2011/03/22 - 2011/03/23
329位(同エリア927件中)
パルファンさん
- パルファンさんTOP
- 旅行記251冊
- クチコミ6件
- Q&A回答2件
- 397,555アクセス
- フォロワー47人
マルケ州のウルビーノから、トスカーナの町々を回り
シエナに行くには、途中一泊が必要で、
小さな町コルトーナにその地を求める。
中世の石造りの家々を残し、フラ・アンジェリコの
「受胎告知」が所蔵されているという、又
映画「トスカーナの休日」が舞台となったこの町は
陽春の陽を浴び、恵みゆたかな情景を広げてくれる・・
-
左にトラズィメーノ湖を微かにみながら
コルトーナの町へ。
眼下に サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ・
アル・カルチナイオ教会が
夕暮れにすいこまれるかのように佇む・・ -
ガーミン(ナビ)を頼りにホテルへ
アクセスを試みるが、いかんせん城壁の中。
取りあえず、ホテルに近いだろう、
レプッブリカ広場に駐車してホテルを探す。 -
広場には、夕方にもかかわらず、
おじさんたちがたむろして・・
目立つ赤い車から下りたアジア人を
興味深そうにみている〜
あ、これが名物
イタリアのおじさん達の社交の場! -
ホテルとは一筋ちがう通り
軽くとったランチを補うべく
レストランを探して・・ -
レストランの様子。
次々に地元の客も入り、大入りのお店。
こんな中堅ところのレストランに
平日、人が集まるのは、
裕福な町なのかなぁ〜と・・ -
ホテルのロビー
レプッブリカ広場のすぐそばで
町歩きにはとっても便利、
と言っても小さな町だから、
城壁内ならどこも変わらないか〜
車は城壁の門を出たところの無料駐車場に。 -
朝食をとった最上階の部屋。
このホテル、朝食のパンが最高!
イタリアの朝食は全般に、数種類のパン、
シリアル、飲み物、ハム・チーズ、
そして果物というのがほとんど。
(いわゆる近代ホテルは利用していない)
余りにおいしいので、ランチ用にも頂いて・・ -
平野の広がりが一望に・・
部屋も眺望を得られるところを
予約することが出来たが、30ユーロ高い。
コルトーナは中継の町だから・・と言う事で
部屋のグレードアップは見合わせ。 -
朝のレプッブリカ広場
コルトーナも紀元前5世紀頃の
エトルリア人が築いた町。
交通の要所にあたり交易で繁栄したという。 -
11世紀には、イタリアで
最初の自治都市となり、
13世紀には公共の建造物が建ち、
独自の貨幣も造り、繁栄したという。 -
レパブリック広場に続くシニョレッリ広場。
観光客や、地元の人の買い物
季節的に地の物でない野菜・果物が
たくさん並ぶ・・ 流通がいいのかなぁ〜 -
肉類、チーズなどは移動車で・・
-
陽が射すと、丘の上の石の町は
表情豊かになって・・
その向こうの豊かな平地をみながら
歩いていても気持ちがいい〜 -
人っ子一人通らない・・
車が無ければ ここも中世の路地
「静寂の町」と言われるだけある〜 -
二階部分が木の梁によって道に
張り出している、中世の家と呼ばれる家並み。
中部イタリア独特の建物だったそう・・
課税を抑えるため、土地面積を小さくしたのと
道が狭いので、通行の妨げをさけるため
だったと言われている。 -
中部の有力都市、アレッツォ、シエナ、
フィレンツェに翻弄され、浮き沈みが
ありながらも地理上重要で栄えてはきたが、
19世紀、鉄道からはずれたため
旧市街は衰退しはじめたそう。 -
近年、“小さな歴史ある町”
“アンティーク開催地”と
いうことと共に映画の舞台ともなり
脚光を浴びてきたそう〜〜
イタリアのホテルを5ヶ月前から、
ネットで探し始めたが、コルトーナの目ぼしい
ホテルはその時点で予約不可が多かった・・ -
紀元前、3〜4世紀に
エトルリア人の作った市壁
という看板がでている -
市壁と門
ちょうどこの時、コルトーナの
ルーブル美術館コレクションを開催中。
コルトーナはルネッサンス期に
ルカ・シニョレッリと
フラ・ベアート・アンジェリコが登場している。 -
この町に寄った最大の目的、
フラ・アンジェリコの「受胎告知」の
ある教区博物館。
開場が10時ということで、狭いスペースに
無理やり車を乗り入れてひたすら待つ。
この日の行程を気にしながら・・ -
あまたある「受胎告知」の中でも
フラ・アンジェリコの「受胎告知」は
最高といわれるだけあって・・
神々しく、気品あふれる気高い作品。 -
短い時間だったけど、
大満足の教区博物館を出て・・
前日夕方 山道からみた サンタ・マリア・
デッレ・グラツィエ・アル・カルチナイオ教会を
下からみあげて〜 -
15世紀から16世紀初めの
ルネサンス建築の好例といわれる・・
大きなクーポラをもつ重厚な教会 -
オリーブの木のある丘を下って・・
-
いよいよ町を出て・・
本日の行程は盛りだくさん!
いそがなきゃぁ〜 -
先が長いと言いながら
見つけたワイナリーに吸い込まれて〜〜 -
結構 規模が大きい。
「アヴィニョネージ」というワイナリーだそう〜
(yquemさんよりご指摘)
1300年代、法王庁がローマからアヴィニヨンに移り
再びローマへ戻った時、法王と一緒にイタリアへ
移り住んだアヴィニョン貴族が
アヴィニョネージの遠い祖先と言われるが?
もっともらしいかな! -
トスカーナのローカルワインを せめて一本でも
買おうかなぁと・・
が、ローカルワインはよくわからず、
決心がつかない連れ合い・・
昔は、荷の重さを余り厭わなかったのだけど、
持てる本数を考えたら躊躇うのももっとも。 -
まだ、芽の出てない(?)ぶどう畑
糸杉、笠松・・
トスカーナの風景にしてはさびしいなぁ〜
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- yunさん 2011/05/29 15:49:48
- 春の丘
- パルファンさん こんにちは♪
早めの入梅でしっとり週末です。
ウルビーノ〜コルトーナと、春の空気をたっぷり感じました。
全く「予備知識」無く拝見しており、イタリアについてどれだけ我が頭は空っぽなのか・・・と認識いたしました。
行きたくない訳でなく、ドライブが難しそうという先入観で後回しになってしまいました。
来年!行きたーいと思っています。
このコルトーナ:朝食レストランの眺め〜。
一日を気持ちよくスタート出来る事間違いなし。
パルファンさんの選ぶ「ホテル」は本当に素敵。
そしてガーミン:ナビ
確かに「際どい」ルートを選ぶ事がありますね(特に山間部で)
目的地だけでなく、何箇所かのポイントとなる経由地を入力すれば「なに?この細い道?」みたいな事は回避できるかなーと、私にも課題事項です。
「冬季閉鎖」はお手上げですね〜
次のシエナ、楽しみにしています♪
(イタリア不勉強の私でも知っているカンポ広場!ですよね)
yun
- パルファンさん からの返信 2011/05/29 23:19:45
- RE: 春の丘
- こんばんは〜^^
梅雨と台風余波で荒れた一日でした、こちらは。
ここ最近自然現象に敏感になってきてますね。
気温が低い〜 梅雨入りがはやい〜 などなど・・
そして、みな悪いほうへ悪いほうへと結びつけ考えてしまう。
まだ、先が真っ暗ですから、止むを得ないのかなぁ〜
さて、来年はyunさんイタリアでドライブですね!!
コーナリングがいい!って、マニュアル車も乗りこなすのですから、
イタリアでもへいっちゃら、とばせますよ〜
ガーミン君山間部の道は要注意ですよね。
シントラからロカ岬を読んでいて、あっ、また変な道にナビされた?
と思ったら無事だったのね。
写真は車をストップさせ写します? ミモザなんかタイミングよく撮れてますね。
「冬季閉鎖」yunさんも今後、ドライブ旅行の機会が多いでしょうし
頭の片隅に入れておいてくださいね。
ホテル選びは大好き!行き先が決まるとホテル検索に首っきり・・
そして、現地に立って期待以上だった時の充足感は得もいわれません〜
勿論お金をかければ満足のいくホテルは容易に見つけられるのでしょうが、ね。
長くなってしまいました。
カンポ広場までは まで時間がかかりますが、また覗いてくださいね。
パルファン
-
- yquemさん 2011/05/27 19:32:28
- トスカーナのワイナリー
- パルファンさん
こんばんは
イタリアワインは??の私ですが
もしかしてご訪問されたワイナリーは
お写真を拝見するところ
「AVIGNONESI アヴィニョネージ」だったのでしょうか?
トスカーナには歴史があり上質のワインを作るワイナリーが多いとか!
コルトーナの町並みも素敵で
将来の旅行の候補地として興味深々です!!
yquem
- パルファンさん からの返信 2011/05/28 00:56:31
- RE: トスカーナのワイナリー
- こんばんは、と言っても もう深夜!
やはりワインのyquemさんですね。
あのワイナリーは、ぶどう畑の中に 糸杉の並木が続くエントランス。
いやがおうでも引き込まれました。
名は“アヴィニョネージ”でしたか。
そう思い出しました〜 アヴィニョンと関係あるのかなぁって話していた事を・・
今ネットでアヴィニョンとの興味あるいわれも知って・・
知らないで通り過ぎてしまうところを、コメントいれて頂きありがとうございます。
更にあのワイナリーに愛着がもてそう・・
昔は3,4本持って帰れたのに、最近は2本も持てるかどうか、と
いうことで、買うチャンスを逃してしまいました。
今みたら、結構ネットでも手に入りそうですし、機会があったら試飲してみようかなぁ?
お勧めあります?
ワイン愛好家には、トスカーナも魅力の地。
yquemさんならリッチな旅行をされることでしょうね、きっと。
パルファン
-
- コクリコさん 2011/05/27 08:15:52
- 受胎告知
- パルファンさん、おはようございます。
フラ・アンジェリコはたくさん「受胎告知」を描いているのですね。
それもどれもが本当に素晴らしい!
私はフィレンツェのサン・マルコ美術館で見た時に大感動したのですが、
http://4travel.jp/traveler/coquelicot/album/10143905/
(絵葉書の写真です)
コルトーナにある「受胎告知」も静かな気品があって素晴らしいですね。
最高の「受胎告知」なのですね!
以前、この掲示板に来年は友達たちとイタリア旅行云々・・・という話をしましたが、私たちの年齢いろいろあり実現するかはわからなくなってきました。
一応最初の計画ではイタリア初めての人がいるのでローマ、ミラノ、フィレンツェ、ベネチアのオーソドックスなコースを考えていたのですが(その話が出た時はそれでも良かったのです)パルファンさんの旅行記を拝見したらコルトーナやウルビーノに行きたくなりました・・・だって私オーソドックスコースは二回行ってるんですもの(^^)
コルトーナの風景も良いですが、そこに住む人々の写真が素敵です。
イタリアのおじさんたちの井戸端会議(?)なんて最高傑作!
いいわ、いいわ〜♪
パルファンさんのプロフィールに書かれている旅の魅力
「そこに生活している人・・・」
そのものですものね!
- パルファンさん からの返信 2011/05/28 00:51:30
- RE: 受胎告知
> http://4travel.jp/traveler/coquelicot/album/10143905/
コクリコさん、 上記ページみてきました〜
2007年に書かれているのですね。
気がつきませんでした。
絵葉書を集めているほどの大フアンなんだぁ〜
コルトーナの「受胎告知」は
修復され、かなり華やかな金箔なのですが、
その気高さは、埋没することなく一段と輝いて・・
ファンであるならば 是非是非みて頂きたい一点です!
イタリア旅行は不確定とか・・
何回も行けるわけではないし(私を基準にしたらだめかぁ〜)、
オーソドックスコースがら はずれて旅行するよいチャンスでは?
コクリコさん程の、素養があったら、かなり楽しめるでしょうね。
あらためてそう感じさせて頂いた、「初夏の上野で受胎告知」でした。
では、バラ園でまた、お会いしましょう〜
パルファン
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
パルファンさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
29