2011/12/30 - 2011/12/31
411位(同エリア1233件中)
ぬいぬいさん
年末年始の休暇は例年よりもスタートが遅く29日から。
年明けはいつも3日に仕事の年始の挨拶回りがあり、2日は中学の同窓会。
そうなると今回は海外は無理。
久々に18きっぷを利用しての旅に出かけました。
行き先は4トラの日本地図の空白エリアの山陰。
なぜか山陰だけは縁がなくて未踏の地として残っていました。
行き先を決めたのは12月も半ば過ぎ
そして宿を確保したのが出発の3日前
28日の仕事納のあと、慌ただしく旅立って初日は京都泊まり。
翌29日は鳥取砂丘へいって鳥取宿泊。
そして3日目がゲゲゲの境港と松江の街歩き
そして最終日が世界遺産、石見銀山と出雲大社
最後は松江から高速夜行バスで新宿へ
概ねそんな行程を組んだものの、いかんせん18切符の各駅停車の旅
そして天候は曇りと雪、雨マーク
はたしてどこまで予定をこなせたのか
プロローグ、鳥取編と島根編3つに分けたダイジェスト版で紹介します。
最後は趣ある城下町、松江の街歩きと世界遺産石見銀山
そして出雲大社
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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境港から松江に向かう途中、米子で乗り換え時間が40分ほどありとりあえず腹ごしらえ
今日のランチは隠岐のイカ丼 -
今宵の宿 松江駅前のユニバーサルホテルにとりあえず荷物を預けて、さっそく城下町松江の街歩きを開始
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日暮れまでの時間はあまりないため効率を考えバスで松江城へと向かいました
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イチオシ
まずは城内にある迎賓館だった興雲閣へ
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明治36年に建てられた擬洋風建築のこの建物は、明治天皇行幸の際の宿泊施設としてつくられたものの日露戦争勃発により明治天皇の行幸は実現しなかったそうで、4年後にに当時の皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)が行幸の際に一度利用しただけだとか。
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城内にある松江神社
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寄り道はこのくらいにして早速お城へ行ってみましょう
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松江城は慶長16年、17世紀の初めに堀尾吉晴によって築城されました。 -
千鳥が羽を広げたように美しいことから、別名「千鳥城」と呼ばれています
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五層の構造の内部の下の部分には甲冑なども展示しています。
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天守閣からの眺めは高台にある城のため、松江市内のパノラマを楽しむことができます。
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こちらは宍道湖方面
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年末のため周辺の美術館は既に休館
開いているのは松江城と小泉八雲記念館、小泉八雲旧宅、そして武家屋敷のみ。 -
三館共通券を購入のため、松江城を見たあとは2つしか入ることができないので小泉八雲記念館はパスして、旧宅へ
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熊本でも小泉八雲の旧宅を見ましたが、ここは来日後初めて松江に赴任して6ヶ月間居住した旧宅
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八雲はここで松江の士族の娘・小泉セツと再婚しています。
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文献によるとラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の身長は、当時の日本人の平均並で157センチしかなかったそうで、旧武家屋敷の低い鴨居でも全然不自由はしなかったそうです。
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八雲が住んでいたのは松江城北側のお堀端
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塩見縄手と呼ばれる中級武士の武家屋敷がならんでいる一角で、江戸時代にタイムスリップしたような街並みが残っています。
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その中にある八雲庵は武家屋敷を改装した趣ある佇まいを見せる蕎麦屋さん
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武家屋敷の面影の残る庭園も無料で散策できます。
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イチオシ
ここでは名物の出雲そばの三色割子そばをおやつ代わりに
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すぐ隣にある武家屋敷は、江戸時代の初めの頃から松江藩の六百石程度の中級藩士が、屋敷替えによって入れ替わり住んだところ。
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現在のこの屋敷は、享保の大火で焼失後再建されたもので、約270年前の古い姿のままよく保存されています。
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ホテルに戻る前に宍道湖の畔まで行ってみました。
ここから眺める夕日は最高とのことで期待していたのですが、あいにくの天気
夕日を眺めることはできませんでした。 -
最終日は朝一番で石見銀山のある大田市へ移動。
大田市駅から路線バスにのって30分足らずで、世界遺産の石見銀山のある集落へ到着。
石見銀山の見学時間は2時間半、効率を考え電動アシスト付き自転車をレンタル。 -
大森銀山地区の集落を抜けるとこんな山道に入ります。
この辺の坂の勾配は結構きつくて電動アシスト付きの自転車を借りて正解でした。 -
目指すは一番奥にある龍源寺間歩
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年末のため、開いていたのは五百羅漢とここ龍源寺間歩だけでした。
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石見銀山で唯一常時公開されている坑道で、江戸時代の中頃に開発された代官所直営の坑道。
戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山で、当時ここで世界の銀の3割を産出していたとか。 -
限定公開の大久保間歩に次いで2番目に長い坑道で、その長さは600m。
そのうち一般に公開されているのは273mで、坑道の壁面 には当時のノミの跡がそのまま残っています。 -
龍源寺間歩のすぐそばの急勾配の石段の上に建つ佐毘売山神社は16世紀中頃に創建された鉱山の守り神。精錬の神様「金山彦命」を祀っています。
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こちらは清水谷精錬所跡
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山すその斜面を利用して造られた明治の先端技術によりつくられた精錬所の遺構。
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明治26年から巨額の費用を投じて建造されましたが、わずか1年半で操業中止となってしまったとか。
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懐かしい木造の小学校発見
子どもの頃通った小学校は、こんな木造の校舎でした。 -
イチオシ
銀山で亡くなった人々の霊と先祖の霊を供養するために建てられた「羅漢寺」。その羅漢寺の向かいの岩山の斜面に掘られた3つの石窟には、完成までに20年もの歳月がかかったという、501体の羅漢像が安置されています。
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いろんなお店が軒を連ねる大森の古い町並み
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さすがに大晦日のこの日はほとんどが閉店
そんな中、古民家の入口にカフェの看板を発見 -
イチオシ
ここはカフェカリアーリは、知る人ぞ知るイタリアの老舗カフェ「カリアーリ」の日本唯一の総代理店。
メニューは、コーヒー(350円)とカフェオレ(400円)のみ。
お店の看板にカリアーリ・コーヒーを愛する著名人
プリンセス・ダイアナ ルチアーノ・パヴァロッティ アル・パチーノ
エルトン・ジョン ソフィア・ローレン セリーヌ・ディオン
ダスティン・ホフマン ……etc. と ありました。 -
山陰最後の目的地は出雲大社
出雲大社へはJRの出雲駅からバスで行くか、一畑電鉄に乗り換えるかいずれか。
私が選択したのは一畑電車。
この電車は黄色い制服を着た女性の車掌さんが出雲大社までガイドしてくれます。 -
大晦日のこの日はさすがに人もまばら
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明日になると初詣の客で賑わうのでしょうが・・・
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大社への長い参道へ来ても人影はまばら。
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出雲大社は大国主命を祀っています。
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このムスビの御神像は大国主大神が幸魂奇魂の「おかげ」をいただき神性を養われ「ムスビの大神」となった姿
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先ずは手水舎でお清めを。
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神社のなで牛の頭はどこに行っても光っていますね。
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ここで初めて気付いたのが出雲大社は平成の大遷宮の真っ最中で、本殿と付属するほとんどの建物が改修工事中で見れなかったのです。
苔むした屋根を楽しみにしていただけに大ショック
やっぱり事前のリサーチはしっかりしないとダメですね。 -
イチオシ
出雲大社の紹介で必ず登場するのがこのぶっとい注連縄
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ここでおみくじを引いてみると、これ結構いいことが書かれていますが、大吉とか小吉とかの文字が入っていません。この内容だと、絶対大吉ですね。
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期待していた出雲大社の本殿の苔むした屋根を見ることができず、稲佐の浜に向かい途中見つけた、歌舞伎の創始者と言われる出雲阿国の墓
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国譲り、国引き神話でおなじみの稲佐の浜。
この弁天島は、昔は遥か沖合にあったそうですが、陸地が広がったのかそれとも近づいてしまったのか・・・
今は陸続きで歩いていけます。 -
イチオシ
こちらは一畑電鉄駅の500mほど先にある、旧大社駅。
明治45年6月開業して以来、平成2年の廃駅まで出雲大社の表玄関口として親しまれてきた駅舎は、大正13年に建築された、全国でも珍しい神社様式を取り入れた格調ある純日本風の木造建築 -
駅舎内は、皇室の勅使をもてなすための貴賓室や、駅名標、出雲大社の大鳥居がみえるホームなど当時のままに残され、また旧事務室はティルームとして利用されています。
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そしてこちらは現在の駅。
一畑電車の終点のこの駅は、昭和5年の建築。
ヴォールト天井に瓦屋根、ステンドグラス アールデコ風の外観
旧大社駅をかなり意識して、力の入った建築となっています。 -
内部の西陽に照らされたステンドグラスの影 素敵でした。
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出雲で食事の予定が店がほとんどしまっていて何も食べることgできず、タクシーで近くの島根ワイナリーまで出かけました。
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ワイナリーの見学を少しだけして腹ごしらえをと思ったのですが・・・
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ワインの試飲コーナーがなかなかの太っ腹で10数種類のワインが何杯でも試飲できちゃう。一通り味わってからレストランに向かうと、ゲゲッ!
大晦日のこの日は早仕舞いで既にオーダーストップ。
何か食べるものはないか探していると表の売店で売られている揚げたての島根牛のコロッケを発見。
仕方なくこのコロッケを3つかじったあと、再びワインの試飲コーナーで2回り。
多分1本分は飲んだのでは・・・
一番美味しかったこの「ENMUSUBI」の赤をおみやげに購入
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この旅行で行ったホテル
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松江駅前ユニバーサルホテル
3.28
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松江・松江しんじ湖温泉(島根) の旅行記
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