ロワイヤル橋　　LE PONT ROYAL（３３橋巡りの２２）

2010/08/23 - 2010/09/01

ロワイヤル橋は、ポン・ヌフ、マリー橋に次いでパリでは三番目に古い石造アーチ橋で、１７世紀にルイ１４世によって造られた。

右岸のルーヴル美術館、左岸のオルセー美術館を結ぶロワイヤル橋は５つの半円アーチからなり、両岸の橋脚にはセーヌ川が大増水したときの水位が記されている。

ロワイヤル橋の前身は、１６３２年に架けられた木の橋だったが、火災により寿命は２５年間しかなかった。
何度か架けかえられた後、１６８５年から１６８９年にかけてルイ14世が出資して石造アーチ橋が架けられ,
ロワイヤル橋と名付けられた。長さ１１０ｍ、幅１６ｍ、素朴で重厚な橋でいっさいの装飾は消えていた。

「８月１０日事件」（１７９２年）ではチュイルリー宮殿が戦場となったため、橋の上では死闘が繰りひろげられ、「赤橋」になった。


ナポレオンがチュイルリー宮殿を守るために大砲を並べたのはこの橋であった。

ロワイヤル橋は1850年に一度修復された。その後1939年ポンヌフ、マリー橋とともに歴史的建造物に指定された。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

シャルル・ラコスト「ロワイヤル橋」（１９００年）

右岸側のルーヴル美術館

左岸側のオルセー美術館

橋脚にはセーヌ川が大増水したときの水位が記されている