個人手配・２０１１年初夏夫婦で行くトルコ旅行１８　（番外編　ホテル）

2011/06/07 - 2011/06/11

２０１１年０５月２９日（日曜日）から０６月１１日（土曜日）まで１３泊（１機中泊含む）１４日で、個人手配による夫婦のトルコの旅を楽しんできました。

　個人旅行ですので、計画変更はもちろん、失敗や選択のミスによる後悔もありましたが、予想を超えた楽しい旅を送ってきました。なお、「海外旅行は天候次第」と言われる方も多いと思いますが、その面では好天にめぐれました。

　本旅行記は総集編、１６本に分けた各都市毎の観光編、及び、３本の番外編（ホテル、交通機関、その他）で構成しました。

　その中で、本旅行記は３本に分けた番外編の一つで番外編（ホテル）です。

　旅行記としてアップをし、少しでも、皆様のお役に立てる事もと考え作成しましたが、どちらかといと備忘録であり、自己満足の記録になってしまったかなとも反省しています。本旅行記は写真も重要ですが、フリー旅行のすばらしさとフリー旅行の困った点、および、こんなことを知りたい等も記しています。
　尚、ツアー旅行以上に個人旅行では年齢による計画面・実行面で相違が生まれると思います。その意味では、６０歳前後の夫婦の旅であることを考慮してお読みください。

エリア イスタンブール(トルコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 飛行機
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

２０１１年５月２９日からのトルコ旅行のホテルについて記します。
まずは、ホテルの選択と予約について。
最近は、ＨＩＳ，楽天等の日本の旅行会社のインターネット予約は全く使わず、多くは、Ｅｘｐｅｄｉａ等海外のホテル予約システムを活用しています。
ただ、海外のホテルに関して、この予約システムがベストだというところまで小生としては、経験を積んでおらず、まだ試行錯誤の段階です。
地域毎、国毎に強い予約システムがある様でもあり、地域、国によっては何のことはない、直接ホテルのオンライン予約システムが最も安い場合もあります。
ということで、まだ試行錯誤、ここでは、トルコ旅行での試行錯誤を紹介します。
（写真は１泊目のイスタンブール　Ｗｏｗエアポートホテル）

大体下記の順でホテルを決めました。
　・大体の予算を決め、その予算（但し、予算は都市毎に異なります）で人気のホテルをＢｏｏｋｉｎｇ．ｃｏｍとＥｘｐｅｄｉａで調べ、数軒の候補ホテルを決める。
　・次に口コミを一応調べる。口コミは、上記の両社以外で、トリップアドバイザーを参考にしました。
　・今までトリップアドバイザーは調べたことがありませんでしたが、今回初めて利用しました。
　・ガイドブックは「地球の歩き方」等のガイドブックは、候補ホテルが掲載されていれば参考にしますが、ガイドブックから候補ホテルは探しません（あまりにホテル数が少ないので）
　・尚、旅行記を読んで非常に興味を持ったホテルも候補にします。
　・最後に口コミや価格、交通の便、もろもろでホテルを決めます。
　・そして、トリップアドバイザーを使い数社（Ｅｘｐｅｄｉａなど）とホテル自体のオンライン予約システム（または、直接メールを送り）等の価格比較を行い予約します
（写真は１泊目のイスタンブール　Ｗｏｗエアポートホテル）

今回の旅行で一泊目は、イスタンブール。
翌朝０６：４０の飛行機でマラティヤへ行くことから空港に近く、また、最初の日ですので、無難に大きなビジネスホテルを探しました。空港内にエアーポートホテルがありますが、さすがに高いので地下鉄となり駅のＷｏｗエアポートホテル。
　　http://www.hoteltravel.com/turkey/istanbul/wow_airport.htm
数社をインターネット比較した結果、Ｈｏｔｅｌｔｒａｖｅｌ．ｃｏｍ（今回初めて利用）で予約(１ヶ月以上前の３月１０日に予約しました）
　　１０６ユーロでした。
尚、ただいま（７月中旬）８月の価格を調べたら７１ユーロ
何故、５月は高かったのか不明。
　　http://www.hoteltravel.com/
尚、空港周辺でこれよりも安いホテルはＥｘｐｅｄｉａでいろいろありましたが、最初の日は無難に交通の便が良いビジネスホテルを選択

アタテュルク空港に近い高級ビジネスホテル風のホテルです。
空港からは１８時頃でしたが、送迎バスを利用。
翌日の０５時の早朝時はタクシーを利用（５．２リラ）。
（この時刻は、送迎バスも、地下鉄も動いていません）
また、利用しませんでしたが、地下鉄なら空港の隣駅（地上駅です）から徒歩５分です。

他の方の旅行記等にもありましたが、近くにお店はありませんので、飲み物等は、空港のスーパー（番外・交通機関編に写真あり）等で購入してからチェックインするのがベターです（ミニバーの飲み物は非常に高い）。
尚、早朝チェックアウトの時には、ランチボックスを頼めます（私達は、頼んでいましたが、早朝チェックアウト時に受け取るのを忘れました）。

５月３０日のネムルートダーゥ近くのＧｕｎｅｓ　Ｈｏｔｅｌ。
今回の旅行で、この地域のホテルについては、選択の余地はなし。
何故なら、マラティヤより、１泊２日のネムルートダーゥ（ネムルート山）の日の入り、日の出ツアーを申し込むと自動的にこのホテル。

ホテルのウエブを探しましたが、見つかりませんでした。
また、Ｂｏｏｋｉｎｇ．ｃｏｍ等にも登録されていません。
ただ、どこかで口コミはありました。

ネムルートダーゥ頂上に最も近い（車で１０分、徒歩で２時間？）ホテルですが、この写真のごとく（ズーミングするとホテルあり）、周辺には何もありません。
１時間ほど岩山を散策。

マラティヤから１泊２日（ツインベッドで夕朝食込み）で１００リラのツアー金額ですからコストパフォーマンスは申し分なし。
日の出ツアーに参加するため４時起きですから（ホテルライフでなく、ネムルートダーゥ観光のみの目的）、それなりに綺麗な部屋ですからＯＫです。
ただ、５月３０日に宿泊しましたが、写真の通りの寝具で、寒くて寒くて、セーターまで着こんで眠りました。

夕食、朝食込みのツアーです。
部屋数は１０部屋強では？

通常のホテルの食事とは比較できませんが、富士山の山小屋を考えれば、夕食、朝食すばらしい。

カッパドキア・ギョレメについては、洞窟ホテルという観点で探しました。洞窟ホテルの場合、通常のホテルに比較すると、機能面でかなり欠点があると言うような記事がありましので（特にＨＩＳ，ＪＴＢ旅物語等のツアー案内）、Ｂｏｏｋｉｎｇ．ｃｏｍ等よりは他の方が実際に宿泊し、旅行記を書かれて推薦しているホテルを重点に調べました。その中で、「地球の歩き方」にも掲載されている「キャニオン・ビュー・ホテル」にたどり着いた訳です。
従って、通常のホテルの選び方とは、かなり異なりました。
　　http://www.canyonviewhotel.com/

ところで、トルコの物価はヨーロッパに比較すれば十分安いため、昨年のドイツなら１００ユーロ、スイスなら１２５ユーロのホテルが、イスタンブールを除くとトルコでは半額の５０ユーロ以下になります。
従って、今回の旅行では、ホテルの部屋のランクをスタンダードからデラックスなどかなりランクアップしました。

尚、この「キャニオン・ビュー・ホテル」はＥｘｐｅｄｉａ　等では扱っていない事、および、オンラインで予約ができないことから、直接メールでやり取りをしました
写真の部屋は、ジャグジー付きバス、および、バルコニー付きで５０ユーロでした。

トルコのホテルで、シャワーではなく、バスタブ付を希望すると、一般的に部屋も広くなり、価格が上がる場合が多いのですが、多くはジャグジー付のバスになります。

このホテルは部屋数は６部屋（ツインだとして１２名のお客様）ですので、かなりこじんまりしたホテルですが、朝食は十分楽しめます。

経営者のご兄弟とアルバイト（？）の若者の３名で２４Ｈ対応してくれます。
観光案内（２日目にはカッパドキア北部地区を回っていただきました）などもお願いできます。

ただ、３泊４日宿泊しましたが、最初の夜、お湯の出が非常に悪く、ジャグジーなどは使えませんでした（宿泊者が一斉に使用すると能力オーバーか？）。また、初日何も言わなかったためか、掃除をしていただけませんでした（タオル交換やお風呂の水周りなど）。もっとも、共に最初の日だけで、２日目からは問題ありませんでした。

無線ＬＡＮについては、無料なのですが、家庭用の無線ルータをテラスの片隅においてあるというシステムですから、部屋ではつながらず、テラスにパソコンを持ってきてつなげるという非常にシンプル（かなり面倒）でした。
写真は、バルコニーです。

この写真のように、ホテルからは非常にすばらしい眺望を楽しめます。
（朝、多くのバルーンが飛んでいます）。

次は、セルチュクです。
エフェス観光、シリンジ村観光、そして、パムッカレへの移動を考えますと迷うことなくセルチュク宿泊としましたが、意外や意外、ここには、大きなホテルや4つ星以上のホテルはありません。
どうやら、リゾート客やツアー客はクシャダスやイズミルに宿泊するようで、例えば、イズミルにはヒルトンホテルがあります。

宿泊したのは、ＵＲＫＭＥＺ　Ｈｏｔｅｌ
　　http://www.urkmezhotel.com/
ＥｘｐｅｄｉａやＢｏｏｋｉｎｇ．ｃｏｍで人気のあるホテルとして選びました。ただ、予約は、ホテルへのダイレクト・オンライン・予約です。
部屋はワンランク上げて４５ユーロです。
バスタブとバルコニー（単なるベランダですが・・）がついています。

交通の便が非常によく、イヅミル空港から電車でセルチュクへ来ましたが、駅から数分です。
また、街の真ん中にありますので、夕食は２２時頃でしたが、多くの観光客、地元の人で賑わっています。
また、オトガルへも１０分弱で、舗装道路ですので、エフェス、シリンジに行くのにも便利ですす。
ホテルからのメールによると、オトガルから２５０ｍ、鉄道駅から１００ｍ。

ただ、今回のホテルでは唯一の日本で言うところのビジネスホテルでした。

朝食も、こんな形で簡素ですが、特に問題はありません。

ツインベッドに蚊帳がありますが、夏に蚊が多いと言うことではなく、デコレーション用の蚊帳だとホテルの方は説明されていました。

次はパムッカレのホテルです。
パムッカレもセルチュクと似ているところがあり、個人旅行者は、パムッカレの見学や他都市への移動を考慮し、パムッカレ村のホテルに宿泊しますが、ツアー客の宿泊地はカラハユット温泉のようです。
すなわち、パムッカレ村からは、徒歩でパムッカレに入場できるのに対し、カラハユット村は、パムッカレからは２．５ｋｍほどの所にありますが、温泉が豊富なため、ツアー客や長期滞在向けの大きなホテルがあります。
パムッカレでは、Ｍｅｌｒｏｓｅ　Ｈｏｕｓｅ　Ｈｏｔｅｌに宿泊
　　http://www.melroseresidence.com/

これも、Ｂｏｏｋｉｎｇ．ｃｏｍやＥｘｐｅｄｉａの人気ホテルから選びました。
パムッカレ村のホテルの中では、バス停留所やパムッカレチケット売り場からは離れていることが欠点ですが、他のホテルに比較すると雰囲気、価格がよさそうでしたので、決めました。
遠い点については、ホテルの方や、次の日のツアーに参加することによるツアー会社の送迎サービスで歩かずに済みました。

最終的にはＥｘｐｅｄｉａで予約。
通常のＴｗｉｎｒｏｏｍで３０ユーロですが、かなり部屋のランクを上げPamukkale Deluxe Room ４５ユーロで宿泊しました。
かなり豪華な部屋です。
部屋も広く、また、例によってジャグジーとシャワーの両方が付いた部屋です。

レストランでもあり、遅い夕食をここで。
多くの宿泊者もここで食事をしていたようですが、メニューを頼んだらこの看板。

朝食も十分。

このホテルにもプールがあります。

アンタルヤも、パムッカレ、セルチュクと同様、個人旅行者または小さなグループ旅行者のみカレイチに宿泊しますが、ツアー客や長期滞在者（リゾート客）は、町の中心地（カレイチ）から離れたビーチ沿いのリゾートホテルに宿泊します。
特に、リゾート客に人気のオールインクルーシブホテルは、ビーチ沿いです。
カレイチには、高級プチホテル、手頃なペンション風ホテルがあります。
その中で、宿泊したのは、Ａｌｐ　Ｐａｓａ　Ｈｏｔｅｌ。
　　　http://www.alppasa.com/
写真はホテル外壁

Ｔｒｉｐａｄｖｉｓｏｒ，Ｂｏｏｋｉｎｇ．ｃｏｍ等で人気があり、価格がリーズナブルなＡｌｐ　Ｐａｓａを選びました。
最終的にはＥｘｐｅｄｉａで予約。

写真は、ホテルの中庭を３Ｆから。

このホテルは、レストランも人気があり、また、夕食・朝食込みのハーフボードが人気ではないでしょうか？
朝食込みのみに比較してハーフボードの価格アップは１０００円弱です（1部屋の値段ですから2人分の差額です）。

朝食同様、夕食もブッフェ方式。
2泊宿泊しましたが、少しづつ内容も異なり、特にメイン料理は異なっています。

Standard room と delux roomとの差が１５ユーロ程度でしたので、Ｄｅｌｕｘｒｏｏｍに宿泊。
早期割引（１５％引き）で８５ユーロ（１００００円以下）です。
（ハーフボードでＤｅｌｕｘ　ｒｏｏｍ）
部屋も広く、例によって、ジャグジー付バスタブ。

プールを囲んだレストラン。
昼間はホテル内にいませんでしたので、プールの利用状況はわかりませんが、かなりの人数がプール脇でホテルライフを楽しんでいる印象。

朝食。
パン、チーズ、ハム、ジャム等が何種類も？
少しづつ味が異なるのでしょうか？

ホテルの外にもテラス席があり、２２時過ぎまで賑わっています。

イスタンブールは他の都市と異なり、かなり物価が高く、特にホテル代は２倍程度。
空港からの距離（空港から遠くないこと）、交通の便（トラム駅に近いこと）、観光地に近い旧市街であること、などから、旧市街のホテル地区から選択することにしました。

そして、イスタンブールでも、他都市と同様、ヒルトン等の国際的なホテルでなく、部屋数２０以下の小さなホテルに宿泊し、部屋のランクを上げました。

写真は宿泊した「ベストポイントホテル」

１００ユーロあたりで、旧市街のホテル地区と言う条件でｂｏｏｋｉｎｇ．ｃｏｍやＥｘｐｅｄｉａを調べましたが、選択に迷いました。
結局、某旅行記で推奨していた「ベスト　ポイント　ホテル」にしました。
http://www.bestpointhotel.com/english/
Ｅｘｐｅｄｉａ等では扱っておらず、直接ホテルのオンライン予約システムにて予約。
シーズン毎に価格は異なりますが、ショルダーシーズンで１０５ユーロ。現金払いで７％引きでした。

このホテルの特徴の一つは（この地域のホテルは皆同じですが）、屋上テラスからブルーモスクとマルマラ海の両方が眺望できることです。

こちらが、マルマラ海。
最後の日の朝、ホテルから１０分ほどのマルマラ海の海岸通を散歩しました。

もちろん、ジャグジー付の広い部屋です。

「ベストポイントホテル」では、朝食から甘いお菓子が・・・・。

屋上テラスでの朝食風景。