2011/08/16 - 2011/08/16
218位(同エリア841件中)
ニッキーさん
カスティーリャ・ラ・マンチャ地方の中央大平原をバスで駆け抜けて、ついに私の憧れの地、アンダルシア地方へやって来ました。
イスラムの香り、フラメンコ、闘牛、花、太陽の光と影。
情熱の国スペインのイメージの多くが、ここアンダルシアにあります。
最初に訪れたのはコルドバ。
紀元前2世紀、ローマ時代に造られた街。
繁栄と衰退を繰り返しながら8世紀にはイスラム教勢力によって支配されます。それ以来イスラム王朝、後ウマイヤ朝の都として栄え、10世紀頃には100万都市だったと言われています。その中心はメスキータです。
コルドバはその後13世紀にキリスト教勢力に再支配されます。イスラム教徒は追われ、イスラム教寺院であったメスキータはキリスト教の聖堂に転用されます。
16世紀になって大論争の末、メスキータの一部を取り壊してキリスト教の中央礼拝堂を造るという大改築が進められ、イスラム教建築とキリスト教建築が合体した世界でも珍しい建物になりました。
この大改造を許可したのはカルロス5世。
後日、グラナダへの新婚旅行の途中コルドバへ立ち寄った王は工事の様子を見てこう嘆いたそうです。
「余はこのようなものだとは知らなかった。知っていれば元の建築の取り壊しを許しはしなかったであろう。そなた達の造っている物はどこにでも造れるもの。そなた達が壊してしまった物は世界に二つとない物である」
一方、工事の主任建築家だったエルナン・ルイスは、メスキータの損失を最小限にとどめながらキリスト教の建物をいかに融合させるかに心血を注ぎました。私たちは現在その苦心の結果を見ることができるのです。
いったいどんな建物になっているのでしょう。
こうして今は「聖マリア大聖堂」となった建物ですが、むしろ「メスキータ(イスラム教寺院)」の名で広く知られています。
天気予報ではこの日の最高気温は39℃。
39℃なら何とか耐えられるか。
でもコルドバでは真夏の日中は45℃にもなるそうです。
私たちも猛烈な暑さを経験することになりました。
熱波の中のメスキータ見学。
それでもイスラムのエキゾチックで神秘的な空間とキリスト教の豪華な礼拝堂との融合は独特でみごと、皆に大きな印象を残しました。
なお、文を書くにあたり、INTUCO S.L. Y SESPI S.L.出版「アンダルシア」日本語版を参考にしました。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
今回の旅のスケジュール:
1日目 8/14(日) 午前成田発 夜マドリード着 ホテルへ
2日目 8/15(月) 午前 マドリード市内観光
スペイン広場
国立ソフィア王妃芸術センター
午後 トレド
サント・トメ教会
カテドラル
夕方 マドリードへ戻る。マヨール広場
3日目 8/16(火) 午前 マドリード プラド美術館
ラ・マンチャ地方の風車
★夕方 コルドバ
メスキータ
4日目 8/17(水) 午前 セビージャ
スペイン広場
カテドラル
午後 ロンダ
ヌエボ橋
闘牛場
夜 洞窟フラメンコショー
5日目 8/18(木) 午前 グラナダ
アルハンブラ宮殿
ヘネラリーフェ庭園
6日目 8/19(金) 午前 バルセロナへ
途中、タラゴナのラスファレラス水道橋
午後 バルセロナで自由行動
カサ・バトリョ
7日目 8/20(土) 終日 バルセロナ市内観光
サグラダファミリア
グエル公園
ミロ美術館
カテドラルなど
8/9日目 8/21(日)22(月) 午前 バルセロナ空港発、成田へ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
-
午後5時前、コルドバに到着です。
コルドバ歴史地区は世界遺産に指定されています。
ずっと荒野を走って来た後だけに、豊かな緑が目に染みます。
午後5時ということで暑さも和らいでいるかと思ったのに、バスを降りたとたん、あまりの熱気に一同驚愕。
これは暑い。
日本で経験したことのない暑さです。
体が浸っている空気全体が猛烈な熱を帯びています。
「熱波」という言葉が浮かびました。
ホントにこの暑さの中、歩くの?
つい弱音を吐きそうになります。 -
暑さにはめげそうですが、少し歩いただけですばらしい光景が目に飛び込んで来ました。
これは行くっきゃない。 -
わー、これは絶景。
とうとうと流れるグアダルキビール川と、幾つものアーチを描く美しいローマ橋。
絵になります。 -
イチオシ
ローマ橋は全長223メートル、16のアーチで構成されています。
もともとローマ時代に造られた橋ですが、その後戦争などで壊され修復を繰り返したため、ローマ時代の部分は残っていないそうです。
最近修復されたばかりのようで、きれい。
今は歩行者専用の橋になっています。
橋の手前の塔はカラオラの塔。 -
カラオラの塔。
街の防衛のために14世紀に建てられた塔です。
こちらも修復されたばかりできれい。
今は博物館になっています。 -
橋の向こう岸に見えるのがメスキータ。
外観は何の変哲もない建物です。 -
メスキータ。
この写真を撮った時には気づかなかったのですが、後で見ると、メスキータの低い屋根の真ん中にキリスト教の高い中央礼拝堂がにゅっと頭を出した外観です。
あきれるほどの暑さの中、ローマ橋を渡ります。
まったく日を遮るものが無いローマ橋。
なんとか向こう側までたどり着かなきゃ。 -
橋を渡りながら下流を眺めると、川には緑豊かな中洲があります。
グアダルキビール川はかなり大きな川で、この時期水量たっぷりでした。 -
ローマ橋の中ほどにあるコルドバの守護天使、聖ラファエルの像。
赤いろうそくがいっぱい捧げられています。
誰が置いたのか像の足元には花束。 -
ローマ橋を渡り切った所に立つプエンテ門。
ご覧のとおり、大きい門なんですよ。 -
メスキータの南側外壁。
-
ハァハァ、半端ない暑さです。
-
橋のたもとの広場に立つコルドバの守護天使、聖ラファエルの勝利の塔。
ペストが流行した時も、聖ラファエルが街を救ってくれたと信じられているそうです。
てっぺんが切れちゃってますが、これでも、目も眩むような暑さの中よくぞ写真を撮ったと自分で自分を褒めたいぐらい。
それぐらいの暑さです。 -
メスキータの西側外壁。
今は閉じられたままの門。
壁にはイスラム建築らしい装飾があります。 -
メスキータの西側外壁。
外壁に囲まれたメスキータは南北175m、東西128mの大きさがあります。 -
外壁の上にアルミナールの塔(ミナレットの塔とも呼ばれる)が顔を出していました。
昔はイスラム教の塔で、ここからイスラム僧がコルドバの信者に向かってアザーンという呼びかけの言葉を唱えたのだそうです。
後に、昔の塔を覆うように壁と上層階が造られ鐘を取り付けて、今はキリスト教の鐘楼になっています。
てっぺんの像はコルドバの守護天使、聖ラファエルです。 -
メスキータの入口でスペイン人の男性ガイドさんが待ってくれていました。
日本語で解説をしてくれます。
メスキータの入口を入ると、まずオレンジの中庭(パティオ)に出ました。
かつてイスラム教徒が礼拝をする前に心と体を清めるみそぎをする場所だったそうです。
昔はみそぎのための水が引かれていたらしいのですが、今は残っていません。
オレンジの中庭という名前は15世紀から植えられているオレンジの樹に由来しています。 -
オレンジの中庭から見たアルミナールの塔。
建物の中に入ります。
内部は写真OK。
「ここは大聖堂なので男性は帽子を脱いでください」とガイドさんから注意がありました。
女性の帽子はファッションとして認められているので大丈夫です。 -
入口を入ると薄暗い。
写真より実際の方が暗いです。
明るいオレンジの中庭から入ると、目が慣れるまで時間がかかります。
ここは「円柱の森」と呼ばれるスペース。
円柱の柱は約850本あり、レンガと石でできた二重アーチが天井を支えています。
アーチは同一方向に並んでいます。
南北方向に写真を撮ると、こうなります。
メスキータは785年にイスラム教寺院として最初の建物が造られ、その後3度に渡って拡張工事が行われました。
13世紀にはキリスト教の聖堂に転用されることになり、16世紀に建物の真ん中の一部を取り壊してキリスト教の中央礼拝堂が造られ今の姿になりました。
入口に近いこの辺りは最初に造られた部分です。
この部分の柱は他の建造物の柱を再利用したため、大理石、花崗岩、アラバスターなどさまざまな材質のものが使われているそうです。
アラバスターの柱は、ガイドさんがライトを当てると光が透けて見えました。ほぉー。 -
壁に埋め込まれたキリスト教の祭壇。
やっぱりここはキリスト教の大聖堂(カテドラル)なのだと気づかされます。
中は冷房もないので、建物に入ったとたんに汗がどっと出て来ました。
ガイドさんの説明も聞かなければならないし、写真も撮らなければならないし、私はあっち行ったりこっち行ったり大忙し。 -
こちらは東西方向に撮った写真です。
この眺めが見たかった〜。
赤と白の二重アーチは、上の半円形のアーチが事実上天井を支え、下の馬蹄形のアーチが突っ張り棒の役目を果たしているそうです。
二段になったアーチが天井の高さを出すのにも役立っています。
堅固さを求めての構造が、結果としてこのような美しさにつながるとは・・・。 -
南北方向。
事前に調べた知識では、入口を入ってまっすぐ奥にミフラーブ(イスラム教の聖地メッカの方角を指し示す聖なるくぼみ)があるはずです。
後で見に行きます。 -
東西方向。
建物の西の端(この写真の奥)にはキリスト教の礼拝堂が並んでいます。
イスラム教建築とキリスト教の融合。
まったく不思議な空間です。 -
ランプが至る所に掛けられています。
かつては銀製、銅製、ブロンズ製のランプが200個もぶら下げられていましたが、現在はレプリカが掛けられているそうです。 -
中にはこんなランプもあります。
-
イチオシ
外の光が差し込んで格子の模様を浮かび上がらせます。
-
イチオシ
どこまでも続く柱とアーチの連続が美しい。
建物自体が芸術ですよね。 -
イスラム教寺院だった頃は25000人の信者を収容できる礼拝空間だったそうです。
この空間に25000人の信者が礼拝する様子を考えただけでも感動しますね。 -
一番奥のアーチは他とちょっと趣が違います。
ここにミフラーブ(メッカの方角を指し示す聖なるくぼみ)があるのです。 -
これがそのミフラーブ。
イスラムの聖地、メッカの方角を指し示す聖なるくぼみで、偶像崇拝を禁止しているイスラム教ではこのミフラーブを礼拝の目印とします。
ここのミフラーブ(鍵穴型のアーチの向こうのスペース)は、大理石を敷き詰めた八角形の小さな空間になっています。 -
カトリックの大聖堂になってから、長い間覆いで隠されていたそうですが、今は修復されて美しい姿を見ることができます。
-
色とりどりの黄金のビザンチン・モザイクで飾られています。
このモザイク・ガラスはビザンチン帝国皇帝ニセフォロス・フォカスからの献上品だそうで、アラベスク模様がとても美しい。
アーチの上にはコーランから引用された文句が刻まれています。 -
イチオシ
ミフラーブ前のスペースはマクスラと呼ばれ、カリフや高僧などの礼拝の場でした。
ここの天井がすばらしいんです。
一段高くなったドーム天井にはさまざまな植物の文様が描かれ、金で美しく装飾されています。
ぜひクリックして拡大画像でご覧ください。
明かり取りの窓からは柔らかく外の光が差し込みます。
すばらしい。
神聖で品格ある空間です。 -
メスキータをキリスト教の大聖堂に転用するにあたり、もともとの建築をできるだけ生かして融合を計ったことは、こういった部分のデザインを見ればよくわかります。
すばらしく美しいです。 -
二つの様式のつなぎの部分でしょうか?
イスラム教アーチにキリスト教建築の天井がみごとにマッチしています。 -
イスラム教とキリスト教の不思議な融合です。
これはこれで美しい。
この部分を見る限り、両者を融合させようとした意図は成功しているようです。 -
ここはミフラーブの並びに造られたキリスト教施設、聖テレサ礼拝堂。
大聖堂の宝物室として使われています。
礼拝堂はバロック様式で18世紀初頭に完成しました。
写真の中央はゴシック様式、金と銀で作られた聖体顕示台。
儀式の際、中にキリストの聖体を入れて練り歩きます。 -
ここがメスキータの真ん中をぶち抜いて造られた中央礼拝堂です。
写真左の壁は中央礼拝堂の裏壁(聖歌隊席裏側)。
すきまなく装飾で埋め尽くされた天井。 -
天井の下に別の建物があるかのような作りがとても面白いです。
とても豪華です。 -
イチオシ
いよいよ中央礼拝堂の中を見ます。
十字(ラテンクロス)の形をした中央礼拝堂。
ここは十字の交差部分。
頭上には楕円形のドーム。
ドームの下に幾つもの明り取り窓があり、円柱の森が暗かったのに対して、ここは明るくなっています。 -
円柱の森もミフラーブもすごかったけれど、やっぱり豪華で目を奪われるのは後で作られたカトリック礼拝堂部分です。
デザインもメスキータの柱のデザインを取り入れて、違和感を軽減するよう巧みにデザインされています。
これは中央礼拝堂の翼廊部分。 -
豪華な中央祭壇。
上段中央の絵は聖母マリアの被昇天を描いたもの。
赤大理石の柱がちょっと派手派手しい。
天井もごちゃごちゃし過ぎで落ち着きません。
吊り下げられたランプは銀製で、直径182センチ、重さはなんと200キロあるそうです。 -
祭壇の前の椅子に座って、しばらくこの空間を楽しみました。
-
イチオシ
振り返ると聖堂内陣、聖歌隊席。
すごいなー。
中央祭壇より私はこちらの方が好みです。
天井は漆喰の枠の中に聖人像が飾られ、装飾で隙間なく埋め尽くされています。
両側にマホガニーでできた聖歌隊席が上下2段になって並び(下部の黒い部分)、左右2台のパイプオルガンが備え付けられています。
すごい迫力と豪華さで、こちらを表紙にするか、円柱の森の写真を表紙にするかで迷った写真です。 -
イチオシ
メスキータを一部取り壊して造ったことから賛否両論あるカトリックの中央礼拝堂ですが、いい仕事してます(私が偉そうに)。内部はすばらしい建築になっていました。
イスラム教とキリスト教を一つに融合させた世界でも珍しい建物、みごとでした。
ここでもらった日本語パンフレットには
「コルドバ大聖堂・・・私たちの歴史の生き証人」
の表題がありました。
この建物はキリスト教→イスラム教→キリスト教勢力による再征服と時代に翻弄されたこの地の、まさに歴史の生き証人なのです。 -
メスキータ東側に広がる円柱の森の一番最後に増築された部分。
987年から拡張されたアルマンゾール外陣と呼ばれる所です。
コスト・ダウンのためアーチの造りはすべて石灰石で、表面を赤と白に塗り分けただけになっています。
やっぱりちょっと軽い感じです。
この辺りは外の光が入って来て比較的明るいので、写真も撮りやすい。
ガイドさん、添乗員さんが記念写真を撮ってくれました。
これをもってメスキータの見学を終えます。 -
コルドバには昔ユダヤ人が大勢住んでいて、コルドバの発展にユダヤ人社会は無くてはならない存在だったそうです。
後にユダヤ人は街を追われるのですが、メスキータの北側にユダヤ人が多く暮らした旧ユダヤ人居住区が残っています。
旧ユダヤ人街の中に有名な写真スポットがあるということで、ガイドさんが連れて行ってくれます。
看板がたくさん並ぶかわいい路地。
道路に椅子を出して呼び込みをやっています。 -
旧ユダヤ人街の中、花の小径として知られている所です。
赤いゼラニウムの鉢が壁に飾られて白壁に映えます。 -
花の小径の奥の小さなどん詰まりの広場。
ここが有名な撮影スポットだそうです。 -
ここからは、花の小径(こみち)越しに大聖堂(メスキータ)の鐘楼が見えます。
なるほど。
だから人気の写真スポットというわけですね。 -
花の小径と鐘楼。
-
すてきな玄関。
壁に鉢を飾るのはいいアイデアですねー。
日本でもフックさえ壁面に取りつけられればこんな風にできますよね。
水やりは大変そうです。 -
すてきなドア。
-
最後にお土産ショップに入りました。
ここで私たちはアイスクリームで休憩。
ラズべりーとストロベリー、各2.5ユーロ。
冷たい物を食べて体の中から冷やさないと耐えがたい暑さなんです。
あんまり暑いので、アイスが溶け始めています。 -
暑さにヒーヒー言いながらの観光でしたが、イスラムの香りが漂う花の都コルドバの魅力に触れることができました。
メスキータは「円柱の林」ばかり取り上げられることが多いけれど、なかなかどうしてキリスト教建築の中央礼拝堂もまたすばらしかったです。
とにかく印象的な建物でした。
またプエンテ門をくぐり日陰のないローマ橋を渡ってバスへ戻ります。
あとひと息! -
今夜はセビーリャ近くの街、ボルムホス泊まりになります。
コルドバからは154kmの移動距離です。
バスの中は冷房が効いていて涼しい。
ほっとします。
でも外は遮光ガラスを通してもこの日差し。
暑そう。
外にはソーラーパネルが並んでいます。
途中、エシハという街を通りました。
添乗員さんの話では、「スペインのフライパン」と呼ばれ、過去に気温が54℃になったこともあるそうです。
ひぇ〜焦げる〜。 -
今日一日長距離を移動して来たからか暑さのため疲れたのか、バスの中では眠っている人が多いみたいです。
一人窓の外を見ていると、遠くの方に不思議なものが見えました。
塔の上部が白く光っています。
あれは何だー? -
みな静かに休んでいる車内、今日一日ずっと話をしてくれていた添乗員さんも今は黙っています。
あれは何なのか?
とっても気になります。
とりあえず、写真だけ撮っておきました。
何だったのか未だわからずじまいです。
わかる方いらっしゃいましたら教えてください。 -
セビーリャの街に入って来ました。
コルドバで見たグアダルキビール川は、下流のここではさらに大きな川になって流れています。
コンテナ基地や貨物船が見えます。
川なのにどうして港があるのでしょう?
グアダルキビールとはアラビア語で「大きな川」の意。ここセビーリャでは大河となって船の航行が可能な川となっています。おかげでセビーリャはスペイン唯一の内陸港を持つ街となり、スペインの海外貿易の拠点として栄えて来たのです。
ちなみに大西洋までは川を下って93キロ、船で5時間だそうです。
私たちはセビーリャの街を一旦通り過ぎて、ホテルのあるボルムホスへ向かいます。 -
セビーリャの隣町、ボルムホスにあるホテル・ヴェルティーチェ・アルハラフェに到着。
午後8時半、ロビーの吹き抜けに差し込む西日。 -
部屋はベッドがくっつけて置いてあります。
ツインなんだから離してくれても良さそうなんですが、時々こういうホテルがありますね。
部屋はやや狭い。
マドリードのジュニアスイートが贅沢過ぎたのです。
マドリードのベッドは広すぎて、目覚まし止めるのに一回転転がらないと届かなかった(笑)。このぐらいで十分。
今度はバスルームも問題なしです。
マドリードのホテルでのドタバタについてはこちらをご覧ください。
【暑~っ!】真夏のスペイン旅行① 1日目・2日目 到着早々のドタバタ~マドリード市内観光「ゲルニカ」
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10594568/ -
そうそう。
今回の旅行では妹のアイデアで、使いかけのボックスティッシュをペッタンコにつぶして持って来ました。
ボックスティッシュを置いていないホテルが多かったので、これが大役立ち。
このアイデア、次回からも使えそう。 -
シンプルだけど清潔なバスルームです。
-
夜の9時半。
夕食はホテル内でブッフェ。
こんな長いテーブルに着きます。
緑色したスープが面白いと思って取ったら、実は平インゲンのスープで青臭い。
ハンバーグなどスペインでは目新しい料理もあったけど、味はイマイチでした。
写真も撮り忘れました。(><)
朝マドリードのプラド美術館を見てラ・マンチャの平原を駆け抜け、熱波のコルドバへ。今日も長い一日でした。
それにしてもコルドバは暑かった。
今日体験した暑さは人生で忘れられない体験になるでしょう。
明日はまずセビーリャへ。
事前にもらったセビーリャでのスケジュールがスカスカなんで、満足のいく観光ができるのかちょっと不安です。
(つづく)
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この旅行記へのコメント (11)
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- サウスピーチさん 2012/08/22 08:12:07
- この目で見たい、メスキータ!
- ニッキーさん、こんにちは!
引き続き、かなり暑かったようですね。
でも、私は冷房のきいた部屋で涼〜しく見させて頂きました。 (^_-)---☆ へへっ。
メスキータ、凄いところですねーっ! 以前どこかでイスラム教とキリスト教が融合した教会がある、
と聞いたことはありましたが、ここだったんですね。 とにかく内部の造りが素晴らしい!の一言。
(これ以外にどう表現したらいいかボキャブラリーが浮かばない・・・。 涙)
美しい写真と共に、歴史的背景の説明もとても分かり易く、じっくりと時間をかけて拝見させて頂きました。
どれも拡大写真で大いに楽しませて頂きました。 今回は特に拡大写真、大役立ち!
メスキータ、私が行きたい場所のリストに加わりましたよ。 どうもありがとう!!! (*^_^*)
では、また!
サウスピーチ :)
- ニッキーさん からの返信 2012/08/23 00:20:28
- RE: コルドバは、暑くない時期にどうぞ。
- メスキータ、いいでしょう?
「円柱の森」の部分は、写真に写ってるより実際にはずっと暗いんですよ。
最近のカメラはオートにすると、実際より明るく撮れるみたいですね。
ガイドさんの話を聞いてると写真を撮る時間がなくなってしまいそうだったんで、ここでは私だけグループから離れて写真を撮ってました。現地ガイドさんにすれば、聞いてない奴が一人だけいるな〜って思ったでしょうが、どうしても「円柱の森」だけは写真に残しておきたかったんです。
写真はいろいろ撮ったつもりなのに、日本へ帰って見てみたら意外にイメージどおりの写真が少なくてがっかりしました。がらーんと広い空間にアーチと柱だけが林立しているイメージだったのに、実際には円柱の森の所々に壁があってキリスト教の礼拝堂があったり絵が掛けてあったりするんです。表紙の写真が私が最初に抱いていたイメージに最も近いシーンです。
拡大画像は、ここぞという写真では絶対に見るべきですよね。やはり小さい写真とは細部の見え方が違いますものね。私もよく見ます。
ところで、サウスピーチさんのリビングの写真も拡大画像で見せてもらいましたよ。そうしたら置物までがよく見えて、サウスピーチ家の趣味嗜好や生活ぶりがわかるようで面白かったです(笑)。
我が家のリビングの様子はプロフィール写真でちらっとわかるでしょ?
ニッキー
- サウスピーチさん からの返信 2012/08/23 03:23:59
- RE: RE: ニッキー宅のリビング
- ニッキーさん
> ところで、サウスピーチさんのリビングの写真も拡大画像で見せてもらいましたよ。
> そうしたら置物までがよく見えて、サウスピーチ家の趣味嗜好や生活ぶりがわかるようで面白かったです(笑)。
ゲッ! やだ〜、そんな細かいところまで見えました? 何か変なもの置いてなかったでしょうねー。
(って、今更あたふたしてもしょうがないけど・・・。 苦笑)
昔買ったものがごちゃごちゃと置いてあります。 もっとシンプルに洗練された感じにしたいのですが・・・。
> 我が家のリビングの様子はプロフィール写真でちらっとわかるでしょ?
おーっ!!! プロフィール写真って小っちゃいんで、よく見たことってなかったんですよねー。
これもクリックすると拡大されるんですねぇ。 知りませんでした。
お花しか記憶に残ってなかったんだけど、拡大写真で見ると確かにリビングですね。
ソファも上品だし、とても素敵な感じのリビングで、写ってない部分を勝手に想像しちゃいます。(*^_^*)
手前の絵画がとてもカラフルで、リビングを明るくしそうですね!
花瓶の下に敷いてあるテーブルクロス(?)、デザインといい色合いといい、何か気になるんですけどぉ〜。(笑)
写真の新しい楽しみ方(?)を教えて頂き、ありがとうございます!(笑)
それでは、また!
サウスピーチ :)
-
- prinprinさん 2011/09/29 18:15:51
- メスキータの写真、よく撮ってますね。楽しませていただいています。
- ニッキーさん、こんにちは
私も、8月30日にコルドバに行ったのですが、ニッキーさんの写真がよく撮れているので、旅の余韻を感じさせていただいています。
コルドバのカテドラル、明るくてきれいでしたね。
まだミサをやっている時間(〜10:00)で、無料で入れたのですが、カテドラルの写真を撮ろうとしたら、「No photo please」って言われました。
私は個人旅行だったのですが、ツアーだと日本語のガイドが付くのが良いですよね。
柱が短かったり、赤く塗っているのは気が付きましたが、キリスト教とイスラムの継ぎ目なんて、考えもしませんでした。キリスト教のイスラム寺院「乗っ取り」だと思いました。
私は8月28〜31日アンダルシアにいたのですが、それほど暑くなかったんです。カラッと暑いので、東京にいるより楽なくらいでした。
又ヨーロッパに行く機会があったら、もう1度アンダルシアだけでも寄りたいと思います。
他の旅行記も、後で読ませていただきますね。
- ニッキーさん からの返信 2011/09/30 00:17:03
- RE: メスキータの写真、よく撮ってますね。楽しませていただいています。
- prinprinさん、お越しいただきありがとうございます。
> 私も、8月30日にコルドバに行ったのですが、ニッキーさんの写真がよく撮れているので、旅の余韻を感じさせていただいています。
写真にはまったく自信がないのです。
いつも傾いていたり切れていたり、小さい部分をフォーカスして全体が捉えられていなかったり・・・。
我ながら下手だなぁと思いますが、ありがとうございます、そうして誉めていただくと嬉しくなります。^o^
あそこにはもともとサン・ヴィセンテ教会というキリスト教の教会があったそうなんです。イスラム教徒がやって来てキリスト教の教会を壊してその場所にメスキータを建てた。で、今度はキリスト教徒が領土を奪い返してメスキータを一部壊してカテドラルとした、ということらしいです。両者言い分があるでしょうから、本当のところはよくわかりませんけどね。そうして世にも珍しいモスクとカテドラルの合体建物ができあがった訳なんですよね。
私たちが行った時はコルドバの暑さは尋常ではありませんでした。歩くのがやっとみたいな暑さでした。後から考えると陰のないローマ橋をよくぞ歩いたと思います。ホント、あと2週間遅かったら私たちも楽だったと思いますねー。
アンダルシアは魅力いっぱいでした。私もいつかアンダルシアだけを回る旅をしてみたいです。
ニッキー
-
- ぺでぃまるさん 2011/09/19 09:42:31
- 身体にキツソウ…
- ニッキーさん、おはようございます。
いや〜、PCごしにも暑さが感じられましたよ。湿度はないが、ずっと40℃近くだったら身体に厳しかったでしょうね。
メスキータは荘厳な雰囲気と、キリスト教とイスラム教の文化の融合が素晴らしいですね!
国境付近はこういう文化の融合が生まれやすいですよね。
花の小径の風景は綺麗だなあと知っていましたが、メスキータも見られるんですね!
体力に自信のないぺでぃまるは、4月や5月の花の時期におじゃましたいな〜なんてヘタレ感満点で思いながら読みました(^^ゞ
ぺでぃまる
- ニッキーさん からの返信 2011/09/19 21:06:08
- RE: 身体にキツソウ…
- ぺでぃまるさん、こんばんは。
スペイン建築の魅力はイスラム教建築と西洋建築が混ざり合っている所にある気がします。イスラム文化はとてもエキゾチックに感じますよね。メスキータはアーチと円柱の建物が有名なんで、てっきりイスラム寺院だと思っていたら、今はカトリックの大聖堂として使われているというので驚きました。
> いや〜、PCごしにも暑さが感じられましたよ。湿度はないが、ずっと40℃近くだったら身体に厳しかったでしょうね。
コルドバの茹で豚になりそうな暑さ、わかっていただけましたか。
40℃どころか、おそらく体感温度は45℃ぐらいあったんじゃないでしょうか。
私もヘタレでおまけに暑がりなんで、本当に行く時期を間違えたと思いましたよ。
体にキツイ。
たぶん、そのせいで体重が落ちて帰ってきたんじゃないでしょうかね。
体重はその後2週間でまた元に戻ってしまいました。(ToT)
実は私の休みの都合であの時期に行くことになったんです。
責任を感じる私に妹が、「8月は暑いけど、お天気も良く空も青くてやっぱりスペインのベストシーズンの一つだったと思うよ」と言ってくれるので、救われてます。
他のトラベラーさんも嬉しいことに、「旅行は青空が一番」だと慰め(?)てくださいます。
でも、気温や花の咲き具合を考えると、やっぱりもう少し早い季節が良いですよね。
ただ、不思議なことに朝はとても涼しいんですよ。半袖では寒いぐらいでした。ヨーロッパの気候ってわかりませんよねー。
ニッキー
-
- るなさん 2011/09/16 13:28:24
- 灼熱スペイン(+。+)でも、素敵♪
- こんにちは、ニッキーさん。
いやぁ〜暑そうですねぇ!?
でも、スペインならではの太陽のような気がします。この風景にもとっても似合っているのだと思います。
そして、行きたい!!絶対行きたい!!
イスラム建築大好きなんですよね。だからスペイン・アンダルシアもですが、イスタンブールもとっても行きたいんです。
アルハンブラももちろんだけど、このメスキータもとっても見たいところのひとつです。
メスキータのムーア式アーチの部分を見ると、アマルフィのDuomoを思い出します。規模は全然違いますけど、回廊の雰囲気が似ているんですよ。
やっぱりアンダルシア最高ですね。
うらやましい〜♪
るな
- ニッキーさん からの返信 2011/09/16 20:06:58
- RE: 灼熱スペイン(+。+)でも、素敵♪
- るなさん、つづきも見てくださってありがとうございます。
確かにあの太陽の下、あの青空の下だからこそ、スペインの乾いた風景が一層映えるかもしれません。暑かったけれど、強烈な印象で脳裏に焼き付いてますもの。そう考えると暑い盛りにスペインへ行った私たちの苦労も報われます。
アマルフィーのドォーモにもあんな雰囲気の所があるんですか?
るなさんは建築がお好きだから、特にイスラム建築がお好きなら、アンダルシア、面白いと思いますよ。
私たちはツアーなのでほんの一部しか見られなかったんですけど、コルドバ、セビーリャ、グラナダには他にもムーア様式の建物や庭がたくさんあります。
アルハンブラ宮殿は昔からの憧れの場所。一番の見せ所のライオンの中庭が工事中でまったく見られず。ちょっとがっかりだったんですが、私は庭とか花が好きなので、夏の離宮のヘネラリーフェがとてもすてきでした。ヘネラリーフェ見学は庭が中心になります。噴水がいっぱいあって花が咲き乱れていました。水のぽちゃぽちゃいう音が今も聞こえそうな気がします。
帰ってからアーヴィング著「アルハンブラ物語」を読んだら、見てない所がいっぱいある〜(ToT)。170年も前の話ですが、アメリカ人のアーヴィングさんはなんと3か月もアルハンブラ宮殿に住んでたんですよー。当時は一般公開なんてされてないので、アルハンブラ宮殿を独り占めしてたそうです。秘密の地下室とか今は公開してない所もいっぱいあるみたいです。もう一度行って隅から隅まで見てみたくなりました。
るなさん、アルハンブラ宮殿とメスキータ、この二つはお勧めです。個人的にはセビーリャも良かったです。イスタンブールは私も行ってみたいです〜♪
ニッキー
-
- crossさん 2011/09/13 17:19:28
- 猛暑の上をいく激暑...
- ニッキーさん、こんにちは♪
全編、猛烈な暑さが感じられるコルドバの街でしたね。
いくら乾燥してるとはいえ39〜45℃の暑さはたまりませね。
「メスキータ」はホントに変わった寺院ですね♪
神秘的な異空間という表現はぴったりです。
モザイク模様の窓から差し込む光、奥の祭壇の素晴らしいこと...
ここでホントに礼拝とかしてるのかなぁと思いました。
初めての国に行くならニッキーさんのようなツアーが最適ですね♪
見所満載、至れり尽くせり、ちょっと眠りながら次の街へ...
特にこの時期の旅行は、こんなツアーが一番です♪
まだまだ続きますね♪
cross
- ニッキーさん からの返信 2011/09/14 00:39:12
- RE: 猛暑の上をいく激暑...
- crossさん、こんばんは。
つづきもずっと見てくださってありがとうございます。
> 「メスキータ」はホントに変わった寺院ですね♪
> 神秘的な異空間という表現はぴったりです。
> モザイク模様の窓から差し込む光、奥の祭壇の素晴らしいこと...
> ここでホントに礼拝とかしてるのかなぁと思いました。
私は最初、礼拝堂はキリスト教徒が使い、ミフラーブはイスラム教徒が使っているのかと思っていたんですが、今はもうイスラム教寺院としてはまったく使われていないようです。今はキリスト教の大聖堂ですから、やっぱりあの豪華な中央祭壇でミサをするんですよ。
もともとキリスト教の教会があった場所にイスラム教徒が来て教会を壊しメスキータ(モスク)を建てた。今度はキリスト教徒が奪い返して大聖堂にした、という経緯です。それにしても宗教建築の混在なんて、変わった建物ですよね。
> 初めての国に行くならニッキーさんのようなツアーが最適ですね♪
> 見所満載、至れり尽くせり、ちょっと眠りながら次の街へ...
> 特にこの時期の旅行は、こんなツアーが一番です♪
予約も全部取ってもらって食事の心配もなく、バスの中は涼しいしうたた寝できるし、何よりバスでスーツケースを運んでくれるのが一番助かります。でも、しっかり見たい人にはツアーは全然足りませんよ。私は本当はあの3倍ぐらいの時間をかけて見たい。せっかく街を訪れたなら、他の所も見てみたいし。ここまで来てこれを見せてくれないのかー?というような残念な思いをしたこともしばしば。その代わり見所満載、至れり尽くせりなんで仕方がありませんけどね。
ガイドさんが説明してくれるから、よくわかるという点はツアーはいいですよね。ただ、ガイドさん実にいい話をしてくれるんですが、それだけを熱心に聞いていると写真を撮る時間がなくなるんです。だから私はレシーバーガイドで声だけ聴きながら、グループから目を離さない程度に離れてさーっと写真を撮って回ってました。悪い生徒です(笑)。話に集中してないからガイドさんの説明も結構飛んじゃってます。
暑い旅、この後もセビーリャ、グラナダと、すごく良かった所が続きます。
また見に来てくださいね。
ニッキー
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