コスタルミノーザによる北欧クルーズ④（サンクトペテルブルク観光）

2011/09/03 - 2011/09/10

9月6日午前7時、コスタルミノーザはサンクトペテルブルクに到着。私にとってはじめてのロシア訪問である。出港は24時と遅くたっぷりサンクトペテルブルク観光ができる。自由に市内観光したいところであるが、ロシアのビザがないと個人では入国できない。ただし、クルーズ客専用のツアーに入ればビザなしでも入国できる。よって、今日は１日ツアーに参加する。

写真：血の上の救世主教会

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エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

午前6時半、起床。バルコニーに出てみるとコスタルミノーザはサンクトペテルブルク（写真）に到着寸前である。

早速、展望デッキに上がり日の出（写真）の瞬間をカメラに収める。今朝の日の出は午前7時08分。日の入りは20時48分と遅い。

今朝も遅れて「ノルウェージャン・サン」（写真）が入港してくる。

真っ赤な太陽がサンクトペテルブルクから昇る。今日も快晴!

今日は忙しい。朝7時にはビュッフェレストランに行き、朝食（写真）をとる。8:45船内集合。9:00、１日ツアー「Tour of St.Petersburg and Hermitage」に出発する。ツアー代金110ユーロ（12100円）ランチ・エルミタージュ美術館入場料込み

最初にネヴァ川に浮かぶペトロハヴァロフスク要塞と聖堂（写真）を訪れる。ここはピョートル大帝の創設（1703年）でサンクトペテルブルク発祥の地である。

ペトロハヴァロフスク聖堂（写真）が朝日に輝く。18世紀初めの建設で、鐘楼の高さは122ｍある。ここはピョートル大帝以後の歴代の皇帝が埋葬されている皇帝一族の墓所である。

ペトロハヴァロフスク聖堂に入る。聖堂内部（写真）の黄金の装飾、淡いグリーンの天井、そして、クリスタル・シャンデリア…素晴らしいの一言。

帝政ロシア皇帝の歴代のお墓（写真）についてガイドが詳しく説明する。しかし英語ガイドなので聞き取りに苦労する。リスニングに集中すると疲れるので聞き流す。よって、ほとんど理解できない。こんな時、日本語のガイドブックが重宝する。

ツアー一行を乗せた大型バスは運河沿いにサンクトペテルブルクの町を観光する。これがなかなか良い。

運河沿いに展開するサンクトペテルブルクの美しい町並み（写真）に目を奪われる。ロシアに対する暗いイメージが一新する。

バスはエルミタージュ美術館（写真）入り口で停車。チケットをもらってガイドと共に2時間くらい館内を巡る。

「大使の階段」（写真）に度肝を抜かれる。帝政ロシアの富と権力を外国の使節団に見せつける効果抜群である。

パヴィリオンの間（写真）。エカテリーナ２世の愛人が暮らしていた場所で、その愛人ポチョムキンによるエカテリーナ2世へのプレゼント「黄金の孔雀の時計」がある。

大天窓の間（写真）。丸天井の天窓から光が入るようになっており、16世紀末から18世紀のイタリアとスペインの大型の絵画を展示するために特別に設計された。

古代絵画史の画廊（写真）。画廊の壁には86枚の絵画があり、古代の美術の誕生を物語っている。

ラファエロの回廊（写真）。ラファエロの手によるヴァチカンのフレスコ画が壁一面に模写されている。

ラファエロの間（写真）。38歳で亡くなった若き天才ラファエロ・サンティ（1483〜1520年）の聖母子、聖家族、イエス等の作品が展示されている。

正面階段（写真）は19世紀の半ばから正面ホールとともに皇室エルミタージュの正面玄関だった。

ゲオルギー（大玉座）の間（写真）。ここは歴代皇帝の謁見の間で、大使の階段から続けて部屋を通された外国の大使・使節は、ここで皇帝とご対面する。

1812年祖国戦争の画廊（写真）。英雄クトゥーゾフを中心に、ナポレオン戦争に参加した300人の将軍たちの肖像画が掲げられている。

紋章の間（写真）。ここの黄金の列柱は凄い!
エルミタージュ美術館見学は2時間くらいで終了。

エルミタージュ美術館北側の宮殿河岸通りから見た大ネヴァ川（写真）。右端に「ロストラの燈台柱」が見える。

バスに乗り運河沿い（写真）に、どこかへ行く。ガイドの喋る英語が聞き取れなくて苦労する。

着いた所は「コートヤード・バイ・マリオット」（写真）。どうやらここのレストランでランチのようである。ラッキー!マリオット系列のホテルなので味は大丈夫であろう。

食前酒「ウオッカ、シャンペン」、前菜のサラダ（写真）パン2種。Good.

メイン料理（写真）、デザート、等、悪くないランチであった。

ランチの後、イサク聖堂（写真）を訪れる。聖堂の高さ101.5ｍ、左右の幅97.6ｍ、奥行き111.3ｍ。圧倒的な存在感に驚く。イサク聖堂は帝政ロシアのシンボルとして1858年に建設された。

旧海軍省

そして、最後に「血の上の救世主教会」（写真）に行く。ここは皇帝アレクサンドル2世が暗殺された場所である。息子のアレクサンドル3世が父の死を惜しみ、殺された場所の上に教会を建てさせたのである。

血の上の救世主教会前を流れるグリボエードフ運河（写真）。周辺には美しい建物が並ぶ。正面の優美な建物は「ロシア美術館」。

それにしても、町を歩く若いロシア人女性の中にはスリムで綺麗な人が多い。モデルさんかと見間違える人が普通に歩いている。これには参った!
サンクトペテルブルクの美しい街並み、綺麗な女性達に私のロシアへの認識が変わった。

サンクトペテルブルク観光をしてコスタルミノーザ（写真）に帰ってくる。時刻は午後6時過ぎであるが、まだ青空が空一面に広がっている。

デッキ9にあるピッツエリアに行く。ここではサラダと焼きたてのビザ（写真）がいつでも食べれる。営業時間（11:30〜01:00）

もちろんコーヒー、紅茶もあるので、ちょっとお腹がすいた時のおやつタイムに非常にいい。海の見える席（写真）に座ってピザを食べる。うまい!

サンクトペテルブルクに夕闇が迫ってくる。今夜の日没は20時48分と遅い。人影のまばらなデッキ（写真）を歩く。

夕食の前、20時15分からフェニックス劇場（写真）でクラッシックコンサートが行われる。若き女流バイオリニストが名曲の数々を演奏する。早めに劇場に入り中央・前列に座る。

ブラームス「ハンガリー舞曲第５番」からスタートして、ヨハンシュトラウス、モーツアルト、バッハ、ビバルディ、ピアソラ等、、名曲が続く。彼女は「見せて聞かせる」パフォーマンス抜群の演奏をする。

コンサートの後、メインダイニング（写真）に行く。時刻は夜9時半、そろそろ疲れがでてくる。でも不思議とお腹は減るものである。さあ、ディナーだ…。

前菜「蛸のカルパッチョ、ビネガーソースかけ」（写真）Good.

スープ①「キャロットスープ」（写真）Good.

スープ②「パプリカクルトン入りカリフラワーのクリームスープ」（写真）珍しい味、でも、Goodです。

パスタ「バジルとチェリートマト入りスパゲティー」（写真）Good.

メイン魚料理「鮪のフィレのグリル、地中海ソース、ゆでポテトと温野菜添え」（写真）Very Good.メイン料理と共にミックスサラダも頂く。

メイン肉料理「ほうれん草と蟹肉を詰めたチキンの胸肉、ハーブソース、ローストポテト添え」（写真）なかなか手が込んだ料理でお味もGood.

デザート①「ヌガー、ミルククリームがけ」（写真）ヌガーとは何者か分からなかったが、うまい。

デザート②「チョコレートムースのトリュフ」（写真）かなり甘いが、甘党の私はVery Good.今夜も充実したディナーであった。これらの料理代金が全部クルーズに含まれているのであるから驚きである。

夕食の後、船内をぶらぶらしていると、9階中央プールサイドで「バルト海の上でパーティー」（写真）が催されていた。フルーツと野菜の彫刻が素晴らしい。

メレンゲ、サルサ、バチャッタ、等をエンターテイメントチームと一緒になって踊る（写真）。

サンクトペテルブルク出港は24時と遅い。出港前には客室にもどり、ベッドに倒れ込む。お休みなさい。明日はヘルシンキ……。
（クルーズ4日目終了）