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滝山城(たきやまじょう、東京都八王子市高月町)は16世紀に小田原北条氏三代目当主北条氏康(ほうじょう・うじやす,1515~1571)三男の氏照(うじてる、1542~1590)が旧山内上杉氏重臣で武蔵国守護代であった大石定久(おおいし・さだひさ、1491~1549)の養子として入城した戦国時代の典型的な城跡です。<br /><br />訪問当時、私はこの周辺に居住していましたので東端(国道16号)から西方に尾根づたいに歩いてみました。この一帯は都立滝山公園として小道がよく整備されており、また途中で見学すべき場所が案内板にて紹介されています。<br /><br /><br /><br />2022年2月11日追記<br /><br />入手した「都立滝山公園」のパンフレットには下記の通りその説明がされています。<br /><br />「国指定の史跡、滝山城は戦国時代の中頃、大永元年(1521)年に武蔵国守護代の大石定重が、この城の北西約1.5Kmの高月城から移り築城したものと伝えられます。<br /><br />定重の子定久のとき北条氏康の支配を受け、その子氏照を養子に迎えて、滝山城は大石氏から北条氏照の居城となりました。氏照はさらに城を拡充し、その規模雄大さは当時関東屈指の山城と称されました。本丸、中の丸、二の丸、空堀などの巧みな遺構にそれがうかがえます。<br /><br />上杉謙信、武田信玄などから猛攻を受けた滝山城ですが、なかでも信玄、勝頼父子による永禄12年(1569)10月の城攻めは、熾烈を極めたといわれます。のちに北条氏照は領地の備えをより固めるため、南西約9Kmの地に八王子城を築き滝山城から移りました。移転の時期は定かではなく、天正の中頃(1580年代)と推測されます。<br /><br />白亜の天守閣も、高い石垣もない、典型的な中世城郭の縄張りをもつ滝山城ですが、木立の深い城址にたたずむとき、かつて名城といわれた滝山城の面影がしのばれます。」

武蔵八王子 河越夜戦にて敗走した主家山内上杉氏を見捨て気鋭の北条氏康三男氏照を養子に迎え事実上小田原北条氏に臣従した大石氏拠点『滝山城』訪問

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2010/06/08 - 2010/06/08

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滝山氏照

滝山氏照さん

滝山城(たきやまじょう、東京都八王子市高月町)は16世紀に小田原北条氏三代目当主北条氏康(ほうじょう・うじやす,1515~1571)三男の氏照(うじてる、1542~1590)が旧山内上杉氏重臣で武蔵国守護代であった大石定久(おおいし・さだひさ、1491~1549)の養子として入城した戦国時代の典型的な城跡です。

訪問当時、私はこの周辺に居住していましたので東端(国道16号)から西方に尾根づたいに歩いてみました。この一帯は都立滝山公園として小道がよく整備されており、また途中で見学すべき場所が案内板にて紹介されています。



2022年2月11日追記

入手した「都立滝山公園」のパンフレットには下記の通りその説明がされています。

「国指定の史跡、滝山城は戦国時代の中頃、大永元年(1521)年に武蔵国守護代の大石定重が、この城の北西約1.5Kmの高月城から移り築城したものと伝えられます。

定重の子定久のとき北条氏康の支配を受け、その子氏照を養子に迎えて、滝山城は大石氏から北条氏照の居城となりました。氏照はさらに城を拡充し、その規模雄大さは当時関東屈指の山城と称されました。本丸、中の丸、二の丸、空堀などの巧みな遺構にそれがうかがえます。

上杉謙信、武田信玄などから猛攻を受けた滝山城ですが、なかでも信玄、勝頼父子による永禄12年(1569)10月の城攻めは、熾烈を極めたといわれます。のちに北条氏照は領地の備えをより固めるため、南西約9Kmの地に八王子城を築き滝山城から移りました。移転の時期は定かではなく、天正の中頃(1580年代)と推測されます。

白亜の天守閣も、高い石垣もない、典型的な中世城郭の縄張りをもつ滝山城ですが、木立の深い城址にたたずむとき、かつて名城といわれた滝山城の面影がしのばれます。」

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 滝山城址方面案内板があり道に迷うことはありません。

    滝山城址方面案内板があり道に迷うことはありません。

  • 休憩所は広めに取ってあります。

    休憩所は広めに取ってあります。

  • 小道が直線的に整備されています。

    小道が直線的に整備されています。

  • 初心者にもわかり易く説明してあります。

    初心者にもわかり易く説明してあります。

  • 中の丸址が広々としています。

    中の丸址が広々としています。

  • 北側の断崖から多摩川が一望できます。

    北側の断崖から多摩川が一望できます。

  • 中の丸址から本丸址へ導く引橋(復元)がとても印象的です。

    中の丸址から本丸址へ導く引橋(復元)がとても印象的です。

  • 堅固な土塁を背景に城址碑がたたずんでいます。

    堅固な土塁を背景に城址碑がたたずんでいます。

  • 敵の進軍を防ぐ空堀が散見されます。

    敵の進軍を防ぐ空堀が散見されます。

  • 滝山街道(バス通)側からの入口には幟(のぼり)が見えます。

    滝山街道(バス通)側からの入口には幟(のぼり)が見えます。

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