2010/09/22 - 2010/09/22
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Yattokame!さん
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インドラ・ジャトラの大祭の見学の合間に、カトマンズ近郊の村々を訪ねました。
90年代の民主化以降地方から人口が流入し急激に変わりつつあるカトマンズ。しかし、その郊外には、昔から変わらない伝統的な生活の残る中世のような農村が残っていました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通手段
- バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 風の旅行社
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パタンからホストファミリーの運転するバイクに乗って、ブンガマティというネワール族の村まで来ました。
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村の中心の広場。
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広場には寺院が建っています。小さな村には不釣り合いなくらい立派な寺院です。
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寺院のご本尊、ラト(赤)・マチェンドラナート。ヒンドゥ教ではシヴァ神の化身、仏教では観音菩薩とされ、雨と豊饒の神様として両方の信者から崇拝を受けています。ネパールでは、ヒンドゥ教と仏教が共存し、同じ神様を信仰したり、さらに仏教徒がヒンドゥ教のお寺にお参りに行ったりその逆があったりと、両者の境界があいまいになっています。このあたりは、日本の、特に江戸時代以前の信仰に似ていると思います。
さて、この観音様、確かにお顔が赤い。そして、赤いお顔の上に手書きで目、鼻、口が描かれていて、味のあるお顔です。ネパールの神様は、何度も色を塗りなおしているせいか、こういう顔の神様が多い気がします。
実はこの神様、パタンとブンガマティを毎年行ったり来たりしています。毎年雨季が始まる前の4〜5月ごろ、1カ月に渡り山車に載せられパタンの街を巡行し、最後にこのブンガマティまでやってきて半年ここで過ごし、再びパタンに帰って行くのです。
ホストファミリーの人によると、この春のマチェンドラナート祭の山車は建物よりも高く、町を巡行する様は壮観だそうです。見てみたいなあ。 -
絶えず人々が寺院にお参りに訪れていました。
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短い脚に、にやっとした顔。カトマンズやパタンを歩いた時、どのお寺でもこの顔を見かけました。厳粛な寺院にこのひょうきん顔のアンバランスが面白いです。
これは、かつてカトマンズ盆地が湖だったときに住んでいた怪物だそうです。伝説では、カトマンズはもともと湖だったのが、文殊菩薩が山を開いて湖の水を外に流したことで盆地になったとされます。その時、この怪物は恥ずかしがって水の中から出てこようとしなかった。文殊菩薩が湖から出ていくよう促したところ、文殊菩薩が目を閉じれば出て行ってもよいと答えたので、文殊菩薩は目を閉じました。しかし、菩薩はつい目を開けて怪物の顔を見てしまい、顔を見られた怪物はあわてて水の中に逃げ込んでしまった。その後怪物は外に出るのを嫌がりましたが、文殊菩薩がなんとか説得して今度は約束を守り目を閉じ続けて、ようやく怪物は外に出て行きました。結局、怪物の姿は文殊菩薩の見た顔の部分しかわからないので、彫刻もこのようになるのだそうです。 -
イチオシ
子供たちがお参りの時に使う花弁で遊んでいました。子供の手にかかるとなんでも遊び道具になりますね。
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村のどこにも子供がいて、キャッキャッとはしゃぎまわっていました。村の中には自動車が入ってこないので、どこでも安心して走りまわれます。
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寺院の山門から見た村の景色。
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地面に埋もれた狛犬。どうしちゃったんでしょう。
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収穫したトウモロコシが軒先に干してあります。
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ブンガマティは、木彫り彫刻の村として知られています。この村では仏像や窓の飾りなどを作っており、日本のネパール料理店でここの彫刻をインテリアに使っているところもあるそうです。
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イチオシ
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昔ながらの家並み。ネワール人の伝統的な住宅は4階建で、1階が店舗や倉庫、2階が寝室、3階が客間で、屋根裏のようになっている4階が台所というのが一般的だそうです。
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ブンガマティでは、木彫り以外にも絨毯を織る風景を見かけました。絨毯は亡命したチベット人が持ち込んだ技術を用い、チベット人の注文で作っているということでした。
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土地の人にとっては何気ないごく普通の日常生活も、異邦人には新鮮に映ります。
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次に、ブンガマティの近くにある別の村、コカナに来ました。やはり、ここにも立派なお寺が。こちらでは、ルドラヤニという女神様を祀っています。
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村のメインストリート。この村には、なぜか動物が多くいました。
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お寺の前は、子ヤギの格好の遊び場。
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コカナの家の軒先。
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ブンガマティでも日常生活をいろいろ垣間見ることができましたが、コカナのほうがより生活感が強く感じられました。
道を歩いていると、上半身裸のおばちゃんが突然現れ道端で水浴びを始めたりとか、人々は見慣れぬ人間が目の前にいても平気でプライバシーをさらけ出します。あまりの無防備ぶりに、却って写真が撮りにくい。 -
村の休憩所で休むおじいさんたち。
そういえば、座ってのんびりお喋りしているのは男ばかりで、女の多くは洗濯やら農作業やら働いていたような気が…。働く女がぐうたらな男を支えるというのは、アジアでよく見かける光景ですな。 -
メインストリートの風景。
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インド人の行商人。一緒に村を訪れたホストの人は、ネパール人は仕事がほしいと思ってもあれは嫌だこれは嫌だと選り好みする人が多いけど、インド人はどんなことでも商売の機会を目ざとく見つけて仕事にするので、インド人のほうが仕事で成功する人が多いと言ってました。
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コカナの村でよく見かけた旗。ネワール族の仏教徒を表す旗だそうです。
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のんびりした村で車が通ることもほとんどないので、アヒルの雛が道の真ん中で堂々と休んでいます。
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やはり男はのんびりと座り、女は仕事をしているのです。
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子供たちがゲームで遊んでいました。遊んでいるのは、すごろくの一種のようです。
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ネワールの農村を訪れた後、パタンに戻ってネワール料理の食堂で昼食をとりました。
これは、発酵したタケノコを野菜と一緒に炒めてカレーで味付けしたもの。ネワールの料理は野菜が多く、そのせいかネパール滞在中に腸の具合がものすごくよくなりました。 -
水牛の肉を煮込んだもの。ネワールの信仰は仏教とヒンドゥ教が混じり合い、仏教徒でも牛を聖なる動物として大切にしているのですが、なぜか水牛がごちそうとして良く登場します。牛は神聖だから食べないんじゃないのとホストの人に聞いたら、「牛と水牛は別の動物」ということでした。う〜ん、そういうものか…。
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これは水牛の脳みそ。ネワール人に人気があり、しかも一頭から取れる量が少ないので、食堂・レストランではすぐに売り切れてしまうそうです。
やわらかくてまろやかな舌触りで、確かにうまい。言葉だけ聞くと抵抗がありますが、名前を聞かずに食べれば絶好の酒のつまみです。
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この旅行記へのコメント (6)
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- オークンさん 2012/01/09 09:53:59
- Yattokame!さん おひさしぶりです
- 私も先日ブンガマティとコカナを訪れてきました。
何の予備知識もないまま行ったのですが、素朴でいいところですね。
Yattokame!さんの旅行記を読んで改めて魅了されてます。
コカナにも立派な寺院があったんですね。これは見逃してしまいました(T△T)
オークン
- Yattokame!さん からの返信 2012/01/10 03:43:43
- RE: Yattokame!さん おひさしぶりです
- オークンさん
ご無沙汰しています。
オークンさんもネパールに行ってこられましたか。ブンガマティとコナカは、カトマンズの近くながらのんびりとして生活感にあふれ、懐かしさを感じさせるところですね。これらの土地は、前回のネパール旅行で、パタンの裏路地と並んで印象に残っているところです。
ネパールの地方に行くとこういう素朴な村がいろいろあるようですね。時間があれば、より地方の村にもいけたらと思っております。
Yattokame!
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- 川岸 町子さん 2011/05/25 22:27:48
- 穏やかに
- Yattokame!さん
困りますねー!旅行記を拝見するたびに、そこへ行きたくなります。どうしれくれるのですかー(笑)。
ネパールは、1996年2月に旅したことがあります。そのときに一番驚いたことが「どうしてネパールの人は、こんなに穏やかな表情をしているんだろう?」ということでした。すれ違う人、街で見かける人など多くの人の表情にひかれました。きっと長い年月を経て、信仰心や文化、歴史などが受け継がれていき、それが毎日の生活の中に流れているのではないかと、当時考えました。
かと思えば、ポカラへの飛行機がジェットコースター並に怖かったり。女性が道端で用を足していたり、壁や仕切りの無い女性トイレがあったり。私にとってアジア最初の旅でした。
ネパール編どれも、心にしみるような穏やかさを感じました。拝見させていただき、ありがとうございました。
川岸 町子
- Yattokame!さん からの返信 2011/05/26 04:34:10
- RE: 穏やかに
- 川岸 町子さん
こんばんは。
> 困りますねー!旅行記を拝見するたびに、そこへ行きたくなります。どうしれくれるのですかー(笑)。
ははは、困らせてしまってどうもすみません(笑) 嬉しいコメントをいただきありがとうございます。
> ネパールは、1996年2月に旅したことがあります。そのときに一番驚いたことが「どうしてネパールの人は、こんなに穏やかな表情をしているんだろう?」ということでした。すれ違う人、街で見かける人など多くの人の表情にひかれました。きっと長い年月を経て、信仰心や文化、歴史などが受け継がれていき、それが毎日の生活の中に流れているのではないかと、当時考えました。
ネパールについては私も同じような印象を持ってます。みなさんとてもいい表情をしていて、しかも満ち足りた表情をしていたのが印象に残りました。あと、生活に余裕が感じられましたね。ホームステイをして、毎日ネパールのご家族と寝食を共にしましたが、早朝に起きて、お祈りをして、そのあと家族でお茶を飲みながら話をして、それから大人は仕事に出て、夕方帰ってきて家族で食事を準備して…。生活水準は遥かに日本のほうが高いですが、日常のサイクルがとてもリズミカルで、また無理がない感じがして、それがとてもうらやましかったですねえ。
ネパールには日本から移住している人が結構いるらしいんですが(ホームステイ先の近所にも日本人が何人か住んでいました)、まあ分かる気がします。私も金貯めて、しばらくネパールで暮らしてみたいですねえ。
Yattokame!
- 唐辛子婆さん からの返信 2011/05/28 02:14:01
- RE: 穏やかに
- Yattokame!さん、川岸町子さん
突然の乱入ごめんくださいまし。
私もブンガマティとコカナに行きました。
パタンのすぐそばのホテルに1ヶ月滞在して毎日のように
パタンを歩き回りました。
ほんとうに気持ちのいい村々でしたねえ。
またゆっくり滞在したいです。
ここでついでにといっては大変失礼ですけど
川岸町子さん
沢山の旅行記に投票してくださってありがとうございます。
旅の傾向が似てるようで嬉しく拝見しています。
このところ多忙につき旅行記のアップも掲示板のご返事も
亀のようにのろくてみなさまにご迷惑をかけていますが
どうぞ気長にお付き合いくださいまし。
唐辛子婆
- Yattokame!さん からの返信 2011/05/28 12:12:24
- RE: 穏やかに
- 唐辛子婆さん
1カ月間のパタン滞在ですか、いいですねえ。時間を気にせず、街を眺めることができますね。パタンは街並みも美しいですが、日常の、特に早朝の人々の営みが美しく、時間があれば毎日のようにゆっくりお寺参りを兼ねて朝の風景を眺めていたかったです。
コカナやブンガマティは、パタンよりもさらに古い暮らしが残っている感じがしました。パタンも近代化が進んでいますが、パタンのホストファミリーの人によるとパタンも30年くらい前はコカナやブンガマティのように鄙びた感じだったようです。
Yattokame!
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