2012/01/02 - 2012/01/02
201位(同エリア470件中)
Leeさん
サーミーから職場に「おふくろが倒れた」という電話が・・・。
私は日本を離れてシンガポールで単身赴任中。
突然の悲しい知らせにしばらく放心状態でした。
「帰国しなきゃ・・・」
帰国すると言っても片道、7時間以上かかります。
すぐにネットで航空券を手配。でも、深夜便です。
間に合うかな...。
焦りは不安を生み、バタバタするばかりです。
お義母さんは私が帰国してから、4日後に亡くなりました。
お通夜・告別式、様々な手続き・・・と
色々考える暇もなく慌しく日は過ぎていきました。
気がついた時には
まわりはクリスマス・お正月ムードでした。
新年、お義姉さん夫婦とお義母さんが行くはずだった「バスツアー」
かわりにサーミーと出かけることにしました。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 読売旅行
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-
急遽、一時帰国です。
航空券はANAの深夜便。
帰星はいつになるかわからないので、
3ヶ月オープンのチケットにしました。
チャンギ空港は
クリスマスのきれいなデコレーションがしてありました。 -
サーミーから電話があってから
航空券の手配や
お仕事を休むことになるので
一時帰国の申請や仕事の引継ぎ、
帰国の準備などでバタバタしてたので
夕食を食べるのを忘れてて・・・。
さすが、ハブ空港、チャンギ!
空港内にシンガポールらしいホーカーズがあり、
ちゃんと営業してました。 -
シーフード ホーファンを注文して
食べました。お腹いっぱい。
NH902便は定刻どおり、チャンギ空港を離陸。
3人席でしたが、
お隣さんはいなかったので
3席使ってすぐに眠ってしまいました。 -
7時(日本時間)に朝食です。
チャンギ空港で食べてなかったら
空腹で眠れなかったかもしれません。
いただきます! -
定刻通り着陸。
ただいま。
サーミーはお義母さんに付き添っていたので
成田空港には父が迎えに来てくれました。
そして、すぐに病院へ。
**** ****
私が病院に着いた時には
お義母さんはすでに意識がなく、
サーミーは涙ぐんでいました。
昨晩は一睡も出来なかったようです。
そして、お義母さんは
私が帰国して4日後に亡くなりました。 -
お義母さんはサーミーのお仕事を
ずっと手伝っていました。
倒れた日もサーミーと一緒でした。
倒れたお義母さんを見つけたサーミーは
心肺蘇生を必死で行ないながら
大声で助けを呼んだそうです。
仕事場の近くにいた方がサーミーの声に気付き、
救急車を呼んでくれたそうです。
病院での処置後、お医者様に
「会わせたい人を呼んでください」と言われ、
サーミーは一人で親戚や私に電話をしたようです。
お義母さんは倒れる数分前まで
元気に話をしていたそうです。
サーミーは突然のことで
心の整理ができない状態がしばらく続いていました。 -
きっと今も、サーミーは
お義母さんの倒れた日の光景が
脳裏から放れないのだと思います。
私の前では
「大丈夫、大丈夫」と言っていましたが、
きっと辛かったと思います。
そして今も。
さよなら お義母さん・・・。 -
お通夜・告別式、色々な手続き・・・
あっという間に時は過ぎ、気がついた時には
クリスマスが過ぎ、まわりはお正月ムードでした。
お義母さんのいない年越し...
いつもはお義姉さん夫婦とお義母さんの家で
年を越していました。
新年、お義母さんが行くはずだった「バスツアー」
かわりにサーミーとでかけることにしました。 -
今年は房総海鮮浜焼き食べ放題!
「房総のお年玉」というバスツアー
朝 6:15分に出発です。
朝早かったこともあって、
私はバスに乗ったとたん次の目的地に着くまで
寝てしまいました。 -
1箇所目は鋸南の「をくずれ水仙郷」です。
もともとここは「おおくずれ」という地名だったそうです。
しかし、見栄え(聞こえ)が悪いので
「をくずれ」にしたそうです。
鋸南は千葉県の南なので温かい所です。
道路わきや山はだにたくさんのスイセンが
咲いていました。
春の風に乗って、スイセンのいい香りが
ただよっていました。 -
お義母さんはお花が大好きで
休日にはよくガーデニングをしていたようです。
お家のお庭はたくさんの花や植木鉢がありました。
植木鉢のほとんどをサーミーは我が家に持ち帰ってきて
今はサーミーが手入れをしています。 -
バスを降りたところから徒歩で約15分。
お花見広場というところにきました。
-
中腹のあずまやに
おみくじがあったので引いてみました。
私の花は「すみれ」
花言葉は“誠実”だそうです。
そして、なんと「大吉」でした!
いいことあるかな?
-
さらに坂を下ると
佐久間ダム湖があります。
寒々しい感じですが、
桜の木がたくさんありました。
なので、春だときれいだと思います。 -
下りてきた坂道をまた上ります。
この日、サーミーは
めずらしく私のバックをずっと持ってくれていました。
離れて暮らしてる間に優しくなった?かも? -
バスに戻ると
びわゼリーのおやつが配られました。
「お土産にいかがですか?」的な感じですが、
おいしくいただきました。 -
2箇所目は金谷の「ザ・フィッシュ」です。
昼食時間まで
お土産購入タイムです。 -
おいしそうな魚介類がたくさん売っています。
-
「アラビアン焼きそば」
これはお義母さんが好きだった焼きそばです。
あまりお目にかかれない代物です。
サッポロ一番の姉妹品ですが、
千葉の一部でしか販売されていないようです。
時々、流通の要望で出荷したものがどこかに流れて
出没するようです。
「摩訶不思議」
「不思議なくらいおいしく出来ます」
まさに神秘的な焼きそばです。 -
続いてバスツアーのメイン、昼食です。
パンフレットには約70種類のものが食べ放題!
となっていました。
魚介類の他に
野菜、なんちゃっておせち、お寿司、
あさりご飯、お味噌汁、
デザートなどがありました。
ソフトドリンクも飲み放題。
アルコールは別料金。
バスツアーなので「飲まないわけがないだろー」
と、サーミーはガンガン飲んでました。 -
どんどん焼いて
どんどん食べないと! -
私はサザエが苦手なのですが、
サーミーは大好物。
今回、ツアーに参加した人の中で
サザエを一番食べたのはサーミーだと思います。 -
エビ、ホタテ、ウインナー・・・
なんでも焼いちゃいます。
お義兄さんは小さいヒラメが
おいしかった!と言っていました。 -
ランチの後は菜の花摘み。
もちろん摘み放題。 -
かわいい黄色い花が咲いていましたが、
咲いていないのを摘み取ります。
柔らかそうな新芽をねっ。 -
袋いっぱい取って
うれしそう?
-
房総最古のお寺「石堂寺」へ。
と言っても参拝はしてません。
神社じゃないから、参拝しても大丈夫だったかな? -
バスに戻るとスクラッチが配られました。
残念!当たらず。 -
最後は「お百姓市場」
-
お百姓市場近くのビニールハウスで
ポピー摘み。
1人5本まで。
なのでサーミーに10本とってもらいました。
-
つぼみのポピーを摘んだほうがいいみたいです。
何色のポピーが咲くかはお楽しみ。 -
あら汁のサービスがあったので
いただきました。
お正月らしく金粉入り。 -
甘酒も無料サービス。
乾杯? -
お土産に鯛をいただきました。
小ぶりだけど。 -
そうそう、落花生のつかみ取りもあったんでした!
落花生は千葉の名産品。
名のとおり、花が落ちて実になります。
何年か前に育てたことがありますが、
すごくおもしろい植物です。
花が咲いた後、そこから子房柄というのが出てきて、
土の中に入るんです。
不思議がいっぱいの植物なので、
観察するとちょっとした研究になります。 -
帰宅してから
落花生と菜の花炒めで
またまたビールを。
飲みすぎだよ、サーミー。 -
サーミーがほろ酔いになる頃には
部屋も温まり、
摘んできたポピーも咲きそうになっていました。
**** ****
私は翌日、帰星しました。
サーミーを日本において
シンガポールに行くのは本当に切なかったです。
サーミーはこの後も
色々、やらなければならないことがあり
辛いだろうし、大変だろうと思います。
とても心配です...。
「大丈夫、大丈夫」というサーミーの言葉は
私を安心させるためのサーミーの優しさから
発せられている言葉なのでしょう。
あと1年3ヶ月。
シンガポールでがんばってくるね。
(最後までお読みいただいた皆様、
ありがとうございました)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- densonshugenさん 2012/02/20 16:27:31
- 前へ、前へ♪
- "Pease accept my condolences."
Lee姫、心からお悔やみ申し上げます。
少し落ち着きましたか?
デン
- Leeさん からの返信 2012/03/10 09:25:04
- RE: 前へ、前へ♪
- デンくん、ありがと。
私は大丈夫です。
最近、サーミーも元気を取り戻しつつあるみたい。
この前「お線香の止め時がわからない」って言ってたよ。
日本では季節が変わって「春」
木々が芽吹き、草花が咲き乱れるようになれば
サーミーの気持ちも明るくなっていくんじゃないかなぁ〜
と思ってるよ。
心配してくれてありがと。
Lee
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