2010/11/12 - 2010/11/13
2099位(同エリア4374件中)
フラワーさん
盛りだくさんのメニューのひとつ、いよいよ国境を越える寝台特急に乗って、ギリシャのテッサロニキからトルコのイスタンブールに向かいます。どんな車両なのか、ヨーロッパとアジア間の夜行列車はどんなものか、どんな食事が出てくるのか、パスポートコントロールは何時ごろか、睡眠がとれるのかなど、楽しみと心配が半々の旅の始まりです。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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19:05日本人の一行は、コンコースからエスカレーターでプラットホームを目指して黙々と突き進みます。
皆さんお疲れ気味かな。 -
添乗員さんがあらかじめ取ってくれていた私たちのコンパートメントは、車両の先頭に位置しトイレがお隣、車輪の真上でした。
狭くて身動きがとれないようなスペースでもありません。でも添乗員さんのお勧めどおり、大きいスーツケースを広げなくて済むように、1泊用の荷物をつくっておきました。
冷蔵庫、洗面台も完備され一夜を過ごすにはこの上ない環境でした。 -
トイレが近くなったジジには有効かも・・・。
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室内から通路の様子。立派な洗面台です。
夜のプラットホームもいいものです。 -
発車直前に記念撮影しました。
駅員の方だけ固くなっていませんか。 -
このセピアがかった色、夜汽車の雰囲気がでてます。
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窓ガラスにサンドブラストでトルコマーク。間違いありません。夜のトルコ車両がこんなものですとギリシャ車両はどんなんでしょうか、と考えますけれど我々日本人は贅沢すぎるのかも。
やはり日本人がおかしいのか。
夜のプラットホームはちょっと寂しいですね。 -
洗面台にはこのような石鹸が用意されていました。お湯も出ますが、使い切るとなくなります。
19:45に列車は何の前触れもなくゆっくりと走り始めました。7分遅れです。欧州ではどこでもこんな感じですが、日本ではとくに新幹線、山手線、中央線などはひっきりなしに駅と車内のアナウンスが飛び交い、やかましいことこの上ありません。
閉まる扉にお気を付けください、こんどの4番線の電車は・・・、駆け込み乗車はおやめください、などなど。各自で気をつければいいのです。自己責任です。 -
出発して15分でジュースと水が配達されました。
ラスクのようなものは持ち込んだ物かもしれません。忘れました。
困ったものです。 -
ボケてますがこんなベッドで寝てました。出発して1時間程してベッドメーキング
してくれました。
しばらくの間、久しぶりの夜行寝台列車に皆さんもはしゃいでいらっしゃいました。 -
ひと寝入りした後、列車が停車したような感じがしました。
時計で確認すると3:30です。トントンとドアをノックして「パスポート」という低い声が聞こえました。来たな。
パスポートは一時預けとなりました。同胞全員のパスポートを持ってこの写真の駅舎に入っていきました。約30分後に戻されました。 -
皆さんも仕方なく起きました。
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パスポートコントロールも済んで、のんびりしているところ。
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この寝台特急の切符です。
ちゃんと持ってますよ。 -
ここには写っていませんが、ハシゴつきの2段ベッドです。
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近くのトイレ。
この車両の最後尾にもトイレがありましたが、そこはいわゆる洋式でした。
線路にそのまま落としていく方式ですが、私たちが15歳ぐらいまでは、日本でも
こうでした。 -
トイレの洗面台。お湯も出ます。
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6:00前に停車しました。しばらくすると、ここで再び「パスポート」の声が。
またまたパスポートを預けました。
担当係員は皆さんのパスポートを、大きな手で鷲づかみにして進行方向右側の駅舎
に入っていきました。
反対側には銃を携えた警官らしき人がいました。 -
左側には明かりの灯る平屋の建物がありました。
ズームにしてみると、BUFFETの文字が。
こんな夜明け前にオープンしているのでしょうか。
それにしても寒々しいです。 -
少し後ろはこんな景色です。
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時間も時間なのでもう起きました。
これがトルコ車両の証でしょうか。 -
ジジの朝顔。
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川の向こうにトルコの日の出です。
空はちょっとどんよりしていました。 -
つぎに停車した駅です。我々の言うコンビニでしょう。人はいません。
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反対側のレールにはこんな怖い物を積んだ貨車が停まっていました。
トルコもNATO(北太平洋条約機構)加盟国です。 -
このおじさんは、何をする人でしょう。
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ここは「ALPULLU」という駅です。
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電気機関車のそばで佇むおじさん。観察していたら3〜4人の人たちがどこからともなく集まってきて、その内の一人が持ってきたパンを他の人に勧めていました。
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ペットボトル持参で水を汲みに来た住民。この方も先ほどの立ち話に加わっていました。毎日の日課なのでしょう。
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駅を再び音もなく走り出しました。
めったに出会えないような貨物列車が停まっていました。 -
トルコの民家。
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このようなコンパートメントです。
ここはちょうど車輪の真上で、走行音が大きく揺れも大きかったかもしれません。
熟睡はできないものの、それでも目を閉じて背中を伸ばしているだけで、睡眠不足
は感じませんでした。 -
朝日の当たる洗面台。きょうも晴れです。
確かイスタンブール到着時刻は8:07でしたが、すでに8:49です。
こういう時トルコの人は「そうかやっぱり遅れたか、仕方ないね」と考えるのでしょう。
この列車に乗るまでは、線路工事のため途中駅からはバスに乗り換えて、2時間かけて
イスタンブールに行くとの情報もありましたから、それに比べれば楽なもです。 -
写真を前後入れ替えました。
8:22の風景です。 -
昨夜駅で配られた朝食です。この列車に食堂車はありません。これでも戦時中の生まれの私は、ありがたや、ありがたやです。とにかく食べようではありませんか。
9時半ごろ熱いお湯をポットで持ってきてコップに入れてくれました。 -
今日も元気にいきましょう。
なかなかベッドを直しに来てくれないので、自分達でベッドをたたんでしまいました。簡単です。
大分経ってから来てくれましたが、そう横にもなっていられませんから。 -
風景。
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モスクが現れ、家やビルも、そろそろ大都会が近いかな。
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これはいかにも大都市周辺の住宅地です。
いよいよでしょうか。 -
おや、川かな? いやこれはマルマラ海の入り江でした。
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小さい遊園地もあります。
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遠くにモスクが見えます。手前にはモーターボートが置いてあります。
ここは保養地にもなっているのかな。 -
やはりそのようです。おおきなお屋敷とモーターボートらしきものが係留されています。
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トルコ国旗と城塞らしき建造物。道路も都会のそれになりました。
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左にも城塞が木の陰に見えます。
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城塞と見事な民家その1。
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民家その2。これもすごい住宅です。パラボラアンテナとのマッチングがいいです。
地震でこのおうちが倒壊しても、ある意味安全ですね。
でも火災発生時は危険ですね。 -
大きいモスクです。
生まれて初めてのイスラム圏です。 -
ついにイスタンブールの駅頭に降り立ちました。
およそ16時間の長旅、お疲れさま。日本ならこんなに遅れたら車掌さんは謝り、何故遅れたかなど色々アナウンスがありますが、何も無しです。
のんびり構えていないと病気になるでしょう。
寒いと思ってコートを着てますが寒くはないです。 -
いま何時? この列車の到着予定時刻は8:07でしたよね。
でも途中からバスに乗らなくてよかったです。 -
イスタンブールと言えば、オリエントエキスプレス。
それに乗ってきた紳士・淑女専用のレストランだそうです。 -
その前でカシャ。
ここでアガサ・クリスティーさんとブレックファーストしたかったな。
犯人探しをしながら。 -
駅構内から外に出ます。トルコで私たちを運んでくれる座席3列のデラックスバスが、待ち受けています。
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