ポンデザール（芸術橋）　　LE PONT DES ARTS　（３３橋巡りの２０）

2010/08/23 - 2010/09/01

ポンデザール（芸術橋）は、セーヌ左岸のフランス学士院と、

右岸のルーヴル宮殿のクール・カレ（方形宮）を結んでいる。

ここからの眺めは、上流のポン・ヌフからの眺め同様に素晴らしい。

ルーヴル宮殿は第一帝政時代にＰａｌais des Arts（芸術の宮殿）と
呼ばれていたため、Ｐｏｎt　ｄｅｓ　Ａｒｔｓ（芸術橋）と名付けられた。

芸術橋の工事が始まったのは１８０２年、完成は１８０４年である。

この橋はパリで最初の鉄の橋として完成した。

歩道専用橋であったので、花壇には季節の花を植えた。

船の衝突が１９６１年と７０年に発生し、芸術橋は重大な損
害を受けた。

橋はやがて改修されたが、同様な事故が発生することを恐れ
１９８４年に長さ１５５ｍ、幅１１ｍに改良された。

左岸にはフランス学士院、右岸にはルーヴル美術館があり、
素晴らしい眺めを満喫できる。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

ピサロ「セーヌとルーヴル宮」（１９０３年）

ポン・ヌフのアンリ４世像が立つ辺りから、セーヌ下流側を描いている。

シニャック「ポンデザール」（１９２５年）


上の絵とは逆に、こちらは上流側で、ノートルダム寺院が見えている。


シニャックは、ポンデザールから「ポン・ヌフ」も描いている。

残念なことに、上流のアルシュヴェシェ橋（PONT DE L'ARCHEVECHE）、下流のレオポール・セダール・サンゴール橋（LA PASSERELLE LEOPOLD SEDAR SENGHOR）同様に、錠前が多数取り付けられていて、軽薄な観光スポットになりはしないかと心配だ。

上流側は、ポン・ヌフの右岸から左岸まで見渡すことができる。　

同様に下流側では、カルーゼル橋が見える。