番人気のペオエホテルです

ペオエ湖からパイネ川として流れだす小滝付近を散策します

小滝の展望台は強風が吹き荒れています。ウワ〜飛ばされる〜

川沿いに設けられている木道を歩きます。この斜面は無風です

南下して小雨の中リオ・セラーノ展望台に行きます。手前は氷河からの水が流れる青色のセラーノ川、奥は灰色の水が流れるグレイ川です。川沿いに見える建物のレストランで昼食です

昼食後、ピンゴ川に架かるこの吊り橋を渡ってグレイ湖に行きます。吊り橋の定員は６名、風で相当揺れますが順番に渡ります。

森の中の道を抜けるとグレイ湖が広がっています。湖の奥にグレイ氷河が見えます

湖の上はかなり強い風が通り抜けています。氷河が運んだ砂(モレーン)で盛り上がった天然の堤防が出来ており、この上を歩きますが風上に向けて足を踏ん張らないと飛ばされそうです

湖の中に氷塊が浮いています。湖面の白波は強風で引き起こされたものです。この氷塊が見えるラーゴルグレイホテルでお茶し、予定より早めにホテルに戻ります。この日は一日中風の強い日でした

午後４時に小島にあるPEHOE ホテルに戻ります。暗くなるまで相当の時間がありまが、ホテルフロントの２階にある展望ロビーや周囲の丘に登って、刻々と変わるパイネ山系の絶景をゆっくり堪能し、至福の時間を過ごします。
　以下はホテル周辺を散策しながらのパイネ山系絶景です

ホテルの前庭から

ホテルの裏の丘から

左側はパイネ・グランデ(3050m)

展望ロビーにてスケッチを楽しみます

１０時頃陽が沈みはじめ、山が赤く染まりだします

湖畔に肩を寄せ合うカップルを発見・・・ロマンテックなのですが・・・本当はこのときのこの場所は強風が吹き荒れていて飛ばされそうなのです

パイネ角が燃える一瞬です

１０日目。翌朝早起きしてホテル裏の丘に上り陽の出るのを待ちます

６時過ぎにパイネ山系が色づき始めました。朝日に映えて赤く輝く一瞬の風景に出会えました

こちらはパイネグランデ

やがて陽が昇り、雲が移動し稜線がはっきりと見えるようになりました。青空を背景にするパイネグランデを見られたことは幸運でした

ホテルを８時３０分出発、ロスシスネス湖沿いの道を通ってパイネを後にします

この素晴らしい絶景・・・目に焼き付けます

サルミエント湖越しにトーレス・デ・パイネの絶景
大自然の絶景を堪能できて大満足のパイネ国立公園でした

この旅行記へのコメント （4）

• DRESDENさん 2012/04/30 12:58:56

  現地近影に感謝

  2年前の1月にアルゼンチン駐在の友人の任期切れ
  前にとパタゴニア旅行しパイネ山塊にも寄って来ました。
  あの強風すら懐かしく思い出されますね。
  その後NHK世界の名峰でパイネ山登山記録(登頂出来なかったようですが)
  を見て、そんなに高くないのに何故登頂困難峰なのか理解できました。
  あまりバタ臭くなってほしくない地域ですね。

  youさん からの返信 2012/05/01 09:04:31

  RE: 現地近影に感謝

  DRESDENさん
  コメント有難うございます。あのパタゴニアの強風は、現地で実際に身を持って体験しないと感覚が分からないですよね。厳しい環境だからこそ、この美しい自然が残されるのかも知れません。未来に残したい世界の自然遺産ですね。
  　日本だったら、風力発電所でも作りたいような環境なんですが、この地に大きな風車は似合わないですよね。DRESDENさんも旅行記アップしてくださいまし。

• pedaruさん 2012/02/16 05:32:16

  バイネ角

  youさん　
  
  トレッキング旅行記、毎回楽しみにしています。表紙のバイネ角の写真、絶句するほどの，風景ですね。それにもまして朝日のあたるバイネ角にはさらに、感動しました。
  ４トラのお陰で、(youさんのお陰）いままで知らなかった地球の裏側の、絶景を目にする事ができました。
  ニコッと笑った鹿？にこちらも思わず笑いがこぼれました。
  次も楽しみです。
  
  pedaru

  youさん からの返信 2012/02/16 21:32:01

  RE: バイネ角

  pedaruさん
  励みになるメッセージ有難うございます。旅して自分自身も感動し、写真を見ていただく方にも感動していただき・・・嬉しいことです。パイネ山系はyouも４トラのトラベラーさんの旅行記に触発され、地球の裏側にもかかわらず旅しましたが、大自然の雄大な絶景に浸り大変満足しております。
  　そういえば、先般「旅先でスケッチ」のコミ覗きましたら、pedaruさんの交渉力のお陰で、メンバーも倍増していて嬉しくなりました。有難うございます。