2010/02/25 - 2010/02/25
1092位(同エリア1378件中)
WT信さん
シチリア島&南イタリア周遊の旅も最終日の朝を迎えた。
起床朝6時。
ホテルのフロントで改めてホテル周辺の地図を貰い、ゲーテが絶賛し、パリに次ぐ大国際都市と羨やまれたナポリをこの目で確認したいとホテルを出た。
まだ明けきれず、薄暗いビルの街並みが切れる間に覗く朝焼けの空が美しい。
昨夜噴水がライトアップされていたトリエステ・エ・トレント広場を抜けると、広いプレピシートと云う名の広場が開け、その奥に朝日に輝くサン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会のドームと、ドームの両脇から広場を抱きかかえるように、柔らかい円を描く回廊が伸びる。
先ずサン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会の正面の神殿風の柱の建つ階段を登り、広場を隔てて教会と反対側に建つ宮殿を眺めることにする。
宮殿はスペイン総督時代の17世紀初頭に、スペイン王フェリペ3世の為に建築されたが、フェリペ3世がこの宮殿を訪れることは無かったらしい。
以後、18世紀当時のナポリ王カルロ3世がベルサイユを凌ぐ宮殿をめざしてカゼルタを建設するまで、ブルボン家を始めとするナポリ王の宮殿として使用された。
宮殿は火災や空襲で被害を受け、現在では外から覗いた中庭だけが当時の面影が残るとの事。
王宮のファサードには壁龕と云われる壁飾りの棚に、ナポリ歴代の8人の王の彫像が飾られている。
王宮の前に広がるプレピシート広場には、ブルボン家初代の王カルロ3世と二代目フェルディナンド1世のブロンズ製の騎馬像が立ち、この広場で式典だけでなく民衆の祭りも行われた。
王宮の向かって左端には、カロル劇場が隣接する。
カロル劇場はミラノのスカラ座、ローマのオペラ座と並び、イタリア3大劇場と称されるオペラ劇場。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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