2011/09/16 - 2011/09/16
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まみさん
海外旅行出発日って、なぜこうも、カメラを持って外に出て撮影に出かけたいようなすばらしい天気に恵まれるのでしょう。
毎度全部ではないですが、それがここのところ続いた気がします。
いや、天気が良いにこしたことはありません。
時期的に台風が到来しやすい秋9月。
フライトの運行、あるいは空港に向かう電車の運行に支障があっては困りますから。
海外旅行はだいたい一年に一回のペースの私にとって、今年2011年は7月のコーカサス旅行に続き、9月のシルバーウィークを利用しての2度目の旅行!
準備は慌ただしかったです。
しかもコーカサスもウズベキスタンも私にとって未知の国。どちらも日本ではあまりメジャーな海外旅行先ではないので情報がたくさん入ってきやすいとはいえません。
もっとも、コーカサスに比べれば、ウズベキスタンは日本人にとって人気の旅行先!
きちんと下調べしようと思えば、旅行記やクチコミなどから、もっとたくさん情報を仕入れて行くことができたでしょう。
ウズベキスタンへはウズベキスタン国営航空のタシケント直行便を利用しました。
出発日の本日は、タシケントに到着後、3時間半の乗り継ぎをみて、ウルゲンチ行きの国内便に乗り換える予定でした。
ところが成田空港に着いた早々、ウズベキスタン航空はすでに45分の遅延!
でも、だからといって、私にどうすることもできません。
この時点で、手配をしてくれた旅行代理店に連絡をしていたら、変わったのでしょうか。それは分かりません。
45分の遅延なら間に合うはずだ、と思って心を落ち着けて、成田空港ではいつものように、旅への期待を胸に、ウキウキと過ごしました。
ほんの2ヶ月前にコーカサスのアゼルバイジャンに飛ぶために利用した成田空港第一ターミナル。
あるいは、去年2010年の9月に極東ロシアのウラジオストクに飛ぶためにも利用した成田空港第一ターミナル。
その前もその前もその前も、選ぶエアラインの関係で、ずっと成田空港第一ターミナルばかり。
そして、旅行初日のハイ・テンションのままに、空港でも写真を撮りまくり、たくさん撮れたのでいくつか旅行記を作成しました。
※これまでの出発日の成田空港の旅行記。
「2010年秋ふらっと極東ロシアへ4泊3日の旅第1日目(1)移動だけの1日でも楽しまなきゃソン!(前編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10503445/
「2010年秋ふらっと極東ロシアへ4泊3日の旅第1日目(2)移動だけの1日でも楽しまなきゃソン!(中編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10503446/
「2010年秋ふらっと極東ロシアへ4泊3日の旅第1日目(3)移動だけの1日でも楽しまなきゃソン!(後編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10503448
「2009年ウクライナ旅行第1日目(1):いまさらな成田空港でウキウキワクワク@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10364577/
「2008年ブルガリア旅行第1日目:プロローグは成田空港第1ターミナル南ウィングから(旅程一覧)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10259173/
これだけ写真を撮ったら、今回はさすがにネタ切れだな……と思ったのですが。
外にあんまり美しい青空が広がっていたから、日常生活で飛行機なんてそうそう見るものでもないから……やっぱり写真を撮ってしまいました。
一人旅なので、ちょっとした待ち時間に、旅の道連れとおしゃべりして過ごすわけにはいきません。
そういうときは、物思いにふけったり日記につらつらと他愛ないことを書いたり、あるいはカメラを構えてしまいます。
カメラを構えると、すぐに夢中になれます。なんでもない見慣れた被写体が、カメラ目線ではがらりと違ってみえるからです。
おかげで一人旅で寂しいと思ったことはちっともありません。
特に、デジカメが旅のお供になってから。
この日は、ウズベキスタン航空の国際線の遅延と、タシケント空港での手続きの手際の悪さのおかげで、国内線に乗り遅れるという、30回近い私の海外旅行歴の中でも最大のアクシデントで終わりました。
そのため、当初の旅程のうち、一番楽しみにしていたヒヴァに行き損ねてしまいました。
だけど成田空港では、まだそんなことを予想だにしていませんでしたから、脳天気で幸福だったあのときの私は、たった2ヶ月ぶりの成田空港でもウキウキ気分で写真撮影にふけることができました。
ウズベキスタンでは空港や鉄道で撮影禁止なので、本日の写真のほとんどは、私にとってはもう珍しくないはずの、成田空港第一ターミナルの写真ばかりになりました。
そして成田空港でならいいだろうと、ウズベキスタン航空の機体の写真もじゃんじゃん撮ってしまいました。
だいたい、たとえタシケント空港で写真撮影が可能だったとしても、飛行機に乗り遅れるというショックとみじめさの中で、撮影なんかしていられたでしょうか。
……いや、していられたような気がします。逆に、自分を鼓舞して気持ちの転換をはかるために。
<2011年秋ウズベキスタン旅行:旅程一覧>
9/16金 成田発 ウズベキスタン航空でタシケントへ&国際線の遅延で国内線に乗り遅れる
9/17土 ヒヴァの代わりのタシケント観光
9/18日 朝7時台の国内線でブハラへ&ブハラ観光1日目
9/19月 午前ブハラ観光&午後サマルカンドヘ事前手配の車で移動(途中シャフリサーブス寄り道)
9/20火 サマルカンド観光1日目
9/21水 サマルカンド観光2日目
9/22木 特急シャーク号に途中乗車してタシケントへ&タシケント出国
9/23金 朝8時台に成田着
(その後、昼に妹ら一家と上野で待ち合わせて、甥っ子姪っ子らと上野動物園で遊ぶ)
※2011年秋ウズベキスタン旅行の詳細な旅程はこちら。
「2011年秋ウズベキスタン旅行プロローグ(旅程一覧)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10606873
あるいはもう一つのブログ「まみ’s Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/)の記事より
「2011年ウズベキスタン旅行の詳細旅程(写真付)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/2011-41d7.html
<立案・準備編>
「今年も2度目の海外旅行を計画中」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/08/post-087f.html
「もうすぐウズベキスタン旅行!」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/post-4f78.html
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どこで朝食を食べようかな〜とうろうろして見つけた、和食レストランそじ坊
ウズベキスタン航空は10時25分発なので、成田空港には2時間前の8時25分には到着していなければなりません。
余裕をもって到着するよう、朝食もとらずに自宅最寄り駅からの始発の電車を利用したら、日暮里駅6時35分発の成田行きのスカイライナー1号に乗ることができて、7時14分には成田空港第一ターミナルに到着しました。
なので、まずは腹ごしらえを。 -
この看板に惹かれて
これからしばらく和食を食べる機会がなくなるから、やっぱり和食に惹かれます。 -
冷やしめかぶそばとまぜご飯、1,080円
めかぶのとろみと、鰹節の香りばしさがそばにからまって、美味しかったです@
まぜご飯も、お米そのものはもちめん、しその塩味がぴりりときいて、美味しかったです@ -
ウズベキスタン航空528便、すでに45分の遅延とは!
ガイドブックには、中央アジアのフライトは遅延や運休がよくある、と書かれてあって、気になってはいたのです。
国際線は大丈夫だろうと思ったのですが……。
でも、国内線への乗り継ぎは3時間半あります。
また、手際が悪くて手続きが遅いといわれるタシケント空港ですが、クチコミ情報では、手続きが早くすんで30分、運悪く遅くても1時間半とありました。
だから大丈夫なはず……。
と、このときは幸運にもそう思っていられました。 -
出国審査を終えて、窓の外を眺めると
なんとドラマチックな空模様@
どうせ遅延だ、と思って、チェックインカウンターにのんびりと8時35分頃に向かったら、行列が出来ていました。
十分時間に余裕があったのに、失敗しました!
チェックインは9時に終わり(前の写真はチェックインが終わったあとに撮ったものです)、そのあと出国手続きまでは-ほとんど並ぶことなくスムーズでしたから、9時15分には出国をすませ、成田空港内であっても日本でないエリアに出ることができました。
搭乗開始の10時45分まで時間が余るだろうから、ガイドブックをもう一度よく研究して、翌日や翌々日あたりの観光計画を立てるつもりでしたが……。 -
機体が銀色で、後尾翼が青・黄・赤……とウルトラマンみたいな機体!
待ち時間の半分以上は、外を飛ぶ飛行機の撮影に夢中@
この機体のエアラインはどこかしら。 -
たった2ヶ月ぶりの成田空港なので、今回は免税店で買い物をする気にならず
買い物はウズベキスタンですればいいので、ここは我慢我慢@ -
さっさとゲートへ向かう途中、こんなところにも両替がある、便利な成田空港
確かタシケント空港には両替が1ヶ所あったくらいで、それも夜遅いと営業していないんだったとか。
ただ、ウズベキスタンでは銀行・両替商・ホテルのどこで換金してもレートはだいたい同じ、あるいは特にどれかはレートが悪い、ということがないようです。
なので安心してホテルで換金できます。 -
両替はどこでも列ができていて、ここは少ない方
きっと今回の私みたいに、手持ちの米ドルは十分足りるけれど、円高だから余分に換金しておこうと思う人もいるかもしれないですしね。
ウズベキスタン・スムはいったん米ドルから両替してしまうと、逆両替は現実的ではないので、少額をこまめに両替した方が良いそうです。
というわけで、私は今日、20ドル札を多めにゲットしておきました。
でも、ウズベキスタンでは、ほんとは違法らしいけれど、おみやげ屋や時に観光便宜をはかってもらう賄賂では米ドルの通用度は高かったですから、10ドルとか5ドルとか1ドルなど小額のお札をもっと用意しておけばよかったです。 -
荷物を機体に収める前のANAをしばし観察
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荷物のコンテナがやって来た@
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コンテナが機体に収められていく
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ドラマチックな空とタイ航空
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ライトのシルエットと空模様
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コンテナがずらっと並ぶ様子が壮観!
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見事な打ち掛けのある店
去年の9月に同じく成田空港第一ターミナルでのんびり店を物色したつもりですが、知らない店がまだまだありました。 -
かわいこちゃんの磁石
こういうのがすぐに欲しくなってしまうのですが、我慢我慢@ -
打ち掛けずらり
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うるしのイースターエッグ!?
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41番ゲートはまだ先
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途中でまた窓の外を覗くと……
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ドラマチックな雲
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後尾翼にお花のチャイナ・エア
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まだ無人の41番ゲート
現在時刻は9時57分。
本来なら10時25分発なのに遅延で11時10分発に変更です。
でも、この時点で遅延が決まっている便が、文字通りの45分の遅延ですむことは、やはりなかったのです。 -
10時すぎても無人の41番ゲート(泣)
予定どおりならとっくに搭乗時間になっていたはずだと思うと、少し哀しくなりました。
でもこの段階では、国内線への乗り継ぎに失敗するなんて思ってもいませんでしたから、まだまだのんきに構えていられました。 -
空飛ぶNCA
Nippon Cargo Airwaysはたくさん飛ぶので撮影チャンスもたくさんありました。 -
Polarってポーランド航空?
なわけありませんね。
ポーラ・エア・カーゴです。 -
10時09分、やっと到着したウズベキスタン航空!
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機体が青と白で、腹が緑───いかにもウズベキスタン・カラーのウズベキスタン航空
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オーライ、オーライ!
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オーライ、オーライ!
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ゲートに近づくウズベキスタン航空
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これでやっと到着
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ウズベキスタン航空の後尾翼のマークに注目
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ANAもよく飛ぶ
搭乗開始までまだ時間があるので、再び離陸あるいは離陸する飛行機を観察しました。 -
スカイチームの飛行機!?
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フェデックスだ〜!
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搭乗カウンター
10時50分、やっと搭乗開始となりました。 -
これ、何かと思っていたら
搭乗券の半券入れでした。
まだまだアナログ!? -
あっという間に行列ができる
みんな待ちくたびれていましたもの。 -
搭乗中───列に並んで順番を待つ
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搭乗中───もうすぐ乗れる!
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搭乗直前にまた一枚!
10時25分発のウズベキスタン航空。
頭部だけみると他のエアラインと区別がつかなくなりました(苦笑)。
ほんとに、着いたと思ったら、すぐに飛んで去ってしまう機体ばかりですね、海外のエアラインは。
荷物と乗客の入れ替えと簡単に清掃しただけで。
でも、出発は、結局、1時間遅れとなりました。 -
機内はなかなかきれい
離陸はさらに遅れて、時計を見たら11時50分でした。
混んでいるのか、滑走路の前でしばらく待っていましたから。
テレビ画面にパイロット席からの映像が映っていたのですが、滑走路のずっと前の方に、もう一機が待機しているのが見えました(苦笑)。 -
ヨーロッパ系の他のエアラインにひけをとらなかった機内
本当は撮影してはいけなかったらしく、この後、フライト・アテンダントさんに注意されてしまいました。
でも彼女に向かってカメラをじゃんじゃん向けてたよ? 見ているようで見えていなかったのかな。
機内では、映画は画面が遠くて液晶が光ってしまって見づらく、さほど興味を覚えなかったので、大半は、ガイドブック、それからプリントアウトしてきたお気に入りトラベラーさんの旅行記で、ウズベキスタン観光の直前予習をしていました。
頭がこんがらがるといけないので、前半のヒヴァとブハラまで。
で、このときにしっかり頭に入れたヒヴァの情報は……今回は全く不要になってしまいました(泣)。 -
最初の機内食は、和風チキンの照り焼きのせご飯
お味はまあまあでした。 -
到着2時間ほど前の機内食は、軽食サンドイッチ
ウズベキスタン航空のコーヒーは、わりといけました。
昔、乗ったエールフランスが、フランスのエアラインゆえに期待したのに、期待しすぎたせいか、たいして美味しいと思わなかった記憶があるのですが、それに比べると、とても美味しくて、ちょっと感激しました。
機内映画は、1本目はメグ・ライアンとトム・ハンクス主演の「ユー・ガット・メール」でした。
主演の2人は好きですが、こういうほのぼの恋愛映画はあまり好みではないので、日本語吹き替えをBGM代わりに、観光の予習をしながら、ながらでチラチラ見たくらいでした。
2本目は、シルク・ドゥ・ソレイユのビデオでした。
観光の予習が終わっていなかったのと、途中で眠くなってしまったので、ろくに見られず、あとで残念に思いました。
一週間後の帰路便で見られれば……と期待したのですが、帰路便は1本目は同じでしたが2本目はよく知らない日本映画だったので、がっかり。 -
おまけの写真・その1:帰りのウズベキスタン航空の機内食のディナー
最後のウズベキスタンの香り!?───ウズベキスタン版のピラフ「ブロフ」。 -
おまけの写真・その2:帰りの2度目の機内食は往路と同じく軽食サンドイッチ
* * * * *
今回の私の旅程では、タシケントに到着後、本日中に、同じウズベキスタン航空の国内線でウルゲンチに飛ぶ予定でした。
ウルゲンチというのが、ヒヴァに一番近い空港がある町です。
ウルゲンチからヒヴァまでは車で1時間はかからないのですが、20時到着予定だったので、日本の代理店を通じて送迎を手配していました。
そして世界遺産である旧市街の内城(イチャン・カラ)の昔のメドレセ(イスラムの神学校)を改築したホテルに泊まり、翌日の夕方にウズベキスタン航空国内線でタシケントに戻るまで、古代のホラズム王国の古都にタイムスリップした気分が味わえるはずでした。
ところが、ウズベキスタン航空は、成田では国内線のチェックインまでできないんです。
タシケントの空港で入国審査と税関を通り、荷物を受け取った後、隣にある国内線の建物へ行き、改めてチェックインするシステムでした。
いや、そのこと自体は知っていました。覚悟していました。
そして空港での手続きがとても手際が悪く、時間がかかることも知っていました。
だから、入国審査や税関でも、行列の後ろになってしまうと、非常に時間がかかるとアドバイスを受けていたので、ダッシュで向かおうと息巻いていました。
とはいえ、行列の後ろになったとしても、長くて1時間半くらいらしいので、間に合わないこともなかったのです。
───成田発のフライトがちゃんと定刻に出発し、3時間半の乗り継ぎを確保できていれば(涙)。
私が乗ったタシケント行きのウズベキスタン航空は、結果的には、1時間半遅れました。
飛行中に、フライト・アテンダントに相談したら、1時間半あるから十分に間に合うと言われました。
空港に着いたら、係員に助けてもらえば良いと。
でも、空港で何人かの係員に相談しましたが、全く当てになりませんでした。
そして噂どおり、係員の手際は悪くて、入国手続きを終えるまで非常に時間がかかりました。
そもそもフライトが1時間半、遅れた上に、飛行機から空港の建物への送迎バスは、トルコなどへ入国しないで乗り継ぐ客用と入国者用の2台あったのですが、乗客のふりわけに時間がかかりました。
ふるいわけていた係員にウルゲンチに行く予定なんだと訴えたら(だから急いでるのと言いたかった……)、トルコ行きの乗り継ぎ用のバスに案内されたくらいです(怒)。
入国審査のところまで走って行って、一番に並びましたが、ブースから出ていてお休みしていたらしい入国審査官たちは4人全員、自分でパソコンかアプリケーションを立ち上げることができなかったらしく、別の人を呼んでいました。
もたもたした入国審査が終わった段階で、実は、国内線の出発の45分前になっていました(泣)。
そのあと、荷物が出てくるまで30分以上かかりました。
半分だけ先に出てきましたが、残りがなかなか出てきませんでした。
成田発の直行便なので日本人が多く、待っていた日本人の中には、ロスト・バゲージではないかと心配していた人もいました。
近くの係員に乗り継ぐ国内線の出発まで時間がないことを訴えたら、その係員はどこかに電話していましたが、あれはなんだったのか(怒)。
「とにかく待て」としか言われず……。
混むと言われた税関は、荷物を待っている間にすっかり空きました。
やっと出てきた荷物を持ち、比較的手早くやってもらった(ような気がする)税関をすませて国内線のカウンターに駆けつけたときは国内線出発の18時20分になっていました。
カウンターは閉まっていましたし、近くの係員に、国際線の便が遅れたせいなんだと抗議しても、eチケットの控えを見て、「どこに遅延の証明がある?」ですもん。唖然としました。
他のエアラインのように、成田で国内線のチェックインもできていたら、国際線の遅れの連絡も届いていて、国内線は待っていてくれたろうと思います。
ウズベキスタン航空は私にとって久しぶりにリコンファームが必要なフライトでしたが、国際線のリコンファームはタシケントの国内線のカウンターではできないと言われたくらいなので、同じウズベキスタン航空でも国内線と国際線は全然連絡がつかないのでしょう。
飛行機に置いていかれたと知ったとき、頭が真っ白になりました。
今までこんな大きなアクシデントに遭ったことはありませんでした。
ただ、幸い、泣きつく先があったので、手配をしてくれた日本の旅行代理店の緊急連絡先に携帯で電話をして相談しました。
代理店の人が確認のために折り返して電話してくるのを待っている間に、ふと、明日の早朝にもウルゲンチ行きの国内線があるのを思い出しました。
実は、旅程を立てるにあたって、代理店の担当者さんは、ヒヴァ行きの方法について、2つ案を出してくれました。
もう一案が、初日にウルゲンチまで飛ばず、タシケントに泊まり、タシケントのホテルに荷物を置いたまま、翌朝、ウルゲンチに飛んで夕方の便で帰ってくるというやつでした。
でも私は、その分、空港とタシケント市内を往復するのは合理的でないと思ったし、飛行機で日帰りというのも、私にはびっくりな案でピンとこなかったのです。
それよりは、それよりはヒヴァに泊まり、早朝から古都散策をしたいと思ってしまいました。
その却下した別案のことを思い出したので、国内線のカウンターに戻り、その場で翌朝のウルゲンチ行きのフライトをとろうと思いつきました。
でも残念ながら、ウルゲンチ行きのフライトは2〜3日先まで満席と言われてしまいました。
ヒヴァは日本人に限らず、ウズベキスタンを訪れる旅行者には大人気なのでしょう。しかも、猛暑がやっとおさまり、旅行シーズンが始まったばかりといえる9月。
ヒヴァ方面へは、列車はなく、車も遠すぎて現実的ではありません。
ヒヴァには行けない。どうあっても、今の私には、もう行けない。
なので、自分のために、すぐに頭を切り替えることにしました。
不運をのろっていても、不幸になるだけですから。
幸い、翌日にはタシケントに戻ってくるという旅程だったので、明日の予定だけは大幅に変わってしまうけれど、翌々日からのブハラやサマルカンド観光がダメになったわけではありません。
なので、ヒヴァの代わりにタシケント観光をすることにしました。
代理店の緊急連絡先の人にそう相談し、翌日にヒヴァから戻ってきて泊まるはずだった同じタシケントのホテル・ラデュスJSSに1日前に余分に泊まれるように手配してもらい、空港からホテルまでの送迎もつけてくれました。
それを待っている間、気をとり直して国際線のオフィスで帰りの国際線のリコンファームもすませておきました。
その代案のタシケント観光自体は成功したといえます。
実は今回の旅程ではタシケントを観光する時間はほとんどありませんでした。
タシケントは他の都市に比べて見どころはほとんどないと言われていましたが、かといって1日も観光できないのは残念に思っていたところでした。
ヒヴァの代わりのタシケント観光中、さすがに時々、テンションが下がったり、ヒヴァを思って哀しくなったりしたけれど……でも、ぜひ行きたいと思っていた国立歴史博物館、それからティムール博物館を見学できました。
ロシアと似て非なる豪華な地下鉄も利用ついでに見てきました。
そして、ナヴォイ劇場ではなかったけれど、トゥルキストン劇場でオペラ鑑賞ができました。来日公演なら劇団によりますがS席で3〜6万円くらい、B席くらいでも1万円前後すると思いますが、15,000ウズベキスタン・スム、すなわち10ドル足らずと、超お安い価格で。
どれもタシケントという都会でなければできない楽しみを十分に味わうことができました。
詳しくは、つづきの旅行記のタシケント編で紹介したいと思います。
ちなみに後日譚。
緊急連絡先の日本の旅行代理店の人からは、はじめ、ヒヴァの送迎とホテル1泊分は当日キャンセルになるので、通常は全額返金されないと言われました。
その上で、タシケントに振り替えた分は、改めて代金が発生してしまうと。
私は多少の余分な出費があっても、できるだけ予定の旅程で観光したいと思っていましたから、了承しました。
だけど帰国後、日本の代理店の方で現地代理店と調整をつけてくれて、追加代金はなくなりました。
私の場合は主催旅行でなく完全に手配旅行だったので、代理店は手配が終わった段階で義務が終わっているはずですが、良心的な対応に感謝です。
乗り損ねたタシケントとウルゲンチの国内線の往復は、成田とタシケントの国際便のチケットをとれば、もともと無料でついた分です。
つまり、結果的には、ヒヴァからタシケントに予定変更せざるをえなかった分の金銭的な損失は発生しませんでした。
そのことでも、残念な気持ちはだいぶ慰められました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- worldspanさん 2011/10/14 12:42:28
- 大変でしたね!
- しょっぱなから遅延による乗継が出来ないなんて、大変でしたね。続きを楽しみにしています^^。
因みに奥さんは日本からパラグアイに行くのに関空発のAAが8時間も遅れて出発となった為乗継がうまくいかず、サンパウロで2日缶詰(ビザを持ってないので空港から出ることが出来ない)になってました。
- まみさん からの返信 2011/10/16 04:20:21
- RE: 大変でしたね!
- worldspanさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いやぁ、一週間の弾丸旅行でぎゅぎゅっと詰め込んだ日程でしたので、初日の遅延&乗り遅れは非常に痛かったです(泣)。
しかし、2日間もサンパウロで缶詰になったという経験も痛いですね、奥様、
私はタシケント観光に振り返られただけでも幸運でした。
そのあとは順調でしたから。
続き、がんばって作成したいと思います。コーカサス旅行記の作成と同時並行なんですけど。
worldspanさんはこの秋は、私にとってなつかしのバルト三国のうちラトビアにお出かけになったんですね!
あとでゆっくりお邪魔したいと思います。
まみ
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