2010/09/04 - 2010/09/14
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menhir(メンヒル)さん
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ルイス島へ渡った理由の一つはこの蒸留所への訪問でした。思えば今年の春に初めてスコットランドに出かけた時に、この蒸溜所の存在を初めて知りました。アビンジャラク(ABHAINN DEARG)蒸留所はスコットランドで最も辺境にある蒸溜所でしょう。
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ルイス島は樹木などが全くない荒涼とした島です。高い山も無いため、遠くまで見通せます。
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周囲はピート(PEAT)と呼ばれる泥炭で埋め尽くされています。泥炭は古い植物が堆積したもので、乾燥させると燃やすことができます。この煙で大麦を燻すと独特の香りをつけることが出来るため、ウィスキー作りには欠かせないツールです。
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蒸留所はルイス島の中心地ストーノウェイから西へ向かった辺鄙な場所にあります。クネクネしたシングルトラックが続くので、おおむね1時間ぐらい掛かります。
ストーノウェイからA859を進み、カラニッシュの手前でB8011に入りそのまま一本道です。小さな島なので道は複雑ではありません。
ちなみに、カラニッシュに向かうにはgoogleなどではA858が太線で引かれていますが、A859で向かった方が絶対楽です。A859でストーノウェイを離れ、途中で右に折れる道がありますので、迷うこともありません。
B8011を走って蒸留所に向かう際に、唯一間違えそうになる場所がこの写真の場所。ここは右折ではなく直進です。 -
田舎道なので看板もユニークです。この人形が見えたら蒸留所は近いです。
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長靴を看板にしているところもありました。
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このエリア唯一のスーパー。スタンドや郵便局も兼ねた田舎らしい小さなストアでした。
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アビンジャラク蒸留所に到着。英語名ではレッドリバー蒸溜所と言います。
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蒸溜所のすぐ脇に流れる川はピートを多く含んだ水が流れているため「赤い川」と呼ばれていました。蒸留所の土地はこの名前に由来しています。
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駐車スペースにはこの地独特のキャラクターがお出迎えしてくれます。
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有名なキャラクターらしいですが、失念です。
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駐車スペースの脇にピートが乾燥のために積まれていました。
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小さな蒸溜所のため、訪問を事前に予約しておきました。
糖化層はステンレス製の小さな容器です。 -
木製の発酵槽も小振りな容器です。この蒸留の規模ならピッタリのサイズなのでしょう。
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独特の蒸留器。左が初留、右が再留です。ドラム缶のような金属の蒸留器で沸騰させ、独特のネックで冷却装置へ送ります。左右の大きな木製の槽は水が満たされた冷却装置です。
小さなスペースに良く考えられた構成の蒸留装置が並んでいました。 -
蒸留直後のニュースピリッツを頂く。甘く素直な感じ。成長が楽しみです。
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蒸留器が小さいため出来上がるニュースピリッツも少ないです。
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マルコ(MARCO)ができたてのスピリッツを紹介してくれました。住まいはストーノウェイにあるため、毎日1時間掛けてここまで出勤してくるようです。
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ウェアハウスもオフィスに隣接していました。年度により色分けをしています。
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今年は白の天板を使っています。
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熟成途中のスピリッツを頂きました。ウィスキーは3年経たないとモルトウィスキーとして発売できません。ちょうど来年で3年経つのでファーストリリースができるようです。
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ご主人を待つ愛犬。
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蒸溜所の前には素敵な砂浜が広がっています。実に辺鄙な場所に佇む蒸留所ですが、ぜひ訪れる価値はありますよ。
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