2003/05/24 - 2003/05/31
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yasyasさん
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TGVでブリュッセルへ……快適走行・田園風景・飲物サ−ビス
7時43分発の列車まで3時間半の待ち合わせだが、カフェでゆっくりと時間を過ごし、またトイレで用を済ませたりしながら時間を過ごす。カフェを出てTGVの空港駅へ移動しようと検査所でその位置を尋ねると、運良く通り合わせた日本人スタッフが途中まで案内してくれると言う。人気のない広いロビ−を通り抜け、その端から階上に上がって歩くエスカレ−タ−を3つ通り抜けると、シェラトンホテルの下に出る。そこを左に曲がれば駅だとのこと。彼女には途中まで案内してもらい、教えられた通りに進むと駅はすぐに分かる。
まだ人気のないだだっ広いロビ−でのんびり待ちながら時間を過ごす。すかっとしていて何もないように見えるのだが、周囲を歩いて見回すと切符売り場や両替所、それにちょっとした売店がある。
ようやく発車時刻が近づいたなあと思って座っていると、エ−ルフランスの女性スタッフが案内パネルを持ちながら、「エ−ルフランスからの乗り継ぎの方はいませんか?」と尋ね回って来る。そこで、「ウィ」と答えて合図すると、ロビ−のコ−ナ−に置かれた小さな受け付けスタンドを指差しながら、「あそこで乗車券と引き換えてください。」と言う。成田でもらったチケットでそのまま乗車できるのかと思っていたら、そうではないのだ。チェックインして飛行機の搭乗券を引き換えに貰うようなものだ。
無事、引き換えを済ませて待っていると、やがて長いホ−ムにあずき色とグレ−のツ−ト−ンカラ−のスマ−トなTGVタリス号が入ってくる。指定が1号車となっているので、号車番号を探すが、車体のどこにも見当たらない。ふと見ると、細い表示窓の端っこに小さく番号が示されている。それも薄い色で書かれているので、分かりにくい。これでは乗客は戸惑うだろう。日本の列車みたいに明瞭ではないのだ。
7時43分の発車時刻が迫っているので、適当な車両に飛び乗り、多分この車両だろうと思うところまで移動しながら乗客の一人に尋ねると、やはり1号車だという。そこで指定の番号座席に腰を下ろす。こんな時、日本のように車両内にも号車番号が表示されていれば便利なのに、それがないので乗客泣かせだ。すぐにやって来た車掌が私のチケットを見るなり、この車両ではなく、隣の車両だと指示する。折角落ち着いたと思ったのに、再びバッグを持って移動し始める。すると、先ほど私が尋ねた外国人も間違っていたらしく、彼も同様に荷物を持って移動し始める。お互い顔を見合わせ、にやにや笑っている。
やっと間違いなく指定の席に着席し、これから1時間半の列車の旅が始まる。落ち着いて車内の様子を見回すと、車内のシ−トはこれも車体の色と同じ小豆色に統一され、飛行機のビジネスクラス並みのゆったりとしたもので、左側が2列、右側が1列になっている。後で分かったのだが、この車両は1等車なのだ。道理で、なんとなく雰囲気が違うなと思っていたのだ。
落ち着いてこれまでのことを振り返ると、TGVに乗り込むまでに入国審査がなかったことに気付く。おや、これはどうなっているのだ? 機内では以前と違ってほんの簡単な入国カ−ドを書かされたのみで、それも日本語でOKという。そういえば、飛行機から降りるエプロンを出たところで係官が立ちながらパスポ−トをチェックしていたのだが、それが入国審査だったのだろうか? それなら、とても簡単になったものである。
スピ−ドを上げて走行するTGVの乗り心地は満点で、振動もあまり感じられず、ふんわりとソフトな車体感覚は日本の新幹線よりも良さそうだ。その昔、ジュネ−ブからパリのリヨン駅までTGVに乗って以来、2度目のことである。車窓からの眺めも実に素晴らしく、心が洗われるような緑したたる草原が広がっている。ドイツのロマンチック街道にも似た田園風景の中に、教会を中心に数十軒の家々が寄り添うように集落をつくっていて、そんな村落があちこちに点在している。村人たちは、宗教中心に日々の生活を営んでいるのだろう。
窓外の美しい景色に見とれていると、ワゴン車を押しながら車内サ−ビスが始まる。なんと1等車には飲物とおつまみのサ−ビスがあるのだ。早速、ビ−ルとつまみをもらい、喉をごくりと鳴らしながら、快適な列車の旅に独り満悦の笑みを浮かべる。ベルギ−へ入るには、このコ−スがお勧めだ。なにせ距離が短い上に、終着点がブリュッセル市内の中心部なのだから!
もうそろそろベルギ−との国境に近いのだろうか? 昔のことなら、国境駅に停車して入国のためのパスポ−ト検査があるところなのだが、それが今はなくなり、8年前からノンストップでパリ〜ブリュッセル間を突っ走ることができるのだ。これは「シェンゲン協定」によるものである。窓外の風景も国境で変わることはないし、だからベルギ−入国の感覚はまったく感じられない。
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シェンゲン(SHENGEN)協定国間の出入国
シェンゲン協定とはEU内の出入国の簡素化を目的に1995年に発足した協定で、現在EU加盟国13ヶ国にEU非加盟のノルウェ−とアイスランドを加えた15ヶ国が加盟している。これで協定国間の旅行は国内旅行のようなもので、出入国審査は一切行われないという有り難い協定である。協定国外から協定国に旅行する場合は、最初に訪問する協定国で入国手続きを行い、協定国内から協定国外へ旅行する場合は、最後に出発する協定国において出国手続きを行うことになる。この夢の協定が全世界に広がることを願うのだが……。
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ビ−ルの酔いに誘われながら、ぼんやりうっとりと窓外を眺めていると、早くも到着の様子である。窓外の景色が緑の田園風景からビルなどが並ぶ都会の風景に変わったかと思うと、列車は終着駅の南駅(Gare Midi)に滑り込む。朝の9時2分。こうして1時間半の列車の旅はあっという間に終わりを告げる。もう、ここはベルギ−のブリュッセルなのだ!
(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
横から見た小便小僧
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シャルル・ド・ゴール空港駅 TGV「タリス号」
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タリス号の車内
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車窓の風景
こんな緑の田園風景が最後まで続いている。 -
ブリュッセル南駅ホーム
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南駅(Gare Midi)のコンコース
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南駅前のメインストリート
トラムが走っている。 -
市内観光のダブル デッカーバス(中央駅前にて)
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サン・ミッシェル大聖堂
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洗練さと荘重さの雰囲気 が流れるギャルリー
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ロボットに扮する大道芸人
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ジャズコンサートの舞台
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これがアトミウム。高さ102m。
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階段状の変った建物はヘイゼル宮か?
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右側がレストランの並ぶ建物。左側奥にミニヨーロッパがある。
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トラムの車内風景
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市内を走るバス
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バスの車内風景
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ノートルダム教会
繊細な外壁の装飾が美しい -
明るい教会の祭壇
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階上にはパイプオルガンが・・・
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緑に覆われたプチ・サブロン広場
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殺風景なロワイヤル広場
左右対称の建物に注目 -
どっしりとした王宮
屋根には国旗がひるがえる -
ブリュッセル公園入口門
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緑豊かなブリュッセル公園
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サン・ミッシェル大聖堂
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同上の中央祭壇
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賑やかなレストラン街
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朝もやの中に凱旋門の
シルエットが・・・ -
朝の逆光に浮かぶ凱旋門
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中央アーチに国旗が
ひるがえる凱旋門 -
居並ぶ大砲の列
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中世時代の甲冑類
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凱旋門屋上より眺めた
サンカントネール公園
(市街地方向を望む) -
凱旋門屋上より眺めた
サンカントネール公園
(市郊外方面を望む) -
凱旋門屋上よりブリュッセル市街を望む。
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高級ブランド店が並ぶ
ルイーズ通り -
高級ブランド店の様子
(左側の列) -
幸せをもたらす
「セルクラ−スの像」 -
正面より見た小便小僧
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魚介類で見事に模様を描いたディスプレイ
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見るのにちょっと気が引ける
ジャンネケ・ピスの像 -
グランプラスの一角
左側が西面、右側が北面。右側の中央ブルーの高い優雅な建物が「王の家」 -
右手前円形の機械から生チョコがエンドレスに流れ出ている。
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この白くデカイ玉子の塊が全部チョコ
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チョコで作られた衣装
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チョコで作られたハットなどの芸術作品
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中世時代のビール醸造樽
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ブリュッセル南駅
TGVの発着ホーム
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