2011/08/22 - 2011/08/23
194位(同エリア528件中)
どんぴさん
次の目的地はいよいよエルサレム旧市街。
今回のイスラエル旅行の大本命です!!
エルサレムと言うと宗教対立とかテロとか色々あって、観光客が気軽に行っちゃダメそうなイメージがありますよね?
でも現地に行ってみるとイメージとは違う場所でした。
危険なようで意外と安全。
厳粛な聖地かと思ったら意外とミーハーな観光地。
先進国っぽくもあり、後進国っぽい。
共存しているようで、やっぱり仲が悪いイスラエル人とパレスチナ人。
ユダヤ教・イスラム教・キリスト教、それぞれの信者の他にたくさんのミーハーな観光客。そしてマシンガンを持ったイスラエル兵…
、エルサレムは世界中でここにしかない不思議な雰囲気を持つ街でした。
やっぱり現地に行かないと解からないね!(^_^)
【今回訪問する世界遺産】
第149弾「エルサレム旧市街とその城壁群」
□8/20(土) 成田空港出発(16:55) → バンコク・スワンナプーム空港着(21:25)
□8/21(日) バンコク発(10:30) → テルアビブ空港着(07:20)→メギッド→テルアビブ
■8/22(月) テルアビブ → エルサレム
■8/23(火) エルサレム → ベツレヘム → エルサレム
□8/24(水) エルサレム → マサダ → エルサレム →(ヨルダン入国)→アンマン
□8/25(木) アンマン → ペトラ → ワディ・ラム
□8/26(金) ワディ・ラム →ウンム・アル・ラサース → マダバ → アンマン
□8/27(土) アンマン →(イスラエル入国)→ エルサレム→ハイファ
□8/28(日) ハイファ → アッコ → ハイファ → テルアビブ空港発(23:05)
□8/29(月) バンコク空港着(14:40)→バンコク→バンコク空港発(23:50)
□8/30(火) 成田空港着(08:10) → 帰宅
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
12:37、エルサレムのセントラルバスステーションに到着。
バスステーションの建物の中に入るのに荷物のX線検査がある。要領がつかめずにオロオロしてたら、イスラエル人に日本語で話しかけられる。
彼の名前はタルさん。エルサレム新市街在住で、9月から早稲田大学に留学するのだそうだ。
建物のメインゲートのすぐ近くにあるトラムの駅までタルさんに案内してもらった。 -
タルさんによるとこのトラム、なんと先週開通したばかり。
しかも、最初の2週間は開通キャンペーンで無料で乗車可能!こりゃラッキー♪
ただし、無料キャンペーン中ということで車内は大混雑!
しかもエルサレムの人々は電車に慣れていないせいかマナーは中国みたいに最悪。
駅に着いてもドア付近の人がどかなかったり、降りる客より先に乗り込んできたり、混んでるのにベビーカーを畳まなかったり…。 -
旧市街の"新門"近くにある駅で下車。
どの駅でも客の乗り降りに手間取って、すごく時間がかかった。
目当てのホテルは少し離れたヤッフォ門にある。城壁の外を歩いた方が楽そうだ。
それにしても、立派な城壁。
エルサレムの世界遺産としての正式な名称が「エルサレム旧市街とその城壁群」なのも納得。 -
「ヤッフォ門」(Jaffa Gate)。
エルサレム旧市街の重要な起点のひとつ。
ちなみに"ヤッフォ"と発音するより英語風に"ジャッファ"と発音した方が現地民にも通じやすかった。 -
本日の宿は「Petra Hostel」。
ヤッフォ門を入ってチョイのところにある便利なホテルだ。
ただし、注意点がひとつ。
このホテルには非常に悪質な若い男の従業員が一人いる。嘘をついて金を騙し取ろうとするなど最悪。
詳しいことはクチコミに投稿しました。要注意!
http://4travel.jp/overseas/area/middle_east/israel/tips/10199053/ -
まずはヤッフォ門の東〜南東に広がるアルメニア人地区へ向かいます。
-
14:30、「聖マルコ教会」に到着。
ここは福音書の著書マルコの家だと伝えられている場所に建てられた教会。
現在はシリア正教会が管理している。 -
中に入っても誰もいない。
営業時間内のはずなのに、教会の入口には鍵がかかっている。
そこらへんのおっさんに聞いたら、今は教会の管理人がメシを食ってるから10分ほど待てと言われる。
確かに、階段の上を見るとみんなメシを食っている。 -
しばらく待つと、鍵を持ったおばちゃんが降りてきて教会の中に入れてくれた。
さっそく祭壇の写真を撮ったら、おばちゃんが
「中での撮影は1枚だけよ!」
とか言い出す。ええーっ!(0o0;)
撮影禁止なら解かるけど、1枚だけ許可ってのは初めて聞いた。そんなのあり? -
聖マルコ教会の西にある路地。
エルサレムの路地はたいていスーク(市場)になっている。人の数も多くて活気がある。 -
「カルド」
エルサレム旧市街のメインストリートで、6世紀の世界最古のパレスチナ地図にも載っているという歴史ある道だ。 -
カルドで見かけた路上画廊。
ヨーロッパだとこういう路上で画を売っている人は多いけど、画の題材が嘆きの壁で祈るイスラエル兵というのがとってもイスラエリー。 -
15:10、「聖ヤコブ大聖堂」に到着。
イエスの12使徒のひとりヤコブ(ゼベダイの子)が殉教したとされる場所に建てられた大聖堂。
また、ここは営業時間が15:00〜15:30の30分間だけというエルサレムの中でも特にレアな場所。
谷川米穀店より営業時間が短いじゃないか。 -
中ではミサの真っ最中。
すごく真面目な雰囲気なので、静か〜にこっそ〜りと写真を撮る。
それにしてもこの教会、とっても暗い。壁のフレスコ画もベースが黒なので、ますます暗く感じる。カメラの設定に苦労する。 -
続いては「嘆きの壁」へ。
イスラエルでは街中いたるところに兵士がいるけど、かなりの確率で女性兵士もいる。マシンガンを抱える姿がちょっとカッコイイ。 -
「嘆きの壁」までやってきた。
イスラム教の聖地である「岩のドーム」もすぐそこに見える。
「嘆きの壁」に通じる道では手荷物のX線検査と金属探知機による検査が入念に行われる。 -
検査をパスして、いよいよ嘆きの壁へ。
嘆きの壁はパーティションで区切られていて、右側は女性用。左側は男性用だ。 -
壁のそばまで行くにはユダヤ教徒でない人も小さな帽子を被らなければならない。入口にナイロン製の帽子があるので、これを借りよう。
ただ、それほど厳しく言われる訳ではなく、帽子を被っていない人も多い。 -
この壁の別名は「西の壁(Western Wall)」。
地図上では旧市街の東側にあるんだけど、かつての神殿の西側の壁だったので「西の壁」。
ちなみに現地では"Wailing Wall"と言うより"Western Wall"と言った方が現地民によく通じた。 -
女性用のエリア。
女性用の方が場所が狭く(全体の1/3ぐらい)、しかも人が多いので人口密度がはるかに高い。 -
おー、嘆いてる嘆いてる。
なんてイスラエリーなんでしょ。 -
俺も嘆いてみる。
嘆いてるというより「反省」のポーズだな(笑)
ちなみに、金曜から土曜にかけての安息日の時には大勢の熱心なユダヤ教徒が集まってくるので、こういうおふさけは出来ません。 -
壁の左側にあるトンネルのような場所に入ると…
-
うわっ、超イスラエリー!!
黒い帽子に黒いスーツ!いかにもなユダヤ人がたくさん!みんな外の壁とは比べ物にならないぐらい真剣に壁に祈りを捧げている。
後ろのほうに立って遠慮がちに見学させていただく。 -
嘆きの壁の北側にある通路を通ってムスリム地区へ向かう。
その通路のトンネルで、なにやらパーティーの準備を始めている一団がいる。 -
様子を見ていたら、タッパーの中に入った甘〜いお菓子をくれた。まだ昼飯を食べてないからラッキー!(^_^)v
-
「この子が今日ちんちんをカットしたのでパーティを開いてるんだよ」
とお父さんが解かりやすい英語で教えてくれた。
てっきり誕生日だと思いきや、割礼記念パーティーとは…これまた超イスラエリーな理由。 -
次の目的地、ヴィア・ドロローサを目指す。
右の写真は途中で見つけたパン屋さん。
イスラエルではこの薄く焼いた丸いパンは定番らしい。ホテルの朝食にも出てきた。
これがまた不味いんだよな(笑) -
17:15、「エッケホモ教会」
キリストが裁判を受けた場所に立つ教会。
残念ながら17:00で営業終了のため中には入れず。 -
さて、ここからは「ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)」を巡ります。
「ヴィア・ドロローサ」とはキリストが有罪の判決を受けたあと、十字架を背負って処刑場のゴルゴダまで歩いた約1kmの道のこと。
道の途中には14ヶ所のチェックポイントがあり、熱心な信者は各チェックポイントを巡ってキリストの苦しみを追体験するわけです。
まずは第1留「エル・オマリヤ・スクール」。
ローマ総督のピラトがキリストに有罪を言い渡したアントニオ要塞があった場所で、道の右にある階段の上の扉が入口です。
その名の通り現在は学校なので、タイミングが良くないと中には入れません。 -
第2留「鞭打ちの教会」
ここはキリストが十字架を背負わされ、イバラの冠をかぶせられ、ローマ軍の兵士にムチでビシバシと叩かれた場所。
見学は無料。 -
中に入ってみると、とても小さな教会。
写真だとよく解からないけど、正面のステンドグラスには十字架を背負わされるキリストが描かれている。 -
ヴィア・ドロローサはキリスト教ゆかりの場所だけど、真正面には小さなモスクがあったりする。
エルサレムらしいな。 -
スークを歩いて第3留に向かう。
-
第3留
キリストが十字架の重さに耐えかねて倒れた場所。"アルメニア使徒教会"の入口に記念碑が飾られている。
ポーランドによって小聖堂が建てられ、現在はアルメニア・カトリックによって管理されている。 -
第4留「アルメニア使徒教会」
聖母マリアが十字架を背負うキリストを目撃した場所。 -
アルメニア使徒教会の内部。
-
第5留
クレネ人のシモンがキリストに代わって十字架を背負った場所。
繁華街の一角の壁に丸い記念碑が飾られているだけで、道を行き交う人々は誰も目もくれない。
ヴィア・ドロローサ巡りをしてる熱心なクリスチャンがいるんじゃないかと思ってたけど、俺以外に誰もいなかった。 -
前の写真の場所で右に曲がり、階段状になった路地を進みます。
-
第6留「ベロニカ教会」
ベロニカという女性がイエスの顔をハンカチでぬぐった場所。この時の布にはキリストの顔が浮かび上がったというのは有名なエピソードですね。
布の現物はバチカン市国のサン・ピエトロ寺院にあるそうです。ただし非公開。 -
第7留
十字架の重みでキリストが再び倒れた(2回目)場所。 -
第8留
キリストがエルサレムの娘たちに「私のために泣くな」と語りかけた場所。現在は聖ハラランボス・ギリシャ正教会の修道院の壁(写真左側)に丸い記念碑がつけらているのみ。
ふと思ったけど、『北斗の拳』の南斗白鷺拳のシュウが聖帝十字陵の頂を抱いて死ぬシーンって完全にキリストのエピソードの影響だね。 -
次のチェックポイントは「スーク・ハーン・エイゼット通り(Suq Khan Al-Zeit)」の横にある階段(左の写真)を登ったところにある。
-
第9留「聖墳墓コプト教会」
十字架の重みでキリストが倒れた(3回目)場所
階段を登ってくねくね曲がった突き当たりにある。 -
聖墳墓コプト教会の入口の左にある、この壁に埋もれた石柱こそがキリストが倒れた場所。
残りの第10留〜第14留は聖墳墓教会の中にあります。 -
スーク(市場)にあるお菓子屋さん。
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「聖墳墓教会」
キリストが磔の刑に処されたゴルゴダの丘に建てられた教会。要するに、キリストが死んだ場所。 -
教会内部に入ったところ。
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みんなが熱心に触っている石は、キリストが死んだ後に体に香油を塗られた場所。
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教会に入ってすぐ右側にある階段。これを登ると…
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柱や天井には見事なモザイク装飾!
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天井にはとても美しいモザイク画。
トルコのイスタンブールやギリシャ、イタリアなどで見られる初期のキリスト教の装飾にとても雰囲気が似ている。 -
ここはヴィア・ドロローサの第12留でもある。
磔になったキリストの十字架が立てられ、キリストが息を引き取った場所だ。 -
1階に下りて奥に進むと…
出ました!これがキリストの墓です! -
さっそく列に並ぶ。
小聖堂の入口には交通整理のおっさんがいる。おっさんの指示に従ってキリストの墓の手前にある小部屋で並ぶ。 -
これがキリストの墓。
どの人も墓石に額を合わせたり、くちづけをしたり熱心に祈っている。中にはすすり泣いている人もいた。
みんな少しでも長く墓の前にいたいので、行列はなかなか進まない。あまり長居していると、さっきのおっさんが出てきて強制排除される。
俺も墓の前で合掌。
巣鴨のとげぬき地蔵じゃないけど、墓石を手でなでなでしておいた。 -
キリストの墓はヴィア・ドロローサの終着点の第14留でもあります。
-
天井のドーム。
-
階段を降りた地下1階にある「ヘレナ聖堂」。
この場所に最初に教会を建てたローマ皇帝コンスタンティヌスの母親・ヘレナを称えたもの。 -
ヘレナ聖堂からさらに階段を降りた地下2階。何これ?
ヘレナ聖堂からさらに階段を降りた地下2階。何これ?
聖墳墓教会は熱心なクリスチャンの人も多いけど、ミーハーな観光客もかなり多い。人が祈ってるところをパシャパシャ写真撮ってる無神経な人も多かった。想像よりは緊張感のない場所だった。
19:00、ホテルに戻り、すぐに食事と夜景撮影のために出発。
エルサレムの夜景や夜のにぎわいの様子は別の旅行記にまとめる予定なのでカット。 -
8月23日(金)
08:10、ホテルで朝食。食堂にいた日本人3人と会話。いろいろ情報をもらう。
08:50、食堂で会った日本人男性のTさんといっしょに「神殿の丘」に向けて出発。
写真は嘆きの壁の近くにある「神殿の丘」への入口。 -
荷物検査を通過して「神殿の丘」へつながる橋をわたる。
もしかしてこの橋って、4年くらい前にニュースになったやつかな?イスラエルが強引に工事を進めて、イスラム教徒が「オレらの聖地を破壊するな!」って反発したやつ。 -
「神殿の丘」
有名な"岩のドーム"や"アル・アクサー寺院"などがあるイスラム教の聖地。 -
「岩のドーム」
イスラム教の預言者ムハンマドが昇天したといわれる場所に建てられたモスク。
キリストが死んだところ(聖墳墓教会)とムハンマドが死んだところがこんなに近いのには驚きだ。 -
「岩のドーム」と言えば黄金の天井だけど…
よく見るとエアコンの室外機が丸見え(笑)
ちなみにこの天井は本物の金箔ではなく、金メッキをしたアルミ板。なんか残念だな -
世界で転ぶ・エルサレムの岩のドーム編。
-
外壁は青いタイルや幾何学模様で飾られ、とても美しい。
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窓の装飾は1つ1つ違っている。
-
岩のドームの入口。
岩のドームの中にはイスラム教徒以外は入れない。
ちょっとくらい中を見れないかな?と思ったけど仕切りがあって全然見えない。 -
世界で転ぶ・エルサレムの岩のドーム編 その2。
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「アル・アクサー寺院」
預言者ムハンマドが神とともに夜空を旅行した場所(なにそれ?)に建てられたモスク。
イスラム教徒にとっては岩のドームと共に重要な場所。 -
こちらもムスリム以外は入場不可。
窓からちょっと中を見ると、みんなゴロゴロと寝転がってる。
おいおい、真面目に祈れよ。 -
木陰でも寝てるムスリムがいる。
今はラマダン(断食月)だから、腹が減らないように寝てるんだろうか。 -
10:30、「聖アンナ教会」に到着。
聖母マリアの母親のアンナが住んでいた場所に建てられた教会。
どこもかしこもキリストゆかりの場所だらけだな。 -
「聖アンナ教会」
-
「ベテスダの池」
聖アンナ教会の横にある遺跡。
今日の午後はキリスト生誕の街・ベツレヘムに向かいます。
ベツレヘムってパレスチナ自治区の中にあるので、ちょっと緊張。
《2011年イスラエル&ヨルダン旅行:夜のエルサレム編へつづく》
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