早春の中部イタリアー古代から歴史を紡いできた町を巡る旅ー　7．モンテプルチャーノ

2011/03/23 - 2011/03/23

コルトーナを出てからシエナまでは、いわゆるトスカーナの
風景を楽しむ地域。
一般に移動手段は、シエナから、或いはフィレンツェからの
バス利用か、車となる。
今回、レンタカーをと計画したのは、この最もトスカーナらしい
田舎を楽しみ、歴史に刻まれてきた小さな町をかいま見たい
ということで・・
まずは、モンテプルチャーノ の町

エリア イタリア

昼前に、町の見えるところまで走ってきて・・

車の中からの写真なので余りクリアでない。

このような風景でいちいち止まっていたら

予定地にたどりつけない〜　

町の中心、ミケロッツォ広場にある

堂々たるプルチネッラ塔。

城壁内は車乗り入れ禁止というが

通り抜けだから・・ということで。

郵便局の前で駐車し写真撮影〜

サンタゴスティーノ教会

ファサードはトスカーナロマネスク風かな？

柱の縦の線とその上に連なる曲線が美しい教会。

路地に一歩入ると

教会の鐘楼がみえる

更に上にのぼって・・

ファサードからくるイメージとちょっと

異質に感じる鐘楼

ユーモアある看板！

丘の町にはこんな、通りがよくあり、

ワクワク感たっぷり〜

路地にむかう階段・・

ここもいい感じ。　止めた車が気になって

覗きこんだだけで・・

車を城壁の外の駐車場（南側）に移動し、

もう少し町を散歩。

モンテプルチャーノもエトルリア人によって

造られた町だそう・・

フィレンツェとシエナが領有争いをくり広げ、

13世紀から15世紀まではシエナの支配下に

入り、以後はフィレンツェに。

支配されながらも、農業、手工業が盛んで

経済的に豊かで安定していたそう。

町の規模も大きくなり、多くの建築家が呼ばれ、

砦・教会・館など建築されていったという。

一つ上のレベルの通りに出るのには、

こんな道を通り抜けて・・

先に明かりがみえるも、ちょっと不気味。

丘の一番高い所に出て。

そこは、大きな建造物に囲まれたグランデ広場。

まず、上がってきた正面に見えるのは市庁舎。

フィレンツェのヴェッキオ宮を模したという

14世紀後半の建造物

次いで45度の方向にはタルージ宮殿。

ルネッサンス風建造物。

柱はイオニヤ風だそう・・

タルージ宮殿の真向かいは、

17世紀前半に完成したというドゥオーモ。

ファサ−ドは、荒削りの石

野山にあったら・・と思える素朴な外観・・

こんな路地から上がってくるのもいいネ！

インフォメーションのあるオフィスの前の

ポッツォの井戸

ちょうど昼時で、インフォをはじめ、

ドゥオーモもクローズ

城壁外の南駐車場にはこの門、

ポルタ・デレ・ファリーヌを出て・・

ほら、赤い車が（奥）、見えてるでしょ♪

アーチの門の外に広がる台地

商いによって栄えたというのもうなずける。

門の外から、町の方を見て・・

門が住居とくっ付くだけでなく上層部は

住居の一部にもなっている。

絶景の部屋でしょうね♪

下を覗きこんで・・

手入れされた、農家の様子がみてとれる。

車に乗り込み、次ぎの目的地“ピエンツァ”に

向かって・・

車窓からは、のどかな早春の風景〜

この旅行記へのコメント （2）

• ももであさん 2011/06/06 21:00:59

  トスカーナの休日

  パルファンさん、こんばんは。
  
  モンテプルチャーノって、こんな街だったんですね。
  パルファンさんのブログを拝見しながら、改めて良い街だなって思います。
  
  ‘97年にぼくも偶然訪れた街です。その日はサン・ジミニャーノに行くつもりが、
  ガソリン-軽油事件で行き着けず、急遽近場のこの街に宿を求めました。
  
  街のインフォメーションが、紹介してくれた宿が、偶然にも自分の記憶の片隅に
  あったアグリツーリズモ。当時まだ日本で｢アグリツーリズモ｣は無名でしたが、
  広大なブドウ畑、オリーブ畑を有するこの宿に実に感激したのを覚えています。
  
  そのアグリツーリズモが、あまりにも記憶の中のこの写真に似ていて…
  とにもかくにも、あまりにも懐かしの街です。ありがとうございます。
  
  トスカーナにもガイドブックに載ってない珠玉の街が沢山ありそうなので、
  是非いつかまた訪れたいものです。
  ももであ
  

  パルファンさん からの返信 2011/06/07 21:53:22

  RE: トスカーナの休日

  ももであさん、
  
  お近くにいてご無沙汰でした〜　といっても距離は関係ないね、この場合。
  
  先日は、高島の畑という所に棚田をみてきました。
  小雨に煙る棚田は日本、いえアジアの原風景！
  愛用の赤いCBR250Rで飛ばして行ってみてください〜　え、もう行かれました？
  
  ガソリンと軽油間違い事件はこの近辺ですか〜　
  泊まられた、アグリツーリズモ？　確かにそんなふうに見えますね。
  望遠で引き寄せて撮ったので・・城壁の真下というほどでもないのですが。
  で、町にははいらなかったんですね。
  
  フランスの田舎大好きパルファンですが、イタリアの田舎もいい！
  今度はイタリアの北部の田舎の方に行ってみたいなぁって・・
  強い味方のガーミンがあるので、だんだん気が大きくなってきて。
  
  また、ももであさんの楽しい旅行記におじゃましにいきます。
  
  パルファン