2011/11/07 - 2011/11/24
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Sevillaさん
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昨年に引き続き、イベリア半島一人旅の紀行です。
今回はポルトガルから入り、そこからバスで国境を越えてスペインのセビージャ、最後にバルセロナという「イベリア半島左回りの旅」です。
紀行その2は、セビージャとその近郊カルモナの探訪です。
セビージャでは細かな日程を組んでいる訳ではないので、その日の天候と他のトラベラーさんの旅行記などを参考に散策しました。
カルモナには以前行ったことがあるのですが、パラドールのテラスからの景観が忘れられず再訪しました。
どうせなら昼食時を狙って、パラドールのレストランでランチをと・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
リスボンからスペインのセビージャまで、7時間半のバス旅の始まりです。
出発するバスターミナルは、リスボンの中心部から北へ4?程行ったところにあるセッテ・リオス・バスターミナル。料金はセビージャまで37ユーロ、1日2便(9:00発/20:45発)の朝便の利用です。
このバスターミナルの場所が分かり難く、地下鉄アズール(青)線のセッテ・リオス駅で下り、鉄道の同名駅の出口の向かいにある石段を上って行ったところにあります。(タクシーで行った方が確実です。) -
バスはテージョ川を渡ります。ポルトガルを南に進み、ファーロ(Faro)を通過、スペインに入ってからアヤモンテ(Ayamonte)、ウエルバ(Huelva)を通ってセビージャ(Sevilla)に着くという道筋です。
乗客で日本人は自分一人、国籍も人種もバラバラ、英語も通じるかどうか・・・そんな中での一人バス旅はなんとなく不安です。
「昼飯はどうするんだろう・・」
「停まらずに各自が手持ちの弁当を勝手に食うんじゃないか。」
「それはないよ、運転手だって食べるだろうし・・」
「いや、運転は交代要員がいるかもしれないじゃないか。」
頭の中で自問自答しながら進んでいきます。 -
昼過ぎになると、バスは高速道の日本でいうSAのようなところに停まりました。
-
そこで乗客全員が降り、SA内のレストランで各自が並んで食事を選び、料金を払って食べ始めました。 なんだこういうことか・・と懸案の昼食問題は解決です。
言葉が解らないので見本を指さして注文、オレンジジュースを加えて14ユーロなり。味は良かったけどなんせ量が多かった。
でも、国籍や人種の違う集団でも、皆さん意外と規律正しく行動してますね。 -
バスでの国境超えは初めての経験。
事前にイメージしてた国境越えは・・、全員がバスから下り、出入国管理所に並んで、パスポートを見せて審査を受ける・・というものでした。
ところがそんなものはどこにもなく、バスは停まりもしないで通過。
日本でいう県境を越えるのと変わりません。
あとで調べるとシェンゲン協定国の間での国境越えはフリーなんですね。 -
長い長い7時間半のバス旅が終り、しかもポルトガルとスペインでは時差が1時間あるので着いたのはスペイン時間で夕方の17時45分。
到着したのは昨年何度か利用したセビージャのアルマス・バスターミナル、やっと知った街に来たと思うとなぜか安心します。 -
昨年と違い今回の宿泊はアパートでなくホテル、どこにしようかと事前にネットで調べて、足の便と料金からサンタ・クルス街にあるRey Alfonso ?というホテルにしました。
AlfonsoX?という五星の高級ホテルとは別物ですが、それでも一応四星です。タクシーは細い道を辿ってホテルのすぐ脇まで行ってくれます。 -
翌朝は、さぁ一年ぶりのセビージャです。
ヒラルダの塔が青い空をバックに聳えています。 -
広場にはいろいろな国からたくさんの人達が観光に来ています。
この元気な女の子は・・観光客かな、地元の子かな。 -
馬車を引く馬たちも元気です。
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それでは先ずは定番のカテドラルから。
これはカテドラルのファサード、手前は塔の頂上にあるのと同じヒラルダ像です。 -
中に入るとその大きさに圧倒されます。
ライトアップされた天井を見上げると、スペイン最大の規模ということが実感できます。 -
これはコロンブスの墓、当時スペインを構成した4国の王達が柩をかついでいます。
写真はもっとあるのですが、昨年の旅行記とも重なるのでカテドラルはここまでに。 -
次はカテドラルの南側にあるアルカサルへ。
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14世紀に当時のペドロ?世が、アルハンブラ宮殿を彷彿とさせる宮殿を造り上げたという曰く通り、同宮殿を思わせる造りががたくさんあります。
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でも一番好きなのは隣接する庭園です。
ムデハル様式の建物とも調和して美しい景観を見せてくれます。 -
回廊に上がって美しい庭園を俯瞰できます。
広い庭園の中、人も少なく一人散策に時間を忘れます。 -
次はトラムに乗ってスペイン広場に行きます。
これは中世の遺跡ではなく1929年のイベロ・アメリカ博覧会で造られたものですが、大きな半円形に広がった建物のイスラム色の強い景観に惹かれます。 -
建物の下にはスペイン各県の特色を表したタイルが貼られたベンチが並んでいます。
写真はこの旅の最後に行く地バルセロナのベンチ、タイルの色彩がとても綺麗です。 -
他のトラベラーさんの旅行記を見ると、美術館や古文書館などの場所が紹介されています。昨年の旅行では行かなかったなぁ。
そこで先ず行ったのはインディアス古文書館、古文書そのものは見ても解らないけど、建物内部の造りが面白そうです。 建物は16世紀に建てられたルネッサンス様式、カテドラルの南側にあるのですぐわかりました。 -
入るといきなり廊下に置いてある大砲が目に入ります。
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誰もいない階段を上がって行くと、
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両脇にはたくさんの古文書が整然と並んでいます。
館内はロの字型、天井がライトアップされまるで寺院内部のような雰囲気です。 -
次は救済病院です。名前の通り貧しい人を救済するために17世紀に創設された病院ですが、付属の教会にムリーリョをはじめとした絵画が飾られています。
実はこの病院はカテドラルのすぐ近くなのですが、どこが入口か分からず付近をぐるぐる周ってしまいました。ホテルから4トラベラーの夏への扉さんに掲示板経由で聞いて、やっと入ることが出来ました。感謝! -
中に入ると小さなパティオがあり、ここから付属の教会に入ります。
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内部は広く、見上げると正面の祭壇から丸い天井にかけての造形が見事です。
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壁にはムリーリョの絵「ハンガリーの聖イサベル」が飾られています。
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最後にセビージャ美術館へ。この辺、昨年のアパート暮らしで通ったはずだけど・・・
入口の前にはムリーリョの像が立っています。 -
この美術館はムリーリョのコレクションでは世界一と言われてるそう。
入館料1.5ユーロ、学生は無料とのことです、良心的。 -
中に入ると館内は広く、綺麗なパティオ(中庭)があります。
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これはV(ヴイではなく5)の部屋、元は教会棟の建物らしく荘厳な造りで、周りにはデザインされたようにムリーリョの作品が綺麗に配置されています。
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見上げると素晴らしい造詣の天井が。
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ムリーリョの作品が並んでいます。
正面の絵はプラドにある「無原罪の御宿り」と似た構図ですね。
脇にはそれぞれの絵の名前を書いた表示がありました。 -
これもムリーリョの作品、若い男性の天使が描かれています。
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別の部屋へ行くと、闘牛士の死を悼む絵でしょうか。
大勢の闘牛士達がベッドの男を悲しげな眼で見ています。 -
この絵、まん中の女の子の目にドキッとしました。
何か真っすぐにこちらを見つめているような視線です。 -
季節がら日の暮れるのも早く、暗くなった広場からはカテドラルの輝く姿が見られます。
この後タブラオのロス・ガリョスに行ったのですが、昨年はOKだったカメラ(もちろんノーフラッシュ)は今年は一切NG、写真は撮れませんでした。
もちろん感動的なフラメンコ・ショーの方はしっかり楽しませてもらいました。 -
ネットでの天気予報を見て、今日だ!!とカルモナ行きを決めました。
「歩き方」ではサン・セバスティアン・バスターミナルから出発となっていましたが、インフォメーションで聞くとそうではなく、そこから歩いて5分程、南側にある公園を横切ったところにあるバス停からでした。
バス停はいくつか並んでいますが、写真の通り"Carmona"と表示が出ている所です。
チケットは車内でドライバーから買います、片道2.40ユーロで50分の旅です。 -
あぁ霧が・・
勇んでバスに乗ったものの、走っているうちに霧が出てきました。
バスの運行には支障ないようですが、カルモナに行ってあのパラドールからの景色が見えないようでは・・・行く意味半減です。
どうしよう。 -
カルモナには着いたものの・・・
旧市街への入口セビージャ門は白く霧に包まれています。 -
それでも地図を頼りに旧市街をパラドールに向けて歩きだすと・・
-
前に来たことがあるからと思い、ひたすら歩きます。
でもとにかく道が曲がりくねっていて分かりにくい、大抵の人が迷うのではないでしょうか。
サンタ・マリア教会の像の前でほっと一休み。 -
二回ほど街の人に聞いてやっとパラドールに到着しました。
パラドールの石畳の広場に面した建物は、レンガ積みのような質素な外観です。 -
中へ入ってそのまま真っすぐに行くと、あの見晴らしのいいテラスに出ます。
ここからは見渡す限りの広大な景色が地平線まで続くハズ・・でしたが、
まだ霧は晴れず一面真っ白です。 -
カルモナに来た目的のひとつが「素晴らしい景色を見ながら昼食を」です。
気を取り直し、霧が晴れるのを待ってテラス脇の素敵なレストランに入ります。 -
まだ時間が早いのか、窓側の外が見えるところに座れました。
小鳥も霧の晴れるのを待っているのでしょうか。 -
先ずはシェリー酒を飲みながらメニューを選択。
一緒に出されたチーズとナッツも何か洒落ていて素敵です。 -
プリフィックスのセットメニューに決め、mマークの付いた料理から選びます。
前菜はプルポ(蛸)とポテトの和え物にしました。
スペインではこのプルポをよく食べるらしく、他にバルのタパスでも見かけました。
味は薄い塩味であっさりとしていて美味しかったです。 -
メインはイベリコ豚をソテーしたもの、外側がカリッと焼けていて中はとてもジューシーなソテーが三枚。イベリコ豚の美味しさを味わいました。
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セットメニューにはデザートもあり、ワゴンから取ってくる方式。
"How many pieces can I choose?"と聞いたら、いくらでも・・との答え、スィーツ好きには歓迎なのでしょうが既に前菜・メインで満腹、それでも小さなケーキとプリンをチョイスしました。
シェリーとグラス・ワインを合わせて全部で38ユーロ、ごちそうさまでした。 -
なんと、食事が終わると霧はすっかり晴れていました。
テラスからも遥か地平線までの素晴らしい景観が見渡せます。
そう、これが見たくてカルモナに来たのでした。 -
遠くに馬が1頭、平和に草を食んでいるのが見えます。
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これは館内にあるパティオ、アラブの香りのする空間が広がっています。
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来る時は霧に包まれていたファサードも青空に映えています。
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パラドールから北へしばらく歩くとコルドバ門があります。
西にセビージャ門、東にコルドバ門、それぞれの街を向いているということでしょうか。 -
こちらは西側のセビージャ門、霧も晴れてその雄姿が見渡せます。
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イチオシ
門の外にはサン・ペドロ教会、ヒラルダを模したと言われる塔が青空に聳えています。
カルモナへの旅、日帰りでしたが素晴らしい景観と素敵な食事に出会えた一日でした。
この後、セビージャからバスでアルコス・デ・ラ・フロンテーラへ行き、鄙びた田舎の街の生活に触れてきました。 長くなったので続きは次の旅行記へ。
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