2011/04/15 - 2011/04/18
1333位(同エリア4394件中)
鹿野健太郎さん
- 鹿野健太郎さんTOP
- 旅行記86冊
- クチコミ64件
- Q&A回答54件
- 384,929アクセス
- フォロワー37人
古都ブルサへの小旅行の後、再びイスタンブールで街歩き。新市街を中心に散策する。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ブルサからイスタンブールに戻ってからは、ホテルをエミノニュ埠頭付近に移動。今度は金角湾とガラタ塔を望む部屋を選んだ。目の前はスィルケジ駅だ。
-
トラムは明るくて清潔。
-
トラムの終点カバタシュから徒歩で北上、ドルマバフチェ宮殿を目指す。
カバタシュ埠頭からの眺め。右手奥に見えるのが宮殿。 -
ヨーロッパとアジアを結ぶボスポラス大橋も見える。
-
ドルマバフチェ宮殿入り口に到着。さすがに観光客の長い列。
-
長身の衛兵は、観光客の記念撮影にも黙って応じていた。自分も一緒に一枚撮ってもらったのだが、彼らの横ではあまりに見劣りがするので掲載できない。
-
門の上には皇帝のエンブレム。
-
この正面の建物が宮殿の建物だ。内部は靴カバーをかけて入場し、写真撮影は禁止。自由に見て周ることも許されておらず一定の人数のグループごとに英語の説明を受けながら周ることになる。
どの部屋も素晴らしく豪華なのだが、最後に案内されたセレモニー・ホールが圧巻だった。4.5トンのシャンデリアが吊るされたホールは、皇帝の戴冠式はもちろん、トルコ共和国設立の際の初代大統領の演説や、彼の遺体を安置し国民に最後の別れの機会を与えた大切な歴史の舞台だ。 -
そのセレモニー・ホールから出たところは、海から見るとちょど宮殿の正面にあたる。
-
外に出ると、目の前にはボスポラス海峡の青い海が光っている。
-
その後、宮殿の中のハーレム(皇帝のプライベートな居住空間)の見学へとコースが続く。来客の目には入らなかったであろう場所は、このように急に装飾が省略されているのが興味深い。
ハーレムには皇帝の母の部屋、正室の部屋など・・・があり、江戸城大奥が残っていたら面白かったのに・・・と思った。
こちらの宮殿でゴージャス系はお腹いっぱいという感じになったので、トプカプ宮殿は次回への課題として残すことにした。 -
陶器のモチーフのようなとがった花びらのチューリップ。眩しいほどの赤。
-
宮殿を後に、週末のオルタキョイ地区へ向かう。工芸品や美術品の屋台が出て、若者や観光客で賑わう楽しいエリアだという・・・。
海岸沿いのドルマバフチェ通り〜チュラーン通りを北上。 -
かなりの距離を歩いたのだが、まだ半分くらいのようだ。宮殿から2km、ガラタサライ大学のキャンパス前。校舎とは知らずに近づくと、警備員さんに「学生証を見せろ」と言われる。学生っていう歳でもないのだけど・・・。
トルコに留学というのも面白いと思った。 -
日本の大都市も海に面しているが、ここは人と海の距離がずっと近い気がする。
-
さらに1km、ようやくオルタキョイに着いた。雑誌や絵葉書でお馴染みの景色。
-
猫の絵やここオルタキョイを中心にイスタンブールの日常を描き続けるフェティおじさん。読売国際漫画大賞の受賞で来日経験もあるという有名な方。
http://www.fethibaba.com/ -
フェティおじさんの作品・その1
-
フェティおじさんの作品・その2
この他にもオルタキョイの風景画や窓辺の猫の絵など、何作か気に入ったものを購入した。猫の絵は猫好きの友人に贈ってあげようと思う。 -
オルタキョイの名物クンピル。ホクホクのジャガイモに豆や野菜やマヨネーズをたっぷり混ぜ込んだもの。まだジャガイモがあつあつのうちに海を見ながらいただくのは最高だ。
-
壁掛けのトルコ風家屋や店舗の愛嬌たっぷりの模型をその場で制作販売しているおじさん。一つ買ってくれば良かった・・・。
-
実は値段が表示されていなかったので、「きっと浅草・助六みたいに高いんじゃないかな?」と思っていた。
-
続いてはガラス細工のおじさん。目玉のお守りはもちろん、一輪挿しなどをその場で作って販売していた。僕はクルクル回るセマー(旋舞)の人形が気に入ったが、置いてあったものはちょっとサイズが大きかったので、透明なガラスでシンプル+小ぶりなものをお願いして作ってもらうことにした。
-
これがおじさんに頼んで作ってもらったセマーの人形。10リラ(500円)
割れるのが怖くて、帰国前に現地で写真を撮っておいた。(箱を開ける時は緊張したけれど、ちゃんと無事に持ち帰れた。) -
オルタキョイにも猫がいっぱいだ。
-
海沿いにはレストランやカフェがいっぱい。イスタンブールの都会っ子は、本当に美男美女が多い。数千年前から色んな地域の人たちが共存してきた大都会だからなんだろう。(女性を被写体にするのはこの国ではあまり好まれないので、後姿・・・)
-
ガラス細工などをいっぱい持ってたので、夕方一度ホテルに戻った。
-
ホテルの前では、日本の協力でボスポラス海峡の鉄道トンネル工事が進んでいた。忙しそうに早足で歩く人々の影で、工事をしていた人たちが一斉にメッカの方を向いて祈り始める。工事現場がふと静かで美しい場所に見えた瞬間。
-
奥まで覗いて見ると、おそらくビザンチム時代の遺構が出土しているようだ。不意に出てきたこういう遺産を駅構内に残しておいても素晴らしいと思うが・・・。(写真は翌朝撮影したもの)
-
今夜のメゼ(前菜の盛り合わせ)
-
いつも牛肉や羊肉なので、今日はチキンを食べてみよう。
-
そして、明治時代1864年創業のお菓子の老舗「ハフィズ・ムスタファ」でカスタードプリンとトルココーヒー。ここのカスタードプリンは美味しくて、次の日また買いに行ったら残念ながら売り切れだった・・・。
http://www.hafizmustafa.com/ -
イスタンブールもいよいよ最終日。この日は午後に軍事博物館のマーチ・コンサートを見る予定。午前中はアジア側のユスキュダルまで船で渡ってみることにした。
-
イスタンブールの海峡を渡る船は、香港のスターフェリー同様に旅情が味わえる。
-
出航すると船はボスポラス海峡を北上し始める。
-
海の水はとてもきれいで、風も爽やかだ。
-
昨日訪れた宮殿を海から眺める。
-
乙女の塔。かつては灯台として、今はレストランになっているらしい。
-
右からトプカプ宮殿、アヤ・ソフィア、そしてブルーモスクが並んで見えた。
-
ユスキュダルに到着。特に何かを目指すわけでなく、ぶらぶらと丘の上を目指して散歩してみる。
-
眼下に見える埠頭の賑わいと裏腹に、一歩路地に入るととても静かで、観光客の姿もない・・・。
-
まったく地元の人しかいないエリア。ウル覚えのまま来てしまったが、みんなが散策するのは、ここから車で少し北上したグズグンジュックだと後で知った。
-
ユスキュダルののどかな丘の空き地からの眺め。
-
大学でタイ語学科ではなく、トルコ語学科を選んでいたら、間違いなくこの街に住んでいただろうなぁ。
-
-
埠頭近くの公園は緑と花がいっぱいだ。
-
-
友人にお願いして撮ってもらった。
-
昨日訪れたオルタキョイも対岸に見える。絵描きおじさんやガラス細工おじさんは今日も来ているかな?
-
のどかな休日。
-
-
ゴマがたっぷりで美味しい「スィミット」というパン。1リラ(50円)なり。
-
黒い革靴でずっと歩いてきたので、靴磨きをお願いする。田舎からの出稼ぎだったのか、あまりプロの技という感じではなかった。
-
行きと同じ船に乗って、一度エミノニュ埠頭へ戻る。お昼ごはんはここの名物、サバ・サンドに決定。焼きたてのサバと野菜をバケットに挟んで、塩とレモン汁をたっぷりめにかけていただく。4リラ(200円)なり。
鯖を焼く美味しそうな音の入った動画はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=wjpoZEOZgaY -
海を眺めながら、地元の人たちと一緒にベンチに座ってこのサンドイッチを頬張るのがいい。サバは小骨もちゃんと処理されていて、きっとここのは良質なものだったのだろう。
-
美味しかった!
これから路面電車と地下ケーブルカーを乗り継いで軍事博物館のあるタクシム方面へ。
何だか自分がサバ臭いかも・・・レモンソーダとかを飲んでみたのだが、結局夕方までずっと気になった。 -
路面電車の終点カバタシュから丘の上のタクシムまでは地下ケーブルカーで。
-
こんな斜めの地下鉄。
-
タクシム広場から軍事博物館までは少々距離がある。途中のマックにて、まだ試していなかったトルコ限定メニューの味見をしてみる。
サバサンドの臭い消し・・・のつもりだったが、お味はサバサンドの方が数倍美味しかった。 -
軍事博物館に到着。軍楽隊のコンサートまではまだ1時間あるので、ゆっくり展示を見ることに。
ブルサにいた初期オスマン朝の皇帝の兜。先日までブルサにいたので、ちょっと感慨深い。 -
-
-
宮崎駿の作品の世界を彷彿とさせる装飾をほどこした武器の数々。中でもこの拳銃が一番きれいだと思った。
-
いよいよ軍楽隊のコンサート。音楽による心理的効果で軍の士気を高めることを知っていたオスマン朝の軍隊。それが、いわゆる「マーチ」の発祥だ。
-
当時の迫力を伝えてくれる演出と見事な演奏。国家行事やお祭りでも演奏をしているプロなのだろう。コンサートホールは満席!こんなに集客力のある軍事博物館は世界でも珍しいだろう・・・。
この様子を録画したものはこちら。↓
http://www.youtube.com/watch?v=Q-FzZ5cfhSE -
博物館にはちょっとしたお土産店もあって、マーチのCDが何と1.5リラ(80円)?何かの間違い???でも他の物ととても安かった。営利目的ではないのだろう。
-
博物館にもいた猫。猫好きにはたまらない街だ。という自分は犬派。可愛い犬がいっぱいいる街はどこだろう???
-
軍事博物館よりさらに北(右側の通りを少し進んだ辺り)は地元のハイソな人たちのエリアらしい。
-
タクシム広場より北側は整然とした新しい街並み。日本の旅行会社HISの支店もあった。
-
イチオシ
路地を覗くとこんな風景。イスタンブールのこうゆう景色が好きだ。この後、ショッピングストリートのイスティクラール通りでトルコのブランドmaviの観光っぽくないイスタンブールのデザインTシャツなどを買いながらガラタ塔を目指す。
-
ガラタ塔に到着。入り口には長い行列・・・。歩いて登るのかと心配したら、エレベーターで一気に上まで行けた。
-
丘の上に立っているので、塔の高さ以上に眺めが良い。
北側に広がるボスポラス海峡。対岸はアジア側。 -
夜景を見るまでここでねばっていようと思ったが、風が冷たすぎてダメ・・・。明日は雨らしい・・・冬並みの寒さだ。
-
スュレイマニエ・ジャーミィ
-
西側は金角湾の入り江と郊外の住宅街。
-
ガラタ塔最上階の三角窓から見たジャーミィ。本当に絵になる街だ。
-
前菜のメゼ(お惣菜のセレクション)
これだけでもお腹いっぱいになるくらいの量。 -
ひき肉と野菜をミックスさせたキョフテ。店員さんのイチオシだけあって、美味しかった。トルコでの食事、全て美味しかった。まだ試していないメニューがいっぱい残っているので、またトルコに来なければ。
-
帰国の日の朝。イスタンブールに来て初めての雨模様。雨のイスタンブールもまた白黒写真のように趣がある。
今回のイスタンブールは、あえて欲張らずに宿題を残すことにした。そうすればまた次回来るための理由ができるので。
トプカプ宮殿をはじめ、新市街、アジア側にもまだ見ていないエリアがたくさんある。 -
空港のカフェで、まだ食べていなかったトルコのお菓子を試してみた。蜂蜜味で美味しいけど、甘さが尋常ではないので、お茶と合わせていただくべきだった。
-
1週間ぶりのカイロ。すでに夏の暑さになっていた。
-
カイロの空港で待つこと8時間・・・。
今回はイスタンブールでやり残したことがいっぱいだ。また次回行ってみよう。 -
カイロの空港にて
搭乗したらまたディナーだというのに・・・。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 川岸 町子さん 2011/05/24 22:42:00
- 初めまして
- 鹿野健太郎さま
鹿野さんの旅行記が大好きで、全部拝見させていただき、ついにこちらまで来ました。ありがとうございました。たくさんの旅行記からは、豊かな感性が伝わってきました。
特に、こちらの旅行記を拝見した後は、余韻が残っています。何だろう?心にしみるのは・・・。
私もトルコを旅したことがありますが、鹿野さんの旅行記を拝見し、また行きたくなりました。鹿野さんが宿題をなさる時を楽しみにしております。
たくさん拝見させていただき、本当にありがとうございました。
川岸 町子
- 鹿野健太郎さん からの返信 2011/11/16 17:20:01
- RE: 初めまして
- 川岸さんへ
長いことお返事を書かずにいた失礼をお許しください。
前回トルコを訪れた時には、震災直後ということもあり、たくさんのトルコの人たちから応援の言葉をいただいたものでした。ところが、今度はそのトルコが大きな地震に見舞われ甚大が被害があったとのことでとても悲しい気持ちです。
最近また旅行記を立て続けに更新いたしました。また楽しんでいただければ幸いです。
健太郎
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
イスタンブール(トルコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
83