2011/01/29 - 2011/02/08
87位(同エリア140件中)
jun2さん
今日は朝から、マウンテン・フライトに行き、その後チャング・ナラヤン(Changu Narayan)観光。
そして、食事の後に、バクタプル(Bhaktapur)観光に行きました。
チャング・ナラヤン(Changu Narayan)観光に行く途中でバクタプル(Bhaktapur)の前を通ったんだけど、『あ、ここか?』ってなくらいの感想だった。
でも、車を降りて、門をくぐったその向こうにあるバクタプル(Bhaktapur)の街は、まるで何十年も昔にタイムスリップしたかのような風景と時間がそこにありました。
◆概略日程
1/29 香港⇒カトマンドゥ(Kathmandu) (バングラデシュ経由)
1/30 カトマンドゥ⇒ポカラ⇒ナヤプル(Nayapul)トレッキング開始、ヒレ(Hille)泊。
1/31 ヒレ(Hille)⇒ゴレパニ(Ghorepani)
2/01 早朝プーン・ヒル往復、その後ゴレパニ(Ghorepani)⇒ガンドルン(Ghandrung)
2/02 ガンドルン(Ghandrung)⇒ベリカルカ(Bheri Khalka)
2/03 ベリカルカ(Bheri Khalka)⇒オーストラリアン・キャンプ(Australian Camp)
2/04 オーストラリアン・キャンプ(Australian Camp)⇒カーレ(Khare)⇒ポカラ(Pokhara)
2/05 ポカラ⇒カトマンドゥ
★2/06 マウンテン・フライト(エベレスト)。チャング・ナラヤン(Changu Narayan)、バクタプル(Bhaktapur)
2/07 スワヤンブナート(Swayambhunath)、ボダナート(Boudhanath)、パタン(Patan)、夜中に出国
2/08 カトマンドゥ⇒香港
- 旅行の満足度
- 4.5
-
チャング・ナラヤン(Changu Narayan)観光を終えて、バクタプル(Bhaktapur)に車で移動。
移動途中には、いくつものレンガ工場の煙突から煙がもくもく出ている風景が続いている。
そしてバクタプル(Bhaktapur)に到着して、自動車道路から門をくぐってバクタプル(Bhaktapur)の街の中に入る。
そこには、まるでタイムスリップしたかのような風景と街並みがあった。 -
のんびりとした時間。
歴史を感じさせる建物。
バクタプル(Bhaktapur)は、マッラ王朝時代(15世紀〜18世紀)の3王国の首都の一つとして栄えた場所。(3王国はこれ以外にカトマンドゥとパタン)
バクタプル(Bhaktapur)の街並みを歩いていると、ここには中世の当時の生活がそのまま残っているんじゃないか? と思えてくるような感覚になってくる。
バクタプル(Bhaktapur)の街は、カトマンドゥの東12Km、標高1401mにあり、その歴史は7世紀初めまで遡る。
パンフレットには、8万人以上の住居があるというから驚きだ。 -
建物は、そのほとんどが赤茶レンガで建てられている。
その統一感が街全体にあり、なんとなく落ち着いた雰囲気を出しているのかもしれない。
どうりでこの街の周りにレンガ工場が多いわけだ。 -
タチュバル広場(Tachupal Squara)に向かって歩いていると、段々街並みに活気が出てくる。
人通りも多く、観光客相手のお土産屋も増えてきた。 -
買い物をしているのか? おしゃべるを楽しんでいるのか?
そこには都会には無い”のんびり”とした時間が漂っている。
こうやってお買い物してみたいなー。 -
人通りも多くなってきた。
それと共に両側の建物も少しずつ立派になってきた気がする。
特に窓の模様が非常に手が込んでいて思わず立ち止まって見とれてしまう。
ネワール族の木彫技術が、こういったところから見ることが出来る。 -
こういった町並みを歩いているとき、いつも楽しみなのが、こういった露天のお店。
そのときの旬の果物や野菜があったり、しかもそれが見たことも無いものだったりすると、まじまじと見てしまう。 -
タチュパル広場(Tachpal Square)に到着。
14世紀に造られたバクタプルで最も古い広場。
写真は、タチュパル広場の一角にあるダッタトラヤ寺院(Dattatraya Mandir)。
ダッタトラヤ寺院は、1427年のマッラ王朝時代に建立され、1458年に改築された。
ダッタトラヤとは、ブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァの3神が一体となったもの。
入り口両側には、伝説の戦士ジャヤ・マッラとパッタ・マッラの像が鎮座している。
そしてその正面には、上部にガルーダのいる塔がある。
歴史のある建物なんだろうけど、底に生活している人々の一部にもなっていて、そういった一体感がそれはそれで良い感じに思える。 -
伝説の戦士って言うと、結構強そうなイメージなんだけど、実際はこんな感じの仏像。
その言葉とは裏腹に”おっとり”とした表情なので、全く強そうでないのが逆に微笑ましい所です。
ちなみに彼らの力は人間の10倍との事。
気は優しくて力持ち タイプだな。 -
ダッタトラヤ寺院の裏にあるのが、木彫美術館(Wood Carving Museum)となっているプジャリ・マート(Pujari Math)。
プジャリ・マートは、ヒンドゥー教の僧院(Math)であり、カトマンドゥでは最古の僧院(15世紀に建設)との事。
”そう言えば、ここは木彫り美術館なんだ、ところで中に入ったっけ?”
・・・多分入っていないのに今、気が付いた。 -
どうして入ることを忘れていたかというと、この『孔雀の窓』を見ることで満足してしまった為。
この『孔雀の窓』は、ネワール彫刻の最高傑作として広く知られていて、これを見るために、ここまで来た目的でもある。
見ると確かにすごい。
繊細さ・豪華さどちらも兼ね備えている。 -
プジャリ・マートには、『孔雀の窓』以外にも、素晴らしい木彫りの窓がある。
どれを見ても、その繊細さに見とれてしまう。
1つ完成させるのに、どのくらいの人とどのくらいの時間が掛かるんだろう?
そんなことを考えてしまう。 -
『孔雀の窓』が見られるのは、プジャリ・マートの横、実は裏道に当たる部分。
狭い道の両側には、こんな感じで露天商が並んでいる。
見とれていると、日本からの団体さんが登場。
でもそれ以外には、あまり人影もない。
日本人のみに有名なんだろうか? -
トウマディー広場(Taumadhi Square)に移動。
14世紀に作られたタチュパル広場と比べると、周りにある寺院は17〜18世紀に作られたもので比較的新しい。
写真は、ニャタポラ寺院(Nyatapola Mandir)の5段目に登って写したもの。
左側に見えるのは、バイラヴナート寺院(Bhairavnath Mandir)。 -
ニャタポラ寺院(Nyatapola Mandir)の全貌。
1702年にプパティンドラ・マッラ王により建立されたカトマンズ盆地で一番高い寺院。
5段の基礎部分(基壇)と5段の屋根で出来た塔で、高さは30mある。
「ニャタポラ」とは、「五重の屋根」という意味からもその形が想像できる。
正面の石段両側には下から伝説の戦士・象・獅子・グリフィン・女神の石像が守護神として1対ずつ置かれている。
伝説の戦士は、ダッタトラヤ寺院にもいたな。
塔の中は入れないけど、誰でも基壇は登ることが出来る。
上から見る景色は、思った以上に見渡せて気持ちが良い。(上の写真参照)
でも、裏側は、恋人たちのエリアになっています。 -
トウマディー広場(Taumadhi Square)で目に付くもう一つの寺院は、バイラヴナート寺院(Bhairavnath Mandir)。
マッラ王朝時代の17世紀初めに建てられ、その後増築されたが、1934年の大地震で大きな被害を受け、現在の建物に再建された。
最初に建てられたときは1層、その後の増築で2層に、大地震後の再建で3層に造りかえられたとのこと。
ヒンドゥー教の寺院で、本尊としてシヴァの化身であるバイラブが祀られている。
ニャタポラ寺院は上に、こちらは横に大きな寺院。
バクタプルにある寺院はどれもそうなんだけど、中に入って見れないのが残念。 -
次に行ったのは、陶工広場(Pottery Square)。
広場と名がついているけど、公開陶芸場のような感じ。
広場一杯に粘土で作られた小瓶が並べられている。 -
作り方は想像してた通り、ろくろを回して作っている。
大は小を兼ねるというけど、結構大きなろくろだな。 -
こちらは小瓶の底を刃物で切り取って均している。
さすがに手馴れているので、仕事が速い。
このまま自然乾燥で完成なんだろうか?
・・・実際完成品は売られていなかった気がする... -
壁掛けだらけの店先。
思わず立ち止まって見入ってしまう。
・・・でも人影なし。商売っ気無しだな。 -
ダルバール広場(Durbar Square)に移動。
バクタプルでの中心的な広場。
写真は、広場の中心から見ていて、右からパシュパティナート寺院(Pashupatinath Mandir)、バトサラ・ダルガ寺院とタレジュの鐘、マッラ王の石柱、55窓の宮殿(Fifty-Five Windows Palace)が見える。
左手側が旧王宮(Royal Palace)になる。
パシュパティナート寺院(Pashupatinath Mandir)の彫刻は見ごたえあり、というか実際に見に行って下さい。
他の繊細な彫刻とは趣と趣向が全く違う。 -
国立美術館(National Art Gallary))の入り口部分。
ここバクタプルには、この国立美術館だけでなく、先ほど『孔雀の窓』を見た木彫美術館(Wood Carving Museum)や真鍮・青銅美術館(Brass&Bronze Museum)がある。
入口手前の獅子の像が印象的。 -
旧王宮への入口となるゴールデン・ゲート(The Golden Gate)。
1745年ラナジット・マッラ王によって建てられた物。
黄金に目を奪われるが、ヒンドゥー教の神々が施された装飾彫刻類は繊細で精巧に出来ている。 -
ゴールデン・ゲートから旧王宮の中に入る。
奥に入っていくと、正面に大きな沐浴場(水浴び場)がある。
真ん中に立っているのは、ヘビの頭(コブラのよう)をモチーフにした塔。
沐浴場の周りもぐるっと1周するようにヘビの装飾がなされている。
どうもヘビは守り神のようで、外敵から守っているらしい。
旧王宮はヒンドゥー教信者しか入場することが出来ず、奥にある内部は見ることが出来ない。
衛兵に断って、入り口部分から覗いてみると、内装の装飾の精巧さ、豪華さ、とにかくあっけに取られるほど見事としか言いようがない。
中に入ることも出来ず、当然写真も撮ることができないのですが、ちょっと見た装飾だけでもかなり感動できた。 -
ゴールデン・ゲートを出て、横並びに立つ55窓の宮殿(Fifty-Five Windows Palace)沿いを歩く。
窓だけでなく、柱部分にも見事な木彫りの装飾がなされている。
その下を窓の数を数えながら歩いている子供がいる。
『55窓の宮殿』って言う名前だから、どうしても数えたくなるその気持ちはよく分かる。 -
帰りの道沿いに掛けられていたネパール国旗。
そういえば、昔小学生の頃、このネパールの国旗がどうしても気になっていたことを思い出した。
『どうして四角い国旗じゃないんだろう?』
世界で唯一矩形でない国旗がこのネパール国旗。
ネパール王国の王家と宰相家が使用していた2つの三角旗を組み合わせて作られたのが由来であり、ヒマラヤの山々を司ったり、ヒンドゥー教と仏教の2つを意味しているとの事。
みんなネパールの場所は知らないけどネパール国旗は知っている って人も多いんじゃないかって思っている。
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