スリランカ縦断の旅 ② ー 紅茶畑を縫いながらヌワラエリヤへ

2011/07/11 - 2011/07/13

本来は列車でヌワラエリヤに行きたかったのですが、切符が入手出来なかったので、車で行くことになりました。途中紅茶園に寄ったりしたのでコロンボから６時間以上かかりました。

紅茶を購入し、素晴らしい景色を堪能しながらヌワラエリアヤに到着しました。ここは本当に寒いと言ってよいような気候で、コロンボとは10度以上の温度差があるものと思われます。しかも、雨が断続的に降っていて、長袖のシャツとカーデガンに着替えてしまいました。

かつてイギリスの植民地時代は彼らの避暑地としてスコットランド風の別荘やホテルが数多くありましたが、今でもその面影は濃厚に残っています。今回宿泊した St. Andrew's Hotel はそのようなホテルの一つです。小生の好きなホテルです。

エリア ヌワラエリヤ(スリランカ)

ヌワラエリヤへ向かう途中、谷間を進んでいくと、山肌に広がる紅茶畑と紅茶工場があります。見慣れた風景ですが、このような風景を見ると、早く暖かい紅茶を飲みたくなります。

「緑の絨毯」とでも言ってよいような茶畑が山全体に広がり、所々に日陰を作るための木が植えられています。

茶摘みをしているタミル人女性たちに出会いました。彼女たちはイギリス植民地時代にインド南部から労働力として連れてこられた人々の末裔です。彼女たちは今なお同じ茶摘みを生業として続けています。

茶摘みはかなりきつい重労働です。１日8時間労働だそうですが、炎天下でも雨の日でも仕事は変わらず、出来高で賃金が支払われます。

茶葉の摘み方を教えてもらいました。

紅茶園には出来たての紅茶を試飲できる場所があり、早速中に入りました。

紅茶園にはいろいろな国の見学者が訪れています。この方たちは中東から来られたようですが、スリラへンカではどこ行ってもドバイやサウジアラビアなどから来た観光客が目につきました。

２人の中国人女性にも出会いました。彼女たちは上海から来たそうで、右側の方は大学で日本語を専攻したので、大変上手です。しばらくお話しをしました。

集団で見学に来ている女子高校生たちがいました。

ヌワラエリヤでは St. Andrew's Hotel に泊まりました。ここは小生のお気に入りのホテルです。

このエントランスから長い階段を上ってレセプションへ出ます。

ホテルの廊下です。落ち着いた雰囲気がいいですね。

夜はかなり冷えました。ラウンジには暖炉があり、夕方６時頃になると薪が燃やされました。

ホテルのレストランです。２日間、朝食・夕食共にここで食べました。

到着した晩のディナーです。このホテルが気にいっている理由の一つは、食事の形式がビュッフェデはないことです。メニューの中から選ぶようになっていて、この形式だとたくさん食べすぎなくてすむことです。

市場をのぞいてみました。衣料から魚、野菜、果物、スパイス、雑貨等あらゆるものが売られています。日本ではあまり目にしないようなものがたくさん置かれています。

魚屋では海で獲れた魚がたくさん売られていますが、冷凍技術が十分でないと、とてもここまで運ぶことは出来ないでしょう。

これはバナナの花なのです。カレーの材料になります。食べたことがありますが、かなり美味しいです。

大きな房のまま、たくさんのバナナが吊り下げられていてます。

店員がどのバナナが美味しいかをチェックしています。触ったり、よく色艶を見たりすれば、どれが美味しいか分かるそうです。そんなバナナの１本をとって、試食させてくれました。確かに甘くて、美味しいです。日本で売られているバナナとは大分違います。

大きな赤ピーマンですね。

スリランカでは日本で売られいるようなキャベツはほとんど見かけません。どれもこのような紫キャベツばかりです。

これは“Butter Chilli”と書かれていますが、実際どんなものかよくわかりません。スパイスのチリの１種でしょうか。

“ABALA PETHI”って何なんでしょうか。

クラッカー（CRACKERS) と書かれていますが、これも何だかよく分かりません。