灼熱韓国・百済の旅　No.06 木浦編①

2011/07/18 - 2011/07/23

２年ぶりの韓国です。
今回は、ソウルを起点に南に下り、朝鮮半島西部のほぼ南端まで行ってきました。

ソウル→木浦→扶余→水原
を、まるまる６日間で。「まるまる」というのは、普通、出発日と帰国日はロスが多いけれど、今回は現地に朝着いて、現地から夜出国するという非常に効率のいいスケジュール。

ソウル梅雨明け直後、灼熱の韓国旅行６日間でした。テレビでは連日、猛暑の話題がトップニュース。暑いけれど、東京に比べれば湿度は低く、カラっとしていましたね。帰ってきてから３日後、韓国は大雨、大洪水に見舞われたとのこと。間一髪でした。

エリア 木浦(韓国)

３日目の朝。昨日と同じくゲストハウスで朝食。オールセルフサービス。

今日は、ＫＴＸで木浦に向かいます。

木浦に行くＫＴＸ湖南線はソウル駅ではなく、ここ龍山駅から出ます。大きな駅です。昨日はこの駅前のチムジルバンに入り、ここから地下鉄でゲストハウスに帰りましたね。

窓口でチケットゲット。

日本からインターネットで予約し、クレジット決済もしていたので、紙を見せただけですぐに発券。
レシートのような感熱紙のチケットでした。

ここが乗り場の入り口なんですが。
あれ？　改札がありません。

そのままホームに降りられて列車に乗れてしまいました。車内で検札もなく、降車駅でもチェックがありません。どういう仕組みになっているんでしょうか。

ＫＴＸ車内。車両の中央あたりから座席が向い合わせ。椅子の回転は出来ません。我々は順行向きの座席でしたが、反対向き座席は空きが多いです。
日本の新幹線に比べて幅が狭いので２列、２列の配置。前の座席との間隔もやや狭い。

客室のドアの外にも跳ね上げ式の２つの席があって携帯電話はここで使っていましたね。

日本と同じように車内販売も。売っているものも日本と同じように酒、おつまみなど。通路が狭いのでワゴンがすれすれに通ります。

ＫＴＸ最終駅木浦に到着。小さな駅でした。
木浦も暑いです。

駅の中のコインロッカーに荷物を預けます。一番小さいサイズのロッカーで収まりました。１５００ウォン。安いですね。
指紋式。読み取り精度はどうなんでしょうね。認証エラーで開けられなくなることはないのか心配です。

駅から１０分ほど歩いて、ガイドブックに乗っていたトクチョンシッタンで昼食。タコ料理で有名らしい。
チンケな食堂なんですが、人気なんですね。満席。店の外に並んでいました。

マスコミ取材もいろいろあったそうで。こういうの表示しているお店って多いですね。

順番待ちのお札を渡されました。１３と書いていますが、待っている人の数から考えて、まあ４番目くらいでしょうか。

お店の中にはタコの生け簀。ここからお店の人がすくい上げてこまめに厨房に運んで行っています。

１０分くらい待ったらお店に入れました。２階ですが、中はテーブル１０個くらいでしょうか。満席です。

まあまあのお値段です。

タコスープのヨンポタンと、、

ナクチビビンバを注文。絶品でした。

隣のテーブルでは何か旨そうなものを食べていました。串にタコをグルグル巻きにして焼いたもの。ハサミで切りながらほぐしています。食べにくそうですがおいしそうです。

昼食のあと、タクシーで国立海洋遺物展示館へ。

入館無料。でも建物の外も中もほとんど人がいません。ガラガラです。

ここには、1984年、海から発掘された高麗の青磁3千余点と高麗時代の木船復元模型が展示されています。

完全な形ではないにしても、何百年も前の船が海底に残っていたというのはすごい。

本来はこういう船体であったろうという推定の模型。
しかし、この貿易商船に積載されていた荷物は日本が中国から購入した貿易品。韓国近海で引き上げられたとしても、その所有権は国際法的にどうなんでしょうか。所有の証明、根拠がなければやはり領海で見つかったものはその領有国のもの？

国立海洋遺物展示館を見たあと、すぐ近くにあるカッパウィ。木浦の名所のひとつらしい。

この橋を渡っていくと海側から眺められます。以前は船からしか見れなかったらしいのですが。

これです。

説明が書かれています。侵食と風化で出来たもの。

まわりもこんな感じの奇岩。

コインロッカーに預けた荷物を取りに木浦駅に戻ってきました。
あまりの暑さ。駅の中のダンキンで何か冷たいものを。

妻はこんなもの食べていました。よく見ると周りの人も多くの人がこれ食べていましたね。