2010/12/24 - 2011/01/08
48位(同エリア62件中)
ちゃおさん
事前の情報、というか自分自身の認識では、今現在カンボジアとタイは国境紛争があって、このアランヤプラテートの遺跡も、カンボジア側が勝手にユネスコに遺産登録し、この遺跡自体はタイの領土にあるが、そこへ行くにはカンボジア側からでないと、行けない、と聞いていた。しかし、地元のポイぺトの人の言うには、アランヤはカンボジアではなく、タイへ行って、タイから入るしか方法はない、と言われるので、そうであれば、今晩このポイぺトに泊まることもない、まだ時間は早いので、これからタイに抜けることにする。
タイーカンボジア間には当方の知る限り、3つの国境口があり、最初に通過したのは、2年前のPailinで、ここは30年前のポルポト時代、タイとの間に開かれた唯一の国境口で、多くの難民、外国人が押し寄せて来ていた。国境を画するどぶ川を少し大きくした程度の川を渡ればタイ領土。多くの人々が九死に一生を得た国境線だった。そのPailinもタイ側の集落も今では小さな寒村となっている。
2年前、カメラ盗難に遭い、失意の中でカンボジアからタイに戻った時のコースは、一旦、シアヌークビル、嘗てのコンポントムであるが、この浜辺の町に出て、新たにショルダーを買い直し、海岸沿いにCottonから海に架かる大きな橋を渡ってタイに入国したが、こうした国境口がいつ頃から開かれるようになったのか知らない。
最も古から、又、最も賑わっているのはこのPoipet−Aranyaprathet口で、今日も又税関前は大勢の観光客、地元民で賑わっている。カンボジア側で出国手続きを済ませ、綺麗に整備された橋を渡りタイ側に入る。すかさずチラシを持った何人かが寄ってきて、プーイン、プーイン、とカラー刷りの美人の写真を差し出してくる。当方、プノンペンで12万もの大金を盗難に遭わなければ、つい誘いに乗ったかも知れないが、全く無視して通り過ぎる。
タイ語が通じる。タイ文字の看板が出ている。英語もカンボジアよりもマシに通じる。何かほっとした、第2の故郷に帰ってきたような安堵感もあった。入国手続きはいつものように、タイ語で名前を書いて提出し、係員を少し驚かせ、自慢顔で税関を出て、さて、ツクツクで今晩の宿、アランヤを伝える。アランヤの街は国境から10数キロ離れた場所にあり、高規格、幅広の国道を突っ走り、今晩の宿、アランヤプラテートに案内された。
- 旅行の満足度
- 4.0
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