2011/03/10 - 2011/03/19
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angieさん
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★7日目午後★★
『ヴィア・ドロローサ』を順番通りに歩き
『聖墳墓教会』まで行きます。
『ヴィア・ドロローサ』は
間違っていると唱える学者も多いですが、
(ピラトが処刑を言い渡した場所は西で
本当は西から行ったのではないかと考えられている)
定かではありません。
しかし!!!『聖墳墓教会』は考古学的にも
“唯一”間違いないと言われている場所です。
・・・そう言われると、
さすがに思いの入れ方が違いますよね~。
今回の私の旅の一番の目的!!!
超ワクワクです!超ドキドキです~!
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
『ヴィア・ドロローサ』のルート
イエスがピラト官邸のあったアントニアの要塞で死刑判決を受け、十字架を担いで処刑の行われたゴルゴダの丘まで歩いたと信じられているルートです。
この道に沿ってイエスにまつわる出来事を記念した14のステーションが設けられ、それぞれに教会や修道院が建てられています。 -
第1ステーション
イエスが死刑判決を受けた場所です。
今は小学校になってます。
フランシスコ会による十字架の道行きは
毎週金曜日午後3時に、ここから始まるそうです。 -
第2ステーション
イエスはここから十字架を背負わされます。 -
ここには鞭打ちの教会があります。
ここもアントニアの要塞上になります。
ここには当時の建物の模型もありました。 -
屋根の所をUPにすると
『INRI』と彫られているのがわかります。
十字架に磔にされたイエスの絵には
必ず頭上に認められる文字です。
INRI=ユダヤの王、ナザレのイエス
イエスを皮肉っている言葉です。 -
教会内部
-
祭壇
-
茨の冠を被せられ磔にされている様子
-
-
-
教会から出て次に向かって歩きます。
通りは普通の道で
両側にはお店もたくさんあります。
この道は当時も繁華街だったらしいです。
犯罪者として大勢の民衆にさらすのも
目的だったんでしょうね。 -
『エッケ・ホモ教会』
ピラトが群集にイエスを引き出した
と言われている場所です。
「エッケ・ホモ」=「この人を見よ」
これもキリスト教絵画ではよく使われる主題です。 -
『エッケ・ホモ・アーチ』
135年にローマのハドリアヌス帝によって
エルサレム征服を記念して
建てられた凱旋門だそうです。
その一部。 -
ここはイエスが捕えられていた場所のようですね。
-
イエスを感じながら歩きます。
ただの観光客ですが(〃▽〃)
・・・浸ります・・・
私にはメル・ギブソンが監督した
映画『パッション』のイメージが強いな。
映画のシーンが頭の中を巡ります。
(私のお気に入り映画のひとつ。お薦めです) -
第3ステーション
イエスが十字架の重みに耐えかねて
最初につまずき倒れた場所です。
『ポーランド・カトリック教会』
今はアルメニア・カトリックの所属 -
第4ステーション
母マリアがイエスを見守った場所に建てられた
『アルメニア・カトリック教会』 -
第5ステーション
偶然通りがかったクレネ人のシモンに
兵士たちがイエスの十字架を
無理矢理担がせた場所です。 -
ここはフランシスコ会の礼拝堂になってます。
-
-
第6ステーション
『ベロニカ教会』
ここでベロニカという女性が絹のハンカチで
イエスの顔を拭ったと言われています。
そのハンカチにイエスの顔が浮き上がったと言われ
『ベロニカのヴェール』として有名ですね。
(ハンカチはサン・ピエトロ大聖堂に保管されている)
聖書にはこの話はどこにも無いらしいのですが
なんでこんな話が出てきたのかは不明のよう。 -
-
第7ステーション
イエスが2度目に倒れた場所。
イエスの死刑判決文が門に貼り出された事から
この場所は『判決の門』と呼ばれているそうです。 -
-
-
ローマ時代の柱が
1本そのまま残っていました。 -
回りこんで見てみると・・・
ひゃ〜!!!
でっかい〜!!! -
第8ステーション
自分の為に泣くエルサレムの娘たちを
イエスが慰めた場所。
修道院の壁にはラテン十字架が刻まれています。 -
-
ここでは実際に人が生活してるんだな〜・・・
というのを実感させるアンテナたち -
第9ステーション
イエスが3度目に倒れた場所。 -
聖墳墓コプト教会の入り口になってます。
-
ここから入って左に進みます。
-
するとエチオピア教会修道院の中庭にでます。
これは聖墳墓教会の地下にある
『聖ヘレナ聖堂』の
天井部分になる丸屋根だそうです。
いろんな教会が複雑に交じり合っています。
そして、ここを通り抜けて行くと。。。 -
やって来ました=!
『聖墳墓教会』です!
ゴルゴダの丘の跡地に建てられたものなので
中にお墓はありますが
本当の位置は定かではありません。
この教会の中のどこかである事は間違いないようですが。 -
やはり、たくさんの人がいますね〜。
-
第10ステーション
この階段をあがった所が『ゴルゴダの丘』
ここでイエスは衣を脱がされます。
第10〜14ステーションは全部ここ聖墳墓教会にあります。 -
すごい。。。
ひと、ひと、ひと。。。 -
-
中に入って階段を上がって上に行きます。
上から見た光景。
イエスが十字架から降ろされて
香油を塗られた台が見えます。 -
あれは有名な所ですよね〜。
いろんな本でよく見ます。
塗油台の周りには、
ひっきりなしに人々が集って
イエスを感じているようです。 -
第11ステーション
イエスが十字架に釘付けにされた場所。
こちらはローマ・カトリックの
『釘付けの祭壇と悲しみのマリアの祭壇』 -
こちらはギリシャ正教の『十字架の死の祭壇』
及び第12ステーション・第13ステーションとされてて
一般的に、皆が並んで巡礼するのはこちらですね。
イエスが十字架上で息を引き取り、
十字架から降ろされたとされる場所です。
真ん中がそう。
皆、手で触ったり、口付けしたり。。。
待ってる人がたくさんいるので、ほんの一瞬です。
めちゃ、慌しい。。。 -
ギリシャ正教の
『悲しみのマリアの祭壇』
ここで聖母マリアが
イエスの亡骸を受け取ったとされています。
『ピエタ』として、よく表現されますね。 -
磔にされたイエスのイコンがあります。
-
並んでるようす。
-
長い間並んでます。。。
もうすぐ私の番だ〜(ドキドキ)
私の番がキター!!!
・・・・・・なでなで・・・・・・・・・
・・・・・・すりすり・・・・・・・・・
・・・で、あっという間に終わり! -
下に降りて塗油台の近くへ。
埋葬に先だって、ここで
イエスの身体に油が塗られました。
ゴルゴダとイエスの墓との間にあります。 -
始めは次々と来る人々の様子を客観的に眺めてた
クリスチャンでもない「一・観光客」の私ですが
折角はるばるここまで来たんだし、
私も塗油台の所へ行ってスリスリ。。。
まんぞく〜〜〜(^^) -
一連の流れが壁に描かれています。
-
白い布は何なんだろう・・・?
-
第14ステーション
ヴィア・ドロローサの終点です。
ついに『イエスの墓』までやってきました。 -
巨大なお墓です。でっかい〜〜〜!!!
本来なら他の処刑された人間と同じように
処分されるべき遺体でしたが
イエスの弟子の1人だったアリマタヤのヨセフが
イエスの遺体を渡してくれるように
ピラトに願い出て、自分の墓に納めます。
このヨセフは結構裕福な
地位の高い人間だったので
願いが聞き入れられたそうです。 -
めちゃくちゃ並んだ〜。
結構時間かかりましたが
雰囲気を楽しみながら並んでいたので
全然苦にはなりませんでした。
むしろじっくり楽しめた〜(^^)
建物も人も充分に観察できました。 -
お墓の正面
中は狭いので係の人の指示で
4〜5人ずつ墓に入ります。
もともとは埋葬された洞穴だった場所です。 -
-
入り口狭いです。
-
“ヨセフはイエスの遺体を
岩に掘った自分の新しい墓の中に納め、
墓の入り口には大きな石を転がしておいて
立ち去った”
(マタイ27:60) -
いよいよ入ります!
-
中の様子。
ここに葬られ・・・
そして3日後に復活!!! -
ちょっと暗いので
フラッシュアップして撮ったらこんな感じ
入れ替わり立ち替わりなので
ゆっくり見てる暇なんて全然ありません。
中で写真2枚撮るのがやっと。。。 -
聖墳墓教会の中央にあるドーム。
これって本とかでよく見るよね〜☆ -
聖墳墓教会・・・とても広いです。
-
-
裏手に回ると当時の
ユダヤ人のお墓があった洞窟が
当時のままの状態であります。 -
中に入ると墓だった穴があります。
ここに死体が置かれてたそうです。
当時としては
イエスもただの罪人の一人として処刑された
普通のユダヤ人でしかないので
もしかしたら、ここに寝かされてたのではないか
というのが考古学的見解の意見としてあるらしいです。 -
ローマ時代の柱や後から作られた柱が
たくさん残ってます。
装飾でいつの時代のものか判るそうです。 -
地下に『聖へレナ聖堂』がありました。
『聖墳墓教会』につながっています。
ローマ皇帝コンスタンティヌスの母ヘレナ。
この場所に最初に教会を建てたのは彼女です。
ヘレナがこの場所の洞窟から
イエスの墓と十字架の破片を発見したので
ここに教会を建てたそうです。
そのヘレナを称えて造られた聖堂です。 -
-
-
当時の巡礼者が壁に残していった十字の跡。
時代を感じるな〜。。。
『ヴィア・ドロローサ』から『聖墳墓教会』
じっくり堪能させて頂きました。
今までは書物や映像の中でしか
見たり聞いたりした事しかなかったのですが
まさか本当に自分自身の目で見て
確かめられるとは思ってもみませんでした。
感激です!感無量です!全てに感謝!(* ^ー゚)ノ
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