2009/11/28 - 2009/12/18
481位(同エリア1113件中)
カエル姫さん
シチリア旅行記、モディカ・カターニャ編☆
モディカも、とっても小さな町で、日本ではまだ知名度は低いみたい。
某「地〇の歩き方」も、1ページしか割いていないけれど、モディカは“チョコレートの町”として有名なとっても素敵なところなんですよ。
今回の旅の概要です。↓↓↓
11/28(土) 成田発→パレルモ 【パレルモ泊】
29(日) 【 〃 】
30日(月) 【 〃 】
12/1(火) 【トラーパニ泊】
2(水) 【タオルミーナ泊】
3(木) 【 〃 】
4(金) 【シラクーサ泊】
5(土) 【 〃 】
6(日) 【 〃 】
7(月) 【ラグーザ泊】
8(火) 【モーディカ泊】
9(水) 【 〃 】
10(木) 【 カターニャ泊】
11(金) シチリア→マルタ共和国 【マルタ泊】
12(土) 【 〃 】
13(日) 【 〃 】
14(月) 【 〃 】
15(火) 【ローマ泊】
16(水) 【 〃 】
17(木) 【機内泊】
18(金) 成田着
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12月8日(火)。
今日はこれから、ラグーザからモディカへ移動する。
ですが、待てども待てども、バス、来ず。
待ちぼうけをくらっている間、イスラエルの血を引くヴィオラという女性とお近づきになった。
彼女に聞いたところによると、この日は“聖母マリアのコンクラーマ”、とかなんとかいう祝日ということで、公的交通機関すべて祝日ダイヤだったんだって。
ヴィオラは、油絵の修復をしていて、ここシチリアでは、カラバッジョの絵の修復に携わっているんだって。
というようなことを、互いに拙い英語とイタリア語とジェスチャーで話した。
遠い異国の地でも。話そうという気持ちがあれば、通じるのだ。
“心”が。 ※言いたいことが伝わるのは話がまた別だけど(苦笑) -
やっと来た33番バスにヴィオラと乗り込んだ。
途中ポポロ広場という停留所でヴィオラに別れを告げようとしたら、何故か私も、終点だからと運転手さんに告げられ落とされた。
なんとまあ、ダイヤだけでなく、バス路線も祝日仕様で、目的地まで直行バスが出ていないという。
近くの方に聞きまくると、皆さん親切にあーだこーだと口ぐちに言う。
しかし、何言ってるのか分からないし、誰に聞いても、何度聞いても、シチリア訛りのきついイタリア語しか返ってこない。
いつまで待てばいいの。バスは、ほんとに来るの。そもそも、ここは、どこ?心ぼそい。そわそわ・・・どうしたら、いいの・・・
なのに、みんなが好き勝手言った挙句、「マンマミーアー!(おや、まあ!)」と笑っているのが腹立たしく感じられる。
わたし、困っているんだよ!!!適当なこと、言わないで!
120%自分のコミュニケーション能力のなさが原因です。
なのにあの心細さから来る焦燥感、迷子になって半ベソをかくこどもの気持ちがよーく分かった(苦笑)!
結局、マダムヴィオラが色々しらべてくれて、ひとまず、ザマ広場まで出れば、モディカ行きのバスがあることが分かった。
ようやくバスに乗り込んだとき、ヴィオラが、良い旅をね、っていってギュッてしてくれて、しまいには、私のガイドブックに自分の住所をペンで書き始めた。
感謝の気持ちで胸の奥が暑くなって、何度も大声でありがとう!ありがとう!って叫んだよ。 -
さて、ザマ広場行きのバスの中では、先ほどポポロ広場で私のやりとりを見ていたおじいちゃんが、隣に座ってくれた。
しょぼしょぼ(失礼)のおじいちゃん、なんですよ。
なのに、バスから降りるとき、私のスーツケースを持つといって聞かなかった、ジェントルマン。
明日腰が痛くて起き上がれなかったら、それは私の重いスーツケースのせい・・・
広場でおじいちゃんとお別れしたあと、そうだ!と我に返って、急いでおじいちゃんを走って追いかけて、おりづる折って渡したの。
なぜかおじいちゃんも私も涙が出そうで目をぱちぱちさせた。
そんなわけで、なんとか無事ザマ広場に着き、あとはモディカ行きのバスに乗り換えるだけ、と思ったら。
思ったら??
・・・そう、まだあるんです!!
今度はモディカ行きのバスが7時間間隔しかないことが判明!!!
ななじかん、かんかくぅぅぅ!?!?
もう、交通の神様に見放されてるとしか思えん・・・
停留所で待っていたら、バスの運転手さんがいたく同情して、運転手さんがた御用達のバールに案内してくれた。
写真はそのバール。 -
ここの運転手さんは、みんないつもここで休憩したり暇をつぶしたりするんだってさ。
私も7時間、暇でやることもないので、カプチーノとピザを食べながら、バスが来るまで隅っこでパソコンをつながせてもらって写真の整理などしながら時間をつぶしたよ。
ホントにねぇ。今思い返しても、どっと疲れの出る一日でしたよ。 -
さて、紆余曲折の末、やっとこモディカの町にたどり着いたときは、すでに夕暮れ…
マズイ!
私の中で、イエロー信号が点滅する。
なぜならば、旧市街ばかり選んで宿を決めている私にとって、「日が暮れる=辺り真っ暗=迷子」に直結するからだ。
明かりが人にとって心の拠りどころになる、というのは自明の理なのだーーー
で、私もいい加減学習するので、初めての町で自分で宿を見つけようなどせず、地図を片手にかたっぱしから人に聞く。
こればイチバン☆
それでも迷子になりかけました。
だって、宿の場所が、通りから一本裏道のさらに裏の、くらーーーーい細ーーーーい路地のさらに突き当たりにあるもんだから、土地勘がない私はおっかなくて、「ウソ!こんなとこにある訳ない!」って思っちゃったんだもの。
というわけで、本日の宿にたどり着きました。
宿の中に入ってしまえば、ホラ、とっても素敵な空間のはじまり。 -
本日の宿は、B&B「L'Orangerie」
いかにも「博識家」といった感じの、例えて言うなら大学の教授のようなオーナーさんがお出迎え。
この方ね、とっても物腰の柔らかいジェントルマンなんだけど、インテリっぽすぎてちょっと身構えてしまったわ。
だって、堪能な英語で日本のことやシチリアの感想を聞かれても…ねぇ(-_-;)
こっちは、長旅で小汚い恰好の小娘ですから…放っておいてくださればよいのに(苦笑)
ちなみに写真どおり、私のお部屋は「E」です。 -
ここでちょっとお部屋紹介。
ネットで事前下調べをしていた時から、いくつかあるうちこのお部屋にしようと思ってたんだー。
このB&B、1泊70ユーロとちょっと値段は高めだけれど、これだけ家具に凝ってるんだから仕方ない。 -
ここモディカの街には2泊する予定。
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テーブルの上には、オーナーの趣味とおぼしき類の雑誌類が。
オーナーさんも、旅すきなんですね(^ム^)
ちなみに、モディカ名物のウェルカムチョコレートも置いてあったけれど、私、お腹が空きすぎて、写真におさめる前に平らげてしまった(-_-;) -
ちょっと、水回りの写真もUPしておく。
お部屋同様、赤で統一されていて素敵。
私はここで、溜りにたまった洗濯物をじゃぶじゃぶやることに。
下着もトレーナーもジーンズも、全部洗って、エアコンの前とオイル式のおっきな暖房具にのっけて乾かす作戦。 -
ちょっぴり落ち着いたところで、辺りを散策に。
B&Bの場所からメインストリートに出てしまえば、そこはたくさんの人であふれている。
ナターレ(クリスマス)が近いからね、ここモディカでも、ちょうど町中ライトアップされたり、バザーや蚤の市やコンサートをやっていた。 -
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テントの中にお邪魔すると、バザーをやってた。
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クリスマス用品とか、ここモディカの特産品とか。
あとでも散々話すけど、ここ、モディカは、別名チョコレートの町。
特産のチョコレートで町中が溢れているの!
甘党の方なら、聞くだけでわくわく気持ちが高揚しちゃうでしょ(^ム^)? -
暖房が効いていて、テントの中は思いのほか暖かい。
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ベネトンもクリスマスモード。
そういやベネトンってイタリアブランドだっけね。
(ユナイテッドなんとかっていうから米国のイメージが・笑) -
そして見てください、これが綺麗なの!
通りのお向かいから、 教会に向けてライトを当てているのね。
本日と明日だけの限定イルミネーションらしい。
なんて、ラッキー! -
サンピエトロ教会というのだそう。
あんまり素敵なので、何枚もUPしたくなっちゃう。 -
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と、いうわけで、夜のモディカの町を堪能したあとは、B&B近くのバールでピザパンとビールを買ってお部屋でいただきました。
というとカッコいいけど、ビールの瓶の蓋がうまいこと開かなくって、無理やりこじ開けて、隙間からちまちま飲んだのでした…(-_-;)
では、おやすみなさい☆ -
おはよう。
12月9日、水曜日。この日も快晴。
空気は結構冷たくって、だけれど澄んでいて気持ちがいい!ユニクロのヒートテックにトレーナー着込んでちょうどよいかんじ。
食事をすませ、カメラ片手に町を散策。
まずは、インフォメーションセンターでモディカの観光地図を入手する。
ここのインフォメーションセンターのお姉さん、親切だったなあ。
「足跡帳」があったから、ペラペラ遡ったら、半年くらい前のページに日本人の名前がありました。
それだけで、みーつけた!ってかんじでちょっぴり、嬉しい。 -
ウンベルト1世通りをまっすぐ進むと、ホラ、昨日ライトアップされていた、サンピエトロ教会が見えてきた。
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今日は、中をのぞかせてもらおう。
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全体的に、暖かいかんじ。
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素朴な愛らしい天使でしょう?
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教会の入り口。
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LIBRO(本屋さん)もクリスマス支度。
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駐車違反か、駐車許可証か。
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ウンベルト通りから、一本細いガリバルディ通りに入ってしばらくすると、見えてきたのは、サンジョルジョ教会。
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階段の上に威風堂々と立つ姿は立派!のひとこと。
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教会の入り口から振り返った風景。
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地図を片手に細い路地に沿ってぐんぐんあるく。
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私、しらない町にくると、なぜか大通りじゃなくて、より裏へ裏へと、吸い寄せられてしまうみたい。
知らないおじいちゃんにくっついて歩いてみる。 -
町自体が、山の中腹に立っているので、細い路地と路地は、こんなせまい階段でつながっている。
わんこちゃん、発見。
すかさずハイチーズ☆
ちょこんと揃えた前足がとってもかわゆ〜☆☆ -
さらに奥、マルゲリータ通りの先には広場があって、その向こうは、思いのほか大きなサンジョバンニ教会。
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そこからの風景。
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こじんまりとした、静かな町。
だけれど旧市街のような静まりかえった感じではなくて、人の気配や生活音がどこからともなく聞こえてくる、心地の良い、静けさ。 -
私、こういう雰囲気の町、ものすごく好きなんです。
自分がよそ者ではなく、ただ無になってその町に溶け込んでいるような気がするのです。 -
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小学校です。
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町を軽く一周したところで、ちょうど昼どき。
お腹も空いてきたので、一度B&Bに戻ってランチにする。
ちなみに、この細い道を上ってB&Bへ行くんだけど、ここ、街灯がなくて夜になって日が落ちるとかなり暗いのよ。
昨日私が、道に踏み込むのためらった気持ち、伝わるかなぁ。 -
で、その路地をさらに左に曲がってつきあたったら、B&Bの玄関が見えてくる。
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このタイプの呼び鈴も、はじめてイタリア来たばかりの時はとまどったなぁ。
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ちなみに、このB&B、オーナーの敷地の一角を改築したのだと思われ。
すべてオートロックになっていて、この鉄扉を含め、自分の部屋にたどり着くまで、家人と共通のドア、B&Bのドア、フロアのドア、と全部で4つの鍵をガチャガチャやらんとならない。 -
鉄扉を潜り抜けるとこんな中庭。
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私のとまった部屋からは、バルコニーに出られるの。
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近くのキオスク(こっちでいう小さなスーパーマーケット)でパンにチーズとオリーブとサラミをはさんでもらって、それにモディカ名産のチョコレートと、ガス入りのお水でランチタイム。
うーん、気持ちが良い!
ちなみに、このチョコレートはぺペロンチーノフレーバー、つまり唐辛子味です(笑) -
お腹も満たされたところで、再び町へ繰り出す。
お、劇場だ、Teatro Garibaidi(テアトロガリバルディ)。
この町の中心、ガリバルディ劇場だー -
劇場好きの私。
早速中に入れてもらおうとしたら・・・どこかのカンパニーがリハーサル中とかで断られてしまった。
「えーお願い、入れてくれたっていいじゃない」
「はるばる日本から来たのよ〜」
「私、ダンスとか劇場が好きだから〜〜〜」
中に入りたい一心で、たぶんこんな事を言って懇願したんです、私は。
拙いイタリア語で。
これが、あとで思いもかけない事態を招こうとは・・・(苦笑) -
美しい天井画。
それにしても、イタリアという国は。
ノートの町にしても、ここモディカにしても、こんな小さな町の中心に、かならずこんな素敵な劇場がある。
芸術を愛する国なのですねぇ。 -
ボックス席からの眺め。
良いです!とても良い!!
軽く興奮気味のワタクシ。 -
リハーサルの様子もコソコソ見させてもらった挙句、劇場のスタッフさんに写真も撮っていただく。
一人旅だと、とかく自分の映った写真って少ないですからね、貴重な一枚なんですー
っと、しあわせに浸っている私のところへ劇場の方が現れ、
「舞台にあがってもいいよー」とな。
えーホント!?いいのぉお!?!? -
遠慮会釈のない私、先方の気が変わらないうちに、そそくさと舞台に這い上がる。
リノとかなんもひいてないから、木の温かみが感じられる、傾斜の結構ついたハコ。
思わず、ごろり。
異国の地でくつろぎ過ぎなカエル姫であります(苦笑) -
うへー、何やってんの!?
って、ごらんの通り動き回っております。
事の次第は、私が上記で叫びまくった言葉が、なぜか
「私は、日本からお宅の劇場を見学するためにはるばるやってきたダンサーです」
と解釈されちまったようでして、先方、いたく喜ばれ、是非一発ジャポネーゼ・ダンスを見せて頂戴と、な。
・・・やりましたょ。
即興で。
こわいものナシ、まさに“旅の恥は掻き捨て”の世界観(?)そのものです。
でも、いい思い出になりました。 -
劇場の入り口前で。
劇場の方に、お礼に、折り紙でカエルと鶴を折って渡したら、「わおー、オリガミ」と喜んでくださったあげく、鶴に私のサインを、是非“漢字”でお願い♪、と頼まれた。
調子に乗って長居しまくり、サインしまくり。
ヤバイね。もし将来、ガリバルディ劇場に足を運ぶことがある方がいらしたら、私に代わって有難うと伝えていただけたら、と切に願います・・・
しかし、今だから言える!
あそこで踊るなんて、ホント怖いものしらずってコワイわ!!! -
さて再び、メインストリート、ウンベルト1世通り。
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遠く山の景色が、昨日居たラグーザの町を思い出させる。
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八百屋さん。
柿が売ってる。
柿は、イタリア語でも、「カーキ」。
日本語とイタリア語、どっちが先だったのかな。 -
エトワール。
うへ、さっきの劇場でリハしていたのはここの団員さんだったのね。
そこで動き回ってしまった・・・エライこっちゃー。 -
ここは、モディカ滞在中、なんども立ち寄ったキオスク。
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ここのご夫婦が親切でね。
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前述したけれど、ここモディカはチョコレートで有名な町。
町のいたるところで、「チョコレート屋さん」の看板を見かける。 -
お、ここにも。
私も、自分自身へ、友達や家族へ、色んな銘柄のモディカチョコを調達することに。 -
このお店は、イチバン気に入ったところ。
お姉さんがとってもチャーミングで流暢な英語で話しかけてくれたの。
ホントあのまぶしいほどの笑顔とチョコレートを愛してる!って話し振りがちょっと今でも忘れられない。 -
お姉さんの話によると、モディカのチョコレートは製造方法が他の産地とはまったく違うんだって。
確かに、カカオがそのまま細かく砕いて入っているので、いわゆる「ミルクチョコレート」にようななめらかさは一切なし。
むしろ、岩。ざらざらの岩石のようで、はじめは、砂糖が溶けずにジャリジャリと混じってしまっているんじゃないか?と思ってしまうくらいの歯ざわり、舌触り。
しかし、これが妙ーにハマるんだなあ。 -
まだ日本とは、数店としか取引していないらしい・・・
惜しいなあ!こんなに不思議な食感のチョコ、日本のみんなにも、もっともっと食べて欲しいな!
ちなみに、フレーバーも、オレンジ・ミントなどの定番の他にも、レモンとかシチリアならではのピスタッキオとか、さっきも書いたけどぺペロンチーノとか色々あって、どれもこれも美味しかった!
モディカを発つ日、再びこのお店の前を通ったんだけど、お姉さんが覚えていてくれて手を振ってくれたのが嬉しかったなあ。 -
ジェラート屋さん。
チョコレート味を中心に、フレーバーも豊富です。
ナターレ前でこんなに寒くなかったら、もっともっと沢山食べたのに(笑)!? -
ホントに、町中が、それこそ東京のコンビニチェーン並みにチョコレートのお店であふれかえってる!
チョコ好きの私としては、極楽浄土のような町ですなあ。
モディカではホント、狂ったようにいろんな種類のチョコを買い求めました。
どの銘柄のものも、固くてざくざくしてとても分厚くて、そしてあまり甘くないから、おやつというよりシリアルバー感覚で、がしがしかじって食べられちゃうかんじ。 -
本屋さんに於いても、まさかのチョコレート本が山積み。
ちなみに、B&Bの朝食でも、普通にチョコレートが出ました(笑) -
おはようございます。
12月10日(木)。
冬だからあまり感じないのだけど、やはりシチリア。
どころなく南国な雰囲気が感じられますよね・・・
今日は、これからカターニャへ向かいます。
まずはB&Bで腹ごしらえ。例の教授風のオーナーさんが、娘ひとりでブレックファーストはさみしいんでないかと思ったのか、隣りにはりついて、日本の文化とかシチリアに来たきっかけについてとか、色々リューチョーな英語で尋ねてくれるので、却って要らぬ緊張して・・・正直参りました(苦笑)。 -
バスターミナルまで重いスーツケースを引き引きてくてく歩く。
道すがら、お世話になったインフォメーションセンターの方や、キオスクのおじちゃん、チョコレートショップのお姉さんにご挨拶しながら。
キオスクのおじちゃんは、「帰るのか。またおいで」とわざわざ店から出てきてくれた。
たった2日間の滞在ですが、このチョコレートを愛する町がすっかり気に入ってしまいました。
半日あればぐるり一周できるくらい小さな町ですが、できれば泊まってみてほしいな!
というわけで、カターニャへ向けてしゅっぱーつ。 -
午後比較的早い時間に、カターニャに到着。
カターニャは、シチリア第二の都市、東の玄関口ではあるのだけど、今回は観光目的ではなくて、マルタ共和国へ渡るための前泊なの。
なので、B&Bも、なるたけ町の中心部に近い利便性のよいとこを選びました。
「CENTRO INN」。
路地裏の普通のマンション(というか雑居ビル!?)に住む、フツーのお宅の階下部分をを、B &B に改装したかんじ。
中はとっても居心地はよいのだけど、正直このおんぼろエレベーター(ドアじゃありませんよ〜)には、ちょっと引いてしまったわ(^-^; -
ちなみに、このB&Bのある通り、夜になるとこーんな雰囲気に(-_-;)
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おっかなく感じてしまうのも、道理でしょ(^_^;)??
ところで、B&Bのオーナーは、私とたいして年の変わらない青年。
私のパスポートみて、「信じられない」を連発。
相当若く見えた様子、日本人顔に生まれて良かった…(笑) -
ついでに、泊まった部屋はこんな感じ。
このむらさきがかったチープな感じ、ラブホにしか見えん(汗) -
さて、たった一日のトランジットのための滞在といえど、楽しまなくっちゃ!
インフォメーションセンターに立ち寄り地図を貰って、早速散策に出かける。
これは、ドゥオーモ広場にそびえ立つドゥオーモ。 -
メインストリート(と思われる)エトナ通り。
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エトナ通りとシチリア通りが交差するBorsa広場では、蚤の市が開催中。
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テアトログレコ通りにある、昔の劇場跡。
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ふたたび、エトナ通り。
このままずんずんまっすぐ行くと、エトナ山がよく見えると思ったのでひたすら歩きましたが、見当違い。
延々と、カブール広場まで歩き続け、そこで断念しUターン。
バスに乗っても良かったのだけど、支払いとか面倒だし、タイムテーブル読めないし、歩いた方が街の雰囲気味わえて楽しいし。
私は立ち寄らなかったけれど、エトナ通りから一本脇に入ったところに、有名なベリーニ公園があるそうです。 -
えーとここは。どこかの広場。メルカート(市場)がやっていると聞いたんだけれど、私が行ったころはすでに店じまい。
このあたりは、チャイニーズが営んでいると思しき手芸とか卸問屋風の店が並び、あんまり治安はよくなさそうと感じました。
(あくまで、私の主観デスよ) -
てくてく歩いて戻ってきたら、もうすっかり日がくれた。
-
ドゥオーモ広場の像の塔。
像はイタリアでは縁起モノらしいです。 -
-
Universita広場にある、Centrale大学。
私が泊まった「INN CENTRO」はこのすぐ近く。 -
ナターレも近くてかなりの賑わい。
-
夜のドゥオーモもライトアップされていて美しい。
-
そろそろお腹が空いた。
明日にはマルタへ発つ。
シチリア最後の晩なので、なにか郷土料理っぽいのもをワッと食べておきたいところ。
B&Bのオーナーさんに尋ねたら、知り合いがやってるオステリアがオススメとのこと。
試しに行ってみるが、まだ準備中。
シチリアのディナータイムは早くても19時以降なのだ〜
遅すぎ、でしょーー外真っ暗で寒いくらいなのに。 -
やっと開店、その名も「PICASSO(ピカソ)」。
思いのほか、広々として温かく居心地の良いかんじ。 -
オステリア(大衆食堂)なので、気兼ねなく食べられるのが良い。
お皿に、自分が食べたいものを食べたい分だけよそって食べる。
テイクアウトもOK。
お惣菜やさん感覚ですね。
私は、そこまでお腹が空いていなかったので、メインは頼まず、このプレートだけにしてもらった。
(これが、リストランテだと、前菜だメインだナンだで要らぬ気をつかうので面倒なのだー)
アーティチョークとか、ドライトマトとかオリーブとか、シチリアっぽいお惣菜がズラリ。
どれもとっても美味しかった! -
もちろん、ワインは別腹☆
オステリアのお兄さんに、B&Bのお兄さんに紹介されて来たんだよーと伝えたら、「幼馴染なんだよ」って。
そのあと店員さんたちと仲良くなって、みんなで宴会状態。
カタコトのイタリア語でさんざん喋りまくり長居しまくり、シチリア最後の晩餐を、胃もココロもかなり満足させていただきました。
ちなみに、テレビではイタリアの人気番組STRISCIA la notiziaを放映中。
その番組に出てくるガビッボ、っていうキャラが、偶然私の持ってた「旅の指差し会話帳」に載っていて、あーこれこれ!って。 -
12月11日(金)。
朝起きたら、オーナーのマンマがポインセチアを飾ってた。
このマンマ、昨晩は派手に親子喧嘩していたみたいだったけど、今朝は穏やかーなご様子www -
B&B に泊まっていたのは私だけだったので、ひとりで優雅にブレックファースト。
-
ただのラスクやコーンフレークでも、美味しいカップチーノがあれば立派なご馳走に感じられちゃう。
-
午後にはカターニャ空港に行かねばならないので、観光できるのは昼過ぎまで。
今日は、ベリーニ広場にあるマッシモ劇場へ。
見て下さい、入り口からして威風堂々としたたたずまい。
前述したとおり劇場大好きな私としては、劇場内を見学させて貰わなくっちゃ。
と・こ・ろ・が。
入場しようとチケットブースの係員にたずねると、チケットなければ中に入れないし、そもそもこの時間帯は何も上演してませんとな。
どうも入場するには観光ツアーで来るか予約が必要らしい。
まあ日本の常識にあてはめても当たり前っちゃ当たり前ですが。
ですが。
ですが。
長旅でそろそろ図太くなっている私は、
「やだやだ〜はるばるここの劇場を見学したくて東京から来たのにぃぃ。」
とどこかで聞いたような台詞を吐いて粘る。
すると、係りの方が、脇の細い道を指差し、ここをまっすぐ行くと関係者専用通路があるからそこで粘れば、運がよければ中に入れてくれるかもよ〜とこっそりアドバイスをくれた。
ありがたい。 -
ハイ、写真はマッシモ劇場の内部。
そうです!中に入れたのです〜〜〜
なぜならば。
あきらめきれない私は、図々しくも、係りの方の半分冗談を真に受けて、関係者以外立ち入り禁止の通路を突っ切ろうとし、門衛さんにつかまり、涙ながらに事情を話していたところ、たまたま素敵な初老の紳士が現れ話を聞くと、「私が案内してあげましょう」と相成ったのです。
この重厚な内装、さすがシチリア最大でもっとも有名な劇場なだけあります。 -
舞台ではなんとリハーサルをしていたの、
だけれど、邪魔にならなれければ写真も撮っていいよって、先ほどの紳士が。
でもね、通路を紳士のあとをくっついて歩いていると、劇場の職員さんがみんな率先して挨拶をした挙句、私を見ると「ダレ?このコ」的な不可思議あるいはびっくりな顔をしていくの・・・
・・・もしかして、このオジサマ、劇場の中でもかなり偉い方なのでは、という思いが私の胸をよぎる。(真相はわからないけど、きっと多分、そう) -
紳士には、劇場の上のサロンまで見せていただいた。
このとき、なんだかあまりにも素晴らしくて、何に感動したのか分からないけれど、涙が出てきてしまったの。
劇場みて泣くなんて、今思い起こしても自分でも何がなんだかわからないんだけれどね。
ここで、どれだけの舞台が幕を開けたのかと思うとね。 -
最後にベリーニの像をパチリ。
オジサマとは先ほどの通用口でお別れ。
折鶴を折ってお礼を言って、そろそろ板についたイタリア流の挨拶を交わしたら、また涙が出てきちゃった。
先ほどの守衛さんも、「すごいラッキーガールだね、よかったね」って言ってくれて。なんだか、ものすごい貴重な体験をしたんでないかしら・・・と。
劇場とお別れするのが名残惜しくて、なんどもなんども振り返りながら後にした。
あとでB&Bのマンマにこの一件を話したら、「えーーー!」って言って、一枚のはがきを見せてくれた。
それは、マッシモ劇場観覧の案内で、そこには、何曜と何曜の何時〜何時まで、と見学できる時間帯と金額が明記されてあった・・・!!
・・・つまり。
私は、本当の本当に、あの紳士のご好意で中に入ることができたのだ・・・
感動。
大好きなイタリアに旅に出てから、自分の気持ちがどんどんピュアになってきている気がする。
自分の感覚と思いを大事に、そしてまわりの方への感謝の気持ちを大事に。
旅に出て、よかった・・・!
しかし、あの紳士は、本当に何者だったのでしょう。
いまだに、なぞです。
というわけで、長かったけど、とりあえずシチリア旅行記はこれにて終了。
このあとも、引き続きマルタ編とトランジットのくせに思わず連泊してしまった永遠の都ローマ編もありますので、よろしければ是非是非ごらんくださいませー。
読んでいただき、ありがとうございました。
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