2009/11/28 - 2009/12/18
733位(同エリア1020件中)
カエル姫さん
そろそろ、シチリアの風土にも、巻き舌なイタリア語の発音にも慣れてきたころ(笑)。
シチリア旅行記、シラクーサ編です。
今回の旅の概要です。↓↓↓
11/28(土) 成田発→パレルモ 【パレルモ泊】
29(日) 【 〃 】
30日(月) 【 〃 】
12/1(火) 【トラーパニ泊】
2(水) 【タオルミーナ泊】
3(木) 【 〃 】
4(金) 【シラクーサ泊】
5(土) 【 〃 】
6(日) 【 〃 】
7(月) 【ラグーサ泊】
8(火) 【モーディカ泊】
9(水) 【 〃 】
10(木) 【 〃 】
11(金) シチリア→マルタ共和国 【マルタ泊】
12(土) 【 〃 】
13(日) 【 〃 】
14(月) 【 〃 】
15(火) 【ローマ泊】
16(水) 【 〃 】
17(木) 【機内泊】
18(金) 成田着
PR
-
12月4日。
13:30過ぎ、私を乗せたTREITALIAは、10分遅れでタオルミーナの駅を出発した。
ちなみに、列車の扉は手動。ボーっと待ってると、置いてかれちゃうよ〜〜〜(*^_^*)
余談ですが、列車のチケットを買おうとしたら切符売り場が閉まっていて。
どうも、“休憩中”らしい\(-o-)/
シチリア随一のリゾート観光地なのに、留守にしてていいんかいっ、とツッコミを入れつつ、駅構内のバールでチケットを売ってもらいました。 -
シラクーサまでは、7.85ユーロ、時間にして2時間40分の長旅。
途中、小腹が減って、昨日タオルミーナのバールでおじちゃんがくれたシチリア名物のお菓子トロンチーニとオレンジを食べる。
オレンジの爽やかな香りが2等列車の汚いコンパート内に広がり、ひとときハッピーな気分に☆ -
さて、無事にシラクーサ駅に到着。
列車から降りようとしたところ、背の高いアジア人が。
なんとなんと!
日本で連絡を取ってたCさん(これが初対面・笑)が立っていたのだーーー!!!
“タオルミーナから来るんならこの列車しかないと思ったので待っていた”のだそう。
なんて親切なんだろう・・・!
まずは、ミニバスにて、ホテルのあるオルティージャ島まで連れていってもらう。
駅前のバス乗り場が初見では少々ややこしくて、これは一人だったら迷子間違いなしだったはず。
あらためて、お願いしていなかったにもかかわらず迎えに来てくれたCさんに感謝。
写真は、ホテルに向かう途中の、夕暮れ時の街並み。
綺麗だーーー -
シラクーサの町は、本島とオルティージャ島から成っている。
といっても、実際は、両者は大きな3本の通り(橋?)でつながっているんだけれども。
私の場合は、ホテルがオルティージャ島にあったこともあり、考古学公園に出向く以外は、大抵この周辺をうろついていた。
写真は、オルティージャ島に入ってわりかしすぐの、マリーナ門の近くからイオニア海を写したもの。
夕暮れになるとムクドリの鳴き声が尋常じゃなく響き渡っておりました…\(-o-)/
ちなみに、Cさんによると、こんなキレイな夕焼けは珍しいって。ラッキー。 -
Cさんと共に、夜のシラクーサを散策。
初めて訪れた街で、しかも日が落ちたあと、こうして歩けるのはCさんあってこそ! -
一本脇道に入ると幻想的。
人通りが少なくて、ひとりじゃちょっと怖かったかも。 -
細い路地を、ふらふらウィンドウショッピング。
あちこちのバールでフルッタ・ディ・マルトラーナを発見。
うーん♪可愛い(*^_^*) 本物そっくりだあ。 -
-
さて。ここでCさんは、お仕事へ。
彼は日本人なのだけど、ここシチリアでイタリア料理の修業中なのだ。
夕食がまだの私は、彼おすすめのオステリアへ行ってみることに。
ちなみに、イタリアでは、レストランを、高級な順に上からリストランテ→トラットリア→オステリアと呼び分ける。
つまり、オステリアは、一番リーズナブルな大衆的な食事処というわけ。
この写真がそうなんだけど、お店の名前はすっかり失念してしまった・・・
地図で見る限り、アルキメデ広場から一本奥に入った、カブール通り沿いの店なんだけどな。 -
とりあえず、一人でも乾杯。本日は白ワイン也。
前菜は、店員さんおすすめのなんとか豆のスープ。
(Zuppa di Caramari in solia)
スープとはいうものの、ドロっとしていてとても前菜とは思えないほどのボリューム。
パンにこれを絡めていただく。
おいしーーー♪ -
メインは、ブロンテ産ピスタッキオとパルミジャーノチーズのたっぷり入ったクリームペンネ。
(Pasta con crema de pistachi di Bronte Pistacchi,Parmigiano)
ブロンテは、ピスタッキオの名産地。
こちらもとっても美味しいんだけど、とてもとても一人じゃ食べきれない。
イタリア人って、毎晩こんな美味しいものばかり食べていてどうして太らないのだろう。。。
この日は、移動の疲れもあり、ホテルに戻ってシャワー浴びて、早々に床につくことに。
ちなみに、シチリアは海に囲まれているからか、シャワーの水がうっすら塩にがい。
ではおやすみなさい。 -
12月5日(土)。
ボンジョルノ〜おはよう!
朝食は、いつもと同じ、甘々なメニュー。
ヨーグルトが食べられるのがうれしい。 -
思わず沢山食べてしまう。
ちなみに、泊まったのは、Hotel Porta。
3晩ここでお世話になりました☆ -
このホテル、立地的には、海沿いの道から1本中に入ったなかなかのポジショニング。
外観も、見た目はピンク色の素敵な建物で分かりやすい。
なんだけど、いかんせん、設備がちと古い。
部屋のドアも、古いビルの鉄の扉みたいでちょっぴり殺風景な上、前の晩Cさんが“万が一、鍵をあけて侵入して来られたときのために、ドアの手前に椅子を置いて寝た方がいい”なんて言うもんだから、昨晩は少し寝つきが・・・(苦笑)。
でも!ここのホテルのお姉さんは、みんな英語が堪能で笑顔が素敵な方ばかりでしたよ!
必ずレセプションにお姉さんたちが駐在しているから、女性一人旅でも安心して泊まれます☆
写真はホテルの入口のパブリックスペース。 -
パブリックスペースには、パソコン・テレビ、観光ガイドが置いてあって、自由に使える。
ここで、Cさんと待ち合わせ。
今日はこれから、考古学地区に行くのだ。 -
考古学地区は本島にある。
橋を渡ってオルティージャ島から徒歩で本島へ渡る。
これは途中の公園で気になった木。
なんの木だろう… -
これも途中、マドンナ・デッレ・ラクリメの聖所記念堂、とかいうところ。
せっかくなので中に入ってみるものの、信者さんのお邪魔になりそうで退散。
ずいぶん新しくて・・・いわゆる昔ながらの教会という感じではない。 -
さて歩くこと、1〜2キロ。
ネアポリ考古学公園に到着。
うん、良いお天気。
入口でチケットを買い、まずはテアトルグレコ(ギリシア劇場)へ。 -
昨日、タオルミーナで見たテアトルグレコよりは傾斜がゆるやか。
こちらも、夏は野外劇場になるらしい。 -
-
現存する最古の劇場なんだとか。
観光客も少なく、のどかな雰囲気。 -
どうしてそんな名前が付けられたのか分からないけれど、
「天国の石切り場」。 -
私が考古学地区で一番見たかった、洞窟が見えてきた。
その名も、「ディオニソスの耳」。 -
ここは、昔「世界ふしぎ発見」で紹介されたのを見て以来、一度訪れてみたかったのだ。
「ディオニソスの耳」っていうネーミングは、かのカラヴァッジョによるもの。 -
高さ36メートルの入口を入ると、中は洞窟のように薄暗い。
目が慣れてくると、曲がりくねった壁がそそりたっている。
奥はそんなに深くないのだけれど、この洞窟が凄いのは、その音響効果。
壁に反響するのか、小さな物音でもとにかく響く響く!
私も、恥をしのんで、「あああああーーーーーっ!!!」って思いっきり叫んでみた。
すると、なんとも不思議!私の声は、いったん深い天井に吸い込まれて、そのあと、とても自分の声じゃないような、澄んだこだまのような美しい音色となって、長いこと洞窟の中で響き渡っていました。
私がオペラ歌手だったら、一発アリアでも歌ってみたくなるだろうな、っていうくらいの、どんな劇場の音響技術にも負けないくらいの素晴らしい音響効果。
一部始終を動画で撮ったのだけど、お見せできなくて残念。 -
帰り道。
可愛い子猫ちゃん。 -
これは、なんの木??
-
さて、オルティージャ島に戻ってきた。
ちょうど、昼時。ちょっと曇ってきたかなぁ。
停泊している船の中でシエスタしている人も。 -
-
私達もお腹が空いたので、近くのお店で昼食ゲット。
テイクアウトして、公園でいただくことに。 -
うふふ。昼から公園でビール。しあわせだああ(^ム^)
後ろに写ってる大きな三角錐が、シチリア名物のライスコロッケ、アランチーニ。
あげたライスの中に、ミートソースとかチーズがたっぷり入っていて、かなりのボリューム感。
ごらんのとおり、大きさも相当なもので、1個食べただけでお腹がいっぱいに。 -
単に、ダックスフンドがすきなので、広告をパチリ。
-
さて腹ごしらえも済み、オルティージャ島を散策。
-
-
夏だったら海水浴客でごった返すんだろうなー。
食後の、一番日が高くて眠くなる時間帯。
しばし、のんびり、まったり。 -
-
-
かっこゆす、な現地のお兄さん(笑)。
-
アポロ神殿の遺跡があるパンカーリ広場。
町の真ん中に、こうして遺跡が残されているのがすごいと思う。
それも自然な感じで町に調和してる。 -
ニャーーー。
-
ドゥオーモ広場。
-
青空の下のドゥオーモ、威風堂々。
-
彫刻って、よくみるとちょっと笑えてしまうものが多い気がする。(不謹慎でスミマセン)
-
アレトゥーザの泉。
パピルスが茂っている。
そろそろ、日が翳ってきた。 -
この泉の近くのバールで、イオニア海にしずむ夕日を眺めながらひとやすみ。
-
カフェラテ片手にたそがれてみる。
-
沈み行く夕日を眺めているだけで、センチメンタルジャーニー(笑)な気分。
-
すっかりあたりも暗くなったところで、再び、シラクーサの町を散策。
夜のドゥオーモ広場の美しさもまた格別! -
-
-
-
歩き疲れたたら、バールで一休み。
-
いったい、シチリアに来て何杯目のコーヒーだろうね。
-
-
-
あ。タオルミーナでバールのおじちゃんにもらったお菓子を発見。
トロンチー二、というのかあ。
トロンチー二もまた、フルッタ・ディ・マルトラーナと並んで、シチリアの郷土菓子なのだそう。 -
これも何かの遺跡。
普通に通りの真ん中に、時の流れに取り残されたように残っているのが不思議。 -
夜も更けてホテルに戻ってきたら、オーナーさんたちがトランプ遊びに興じている。
宿泊者たちがみんな戻ってくるまで、こうして帰れないんだってさ。
そばに座って眺めていたら、ホットワインをご馳走してくれた♪ -
私もとなりで、パソコンをネットに繋がせていただいた。
実は、次週にはマルタ共和国へ行く予定で。
にもかかわらず、マルタへの移動手段(船?飛行機?)がまだ確保できていなかったのだ。
試行錯誤の末、エアーマルタの、「カターニャ→マルタ」「マルタ→ローマ」便を確保。
ふぅぅ、これでマルタにもいける。
では、本日もおやすみなさい。 -
12月6日(日)。
今朝は、ホテル近くのメルカート(市場)で朝市を散策したのだけれど、市場の勢いに押されて、すっかり写真を撮るのを忘れてた。
そして、これからバスにのって、近郊の町、「ノート」へ日帰りトリップする予定。
「ノート」の町並みについては、次の旅行記「夢見るカエルのシチリア旅行記《その5》ノート・ラグーサ編」 をごらんください。 -
おまけ。
ホテルの部屋に飾られていた絵。
ところで、このあとも、旅はまだまだ続くのですが、ここに来て手持ちのユーロが底を尽き。
カードで現金をキャッシングしようとしたら、なぜかJCBもVISAも使えず。
シラクーサ最後の晩は、手持ちのカード会社のイタリア支店やら国際電話で日本の顧客センターにひたすら電話をかけるはめに。
その結果、一枚のカードは限度額オーバー、もう一枚は海外でキャッシングは出来ない設定になっていたの。
半泣きで事情を話して頼み込んで、最終的にはなんとかキャッシングできたのですが、それまで、手持ちのなけなしの現金で数日をしのぐ、という過酷な運命が私を待っていたのでした。。。
その話はまた後日。
いや、でも、ホント、海外行くときは、大目に外貨用意するか、キャッシング可能かくれぐれもチェックしておかねばね。。。勉強になりました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
カエル姫さんの関連旅行記
シチリア島(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
61