2009/11/28 - 2009/12/18
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カエル姫さん
シチリア旅行記、ノート・ラグーザ編です。
この辺りから、旅の疲れが出てきて、迷子になるわお金は下ろせないわ、なんやかんやで受難が続きました。
でも、この体験で少し神経図太くなったかな(笑)
今回の旅の概要です。↓↓↓
11/28(土) 成田発→パレルモ 【パレルモ泊】
29(日) 【 〃 】
30日(月) 【 〃 】
12/1(火) 【トラーパニ泊】
2(水) 【タオルミーナ泊】
3(木) 【 〃 】
4(金) 【シラクーサ泊】
5(土) 【 〃 】
6(日) 【 〃 】
7(月) 【ラグーザ泊】
8(火) 【モーディカ泊】
9(水) 【 〃 】
10(木) 【 〃 】
11(金) シチリア→マルタ共和国 【マルタ泊】
12(土) 【 〃 】
13(日) 【 〃 】
14(月) 【 〃 】
15(火) 【ローマ泊】
16(水) 【 〃 】
17(木) 【機内泊】
18(金) 成田着
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12月6日(日)。
今日は、シラクーサ近郊の町、ノートへ日帰りトリップ。
ノートは、シラクーサからバスで約1時間。
今日は日曜。平日は1にちに14便もあるバスが、日曜は4便まで激減するから、気をつけなくっちゃ。
バスは、町の入り口近くの広場に停まります。 -
町の入り口、レアーレ門。
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インフォメーションセンターもある、セディチ・マッジョ広場。
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市庁舎。
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結婚式をしてました。
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式の最中なので、中までは入れず。
するとたまたま、レセプションに居た美人の若い女性が、「あなた日本人ですか、私、日本語の勉強をしていました」と日本語で声をかけてきた。
まさか、シチリアのこんな小さな町で、日本語を勉強している方がいるなんて思いもしなかったから、なぜかとても嬉しかった。
「じゃあね。いい、旅をね!」と、日本語で照れながら話してくれた彼女の笑顔が忘れられません。 -
ドゥオーモ。
ただでさえ大きな建物なうえ、階段の上にそびえたっているから、その迫力たるや、相当なもの。
もちろん中にも入ったけれど、まるで体育館みたいなだだっ広さ。 -
ノートは、バロック装飾の建築物が立ち並ぶ、美しく小さな町。
薄いクリーム色の建物が多くみられます。 -
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市立劇場。
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壁の彫刻が、劇場らしくて優美。
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中に入ってみると・・・
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うわあ。とっても素敵。
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座席は80席程度なのに、この豪華さ!
ちゃーんと、オーケストラボックスとバルコニー席がある! -
4階建てのバルコニー席!
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天井も素敵!!
舞台好きな私は、劇場、という空間に、今自分が存在するというだけで、高揚感にかられちゃう!! -
気づいたら、昼どきに。
今から昼休憩だから、と追い出されてしまった。
がしかし、係りの人の、“気に入ったならまた午後ゆっくりくればいいわよ”のことば通り、飽きもせず、またホントに来ちゃった。
この大きさ、ぬくもり、客席との近さ、抱擁感、まさに私の理想的なハコ!
うーん、いつかここの舞台に立ちたいな。 -
可愛いシスターの道しるべ。
サン・フランチェスコ・アッリンマコラータ教会(長っ)の案内です。 -
内部は、白を基調とした、温かみのあるつくり。
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なにか催しものをやっていたので、ふらふら中へ。
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絵や小物の展示会らしい。
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出展者のおじさまと。
カタコトのイタリア語でも、心を込めて話せば気持ちは通じる。
なにげない出会いややりとりが、旅に来るたのしみのひとつ。 -
お土産に、亀さんとてんとう虫をいただいてしまった。
くれるの?これ…売り物なのに。
どちらも、イタリアでは縁起もの。
ありがとう。
おかげで良い旅ができました。 -
あら、「白鳥の湖」のチラシが張ってある。
さっきの市立劇場で上演するみたい。
観たかったなあ! -
レストランの看板なのですが。
このお顔、どこかで見たことがあると思ったら・・・ -
こんなところに正解が。
バロック式の建物で有名なノートだけど、とくにこのニコラチ通りには、バルコニーに華美な装飾がほどこされた建物がいっぱい。
よく見ると、愛嬌のあるお顔立ち??? -
これはちょっと・・・コワ。
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一匹だけよそ見をしているのがユーモラスでかわいい。
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どのバルコニーも微妙に彫刻が異なるもんだから、思わず、たくさん撮ってしまった。
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芸が細かい…
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キティちゃんはシチリアでも有名人???
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クリスマスも近いので・・・って、このサンタさん不法侵入者みたい。
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「おいらと遊ぼうよ〜」
シチリアに来て以来、猫ちゃんばかりと出会っていたので、ワンちゃんに会えて嬉しい。 -
前に飼っていたチェルちゃんに少し似ている・・・
んー、何年経っても、愛犬のことが忘れられない私。。。 -
懐っこくて、どこまでも後をくっついてくる可愛いコだったので、沢山ショットを載せてあげる。
というわけで、ノートへの日帰り旅、終了。
地○の歩き方には、たったの1ページしか頁を割いていないけれど、素敵な町なので、近郊にくる予定があれば、ついでに足を延ばしてみてはいかがでしょう♪ -
12月7日(月)。
ハイ、おはよう。ボンジョルノ〜
この日は、シラクーサを後にしてラグーザへ移動する予定。
ラグーザへは、バスで2〜3時間程度。途中までは、昨日訪れたノートと同じみちのり。
ちょうど、バスが来たのでラッキーとばかりに飛び乗ったものの、途中モディカという町で、ここが終点だといわれ半強制的に降ろされてしまう(泣)
言われるがままに30分ほど待ち、今度こそラグーザ行きのバスに乗り込んだまでは良いものの・・・
降り立ったラグーザの街は、ラグーザはラグーザでも新市街の方。私がネット予約したホテルは旧市街にある・・・
ここラグーザの街は、新市街と旧市街がひょうたんのような形でつながっていて、相互にかなりの距離があるようだ。
困った・・・手元には、簡単な地図しかなく途方にくれていたところ、さきほどのバスでご一緒した奥様が、英語の話せる人を連れてきてくれた。
その人曰く、ホテルは旧市街の中でもかなり奥のほうにあるから33番バスに乗るといいよ、と。
待つこと・・・さらに1時間(泣)。
やっとバスが来た・・・
親切にしてくれた奥様(バールでお水買ってくれたりお節介をやいてくださった)や町の方々、ありがとう。 -
受難はつづく。やっと乗れた33番バス・・・しかし、旧市街をうねうねと練り走るだけで、停留所のアナウンスも当然無いので、私を含めた外国人ツーリスト、皆、自分たちの降りるべき場所がわからず。
さっきから似たようなところをグルグル回っているような・・・???
ホテルの名前を告げたところで、小さなホテルだから誰もわからないとのこと。
仕方がないので、いったんインフォメーションセンターで降ろしてもらった。
そこでイケメンお兄さんから詳しい地図を入手し、約15分ほど地図を片手にひたすら坂道をのぼリ・・・
やっとの思いで本日のお宿を探し出した。
写真は、ホテル入り口。 -
やっとこ探しあてた、Hotel il Barocco。
旧市街のかなり端っこの方に位置していました。
一泊49ユーロと破格だったので、大して期待していなかったのだけど、思いのほか、素敵!
むしろ、今回の旅で停まった中で一番素敵かも!
ネットもすいすいつながるし、広くて清潔で◎。
シラクーサで3泊もしないで、こっちで連泊すればよかった!?!? -
荷物をひもとき、ちょっと休憩。
ここで、ちょっくらラグーザについてお勉強。。。
ラグーザは、街全体が深い谷に挟まれた高低ある二つの山から成り立っていて、下の地区は旧市街イブラ、上の地区は新市街と呼ばれています。
(ひょうたんを2つに割った感じといえば分かりやすいですかね・・・)
ラグーザはもともと旧市街のイブラ地区のみでしたが、1693年の大地震により壊滅的な被害を受け、その後、サンタ・マリーア・デッレ・スカーレ教会より上の地域を開拓して建てられたのが現在の新市街なのだそうです。 -
ホテル内の様子。
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さて、一息ついたところで散策へ。
ホテル近くのサン・ジョゼッペ教会。 -
サン・ジョルジョ大聖堂。
広場にそびえ立つ様は、なかなか圧巻! -
左に行くと、universita(大学)。
こんな山のてっぺんに大学が建っているなんて・・・
そういえが、昨日ノートの町で出会った方が、ラグーザで日本語の勉強をしたいた、というようなことを言ってらしたけど、このラグーザ大学で学んだのかしら。
こんな日本から遠く離れたところで日本語が学ばれているなんて、なんだか感慨深い。 -
地図とにらめっこしながら細い道をふらりふらり。
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こういう雰囲気のある裏道に惹かれます・・・
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水飲み場?
思いのほか人通りは少ない。 -
ラグーザは、坂道が多い。
細い小道を上ったり下ったり。
坂を上りきったら、いきなり目の前に、ドゥオーモの丸天井が。
結構高いところまで登ったんだね! -
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排水溝…かな?
獅子のお顔になっとります。 -
道しるべひとつとっても、建物に溶け込んで雰囲気がある。
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ノートの街でも見かけたバロック様式のバルコニー。
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お店の営業時間がステッカーになって貼ってある。
シエスタのあるイタリアならでは? -
地図によれば、ここがメルカート通り、かな。
ちょうど今、旧市街の外周部分を歩いています。
こうして見ると、ラグーザの町全体がどれだけ山の高いところに建っているのが分かります。 -
こんなところでマーチ(笑)。
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インフォメーションセンター隣りのプルガトリオ教会。
ちょうどこのあたりが、新市街(高いほうの山)と旧市街(イブラ地区・低いほうの山)を繋いでいる分岐点。
つまり、ここが一番谷になっている。 -
ここから新市街へは、“この道であってるの〜??”って疑ってしまうような、細くて狭くて急な階段を上っていく。
ワンコに吠えられるも、“歓迎の挨拶してくれているのだ”と自己判断。 -
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教会の登楼が。
見上げると、空まで小さく切り取られて見える。 -
階段をのぼりきると、今度はつづら折りの坂道。
Mazzini通りで合っていると思う。 -
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こっち行くと、新市街(上の町・ラグーザスーペリオーレ)。
あっち行くと、旧市街(下の町・イブラ)。 -
また見つけた。
バルコニー下の、まさに縁の下の力持ち。 -
サンタマリアデッリトリア教会(多分)
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曲がりくねった道をのぼりきると、徐々に通りの雰囲気も現代的に。
新市街です。 -
町の中心地、サン・ジョバンニ広場にたつ大聖堂。
近くに、インフォメーションセンターあり。
あまり惹かれなかったので、中には入らず。
後々、NHKの「世界ふれあい街歩き」で、シラクーサやここラグーザが特集されていた。 -
ホテルモントレアーレ。
大聖堂から徒歩数分。
新市街(ラグーザ・スーペリオーレ)の坂に中腹。
私は泊まらなかったけど、地○の歩き方にも載ってたので一応UPします。
個人的には、私の泊まったHotei il Baroccoの方が、旧市街(ラグーザ・イブラ)の雰囲気が味わえておすすめしますが…(^ム^) -
そして!!
新市街(上の町)から旧市街をのぞむ!!
写真だとちょっと奥行き感に欠けているけれど、本当に、何もない山のてっぺんの、そのまたてっぺんに立っている街なのです。 -
はるか一番奥に建っているのがラグーザ大学だと思う。
新市街の影が旧市街にかぶさるようにうつっている。 -
こうして見ると、新市街と旧市街の高低差がよく分かりますね。
しつこいようだけど、山の中腹くらいから新・旧市街を見上げた写真も撮っておけばよかった! -
日が早くも傾きはじめた。
町が冬の西日に照らされて息をのむ美しさ。 -
似たような写真ばかりで失礼。
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旧市街は、地図にも載っていないような小道が入り組んでいて、本当に迷路のよう。
何度も行き当たりにぶつかったり、アレ、この道さっきも通ったんじゃない?みたいなことはしばしば。
なのに、決して迷子にならないのは、よっぽど小さな道や私有通路でない限り、かならず通りの名前が掲示されているから。
これと地図をたよりに、自分のホテルまでなんとか迷わず帰省できるって訳。
これは、イタリア(ほかの国でもそうかもしれないけど)どこの町でも言えますね♪ -
12月8日(火)。
本当は、ここラグーザにも連泊する予定だったのだけど、シラクーサで延泊してしまったので1泊のみ。
今日は、朝ごはんをいただき、早々にチェックアウトせねばー -
ここのホテル、Hotel il Baroccoは、同じ名前のレストランも経営しているとあって、お食事のレパートリーは、これまでで一番多かった(*^_^*)
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ところで、これはなんだと思いますか??
答えは、ウチワサボテンの実。
イタリア語では、fichi di India(直訳すると、インドのイチジク)。
シチリア名物と聞いていたから、一度食べてみたかったの。
すでに食べやすいように皮がむいてあるから、ラクチンです。
黄色・ミドリ・ピンク…と色とりどりだけど、ピンクが一番甘いんだとか。
味は、メロンに似ていて、真ん中にパパイヤのような黒い種がびっしり詰まっているので、レストランでお行儀よくたべるのか難しいかと。。。 -
さて、ちょっぴりお名残り惜しいけど、ラグーザを後にします。
行きも帰りも、バスの中ではどこで降りたら良いのやら・・・で頭がいっぱいで…
ラグーザの町が険しい山の頂きにそびえ立つ様を、中腹からしっかりと見上げて目に焼き付ける余裕がなかったのが残念。
いつか…リベンジしたいな。
さて、次はチョコレートで有名な町、モーディカへ。
≪シチリア旅行記その5≫へ続きます。
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