![ジェームズとランカスターのアーミッシュの村と、ストラスブルグの鉄道博物館など楽しいドライブをして、翌日再びフィラデルフィア駅からメトロライナーでワシントンD.C.(コロンビア特別区)に向かった。もちろんアメリカの政治、軍事の中枢であり、またスミソニアン博物館で名高い文化都市でもある。<br /><br />ワシントンD.C.はパリを思わせる計画都市である。都市計画は、フランス人の建築家・技師・都市設計家、ピエール・シャルル・ランファンの労によるところが大きい。当初、軍の技師としてラファイエットとともにアメリカ植民地に来た。1791年、ランファンはバロック様式をもとに基本計画を作成した。これは、環状交差路から放射状に広い街路が伸びているものであり、開かれた空間と景観作りを最大限に重視したものであった<br /><br />ワシントンD.C.で誰もが真っ先に訪れるのは、ホワイトハウス、キャピトール・ヒルの国会議事堂、ワシントン記念塔、そしてナショナル・モールの両側にあるスミソニアン博物館群である。モールは、ワシントンD.C.の中心にある、広大で開放されたエリアである。モールの中心にはワシントン記念塔がある。<br /><br />スミソニアン協会は、1846年に連邦議会によって創設された教育目的の基金で、ワシントンD.C.内にある国立の博物館・美術館のほとんどを管理している。アメリカ合衆国政府がスミソニアン協会に一部資金を提供しており、収蔵品を入場料無料で公開している。スミソニアンの博物館の中でも最も来場者が多いのは、国立自然史博物館、このほかにモール内にあるスミソニアンの博物館・美術館としては、国立航空宇宙博物館、国立アフリカ美術館、国立アメリカ歴史博物館、国立アメリカ・インディアン博物館、ハーシュホーン博物館と彫刻の庭、芸術産業館、スミソニアン協会本部(通称「キャッスル」)などがある。<br /><br />またこの周辺には私設の美術館も多く、重要な収蔵品・展示品を一般に公開している。コーコラン・ギャラリー、フィリップス・コレクション、国際スパイ博物館などに加えて、最近ナショナル・モール近くのホロコースト記念博物館が開館、ホロコーストに関する衝撃的な展示品、文書、工作物が展示されている。ここを訪れた7年後の2012年にアウシュヴィッツを訪れた。この強制収容所を訪れた衝撃は計り知れない。ここワシントンのホロコースト博物館は、アウシュヴィッツに出かけることのできない人々には必須の場所である。<br /><br />ワシントンD.C.の観光を終えてワシントン・ダレス国際空港からサンアントニオに向けて出発した。なお、アメリカ映画「ダイ・ハード2」でテロリストの標的となるのは、このダレス国際空港である。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/55/44/650x_10554476.jpg?updated_at=1421972109)
2005/08/10 - 2005/08/12
303位(同エリア1219件中)
ハンクさん
ジェームズとランカスターのアーミッシュの村と、ストラスブルグの鉄道博物館など楽しいドライブをして、翌日再びフィラデルフィア駅からメトロライナーでワシントンD.C.(コロンビア特別区)に向かった。もちろんアメリカの政治、軍事の中枢であり、またスミソニアン博物館で名高い文化都市でもある。
ワシントンD.C.はパリを思わせる計画都市である。都市計画は、フランス人の建築家・技師・都市設計家、ピエール・シャルル・ランファンの労によるところが大きい。当初、軍の技師としてラファイエットとともにアメリカ植民地に来た。1791年、ランファンはバロック様式をもとに基本計画を作成した。これは、環状交差路から放射状に広い街路が伸びているものであり、開かれた空間と景観作りを最大限に重視したものであった
ワシントンD.C.で誰もが真っ先に訪れるのは、ホワイトハウス、キャピトール・ヒルの国会議事堂、ワシントン記念塔、そしてナショナル・モールの両側にあるスミソニアン博物館群である。モールは、ワシントンD.C.の中心にある、広大で開放されたエリアである。モールの中心にはワシントン記念塔がある。
スミソニアン協会は、1846年に連邦議会によって創設された教育目的の基金で、ワシントンD.C.内にある国立の博物館・美術館のほとんどを管理している。アメリカ合衆国政府がスミソニアン協会に一部資金を提供しており、収蔵品を入場料無料で公開している。スミソニアンの博物館の中でも最も来場者が多いのは、国立自然史博物館、このほかにモール内にあるスミソニアンの博物館・美術館としては、国立航空宇宙博物館、国立アフリカ美術館、国立アメリカ歴史博物館、国立アメリカ・インディアン博物館、ハーシュホーン博物館と彫刻の庭、芸術産業館、スミソニアン協会本部(通称「キャッスル」)などがある。
またこの周辺には私設の美術館も多く、重要な収蔵品・展示品を一般に公開している。コーコラン・ギャラリー、フィリップス・コレクション、国際スパイ博物館などに加えて、最近ナショナル・モール近くのホロコースト記念博物館が開館、ホロコーストに関する衝撃的な展示品、文書、工作物が展示されている。ここを訪れた7年後の2012年にアウシュヴィッツを訪れた。この強制収容所を訪れた衝撃は計り知れない。ここワシントンのホロコースト博物館は、アウシュヴィッツに出かけることのできない人々には必須の場所である。
ワシントンD.C.の観光を終えてワシントン・ダレス国際空港からサンアントニオに向けて出発した。なお、アメリカ映画「ダイ・ハード2」でテロリストの標的となるのは、このダレス国際空港である。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 飛行機
- 航空会社
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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