2011/09/26 - 2011/09/26
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ソフィさん
2011年9月26日(月)
ヴェネチア・メストレ駅は、オーストリアやスロヴェニアなどに行く国際列車の分岐駅である。
その先は、ウィーン、モスクワであり、ベオグラード、イスタンブールなのだ。
この地域は、東西の文化をつなぐ、ポイントなのだと気付く。
将来ヴェネチア・マルコポーロ空港と鉄道を結ぶ駅は、この辺りに入るのだろう。
つい将来の鉄道網を構想するのは、私の職業から生まれた癖だろう。
いつぞや香港を訪ねたとき、日本の商社から講演を頼まれ、半ば思いつきで「私が描く広東省鉄道網構想」を語ったことがある。
その後の経緯を見れば、当らずいえども遠からずの内容だった。
沿線に、のびのびと豊かな田園風景が広がる。
この地はローマ時代、あるいはもっと以前から、アドリア海を介し、オリエントとヨーロッパをつなぐ回路上にあるのだ。
特急列車は無停車で、野を街を駆け抜ける。
ヴェネッチア・メストレからパドヴァまで、30キロ足らずだから、20分ほどだろう。
そろそろ検札にやって来るだろうと待ち構えているのだが、なかなかやって来ない。
特急なので、ヴェネチア・メストレの次の停車駅はパドヴァだから、もうすぐ下車だ。
私がはるばる日本から来ていることを考え、特急料金の徴収を遠慮しているのではないだろうか。
こんな虫のいいことさえ考えつつあったとき、パドヴァまであと5分くらいで、検札が間に合い、すっきりしてよかった。
私は車掌を相手に何か話しかけたかったが、ゆとりがなく、彼の方からも話す気配がなかった。
パドヴァ駅のセルフサービス・カフェでコーヒーを一杯飲み、歩いてホテルに戻った。
パドヴァ駅と、ホテルまでの途次で撮影した写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に公開しております。
どうぞお訪ね下さい。
(12月19日 片瀬貴文記)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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