2011年旅の締めくくりは山陰へ　鳥取編

2011/12/29 - 2011/12/30

年末年始の休暇は例年よりもスタートが遅く29日から。
年明けはいつも３日に仕事の年始の挨拶回りがあり、２日は中学の同窓会。
そうなると今回は海外は無理。
久々に１８きっぷを利用しての旅に出かけました。
行き先は4トラの日本地図の空白エリアの山陰。
なぜか山陰だけは縁がなくて未踏の地として残っていました。
行き先を決めたのは12月も半ば過ぎ
そして宿を確保したのが出発の３日前
28日の仕事納のあと、慌ただしく旅立って初日は京都泊まり。
翌29日は鳥取砂丘へいって鳥取宿泊。
そして3日目がゲゲゲの境港と松江の街歩き
そして最終日が世界遺産、石見銀山と出雲大社
最後は松江から高速夜行バスで新宿へ
概ねそんな行程を組んだものの、いかんせん18切符の各駅停車の旅
そして天候は曇りと雪、雨マーク
はたしてどこまで予定をこなせたのか
プロローグ、鳥取編と島根編３つに分けたダイジェスト版で紹介します。
こちらでは鳥取砂丘と境港を紹介します。

エリア 鳥取市(鳥取)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

京都を８時に出発した各駅停車の旅
2回の乗り換えがあったものの5時間の長旅
2時少し前に鳥取に到着しました。
今宵の宿、スーパーホテル鳥取駅前に荷物を預け早速バスで砂丘へと向かいました。

スーパーホテル鳥取駅前 宿・ホテル

天候は予想通り雨。
しかも強い風が吹いていて傘もあまり役立ちそうもありません。
砂丘会館で長靴を借りて早速雨の中砂丘へ

見渡す限りの青い空、海、そして砂の丘　そこにできた風紋や砂簾　

そんなイメージを思い浮かべていましたが、どんよりとした空に横殴りの雨
しかも強風・・・

持参の傘は強風ですぐに壊れてしまい
デジイチのレンズはすぐに雨粒がついてしまいすぐ、くもりガラス状態に

ここまで来たからにはそんな悪コンデションも、なんおその
なんとか馬の背の頂上へとたどり着きました。

馬の背の向こう側は日本海

砂丘は、風によって運搬された砂が堆積して丘になったもの。

鳥取砂丘は、中国山脈から千代川によって日本海まで運搬される土砂がやがて砂となり、北よりの風により海岸に吹き上げられ堆積してできた海岸砂丘。

鳥取砂丘 自然・景勝地

最大の高低差が９０mもある砂の山といった感じです。

風紋や砂簾は見れなかったけど、雨と風の産物、砂柱は見ることができました。

雨を伴う強風にさらされ、小石の混じる重い砂だけ残り、軽い周辺のさらさらした砂だけ飛ばされてできる砂柱

そんななかに夏の名残が残っていました。

馬の背の東側には降った雨が浅いプール状態の巨大な水たまりになっていました。

ここでこれから鳥取砂丘で風紋を見たいというあなたへ、ちょっとだけアドバイス。

鳥取砂丘 自然・景勝地

鳥取砂丘で風紋を見るための4つの自然条件が整わないとダメ。
１．砂を動かす適度な風が吹くこと
２．砂丘上の砂がよく乾燥していること
３．砂が固っていないこと
４．砂粒の大きさが一定していること

鳥取砂丘 自然・景勝地

当然観光客に踏み荒らされた砂丘では見ることは出来ないため、風が吹いた早朝の人影もまばらな時に砂丘に立つことが必要なんですね。
そうなると近くのホテルに泊まるか、早朝車で来るしかなさそうですね。

雨と強い風のため砂丘周辺の散策をあきらめ砂丘会館へ。
横殴りの雨のせいで頭から水をかぶったようにびしょ濡れ。
バスが出たばかりで次のバスまでの50分ほどあるため、ちょっと早い時間ですが腹ごしらえを。
鳥取の海と言えばやっぱりカニ

今日の予定は砂丘だけだったため、この日は早めにホテルへチェックイン。
今宵の宿はスーパーホテル鳥取駅前。
こちらもじゃらんのメガ得プランで1000円引きの4280円。
部屋はシングルルームでなく2人部屋のスーパールームでした。
ちなみに溜まっていたじゃらんのポイントを利用して3580円で宿泊できました。

スーパーホテル鳥取駅前 宿・ホテル

旅の３日目は７時７分発の電車で米子へと向かいました。
この日の予定は境港の水木しげるロードで鬼太郎キャラ散策
そして、松江の街歩き
米子に９時20分に到着して０番線の境線へ
待っていたのは鬼太郎列車

水木しげるロード 名所・史跡

2両編成で1両のみキャラ電

ホームにはネズミ男駅の表示が

そして出迎えてくれたのが鬼太郎

米子より約４０分ほどで境港へ到着
終点は鬼太郎駅で途中の駅も鬼太郎に登場する妖怪の名前がついて言いました。

駅前には執筆中の水木しげる氏と鬼太郎、ねずみ男、目玉おやじのモニュメントがお出迎え

その横の妖怪ポストの上には鬼太郎が

これは鬼太郎ファンにはたまりませんね

街の街灯は目玉おやじ

ゲゲゲの妖怪キャラが道に並んでいるのは、境港駅から南に８００mほど続く水木しげるロード

少し前にNHKのゲゲゲの女房で話題になった、境港出身の鬼太郎の作者　水木しげる氏にちなんで名づけられた商店街

妖怪像さえなければ普通の田舎の商店街なのですが・・・

沿道にはこんな感じで、ゲゲゲの鬼太郎に登場する大小様々な妖怪のブロンズ像が並んでいます。

その数は現在１３８体だとか

下駄をたどっていくと目玉おやじが

そして鬼太郎にはなくてはならないレギュラーメンバーといえばねずみ男

こちらはちょうど真ん中あたりにある妖怪神社

妖怪神社 寺・神社・教会

水圧で目玉おやじがぐるぐる回っています。

この日は、午後から年間来場者数320万人突破の記念セレモニーが行われる予定

ステージの周りにはねずみ男や

砂かけばばあ

サラリーマン山田がウロウロしています。でも鬼太郎の姿が見当たりません。

鬼太郎はなんじゃもんじゃ通りの奥にいました。

普段入館料が700円の水木しげる記念館も、この日は無料開放

水木しげる記念館 美術館・博物館

妖怪ポスト

大正川の橋の鬼太郎の反対側はねずみ男

帰りの電車はネコ娘列車

キャラ電は４種類あって他に目玉おやじ列車とねずみ男列車があるようです。

可愛いピンクの車両にはネコ娘がいくつも描かれています。

シートの背中もピンク色の中に無数のネコ娘

向かい合わせの４人がけは上下ダブル

米子へ向かう車両の窓からは大山が綺麗に見えていました。
このあと米子で乗りかえてお隣の島根県の松江へと向かいました。
島根編へ続く