2011/11/07 - 2011/11/24
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Sevillaさん
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昨年に引き続き、イベリア半島一人旅の紀行です。
今回はポルトガルから入り、そこからバスで国境を越えてスペインのセビージャ、最後にバルセロナという「イベリア半島左回りの旅」です。
先ずは紀行その1、ポルトガル編です。
ポルトガルは初めての訪問なので予めポイントを絞って、
1.リスボンでファドを聞く.
2.ユーラシア最西端のロカ岬に行き証明書をもらう.
3.15世紀の古城ポザーダに泊まる.
の三つを体験することにしました。
あ、それと名物の鰯(いわし)の塩焼きを食べることも忘れずに・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11月7日11:10に成田を出発、いよいよ2週間半の旅の始まりです。
前回同様BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)を使い、ロンドン経由リスボン行き。
昨年はビジネスへの無料アップグレードをしてもらえたけど、今回はそれはなくプレミアム・エコノミーでの約12時間の旅となりました。(ビジネス、ホントは期待してたのだけど・・)
ただ往路は非常口前の席が入手出来て足元広くゆったりシート。
しかも離着陸時は日本人のCA(キャビン・アテンダント)さんと差し向かいで、現地でスリに逢った話などで盛り上がったりしました。
(美人で気さくなCAさん、でも顔出しは了解とってないのでモザイクで失礼・・) -
ロンドンにはほぼ定刻通りの到着、ただリスボン行の便には約5時間の乗り継ぎ待ち。
広いヒースロー空港でターミナル移動やセキュリティチェックに時間がかかったものの、それでも時間を持て余して空港内のシーフード・バーに立ち寄りました。 -
さっそく白ワインとシュリンプ・カクテルで、今回の旅行の無事を祈って一人乾杯!!
本当は美味しそうな生牡蠣が食べたかったのだけど、万が一旅行開始早々に食中りにでもなったらと警戒しての選択でした。 -
リスボン行きはターミナルの端っこ、タラップを使っての乗機です。
ロンドン〜ポルトガル間って乗客が少ないのかな・・ -
リスボン到着は現地時間で22:20、夜遅いとは言うものの空港内はなんとなく寂しい雰囲気、首都にある国際空港とは思えない雰囲気です。
タクシーで予約しているムンディアル・ホテルに直行。 -
着いたのが夜中だったのでこれは翌朝の写真。
ホテルは日本で言えば銀座のど真ん中にあるようなロケーションで、観光にはとても便利、ロシオ広場にも近く市電の始発駅もすぐ目の前でした。 -
なんと初日から曇り時々小雨というあいにくの天気。
その中をホテルから7-8分歩いた所にある「サンタ・ジュスタのエレベーター」へ。
街中に唐突に聳える塔に驚くけど、中は6畳くらいの広さにベンチまであって豪華。今時珍しいエレベーター・ガールが案内してくれます。
上がったところにはカフェもあるけど雨も降ってるのでパス、そのまま街の高台バイロアルトへ通じる連絡橋を渡ります。 -
高台から見下ろすリスボンの街、高い建物もなく赤茶色の屋根が続きます。
確かにサウダーデ(郷愁)を感じさせる街並みです。 -
連絡橋を渡るとすぐのところにあるカルモ教会。
建設当時はリスボン最大の教会でしたが、18世紀の大地震で倒壊し現在は考古学博物館として公開されています。 -
こちらは少し歩いた所にあるサン・ロケ教会。
16世紀に日本の天正遣欧少年使節が滞在したというイエズス会の教会です。
この少年使節、後で行くカルモナにも寄ったそうだし、ローマに行くまでに色々な所を訪ねたのですね。 -
サン・ロケ教会の前の広場には、黄昏れたオジさんがポツンと一人。
まさにサウダーデ・・・ですね。 -
そこから石段を下って行くと途中にSECURASというレストランがありました。
テラス席は展望もいいのですが、雨だったので店内へ。
ここで鰯の塩焼きを注文、ポルトガルの名物ですね。
写真映りは良くないのですが、炭火で焼いた大きめの鰯がとても香ばしく、白ワインとも合ってとても美味しかったです。
海外で焼き魚を食べられるなんてなかなか無い機会ですね。 -
これはよくCMにも登場するケーブルカーのビッカ線、急な細い坂をビル壁スレスレに登り降りします。
天気がいいとテージョ川を見下ろす絶景が見られるのですが、当日は小雨がパラつく中、遠景が霞んでいます。 -
市電15番路線で国立古文書館へ。
目当てはこの絵、ボッシュの「聖アントニオの誘惑」です。昔ジブリの宮崎監督がこの絵を見るためだけにポルトガルを訪れたという、曰く付きの絵画です。
豊かな財産を捨て隠者の生活を送ったアントニオが、さまざまな誘惑にさいなまされる、そんな悪夢を描いた作品です。
受付でノーフラッシュなら撮影OKと言われたので記念にワンショット。 -
更に同じ15番市電に乗ってベレン地区へ。
もう夕方になってジェロニモス修道院には入れなかったので、有名なベレンのお菓子エッグタルトを食べにパスティス・デ・ナタへ。 でも団体客がテーブルを占拠してたので座れず、味見だけでもとカウンターで試食をしてきました。
スィーツ系はあまり得意でないのですが、このタルトは表面に焦げ目のついたクリームがとても美味しく、ストレート・コーヒーと一緒に二つも食べてしまいました。 -
夜はポルトガルに来た目的のひとつファド(Fado)です。
リスボンの下町で歌い継がれてきた庶民の民謡で、「運命、宿命」という意味を持っています。 リスボンにファド・ハウスは多いのですが、ネットで評価の高いアルファマ地区にあるClube de Fado(ファド・クラブ)という店を選びました。(予約なしでもOKでした。)
http://www.clube-de-fado.com/eng/intro.html
夜8時の開店直後に入り食事をしながら待つこと1時間、女性のファディスタ(歌い手)とポルトガルギターによる演奏はまさにサウダーデ(郷愁)を感じさせるものでした。 -
《ロカ岬》
ネットで天気予報を見ながら、今日だ!!とロカ岬へ向け出発です。
朝一でホテル近くのロシオ駅から出発、駅の窓口で申し込むとシントラ駅迄の鉄道料金とロカ岬を含むシントラ周辺のバス1日乗り放題のチケットが12.5ユーロで買えます。(プリペイドカード発行料含む)
人の居る窓口で'Bilhete Train & Bus'と言えば解ってくれます。 -
1時間ほどで近郊のシントラ駅に到着。
ここから駅脇のバス停で403番バスに乗れば30分程でロカ岬に着きます。(終点ではないので注意、外を見てれば岬とわかります。)
バスの運転は相当荒っぽく、蛇行する道をかなりの高速で飛ばすので迫力満点です。(あまり何回も乗りたくない・・)
昨日までの悪天候も回復し青空が出てきました。 -
着きました、ユーラシアの端「ロカ岬」です。
高さ140mの断崖からは遠く大西洋の水平線が広がっているのが見渡せます。
このモニュメント、詩人カモンイスが詠んだ「ここに地果て、海始る」の言葉が刻まれています。 -
ユーラシアの最西端ロカ岬到達の証明書。
岬にあるインフォメーションで申し込めば、その場で作ってくれます。
料金は大10.4ユーロ・小5.2ユーロ、申し込むと名前と日付を洒落た書体で書き入れ左下に蝋印を押してくれました。 -
Sevilla ロカ岬に立つ!!
ひとつ前の証明書と合わせて、東の島国から西経9度30分のユーラシアの西の果てまでやってきましたというエビデンス(証拠)です。
顔は・・・よく猫に似てると言われます。 -
ロカ岬にも行ったし、ファドも聞いたし、鰯も食べたし、ポルトガルの最後は本命の古城ポザーダ体験です。
ポザーダのあるのはリスボンからバスで1時間ほどのオビドスという街、カンポ・グランデというバスターミナルからTejo社のバスが1時間に1本くらいの間隔で出ています。(予約は要りません。)
ホテルからターミナルまでタクシーで行ったところ、着いたところで運ちゃんが車を出て人に聞き、オビドス行のバスの前まで案内してくれました、なんて親切なんだろう。 -
1時間ほどでオビドスに到着。
バス停から石段を登ると街の西門、ポルタ・ダ・ヴィラがあります。 -
門をくぐって左側のディレイタ通りを進みます。
通りには土産物を売る小さな店が並んでいます。
ゆるい上り坂を300mほど歩くと、 -
街の中心、サンタ・マリア広場に出ます。
写真右手には後ほど行くサンタ・マリア教会があります。 -
更に同じ道を進むと、いよいよ今日泊まるポザーダが姿を現します。
15世紀に建てられた城の内部を改装した国営ホテルです。スペインのパラドールと同じ仕組みですね。
パラドールにも古城を利用したものがありますが、さぁこのポザーダ・デ・カステロその内部は・・・ -
門を入りゆるい石段を登ったところが入口(写真正面)で、中にフロントがあります。
着いたのが昼前だったのですが問題なくその場でチェックインしてくれ、予約してあった部屋へ案内してくれました。
全部で9室しかなくその内3室がスィートルーム、今回はその中でも1室で塔を専有するというスペシャル・スィートを予約しています。 -
フロントのあるフロアから階段を上がるとBarのあるロビーです。
古城にエレベーターなどありません。
この脇に今晩利用するレストランがあります。
更に通路を奥へ奥へと行くと、 -
ドアを開けて石積みの屋上のようなところへ出てしまいます。
天気も良く、ここでのんびりと日向ぼっこもいいかもしれません。 -
屋上には二つ塔のような石積みの建物があり、
-
そのうちのひとつが今日の宿泊室です。
この塔を1室で専有しています。 -
屋上から数段の石段を上ってドアを開けると、リビングとその奥にバスルームがあります。
塔自体は大きいのですが、壁が厚さ1m位ある石積みなので部屋は狭いです。
更に奥の木の階段を上って行くと・・ -
寝室には大きな(2mx3mくらい)天蓋付のダブルベッドがあります。
周りは石積みのまま、壁紙も何もありません。
ベッドサイドには瓶に入った地酒ジンジャが置いてあり、ご自由にお飲みくださいとのことでした。 -
窓は・・あるにはあるのですが、石積みの壁に開いた幅30cm×高さ60cm位のが3つだけ。しかも外に向け先細りになっていて、外側の幅は10cm位しかありません。
これはまさに中世の城に浸る雰囲気です。 -
ベッドに寝転がると正面の壁に架かっている兜と目が合ってしまいます。
こんな塔に夜一人、ホントになにか出てきそうな・・・ -
まだ時間も早いので街を歩きましょう。
ポザーダを出た所で地元の小学生なのでしょうか、子供たちが石段に座り先生から何か話を聞いています。
クリスマスの準備なのかな、黄色い帽子が可愛いですね。 -
少し歩くとサンタ・マリア教会があります。15世紀に10歳のアフォンソ5世が結婚式を挙げた教会、前に停まっている馬車と合わせてのどかな田舎街の風景です。
-
更に坂を下りていくと、土産物店や地元のお酒ジンジャを1杯1ユーロで売る店などがあります。
-
西門(ポルタ・ダ・ヴィラ)の外には露店の店が並び、地元産の木の実などを売っています。
-
そんな露店のひとつで焼き栗を売ってたので一つ購入、10個以上入って2ユーロ、ほくほくした栗がとても美味しかったです。
-
広場の南には全長3km水道橋が延びています。
16世紀にスペインから嫁入りしたカタリナ王妃の命で建築されたものです。 -
せっかく古城に泊まっているのだから城壁を巡りましょう。
一旦ポザーダに戻ってその脇から登りました、全長1.5km強でゆっくり歩いても40分くらいで1周出来ます。 -
城壁は通路が狭い上に手摺などありません。
この写真の通路は十数メートルの高さにあります。
雨の日は歩きたくないですね。 -
城壁から街を見渡します。
-
白い壁と赤い屋根の街並みが続いています。
「谷間の真珠」と呼ばれるのがわかります。 -
だいぶ歩いて遠くポザーダを眺めます。
写真中央から少し右にある塔が泊まっている部屋なんだなぁ。 -
ポザーダが近づいてきました。
青空に聳える塔が印象的です。 -
イチオシ
下から見上げたポザーダの塔。
赤い花や青い空とのコントラストが綺麗です。 -
夜になり、夕食は20時に予約してあるポザーダのレストランで。
既に3組の客がいましたが、広い店内はまだ空席が目立ちます。
メニューを見ながらシーフードのスープとVeal(仔牛肉)のステーキ、それにワインをハーフボトルで注文しました。 ベーコンの乗ったVealはあっさりした塩味で、ポルトガルでは必ず付くポテトとともに美味しくいただきました。 -
食事が終わって部屋に戻ると、あれ!
サービスなのでしょう、フルーツの盛り合わせが届けられていました。
食事中にウエイターが何か持って他の部屋に行くのが見えたので、どこかの部屋でルームサービスを頼んだくらいに思ってたのですが、これだったんですね。
規模の小さいホテルだから出来るサービスかもしれませんが、こんな気遣いがうれしかったりします。 -
部屋を出ると満月が輝いています。
月の光に照らされたあの塔で寝ることにしましょう。
ホントに何も出ないといいのですが・・・
この後リスボンに戻り、バスで国境を越えてスペインに渡ります。
長くなったので続きは次の旅行記で。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- natusoraさん 2012/01/01 22:18:34
- エッグタルトが食べたいです(^^)
- Sevillaさん、
あけましておめでとうございます。
やっと旅行記を読ませていただきました!!(まだ?だけですが・・)
ポルトガル、行きたくなりました〜(^^)
10年位前に行った事があるのですが地名もちゃんと覚えてないし(自分で計画した旅ではなかったので)まだフィルムのカメラを使っていてネガを失くしてしまったので旅行記にUP出来ないし><なのですが、エッグタルトの美味しさと鰯の炭火脇の美味しさだけは覚えてます(笑)
ポサーダのお部屋、ホントに中世に戻ったみたいな雰囲気ですね!ちょっと怖いけど体験してみたいなと思いました。ポルトガルの家のオレンジ色の屋根って雰囲気があって本当にサボダージな気持ちになりますね!!
次からはスペインの旅行記でしょうか?楽しみにしてます(^^)
natusora
- Sevillaさん からの返信 2012/01/02 10:00:48
- RE: エッグタルトが食べたいです(^^)
- natusoraさん、明けましておめでとうございます。
あと旅行記への投票もありがとうございます。
今回は初めてのポルトガル訪問でしたが、宿泊したポザーダの中世の雰囲気がとても気に入りました。
古城の塔を専有しての一夜、夜中に何かアヤシイものが出てくるのではと期待してたのですが・・
続いてのスペイン旅行記への訪問もお待ちしています。
natusoraさんは、今年どこか旅行する予定はありますか?
ぜひスペインと合わせてポルトガルへの再訪をお薦めしますよ。
(あ、北海道の富良野・美瑛もお薦めでした。)
Sevilla
-
- 夏への扉さん 2011/12/01 19:25:20
- お帰りなさい!
- Sevillaさん、お帰りなさい!
夢のような旅をしていて、帰りたくなかったんじゃないですか?
古城のポザーダ、スペシャル・スィートの塔の部屋に泊まったなんて
とってもうらやましい。なかなかできない体験ですね。
荷物上げるの大変でも、何か出そうでも、絶対いい!
私が怖いのは料金だけです(笑)
飛行機のCAさん前の席、この前の旅の往路で初めて座ったんですが、
荷物は全部上の棚に入れないといけないんですね。
本やら化粧品やら、いろいろ手元に置いておきたいものが多いので、
帰りのWebチェックインの時に空いていたけれど選びませんでした。
ロカ岬、エッグタルト・・・
ポルトガルもいいですね。・・
では次の旅行記のUPを楽しみにしています。
なつ
- Sevillaさん からの返信 2011/12/01 20:08:47
- RE: お帰りなさい!
- 夏さん、ただいま−。
返信ありがとうございます。
旅の記憶が鮮明なうちに旅行記書かなければと思ってます。
(2)セビージャ/カルモナ編
(3)アルコス・デ・ラ・フロンテーラ編
(4)バルセロナ/モンセラット編
の構成で考えてますが、書いてるうちに変わるかも・・
> 私が怖いのは料金だけです(笑)
二度は体験できない、スペシャル・スィートに奮発しましたから・・
Web予約で1泊200ユーロ強でした。
グラナダに比べれば安いですが・・貴重な体験代だと思ってます。
> 飛行機のCAさん前の席、この前の旅の往路で初めて座ったんですが、
> 荷物は全部上の棚に入れないといけないんですね。
> 本やら化粧品やら、いろいろ手元に置いておきたいものが多いので、
> 帰りのWebチェックインの時に空いていたけれど選びませんでした。
そうですね、脱いだ靴もロッカーに入れないといけないし意外と不便。
でもあの足元の広いのは魅力ですよ。
CAさんとの雑談も魅力ですが・・(笑)
では、旅行記の続きに取り掛かります。
Sevilla
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