2011/01/12 - 2011/01/18
709位(同エリア1850件中)
かとぽんさん
2年前からずっと胸のおくであたため続けてきた
モン・サン・ミッシェルへの夢
よーやく念願かなってやってきましたー
ワクo(´∇`*o)(o*´∇`)oワク
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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-
3日目の朝です。
一日のはじまりはまず天気予報w
今日は何とかお天気はもちそう?
気温は12℃と高め。 -
まずは朝食を。
昨日に続いてのコンチネンタルブレックファースト。
今日はハムやサラミに加え、果物やフレッシュジュースも充実、
すりおろしリンゴのカップなどもあり、満喫できました。 -
食後にホテルの外を散策、
目の前が海岸となっており、真っ暗な海に
波の音が響き、ちと怖いw -
8:20には出発、いよいよ念願のモン・サン・ミッシェルへ〜
-
車窓から眺める空は朝焼けでピンクに染まりなんとも美しい。
サン・マロからモン・サン・ミッシェルまでは
約45分ほど。 -
車窓のはるか遠くにモン・サン・ミッシェルが姿を現してくると、
そこでバスは停車してくれました。
昨年、女子大生が深夜に徒歩でモン・サン・ミッシェルに行こうとして
車にはねられ死亡したそうで、
絶対に道路の反対側には行かないでください!と強く釘をさされたのち、
道路に降りて記念撮影タイムが始まった。 -
ここからのモン・サン・ミッシェルは全景がフレームにおさまり、
ベストアングルです。
ひとしきり記念写真を撮り終えたあと、駐車場へ。 -
まだバスはうちの団体を入れて3台ほど。
トップシーズンともなれば
駐車場にバスがひしめきあうそうだが、
こんな真冬に来るのは日本人くらい、とのことw
近くから見上げるとさらに迫力が増します。 -
尖塔の上を鳥たちが羽ばたいていきます。
城門をくぐるとグランド・リュ(参道)には肩を寄せ合うようにお店が建ち並んでいます。 -
まず目に飛び込んでくるのが
例のふわふわオムレツとクッキーで有名なプラールおばさんのお店。 -
郵便局もおしゃれな看板でかわいらしいです。
-
石段を黙々と上り
入場手続きを済ませ、
さらにあがって行く。
すると上から石段を降りてくる修道女の方が。
添乗員さん曰く、
「現在モン・サン・ミッシェルには修道僧が
6人しかいないとかで、
実際修道僧の方を見られるのは運がいいですよ」 -
・・・と言ってるそばからまたまた二人の修道女がw
強運の持ち主なんでしょーかw?
さて、モン・サン・ミッシェルとはもともとは
モン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地でした。 -
708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから
「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、
悪魔の悪戯だと思い信じなかった。
再び同じ夢を見たが、また信じなかった。
ついに3度目には大天使ミカエルは
「えーかげんにせーよ」としびれを切らし、
今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、
オベールは稲妻が脳天を走る夢を見た。
翌朝、オベールは自分の頭に手を置くと
脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、
ここに至って大天使ミカエルのお告げが本物であると確信して
ここに礼拝堂を作ったのが始まりとされています。
お告げを信じこませるために脳天に穴あけちゃうとはミカエルさんも天使のわりには過激ですw
基礎部分となる岩盤がむき出しになっているところは
まさに1300年前の岩盤ということでパワーストーンとして
観光客からもてはやされていましたw -
さらに石段をのぼっていく。
フゥフゥ・・・ -
小さなテラスに出るとそこからの雄大な眺めが広がります。
朝陽がまぶしい〜 -
大修道院付属教会の壁面にも朝陽があたり陰影が美しい。
-
そこから教会の中へ入ります。
-
天井は重さを軽減するため板張りの曲面天井となっている。
-
教会に佇む大天使ミカエルの像。
左手に持つ天秤で死者の心臓を量り、
天国へ行くか地獄へ突き落とすか決めるのだw -
そこから西のテラスへ出てみる。
目の前に広がるサン・マロ湾
遠くに見えるのはトンブ・レンヌ小島
はるか向こうは英仏海峡です。 -
テラスの床の石にはそれぞれ番号が刻まれています。
教会の建設当時石運び人たちが運んだ数で賃金を決めるための目安だそう。 -
最上段にも金メッキでおおわれた大天使ミカエル像があるそうですが
逆光でよく見えない。 -
テラスから湾内を見下ろすと
モン・サン・ミッシェルのシルエットがくっきり。
陽が出ていなければ拝めなかった風景。
よかったーwやっぱ強運なのかしらんw -
再び教会の中へ。
-
1000年〜1010年の間に建設された修道院付属教会
標高80mを誇る岩山の頂上、
長さ80mに及ぶ土台上にあります。 -
祭壇の傍らにある床の丸いガラス状の窓は
その直下の階の天井に繋がっています。 -
次に列柱廊へ。
天空の回廊と呼ばれるほど見事な作り。 -
列柱に施された彫刻。ここでも重量を軽減するために木材が使われてます。
-
わずかずつずれながら2列に組まれた小円柱の隊列が
不思議な視覚効果を作り出します。 -
列柱はほぼすべて修復が加えられているがオリジナルで現存するのはこの柱を含む4本のみ。
それを聞いたらまたみんなが「パワースポット」とか口々にささやきながら
寄り集まってさすり始めたw
巣鴨のとげ抜き地蔵じゃないんだからさ〜、とか思いながらも私も一応触っときましたw -
修道僧たちの食堂
1人の僧が読唱するなか他の修道僧たちは沈黙のうちに食事をとっていました。
私だったら耐えられないw -
大天使ミカエルが
司教オベールの夢に降臨して
額に指をあててお告げをしてるところ
ミカエルのお顔は革命時に
民衆がこの塔に押し入ったときに
破壊されてしまったそう。 -
ステンドグラスの模様はよくみるとマドレーヌw
-
さきほどの教会の床にあったガラス窓
1階下のマルティヌス礼拝堂からのぞくとこんなかんじ -
教会を支えるための土台の役割をしているため
2m以上あろうかという壁の厚み。 -
フランス革命による修道会の散会から1863年まで
修道院は監獄として使用されていました。
囚人の食物を運搬するために設置された車輪。
この中に囚人が入ってハムスターの押し車のように車輪を回してました。 -
荷物を運び込む窓から外をのぞくと
-
下を見下ろすと・・・
牢獄で死んだ囚人もここから落としてたとか?? -
死者のためのチャペル。修道僧が死亡するとここで弔った。
祭壇に書かれた文字はΑ(アルファ)とΩ(オメガ)で
人の一生の始まりと終わりをあらわしています。 -
騎士の間
修道僧が仕事や執務に励んでいた部屋。
寒さで手が震えてはいけないのでここには暖炉もありました。 -
美しいステンドグラス
最後に司祭館を見て修道院の見学を終えました。 -
神のお告げによって作られた修道院から始まり、英仏戦争の折には城塞となり、フランス革命後には牢獄にと、その時代の背景により姿を変えてきたモン・サン・ミッシェル。
中世の人々が地上に再現したという天空のエルサレムの姿を後世に残すため今も大掛かりな修復工事が続いています。
フランスの歴史のスケールの大きさを目の当たりにした思いで教会をあとにしました。
帰りは湾をのぞむ城壁の通路を歩きましょう。 -
またまたシルエットが見えました。
お天気よくてほんとラッキー -
ここからは湾が一望できます。
-
英国との100年戦争の際にも
遂に侵攻されることのなかった堅牢な要塞です。 -
おだやかな海面。
しかし最近は島と陸地を結ぶ堤防が潮流をせき止めることとなり、
この100年間で2mもの砂が堆積。
砂州が島のまわりに形成され島の間際まで海水が来ることはめったになくなってきました。
このため現在では堤防を取り壊して元のあるべき姿に戻そうという工事計画が始まっています。
そうなるとモン・サン・ミッシェルへの日帰り観光は
絶対ムリ!と添乗員さんは嘆いていましたw -
どこから見ても絵になります。
鐘楼から鐘の音が聞こえて来ました。
【動画】モン・サン・ミッシェルの鐘
http://www.youtube.com/watch?v=RAD47rYsGV4 -
青空に映えるモン・サン・ミッシェル
-
階段をおりてグランド・リュ(参道)へ下りていきます。
-
お昼はどうしよう?
やっぱりモン・サン・ミッシェルといえば
ふわふわオムレツですw -
プラールおばさんのお店じゃないけどw
-
オフシーズンで閑散としていた店内が突然お客さんであふれ、お店の人はパニックw
「あらかじめ電話しといてくれよぉ〜」とぼやきながらもフル回転でたちまわるw -
最初に生ハムとサラダ
-
一応ふわふわオムレツです。
なんでも大勢の巡礼者の食事の材料と準備の手間を省くため
当時貴重だった卵を泡立ててかさを増やし、見た目を豪華に見せたのが始まりとか??
卵1個を泡立ててこんなに大きくできる??
スゴ技なりw -
デザートのアップルタルト
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ランチと飲み物二人分でしめて38ユーロ。
いやー、ボロ儲けやな〜w
失礼、下世話な話でした。
モン・サン・ミッシェルでオムレツを頂いたということが大事なのですw -
お腹もいっぱいになったところでもうしばらく街歩き。
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帰りのパリまでの長旅にそなえ、おやつも購入
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クイニー・アマン
ブルターニュ地方の名物。
塩バターをたっぷり使ってある。
ゆうこママさんと半分こしましたがあま〜いw -
ついにモン・サン・ミッシェルともお別れです。
車窓からのモン・サン・ミッシェル 。
さよなら、また来る日まで。
今度来るときは大天使ミカエルさまに連れてきてもらいますw -
パリまで370km、5時間の旅。
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よーやくパリ市内に入った頃には雨模様でした・・・。
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