2010/05/30 - 2010/06/05
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ムロろ~んさん
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シルクロードに少しながら興味がありました。しかし、どんなところだろうかとイメージが沸きませんでした。『地球の歩き方 シルクロードと中央アジアの国々』を地元の図書館で見つけ、借りて読んでみるうちに段々ときょうみがわきました。
その本に書かれていた旅行会社に行き、職員に中央アジアの情報について聞きました。インドで始まった仏教がこの中央アジアの国々を通って日本に来たとのこと、今も現地の方は先祖の残してくれた仏教遺跡を大切に残しているとのことを聞き、行きたくなりました。
ありがたいことに、中央アジアを旅行するのにちょうど良いシーズンに休みを取ることができました。1週間という貴重な時間を頂けた事に感謝をし、ウズベキスタンとタジキスタンを旅することにしました。ウズベキスタンとタジキスタンを旅するに当たって、ビザや交通機関の問題もあったので、行程を旅行会社にお任せすることにしました。そして、私が仏教と列車、食べ物に興味があることを担当の方がくみ取って下さったので、1週間という短い期間にも関わらず、満足の行く旅をすることができました。
この巻はアフガニスタンの国境に近いウズベキスタンのテルメズにある仏教遺跡を中心に旅をしました。
※写真はウズベキスタンのテルメズの郊外にあるファヤズティバ仏教遺跡群の中にある仏舎利塔です。
【旅行日程】
2010年5月30日(日)〜6月5日(土)
・一日目(5/30)
自宅→リムジンバスONライナー→東京成田空港→アシアナOZ105→インチョン空港 ソウル泊
・二日目(5/31)
ソウル市内観光(景福宮・宗廟観光を中心に)
ソウル市内→地下鉄・A’REX→アシアナOZ573→ウズベキスタン・タシュケント着 タシュケント泊
・三日目(6/1)
タシュケント→列車→サマルカンド観光
サマルカンド泊
・四日目(6/2)
サマルカンド→国境→タジキスタン・パンジャケント遺跡観光→ドゥシャンベ ドゥシャンベ泊
・五日目(6/3)
ドゥシャンベ市内観光→ヒサール要塞→国境→テルメズ
テルメズ泊
・六日目(6/4)
テルメズ仏教遺跡観光→ウズベキスタン航空HY1154→タシュケント市内でショッピング→タシュケント空港→アシアナOZ574→機内泊
・七日目(6/5)
アシアナOZ574→インチョン空港→アシアナOZ102→東京成田空港→リムジンバスONライナー→自宅
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- ウズベキスタン航空 アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
6日目、最終行程日です。今日で旅が終わっちゃうのかと思うと淋しい気がします。
昨日の入国トラブルを気にしないで、テルメズの遺跡めぐりをします。
英語のガイドさんとドライバーさん、そして私の3人での行動です。
まず、始めにガイドさんからテルメズの町の中を案内して下さいました。 -
テルメズはウズベキスタン領ですが、タジク人が60%以上も占めています。よって、あまりロシア人やウズベク人はあまりいないとのことです。
それよりも、この日に日本人を見たのはユネスコ関連での仏教遺跡を修復されている方以外、まったく見かけませんでした。
せっかくですので、いくつかテルメズの街の風景を載せていきます。 -
タジク人の伝統衣装を着た方がいました。
街はきれいに整備されていました。
ただ、日本人が散歩しているととっても目立つようで周りからジロジロと見られてしまいました(汗)。 -
街のシンボルである時計台です。
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ウズベキスタン領なのですが、詩人ルダーキさんに会いました。
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街中をドライブした後に、国立テルメズ博物館に入りました。
※カメラ撮影の場合、撮影許可が必要となりますので、行かれる方はガイドさんと相談の上、撮影して下さい。 -
中はとてもきれいに陳列してありました。
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シルクロードルートでしたので、仏教関連の展示物が多く見られました。
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柄塗りもきちんと残して展示していました。
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頭が取れている仏像も・・・。それでも歴史遺産として残しています。
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テルメズ市内にあるイスラム教寺院に行きました。
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改築中とのことで至る所で工事をしていました。
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地元の方が聖職者の指導の下、コーランの拝読をしていました。
老若男女問わず、熱心に声を出していました。 -
メインの建物にある屋根を写したものです。
紋様がとてもきれいです。 -
壁の一部を近づけてみました。
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聖堂の下に入れる入り口がありました。
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ここも祈りの場として地元の人々がお祈りをされていました。
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さて、イスラム教寺院から仏教寺院に移動です。
テルメズ郊外、ファヤズテバに向かい、クシャン朝時代(AC1世紀〜3世紀頃)の仏教遺跡を巡りました。
写真にあるのは、ユネスコと日本とウズベキスタンが協力して修復したクシャン朝時代の仏教寺院です。 -
入り口にこのようなプレートが掲げられていました。
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建物の中に中庭を造ることで、涼しく過ごせるように工夫をしたのだそうです。ウズベキスタンの中でも、降雨量が少なく、タシュケントに比べて暑いエリアだとのこと。よって家の造りもタシュケントに比べて涼しさを重きに設計されているとのことでした。
外は暑かったですが、カラッとしているので木陰に入れば涼しかったです。 -
この仏教寺院の壁画です。
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上からの模型図です。
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仏像の足です。
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この寺院にあった仏像です。
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きちんとした形で見られたので、とても感激しました。
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同じくクシャン朝時代に建てられたとされる仏舎利塔です。
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この日はガイドさんと私だけでした。
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仏舎利塔の中です。
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建物の壁です。私の身長は185センチですが、私の身長と同じくらいの高さでした。
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壁をアップします。
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今も日本の研究家とウズベキスタンの研究家と共同で発掘作業をしていました。
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この辺りはアフガニスタンとの国境付近にあります。何もない乾いた草原の中に仏教遺跡がありました。
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仏舎利塔を後にし、次はテルメズ城に行きました。
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城のメインの部分です。今は壊されて、ボロボロの状態です。
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城の城壁部分を歩いています。
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昔、この城できれいなお妃がいらっしゃったようで、今も女性が美人になれますようにと願掛けでスカーフを枝や壁に巻きつけておくとのことです。
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とあるテルメズできれいで有名なイスラム教寺院に行きました。
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美しい紋様のタイルが貼られていました。
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王族の眠る墓のある館とのことです。
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タジク人の子供が私になついてきました。
かわいいですよね。 -
色々と行って、おなかが空きました。
ガイドさんが「オープンテラスの素敵なレストランに行きましょう」ということで、案内してくれました。
写真はテルメズでおいしくて有名な鶏肉料理です。 -
「ここのお店のプロフがおいしいの」とガイドさん。火が米の中まで通っていました。
ガイドさんとドライバーさん、そして私の三人で色々と話しをしました。
現在、自分たちはイスラム教を信仰していますが、自分たちの先祖は仏教を信じていました。宗教は違えども、先祖の守ってきた言い伝えや歴史的遺産物などをきちんと後世に残していくべきであり、それが我々ができる先祖を敬う行為でもあります。だから、仏像を壊したりすることは、我々の先祖を否定することでもあるのです。
そのことをガイドさんは熱く語って下さいました。今回の旅でとても印象に残ったことでした。 -
お茶を飲み、色んな話をしていると、突然強い南風が吹いてきました。
「アフガニスタンから来た風です」とガイドさん。オープンテラスのレストランはこの時点で閉店となり、お客さんは車や建物の中に避難です。私たちも車へ避難しました。 -
「ウズベキスタンとアフガニスタンの国境線にいきましょう」とガイドさんに案内されました。暴風の中、車で国境地帯に向かいました。
ガイドさんからは絶対に車からは降りないこと、長い時間は滞在できないこと等、説明を聞きました。 -
ウズベキスタン側の国境ゲートです。
国境ゲートがウズベキスタン側とアフガニスタン側それぞれ二つずつあるとのことです。警備を厳重にする必要があるためです。 -
原っぱ以外何にもありません。
車の中で写真撮ったらすぐに引き返しました。 -
アフガニスタンへ物資を輸出する列車に遇いました。ウズベキスタンは鉄道網が発達しており、アフガニスタンとは貨物のみ鉄道輸送をしているとのことです。
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もうフライトの時間です。
テルメズの空港です。小さい田舎の空港ですが、タシュケントに一日3便、ロシアのモスクワに週1便のフライトがあるのだそうです。
ウズベキスタンの首都、タシュケント行きのフライトが多いのは、行き来する人がが多いだけでなく、ここテルメズにはドイツ軍駐留基地があるため、時折ドイツ軍関係者も利用するからだそうです。 -
空港内部です。ここにはテルメズ空港15:55発ウズベキスタン航空HY1154便に乗られるお客です。
空港も本来ならば軍事機密なので禁止ですが、観光客だということで特別に許可が下りました。 -
空港内にある売店です。一店舗のみでした。
これから15:55発ウズベキスタン航空HY1154便タシュケント行に乗ります。
※続きは「シルクロードの仏教遺跡を見たくて ―ソウルにちょっと寄り道しながらアシアナ航空で行くウズベキスタン&タジキスタン紀行― その6」をご覧下さい。
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