2011/06/05 - 2011/06/22
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keithforestさん
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やっぱり本日のハイライトはなんといってもハルシュタットなんですね。どんな旅行番組を見たって、あの湖の畔にひっそりと佇むハルシュタットの村は静寂そのものの中にあって、心を洗ってくれるという姿を呈していて、あそこにいったらさぞかし、今流行の「癒してくれる」って奴じゃないかと大変楽しみにしていた辺りが、私にしてははなはだ軽率だということになるのかも知れませんが、この村は泊まって朝早くうろうろするのが良いんじゃないでしょうかねぇ。
一時間ほど船にも乗りました。そしてもうひとつの山場は岩塩の坑道のツアーなんでございます。ここでもさんざんいろいろありましてね。面白くもあり、驚きもあり。バード・イシュルに帰ってきてから、温泉にいって和みました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
今朝、Hotel Goldenes Schiffのダイニングにいったら、こんな機械がありました。オレンジをそのまま搾ってジュースにして吞むという優れ機械です。旨いんだなぁ、このジュースが。
これと同じ機械をあとでウィーンのど真ん中にあるスーパー、BILLAでも見付けました。
そうそう、オーストリアのホテルで朝飯を食べるとジュースの中に「multi vitamin」と書かれたエンジ色のジュースを良く見るんですが、あれって実態はなんですかね? -
今朝も出発は午前9時の予定ですし、ホテルの移動がありませんから、のんびりと朝の散歩に出掛けます。随分低く霧がたなびいています。
ここで川がとても大きく迂回していて、ここの街はぐるりと川に囲まれているという感じになっています。 -
ホテルから川に出たところにかなり古い鉄の橋が架かっています。で、その橋にこんな像が建っています。良く見ると手にしているのは磔刑になったままのイエス・キリストです。この聖人はどなたですかね?
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ほら、やっぱりここの街でもこうして湿度、気圧、温度が掲示されていますよ。
温度12℃、湿度63%、気圧1,010mbです。かなり涼しいです。 -
鉄道の線路にくっついている歩行者用の橋を渡っているうちに駅に電車が入ってきています。リンツ方向からやってきて、ハルシュタット方向へ走っていく列車です。
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月曜日の朝9時半に私達はハルシュタットの街外れにある駐車場に到着しました。
絵はがきやらテレビでしか見たことのない景色が目の前に拡がると、まったくの話浮かれてしまってこんなひろぉ〜い写真になりました。 -
落ち着かないと、いけませぬ。駐車場には次から次からバスがやってきます。全然静かじゃない。
世界各国から観光客がやってきていることがわかります。韓国からやってきている人たちも日本からやってきている人たちも、圧倒的に女性ばかりです。男性が目立たない。
中国からやってきている人たちには概ね二つのグループに分けられます。ひとつはグループで動いている人たちで、この人達は中年の人たちが大半で、男性も結構いるようです。もうひとつのグループは、多分新婚さんで、若い男女です。こちらは男性が素晴らしいデジイチをぶら下げていて、女性をめったやたらとポーズをとらせて撮りまくっています。ひょっとするとここで撮られた映画かなんかがヒットしたのでしょうか。
西欧人のグループは殆ど高齢者ですから、この山肌にへばりついたような街を歩いて行くのは結構しんどいことでしょうねぇ。 -
この辺りの地域をSALZKAMMERGUTと呼びますが、このポスターがとても良い雰囲気です。
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このシーズンは薔薇真っ盛りですが、こちらに較べたら標高も低い、つまり温度の高いウィーン辺りでは、山を越えてしまっているんだろうなぁと、こんなところから心配していました。
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ハルシュタットに来られる皆さんは勿論ご存知の納骨堂です。お金を払って入ります。こんな傾斜地にできた村なので、墓地にする土地が限定されているので、古い埋葬分からこうして納骨堂に納めていくのだそうですが、ここも一杯になったらどうするんだろうという、疑問が湧くのは普通ですかね。
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これはカトリック教会の入り口に貼ってある看板なんですが、礼拝中は入らないでね、というお願いです。
この日は月曜日ですが、何度も書くように聖霊降臨祭のLong Weekendで今日もこちらの教会でも礼拝があります。
険しい階段をヨイショヨイショと上がって近辺の方たちが集まってきておられますが、10時半から礼拝になって、中に入っていた観光客の方々が一斉に出てきました。事情のわからない観光客の人たちの中には「入れてくれたって良いじゃないのねぇ」と仰る方もおられるのですが、もうちょっと状況を判断してくれても良いじゃないのねぇ。 -
通路や階段がこんな具合に屋根付きですよ。多分冬は厳しい様子になるのでしょうねぇ、この近辺はスキーリゾートでもある位ですからねぇ。
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これはテレビやガイドブックでかなり知られた風景ですけれど、家の前に建っている樹木も野放図に枝を広げるようにすると狭い街のなかで困ることもあるので、建物の壁に這うように作ってあげるのだそうです。
いわれていないと気がつかなかったりしますが、わが家は毎週、BSの旅行番組を何回でも見ておりますので、概ね学習しているわけです。ここだけですけれどね。
つまり、BSの旅番組は結構役に立つということです。 -
あれれ!?良く見ると、木の実が生っていますよ。ここまでは気がつきませんでしたね。
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広場の船乗り場から船に乗ります。約一時間の行程でぐるっと回ってくれます。(実はこれは帰って来た時の様子です)。
とてもたくさんの観光客が乗るわけで、私達は早めに桟橋に行って待っていました。
ところがあとから乗ってきたアジア系の客が、今キャプテンが立っているブリッジのエリアに立ち込んで、キャプテンから、邪魔で視界が効かなくなるから出てくれというのに、あぁでもないこうでもないと意地をはる。で、また周囲の顰蹙を買う。こういう客は昔は日本人の専売特許のようなところがあったのだけれど、今や、概ねその他のアジア人である場合が多くなってきました。
つまり、それだけアジアの経済力が強くなってきて、多くの人たちが観光に出掛けることができるようになってきたということです。隔世の感ありですなぁ。 -
本当にほんのわずかな湖畔の空き地に、これでもか、これでもかと家を建ててきたというのがこちらから見ると良くわかります。
どこの家にも湖畔に小屋を持っていますが、こちらに冬使う薪が貯蔵されているんだという話もお伺いしました。 -
お、新築したんですね!?なんともいえない、心和む・・・。
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まるでバスボートのようなモーターをつけていますけれど、船はこの地方独特のスタイルをしているスマートなものです。
多分バスを釣っているのではなくて、トラウトを釣っているんだと思いたいのですが、一体その実態はどうでしょうねぇ。
どうもネットで検索してみると幻のドナウイトウだと書いている人もいるようです。
もっと北のTraunseeではレインボウ、ブラウン、レイリングがあるそうだけれどなぁ。 -
昼飯にWeisses Lammというレストランで、多分養殖のトラウトのグリルをいただきました。たまには魚はようございますよ。
それよりも何よりも、付け合わせのこのジャガイモが旨いこと! -
今日のメイン・イベントがやってきました。ハルシュタットの岩塩抗見学ツアーに参加しますが、それにはまず、この急峻なケーブルカーに乗って山にあがります。
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これはもはや暴力的な急峻さということができます。
し、しかもぉ〜!これを下りたら、ポン、ハイ、そこがツアーの出発点かと思ったらこれが大間違い!そこからまたえっちらおっちら、息が上がる中を登ります。 -
そしてこのツアーではなぜか全員にジャージーのようなものが貸与されます。今着ている服の上から着ちゃうんです。
え〜っ!この蒸し暑いのに?!と驚きなんです。
わが集団が次々に着替えの部屋に入っていくと、私の目の前で、女性の係員が突然「ストップ!」というのです。なに?彼女がいうにはもうすでに70名の定員を超えたから、あんた達は次の回ね、というのです。そりゃなんだよ、俺たちグループだから、といったら、それを最初にいわなかったから知らないね、残りの3人は次の回ね、と言い放つ。
あとでわかったのは、それ以上の人間を人グループの中に入れると地底からあがってくる時の輸送トロッコに乗りきれないのだった。そう説明したらいいのに、駄目だ、駄目だの一点張り。私、もう不機嫌。
グループ全体を次にずらすことにして解決。ツアー側としてはそれだけ空席が出来てしまったことになるわけです。 -
なんだかみんな、囚人か捕虜になったような案配で、同じ服を着てトンネルに送り込まれます(好きで来てンだっての)。
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先頭のガイドがどんどん坑道を進んでいってしまうので、慌ててあとを追います。
本当にこの坑道は大丈夫なんだろうかと不安になりそうな位の暗さですが、途中に扉があったりして、どんどん入っていきます。 -
どうしてこんなところにこんな塩抗ができたのか、とか、かつて犠牲になった作業者は塩漬けになっていたからそのまま出てきたんだとか、塩は水に溶かしてとりだしてあとで結晶化するんだとか、様々な解説をガイドの青年がしてくれる。彼はドイツ語で、ベラァベェ〜ラと喋って、あとで私達のところに来て、「英語もやるか?」と聞く。やれよぉ〜!わかんねぇじゃねぇか。
ドイツ語解説の半分位しか説明しないんだよな。 -
坑道の中にはもの凄く透き通った池があったりしてなかなか見せるものがあるのですが、人びとの記憶に残るのはそれよりも多分・・・。
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こっちの方に違いありません。坑道を降りていくところがこうした滑り台になっているのです。それも二カ所も。
これが外にあって、お陽様カンカン照っているところだったらば、別になんということもないのだと思うのですが、暗い坑道の地底だということになると妙な気になるものなんです。
階段なんてあるんだとは思ってもいなかったのです。今になってみると、かなりその気になって滑り降りたようで、帰り際に見た写真がとても嬉しそうに滑り降りている自分だったのと、そこに表示されている速度が31.7km/hと予想外に早かったので、その写真(5ユーロだったかな)を思わず買ってしまうという暴挙に出てしまいました。 -
帰りは一列に並んでトロッコに座り、すれすれの穴しか掘られていない中をガタコンガタコンと帰ってくるのであります。
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外に出てみると、このトロッコがこんな程度のものなんでございますよ。こんなんで良く問題にならないものだなぁと感心するのですが、これが日本だったら決して営業許可はおりますまい。
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帰りもまた、今度は下りですが、えっちらおっちら降りて参ります。しかし、ケーブルカーへ行く最後のところにエレベーター、要するにリフトがあることを知りました。
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眼下にハルシュタット湖を臨みます。
こんなに高い所まであがってきていたんです。
たまたま、ウォーキング用のストックを持ってきたいたので、ご一行中の方にお貸ししたらとても感謝されましたよ。多分あの方はどこかできっとお買い求められたかも知れませんね。 -
Bad Ischlに戻ってきたのが午後5時頃。いやぁ、今日は良く歩いたのでさすがに疲れました。
Kaiser Thermeに行こうじゃないかと出掛けた。入り口のおばさんが二人いるんだけれど、全然英語が通じない。身振り手振りと単語の投げつけ合いで、ようやく意思疎通。一人4時間まで14ユーロだということが判明。着替えるところをようやく見付けたまでは良かったけれど、プールに降りるのに右往左往。とても多くの人たちが入っていた。ここもまた結構深いんだよなぁ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- kozyareさん 2018/03/22 09:09:29
- 秋に……
- めちゃ楽しく旅行記拝見しました。
ハルシュタットの人って不親切と聞きましたが、そうかもぉ~って……
この秋にひとりで出かけようと思ってます。塩坑見学はしようと思ってますので参考になりました。
文章書くのお上手ですね。面白かったです。
- keithforestさん からの返信 2018/03/22 17:50:38
- Re: 秋に……
- ご丁寧に、書き込みをありがとうございます。
自分でももう忘れかけておりました。
塩抗は自分でも意外な楽しみでございました。
今でもあの時の写真がボードに貼ってございます。
どうぞ、楽しい旅になりますように。
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