2010/09/19 - 2010/09/22
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Yattokame!さん
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9月の連休を利用してネパールの首都カトマンズに行ってきました。
中学生だったか高校生の頃(要は80年代)地理の教科書で、カトマンズは自動車がほとんど走っておらず中世の街並みが残る街と紹介されていました。しかし、90年代以降の政情不安で国内からカトマンズへの人口流入が続き、カトマンズ盆地は今や人口300万人を抱える大都市へと急成長、市街地には自動車やバイクがあふれ慢性的に道は渋滞し、カトマンズ近郊も最近までの不動産開発ブームでのどかな里山がどんどん宅地に変わるなど、かつて写真で見たカトマンズの風景は急速に変わりつつあります。
しかし、カトマンズやその周辺の町には、ヒンドゥー教や仏教の寺院が町の至る所にあって宗教が人々の身近に存在し、1年を通じて様々な祭りがおこなわれるなど、まだまだ伝統的な生活が色濃く残っております。今回の旅行は、その祭りの中でも生き神様であるクマリが山車にのって町を巡行するインドラ・ジャトラの大祭と時期が重なり、祭りの時期の街の雰囲気を味わうことができました。
今回の旅行記のシリーズでは、滞在中に撮った写真を再構成して、カトマンズやパタンの街歩き、インドラ・ジャトラの大祭のときの街の様子や郊外の景色を紹介できればと思っております。
本編では、カトマンズ旧市街のうち、タメル地区→タヒティ・チョーク→アサン・チョーク→インドラ・チョークのルートを歩いた時の様子をお伝えします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車 タクシー バイク
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空 キャセイドラゴン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 風の旅行社
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タメル地区のホテルからダルバール広場を目指して、街歩き開始です。
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タメル地区は、観光客向けのさまざまな看板が頭上に並び、とてもカラフル。
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観光客相手の土産屋が並び、リキシャがたむろするタメル地区ですが、こういう日常風景も見られます。
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道路わきに小さなチョルテン(仏塔)がありました。
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マニ車がチョルテンを囲んでいます。
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チョルテンに彫られた仏様。毎日のお祈りで触られているからか、お顔が分からないくらいすり減っています。
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タヒティ・チョークに出ました。チョークとは、建物で囲われた中庭や広場のことを言います。
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チョークの脇に建つ寺院。小さなお寺は街のいたるところで見かけます。
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チョークでは、野菜を売る露店が並んでいました。このタヒティ・チョークあたりから生活物資を売るお店が軒を連ねにぎやかになってきます。
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イチオシ
タヒティ・チョークのすぐ近くに、カテシンブー・ストゥーパと呼ばれる仏塔があります。有名なスワヤンブナートのミニ版です。
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少し寄り道して、ストゥーパにお参り。
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ストゥーパの周りに、小さな石造りの仏塔「チャイティヤ」がいくつか置かれていました。
左手に壺をお持ちになっておられるので、たぶん薬師如来でしょう。 -
カテシンブー・ストゥーパにて。
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ストゥーパの横にはチベット仏教の寺院もありました。
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修行の合間にちょっとおしゃべり。
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タヒティ・チョークからアサン・チョークに向かって歩いていきます。通りがにぎやかになってきました。
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アサン・チョークに近づくにつれて、青物や穀物を売るお店が増えていきます。
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こちらは、豆を売る店。
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ネパール料理に欠かせないダル(豆スープ)をはじめとして、豆料理が豊富なネパールだけあって、さまざまな種類の豆が並びます。
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こちらは、お米を水で膨らませた後干したもの。ネワール料理でよく出てきました。
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内陸国のネパールでは珍しい魚屋さん。売っているのは、フナの仲間です。ネパールのお祭りでは、このフナは重要なお供え物になるそうです。
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煮干しを売る店もあります。
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こちらは、葉っぱで作られたお皿。煮干しを売る店で一緒に売られていました。宴会のときなどに使われるそうです。
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煮干し屋さんのところで出会ったおばちゃん。
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これは何かな〜と思ったら、凧揚げのときに糸をまきつけるものでした。
ネパール最大のお祭りダサインのときには、大人も子供も凧揚げをして楽しむそうです。 -
アサン・チョークに来ました。5つの道が交わり、人、バイク、車でごった返します。
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ただの石に見えますが、これも立派な神様。アサン・チョーク付近にて。
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アサン・チョークのアンナプル寺院。一日中参拝者が途切れることがありません。
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アサン・チョークで見かけた花屋さん。
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アサン・チョークの店先。
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アサン・チョークの店先その2。
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アサン・チョークからインドラ・チョークに向かいます。道の先にカトマンズ盆地を囲む山々が見えます。
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古い建物には、このような立派な彫刻が施されています。
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街を歩くと、1階が吹きさらしになった公共の休憩所を至る所でみます。
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休憩所では、お年寄りなどがのんびりおしゃべりしている風景をよく見ますが、中には写真のように商店と化しているところもあります。
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アサン・チョークからインドラ・チョークの間には、金物屋が多く並びます。
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インドラ・チョークに行く途中にお寺がありましたので、また寄り道してみます。
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なむ〜。
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訪れたお寺の名前は、セト・マチェンドラナート寺院。農業に欠かせない雨をもたらしてくれる観音様(マチェンドラナート)を祭ります。カトマンズ盆地で雨をもたらす観音として有名なのは、このカトマンズの観音菩薩とパタンの観音菩薩で、お体に塗られた色からそれぞれ白観音(セト・マチェンドラナート)、赤観音(ラト・マチェンドラナート)と呼ばれます。
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朝には多くの参拝者でにぎわいますが、ピークをすぎて境内は人が少なく静寂感に包まれています。
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本尊前の風景。
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ご本尊の白観音が、奥にいらっしゃいます。
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ネパール寺院独特の装飾「トーラナ」。中央に祀られている神様や仏様が彫られています。
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お寺の壁に飾られた彫刻。
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セト・マチェンドラナート寺院にて。
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モンジュシュリ(文殊菩薩)もいらっしゃいました。カトマンズ盆地は、もともと湖だったのを文殊菩薩が剣で山を切り崩して水を流したことで、今の盆地になったと言われているだけあって、文殊菩薩はカトマンズでよく見かけました。
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インドラ・チョークに近づいてきました。
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笛を売る人。
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インドラ・チョークの風景。ここも一日中往来でごった返します。
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インドラ・チョークの脇に建つアカシュ・バイラヴ寺院。アカシュ・バイラヴはシバ神の化身である破壊神のひとりで、ネパールでは空(アカシュ)の神様とされ、ナショラル・フラッグのネパール航空の機体にも描かれています。
インドラ・ジャトラの大祭のときには、ご神体がご開帳となります。 -
インドラ・チョークの祠に祀られたガネーシャ。ガネーシャも大人気の神様で、街の至る所で見かけます。
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アカシュ・バイラヴ寺院の前にて。
カトマンズ街歩き、後編に続きます。
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