シャンジュ橋　　　LE PONT AU CHANGE（３３橋巡りの１８）

2010/08/23 - 2010/09/01

初代の橋は９世紀、シャルル２世の治世に架けられた。

橋の上に彫金師、両替商（シャンジュ）が店を構えていたため
シャンジュ橋と呼ばれるようになった。


橋の前身はシャルル王時代の９世紀までさかのぼる。

１７世紀には、洪水と火災により崩壊の憂き目に遭う。

１６４７年に再建された橋は七径間の石造アーチ橋となり、その上に
６階建ての家が作られ１階は宝石、香水など高級品を扱う店が大半
だった。

１８世紀に入ると、橋上の家の撤去命令が出され、パリ・コミューン宣言
がされるまでの８０年間、橋の上は戦場へと一変する。

１８５９年から大改修が行われ、三径間アーチとなった。

橋脚にはナポレオンを象徴するＮの文字が月桂冠に飾られて
取り付けられた。

コンシェルジュリーのそばに位置していたためにフランスの歴史における
悲劇的な出来事を見つめねばならないことになる。

革命が勃発すると、コンシェルジュリーは牢獄に改造され、処刑場は
コンコルド広場となっていた。

マリー・アントワネットの行列もあった。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

コロー「ジェーヴル河岸から眺めたシャンジュ橋」（１８３０年）

１８５９年の大改修までは七径間の石造アーチ橋だった。

エミール・オトン・フリエス「パリのシャンジュ橋」


エミール・オトン・フリエス（1879-1949)は同じル・アーブル出身のデュフィと同じくフォーヴィズムの画家。

パレ大通りにある、サント・シャペル、コンシェルジュリーへの道標。

ここから逆方向にシャンジュ橋が架かり、シャトレ広場と結ぶ。
　

通りを挟んで向かい合ったコンシェルジュリーと裁判所の前にはバス停があり、数多くのバス路線が両方向を走っている。


広場の左側の１区にはシャトレ劇場、右側の４区にはパリ市民劇場が向かい合って建っている。

シャンジュ橋を渡ると右岸のシャトレ広場にたどりつく

コンシェルジュリーのそばに位置していたためにフランスの歴史における
悲劇的な出来事を見つめねばならないことになる

マリー・アントワネットの行列もここを通過したといわれている

ポン・ヌフから見たシャンジュ橋

シャンジュ橋はシテ島とシャトレ広場を結ぶ