2011/01/02 - 2011/01/04
3584位(同エリア4021件中)
つみきさん
毎年恒例の、正月京都旅。
いつもは一泊ですが
今年は実家に帰らなくてよくなったので
二泊三日に増やしちゃいました♪
二日目の宿は、定宿「要庵 西富家」。
ここのご飯は、毎回必ず私達を満足させてくれます。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- タクシー 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
嵐電と地下鉄を乗り継いで四条へ戻り
そこから徒歩で、今夜の宿「要庵 西富家」へ。
宿につくと
まず、お茶とお菓子が出ます。
これも、楽しみの一つ。 -
ここは、チェックインなどに利用される共用スペース。
沢山の本が並びます。
炭をくべた火鉢から漂う香りが
お正月感を高めます。 -
今の日のお菓子は
扇の飾りが付いた
羊羹のようなお菓子。 -
今の日は、二階の「梅が枝」というお部屋でした。
いつもは、この下の「横笛」というお部屋です。
土間があって、そのスペースで飲むのが好きなのです。
床の間は、正月らしい飾りつけ。 -
では、翌日に撮影した写真で
お部屋の紹介を。
こちらの窓の外には
ちょうど梅の木が枝を伸ばしており
梅の季節には、まるで1枚の梅の絵のように見えるんだとか。 -
次の間には、オーディオやCD、CDとMDが聞けるプレーヤー。
私はクラシックのCDを持ち込んでいました。 -
こちらのお部屋は、化粧室がとても広くて
なんとダブルシンク。
日本旅館でダブルシンクは珍しいですよね。
椅子に座ってメイクも出来るので
女性には、とても評判が良いそうです。 -
お風呂も、横笛よりさらに広い!
大人2人が、足を伸ばしても楽々。
家族連れでも、ゆったり浸かれそう。
で、お風呂場にクーラーボックスがあって
中に、女将から差し入れのビールや
ウーロン茶がたーっぷり冷えてます。
今回も
お湯に浸かりながら
ビール、頂いちゃいました。
さ、いよいよご飯です! -
まずは、塗りの杯で
日本酒をいただきます。
冷の日本酒を飲むと
「お正月だなー」って感じが増してきます。 -
器の中は、こんな感じ。
右奥には、子持ち昆布。
手前の、水引のように結ばれた人参&大根も
美味しい味付けになっていますし
左の柚子皮も、甘過ぎなくて
爽やかに、でも、柔らかーく煮てあって
これだけでも、持ち帰りのお土産用として
売ってくれないかしら(笑) -
ちなみに、蓋には「ふくろう」が。
-
お椀は、とろんとろんの胡麻豆腐に蛤。
この胡麻豆腐なんですが、たまに
喉に張り付きそうなくらい
濃すぎる胡麻豆腐があるんですが
これは、なんともいい具合。
胡麻の旨みがたっぷりで
しかも、箸で掴める限界の柔らかさ。
お椀の柄も素敵です。 -
今回は、ビールをやめて
こちらの宿で頂いてから、すっかりはまっている
「黒頭龍」を、熱燗でいただきました。
これは「燗専用」のお酒。
熱燗特有の香りや飲みづらさが、全くありません。
逆に、くいくい行けちゃうんだなー
二合お願いしたので
お銚子が2本。
そして、「お好きなのを、どーぞ」と
沢山、杯が出てきます。 -
この杯は、返すと「馬」に。
-
お造り2種。
それぞれの魚にあわせて
味の異なる2種のお醤油が来ました。 -
こちらは鯛。
手前の黄色は、甘酢で味付けされた菊。
こういう添え物も美味い
鯛は、皮を軽く炙ってあり、筍が巻かれています。
この「筍」は、「はしり」ということですね。 -
もう一皿はマグロ。
油とバランスをとるために
大根おろしがのっています。 -
こちら側から撮ると
筍も、軽く炙った皮もわかりますよね。 -
そして、お皿は百人一首。
以前、牛の握りで使った事あるぞ。
私のお皿は「山部赤人」。
これって
「田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ」?
それとも
「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける」?
達筆すぎて…。 -
さらに、美味しいものが
青竹に盛り込まれて、やってきました。
仲居さんに伺ったのですが
きれいな青を保つため
水を補いながら、冷蔵庫に保存しているんだそうです。
ほっとけば、あっという間に黄色く変色するらしい。
「冷蔵庫の半分以上が、竹。なんて事もあるんですよ」
と、笑っておられました。 -
取り皿は「鶴」。
-
これが、一つ一つ
全部美味しいって、凄いことだと思う。
どれだけ気を使うんでしょう…。 -
お次は「梅に鶯」の器で。
-
中に入っていたのは、鰤。
添えられた、金柑の蜜煮。これも、うまーいー。 -
ちなみに、梅の鶯の器の中には
こうして、塩と松葉がぎっしり敷き詰められていました。 -
最後は、お鍋が来ました。
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具は水菜と生麩と鴨。
-
この出汁が抜群!
鍋に残っていた出汁を
全部、飲み干しちゃいました。 -
そして、豆ご飯に焼いたからすみ。
汁物は粕汁。 -
からすみ、大好物なんですよねー。
-
蜜柑も、絶妙なふるふるさ加減に固まってます。
-
添えられていたのは、漆の匙。
私、こういうのを
金属のスプーンで食べるの、嫌なんです
味が、変わる気がしちゃって
最初から、最後まで
やっぱり美味しいご飯でしたー。
さぁ、明日はいよいよ最終日。
でも、その話は
また、次の旅行記で。
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