2011/10/04 - 2011/10/12
17位(同エリア25件中)
haneさん
空気が冷えてすっきりと空は高く、爽やかな朝。・・・って書けば字面はいいけど、要するに寒いんです。日本で言えば晩秋の朝くらい。完全に長袖に厚手の上着が必要。パロの宿はリゾートタイプが多く、コテージ式なのでダイニングが別棟なこともしばしば。朝ごはんへ行く短い道のりで、ブータンへ来たことを再実感です(だって正面の崖にタクツァン僧院見えるし!)。
朝のさんぽに宿の周りを歩けば、遠くにはパロの町やゾン、黄金色の棚田、そしてブータン最高峰・ジョモラリのてっぺんだけが僅かに見えます。雨季に来たときには見えなかったヒマラヤの姿、今回はさっそくご登場! なんか幸先良さそうな本日は、首都ティンプーをぶっとばしてウォンディ・フォダンへ向かいます。
・・・の前に、昨日パロの町で購入した(まだお金払ってないけど・・・)民族衣装・キラにお着替え! ガイドのツェリンさんが帯をギュギュっと締めてくれます(苦しいっス〜!)。日本と違って幅が狭いのが救い。
スカート部分は着物やインドのサリーと似てるけど、巻き方が独特。日本の着物は椅子か正座でしか座れないですが、キラではあぐらや韓国の時代劇みたいに片膝を立てて座るのが普通。かなり広がって裾が割れないです(割れるとしたら前ではなく後ろです)。が、故に、車に乗る時が慣れなくてたいへん。どうしても着物のイメージがあるので、日本女子としては(笑)なるべくきれいに、シワにならないようにって思うんですが、独特の巻き方なので前にも後ろにも合わせになる部分があり、あっちこっちがモタつく状態・・・。経験してみないとわからない、このモゾモゾ感。でもブータン女子はそんなの気にしてないみたいです。ツェリンさん、助手席で片膝立てて余裕しゃくしゃく。日本でそんな座り方したら、まずお行儀悪いって怒られちゃうけどね(笑)。
ともあれ、以前も通った道を飛ばして、ドチュラ峠を経由してウォンディへ。
季節は変わったけど、おなじ風景・・・と思いきや。あちこちで工事だらけ。崖を重機で削って、道幅を広げている真っ最中。この道路、間もなく行われるブータン国王の結婚式のために拡張中です。王様の結婚式はプナカ、ティンプー、パロで行われますが、中部のプナカと西部のティンプーを結ぶ唯一の道路。期間中は観光客だけでなく、王族や政府関係者、軍や警察、外国からの国賓も通るわけですから・・・。
それにしても、以前来たときは木々や植物が生い茂った山肌だったのに、重機で削り取られ、その痕がゴリゴリと線になって残り、ちょっと異様な風景。乾燥してるので砂塵が舞って、車も真っ白に。ドライバーのカルマさん、諦め顔。でも時々停車したとき、ふーって吹いて砂を払ってるのが面白いです。
それを倣って(?)、ドチュラ峠では雲に向かってふーっ! あとちょっとだ、あの雲が切れればブラック・マウンテンが見えるんだ! 結果、・・・嗚呼、ちらリズム。ニクイわっ、ブータン! 全部は見せてくれないんね今回も! まぁチラりとでもヒマラヤが見えたので良しとしよう。それにしてもドチュラ峠、すごい車の数だったです。雨季の時は数台停まってればいいほうだったのに、今回は広場にぎっしり! インド人がいっぱい。
峠を越えてひた走れば、ロベサを横目に、ウォンディに到着です。
・・・暑い。
予想はしてたけど、やっぱり暑かった、ウォンディ・フォダン。
パロの朝の気温が嘘のように、標高の低いウォンディでは真夏のような暑さ。
しかもお祭の中日、どっからこんなに人が出てきたんだって言うくらいの人出。しかもみんな、ここぞとばかりに鮮やかな民族衣装姿。さすがツェチュ。
そして、ただでさえ宿が少ないウォンディ、ガイド・ドライバーは部屋が無い! 以前来た時に聞いてはいたけど、ホントなんだ・・・。特に女性ガイドは少ないため、大変とか。カルマさんは男性部屋に雑魚寝か友達のとこへ行くとして、ツェリンさんは我々の部屋へお泊りすることになりました! お宿は前回も利用したゾンのすぐそば、旧市街のタシリンです。
それにしてもウォンディ、たった3か月で様変わりしてしまいました。
2011年9月までに、近郊につくられた新市街地へ移住するよう立ち退き命令が出ているのは知っていたのですが、私が訪れたのは10月はじめ。崖にへばりつくように建てられていた家屋や商店は殆ど取り壊され、お寺と、学校と、数件の民家やホテル以外は何もない状態。そのおかげか(?)、なんとこの標高の低いウォンディのホテル・タシリンの食堂のトイレから、ヒマラヤ・ビュー! なんでトイレから!っていうツッコミはさておき、崖に密集して谷の視界を阻んでいた家屋が取り壊されたことで、思わぬものが見えるようになっちゃったんですね。。。 でも普通のひとはトイレから眺めなんて気にしてないから、気づかないかもなぁ(笑)。こんだけ書いておいて、実は雲だった、っていうオチだったらどうしよう、あり得る(笑)。
とにかく、こんなふうに変わってしまいました。
もともと旧市街の土地は殆どが国有地で、住人達は立ち退けと言われたらそうするしかないんですよね(もちろん居座ってるひともいるそうです)。土地が狭い旧市街は地盤が弱く、家屋は崖につっかえ棒してその上に箱を乗っけた程度のもの。国としては安全な新市街地に住居は用意しているし、まぁ仕方ないんでしょうね・・・。救いなのは、9月下旬に起きた大地震の前に退去がほぼ完了してたということでしょうか。
お祭を見学した後は、チミ・ラカンへ。
前回行ったときに会った子供たち、元気かなぁ、と思ってたら。居ました。そりゃそうだよね、3か月前だもん(笑)。ヒーローごっこして遊んでたり、お祭行ってきたのかおしゃれしてたり。通りすがったおばあちゃんは、お祭行くのにタクシー乗ったけど、行きより帰りが20ニュルタムも高くなったとこぼしたり。初対面でも近所のひとみたいに接してくれる、これがブータンです。
<本日のメニュー、2日め!>
◆パロの宿ウゲン・ペンデリン周辺をおさんぽしてジョモラリ・ビュー!
◆キラを着せてもらって、ウォンディ・フォダンへGO!
◆ドチュ・ラ峠でブラック・マウンテン、ちらリズム。
◆ウォンディ・フォダン・ツェチュを見学。アツァラにお尻を触られる(!)。
◆ロベサのチミ・ラカンへ夕涼みに行く。
◆途中の町でおかいもの。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 2.0
-
ウゲン・ペンデリンの食堂から。
日本のマスコミのひとなんかも居て、撮影してました。 -
朝のおさんぽ。
ウゲン・ペンデリン・リゾートの看板。
て〜か、道には何の表示もなくて、ガタガタのオフロードをしばらく登った丘の上に看板があるので、知らないと行きつけないよ(笑)。
ブータンのドライバーさんやガイドさんは、地理を理解してないとたいへんッス。
ブータンは昨今建築ラッシュでホテルも急激に増加してるので、ときどきマジでわかんないそうです。
カーナビ? そんなもんは無いさ〜! -
ウゲン・ペンデリンの周りは閑静な田園。
花もたくさん。 -
段々畑のひろがる、のどかな風景。
-
本日の、タクツァン・ビュー!
さすが乾季、朝から見える。
前回は雨季だったので、昼ちかくまで雲に隠れてました。 -
ブータンでもお米は幾種類か育ててます。
殆どが、ダショー・西岡氏が心血を注いで広めたもの。
奥の稲穂は黄金色、手前は黒っぽい赤米。田んぼが棚田で一枚一枚小さいので、それぞれ違う品種だったりも。
基本的に手で刈るので、違う品種が隣接してても大丈夫なのかな。 -
青い空、赤い花。
-
影は長く、朝の日の光。
-
にょろっと、白い花。
-
天気が良ければ、ヒマラヤ・ビュー!
宿の近くだと手前の山に遮られますが、ドゥゲ・ゾン辺りまで行けばばっちり見られるかも。
残念ながら、ドゥゲ・ゾンも地震でけっこう崩落し、立ち入り禁止です(2011年秋現在)。 -
実。 なんの実?
-
1泊だけだったけど、ウゲン・ペンデリン・リゾートとお別れ。
今日はウォンディに向かいます! -
ブータン名物(?)パロ空港の側道。
滑走路がすぐそば。
なので航空機の離発着のさいは走行できなくなります。みんなしばらく待ちぼうけ。
この道は大型のバスが通行するのは大変。乗用車がせいぜい。なのでコースター・バスの場合は反対側の崖の上を走行します。前回はコースターだったので、この道は一回も通らなかったな・・・。 -
パロ・ティンプー間の道にて。
女の子が、仔牛を背負ってます。生まれつき病気で、歩くことが出来ないとか。自然界では淘汰される命ですが、ブータンでは家畜は大切な財産。まして彼女たち遊牧民にとっては。(遊牧民という表現が正しいか分からないけど、季節によって移動して生活してるそうです。)
車を持てない彼らは、ゆっくりゆっくり、牛たちと歩いて移動していきます。
ちなみに向かって左側の男性はカルマ・ツェリン(またツェリンやな・・・)。ドライバーさんです(新婚さんだよ!)。 -
川の色がキレイ。
前回雨季のときは茶色く濁って、ごうごうと流れてだけど。 -
ティンプーからプナカ方面へ向かうチェックポイントにて。
ヤクの乾チーズ。りんご。
観光シーズンとあって、以前きた時より出店が増えてました。
毎度通ります、このチェックポイント。
いつも通りビザを提出(これが無いと通れません!)。 -
ドチュ・ラ峠にて。
前回7月に来たときは、いつも真っ白! 雲の中! だったけど、今回は乾季。
ちょっと雲は多いけど、たくさんの観光客が。
前回はほんと寒くて、ほとんど人も居なかったのになぁ・・・。やっぱりオンシーズンは違います(車だらけ!)。 -
ドチュ・ラ。
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峠から、遠望。
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お参りに来る人もたくさん。
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おっと、ちらリズム!
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カフェテリアの窓に映った山並み。よ〜く見ると、ヒマラヤのブラック・マウンテンも写ってます。
前回来たときは峠の素晴らしい(虫だらけの)公衆トイレに行ったけど、今回のガイドは女性。さすがにそっちは選ばず、近くのカフェテリアへ。
そういうとこ、やっぱり女子やね。
まぁあの壮絶なトイレも嫌いじゃないですよ・・・ええ、たぶん。 -
ウォンディへ着いて、まずは昼ごはん!
野菜もりもり。
毎度おなじみ、旧市街のタシリンで。
今日のお宿もタシリンです。 -
どっから湧いて出たんだ! っていう人出。
さすがお祭。
ウォンディの町は地盤が弱く、ほとんどの住民が現在は新市街へ引っ越し済。
でもお祭は、やっぱり着飾って旧市街のゾンへ! -
露店もいっぱい。
お祭のときばかりは財布の紐もゆるくなるので、男の子たちはみんなモデルガンを買ってもらって遊んでます。
でも可愛い子供たちがゴ姿で(小坊主さんたちも!)、モデルガン振り回して遊んでる姿、ちょいと違和感っす。ちゃんと弾も入ってるので、気を付けないと当たっちゃうよ(BB弾だけど)。
まぁ男の子はそういうの好きだろうけどさぁ・・・ -
昼ごはん中のご一家にお邪魔。
-
ゾン前の、お経を読んでるおじいちゃんとこ。
移動式仏壇(?)には仏様がいっぱい。
お寺と同じだそうなので、いくばくかお布施して、なむなむ。 -
ウォンディ・フォダン・ゾン。
長蛇の列は、お坊さんから聖別された紐と薬(?)をもらうため。
みんな並びます。 -
パロ以上にぎっちり!
ツェチュは年に一度のお祭。
みんな楽しみにしてます。 -
踊り手たちも大集合。
でもウオンディは標高が低く暑いので大変そう・・・。
10月でも、昼間なら真夏の服装でOKです(朝夕は冷えるけど)。 -
向こう側に行きたかっただけなので、長蛇の列には並ばず突破するはずが(おまわりさんに訊かないと行けないよ!)。
お坊さんたちの前を通り過ぎるとき、すごい引き止められて聖別された紐と薬を渡されました。なんか横入りみたいになっちゃったなぁ・・・。
ちっさい薬的なものは、仁丹みたいな味。うぇ〜、苦い! でもいい記念です。
紐は首に巻いて結びます。
日本でお神酒もらったりお札もらったりする感覚かな? -
子供たちが階段で見学。
-
みんな興味津々。
-
みんな、おしゃ。
普段は黒、グレー、茶色などを着ている男性たちも、ここぞとばかりに着飾ります。 -
えらいひとたち。
真ん中のひとたち、カプニが違うのわかりますか?
一般人は白一色。
お偉いさんは赤と白のツートン。
ちなみに還俗したお坊さん(元お坊さん)は臙脂色です。お坊さん時代の衣と同じ色をつけます。 -
身を乗り出して。
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地獄の踊り。
いつか死んで地獄に行ったとき、彼らの仮面の顔を覚えておくと手加減してくれるんだって。 -
ブータン・ボーイズ。
お祭は社交(ナンパ?)の場。
かわいい女の子は見つかったかな? -
くつまで正装。
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姉妹お揃だね!
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おじいちゃんだって見たいんだもん。
-
テーブルの上の少年。
・・・テーブル、すごい不安定だよ。ぐらぐらしてるよ。
気を付けてね。 -
こんなかんじですごい人出。
-
カプニのかわりに青いサッシュしてるのは、おまわりさん。
普段は洋服の制服だけど、お祭りのときは民族使用に青サッシュらしいです。
みんな家族と一緒にお祭に参加。 -
お祭りの華(?)アツァラが走る!
アツァラは道化であり、お釈迦様の化身。
役を演じるのはたいてい壮年の男性(少年な場合も)。とっても下ネタ満載の存在です(笑)。
あちこちでお布施をせびり、映像ではあんまり見せられないコトをやったり(笑)。
ちなみに、おしり触られましたです。
でも誰にでもやるわけじゃないそうなので、選ばれたのはとてもおめでたい事なんだそうです。 -
ガイドのツェリンさんと、どっかの赤ちゃん。
ブータンはまことに大らかなので、たまたま隣に座った見ず知らずのひとにでもこんなカンジ。
てか、泣かないよ、この子。
私はむかし、赤ん坊だった甥っ子にさんざん泣かれたんだが・・・。 -
こっちはスヤスヤ。
こんだけ暑くても、やっぱり赤ちゃんはいろいろ包まれてるんにゃな、ブータンでも。 -
お祭のあとは、ロベサへ。
黄金の棚田、エメラルドグリーンの川面。
ラブリーすぎる! -
ロベサ村の子供たち。
青唐辛子、天日干し。
青唐辛子は一回茹でてから干すそうです。腐らないように。 -
メシナ谷、ロベサ。
もう夕暮れも近いので棚田が緑に見えますが、肉眼では黄金色。
まもなく刈入れ時期。 -
チミ・ラカンの小坊主さんたち。
たぶんサボり中。
だってお堂ではみんな読経してるよ?
ちなみにお堂の中でも、お師匠さんから見えない陰で携帯いじってるお坊さんもいたりして。
This is the Hour ! -
チミ・ラカン。
お久しぶりです。 -
本堂への入り口。
にゃんこ。
中では夕方の読経中。 -
日が落ちて、月。
-
薄暮
-
あ、この子、前回来たときにも会った!
以前は妹をおんぶしてたけど、今回はキラ姿。
お祭行ってたんだね! -
だいぶ涼しくなってきました。
昼間の暑さがうそのよう。 -
途中の市場で立ち寄り。
ウォンディの旧市街は、今はもう何もありません。
住民はほぼ立ち退き、お寺とゾン、ホテルや学校があるだけ。 -
なんで買い出しに寄ったかというと。。。
歯磨き粉切らしちゃって。と、ガイドのツェリンさん。
自由や。
グァバの実買って、今日のデザート&明日のおやつ。 -
夕ごはん。
あれ〜、あの苦い川海苔スープ出ないな(←ちょっとホッとしたり?)。
それにしてもすごいひと。
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