３7年ぶりのパリ散歩ー１日目＜ボラれたか パリ・タクシー＞

2010/09/28 - 2010/10/04

９月２８日から５泊７日のパリ行きを決行した。何度かフライト＆ホテルの海外旅行は経験しているが、まったくの個人旅行は初めてであった。ましてパリである。１度行った事があるといっても遠い昔、記憶もさだかでない。フランス語は「シルブプレとメルシーボク」位しか知らない。「決行した」というわけである。
フライト：（往）成田 KE706　仁川 KE901　（帰）ＣＤＧ KE5902(AF264)　仁川 KE701　
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帰国　１０月４日　やはり個人旅行は年寄りにとって、きつい１週間の旅でした。すべて自己判断の緊張した毎日。歩く、迷う、切符を買う、メトロに乗る、降りる、買い物、食事、大変疲れました。でもそれ以上に楽しい思い出多き旅になりました。表紙はノートルダム大聖堂のステンドグラス「バラ窓」です。今回の旅行の中では白眉の時間でした。昔、見ている筈なのに当時感銘を受けた記憶がありません。まだ３０才なかばの働き盛り、若かったのですかねー。今回その大きさその数、華麗にして壮麗、その美しさに圧倒されました。きっと中世の聖母マリア信仰をを持つ敬虔な教徒にとっては、神の国へ導く窓、目も眩むような光景だったことでしょう。

●９月２８日：１日目
はげしい雨のなか、朝６時４０分成田空港第１エアーターミナル北ウィング４Ｆ着。天気予報ではパリの天気も良くないようである。
早速、大韓航空チェックインカウンターに並ぶ。エコノミ受付のトップである。近くの両替店を探す。
ＧＰＡ両替専門店が早朝にもかかわらず営業。為替レート１１８円位。円高である。
７：３０　チェックイン手続き開始。KEカウンター嬢にシート希望「トイレ近、後尾席シルブプレ」。PCをカタカタさせながら、３人席の１番後ろ通路側をとってくれた。「まーヨシとすべし。メルシーボク」爽やかな笑いが返ってきた。なんとなく気分のいい出発を感じたのだ。

エリア パリ(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

「ゲート２５、9：25KE706」
成田出発である。

「KE706」
機内食はうなぎ弁当でおいしかった。今回初めての大韓航空、全体に機内食はおいしかった。なんら不満はなかったのでR。

「仁川空港乗継　ゲート２７」
アジアのハブ空港を称する仁川空港は新しくてきれいであった。案内表示もわかりやすく迷うこともなかった。また乗務員もきびきびとよく動いていた。さすがである。　

「ＣＤＧ空港」
初のＣＤＧ空港、夕方６時３０分過ぎである。１２時間の空の旅は疲れる。パリの第１歩、期待に反して評判のロワシー(CDGの通称)空港もなにか薄暗い。入国審査は簡単、フリーパスに近かったが、７時は過ぎていた。

「ＣＤＧ空港」
タクシーで１区レ・アール地区にあるホテル・プランスに向かう。
ホテルの地図を見せたとき、ろくに見ずして「ＯＫ！Ｏｋ！」と少し調子がよすぎる黒人の運転手である。
３０分位走る。気がつくとセーヌ川を渡っている。「セーヌ？」と聞くと「ラ・セーヌxyzzz…！」大きな声である。地図ではレ・アール地区はセーヌを渡らなくても行けるはずである。「レ・アール　シルブプレ」「XYZzzz！」運転手がわめいたがわからない。身ぶりで一方通行とか何とか言っているようである。
セーヌ川沿いに走り、ノートルダム大聖堂が見えてきた。また右折してセーヌ川を渡った。時間的には車ラッシュの時間であった。ホテルは近いはず。車は下町風の横町に入って ８時過ぎ気分的にはようやく到着した。料金はメーターで６１ユーロ位。ガイドブックでは５０ユーロ位とあったが、７時過ぎは加算C料金とのこと、一方通行やラッシュの道路を避けることもあるでしょうし、車のトランクにバックも積込んでくれたし、「ノープロブレム」許容範囲内である！ 気分よく６５ユーロ渡して「OK！チップ！」　受け取る手のデカイこと。「メルシーボク」笑った顔に歯だけが白かった。
家内曰く「物事はいい方に考えたほうが得ですよ。その方が長生きしすよ。」…ハイ、了解です！

「プランス・ホテル入り口」
83,RUE RANBUTEAU-75001,PARIS FRANCE TEL:[phone]
とにかく無事にホテルに着いたのだ。ここはパリなのだ。
若い男性がフロントにいる。日本語はしゃべれない。
さっそく１泊１１０ユーロの前払いでチェックイン。釣り銭のうち３ユーロチップを渡す。サービスのルーブル１日券を貰う。
部屋は２０３ 日本風に言えば３階である。ブログにあったようにエレベーターが狭い。昔風の真鍮の鍵、鍵穴に入れても鍵が回らない。フロントの男性を呼んでくる。鍵を回すとドアが開いた。かなりの力を入れないと回らないのだ。チップねだりの回らない鍵なのかな？バリー島の時を思い出した。さっき３ユーロやったので「メルシー」だけで済ます。

晩の食事は近くの屋台店で、縦に割ってハムやチーズ、トマトなど野菜をはさみ焼いた細長いパンを買った。あとビールとジュース。パンは少し固い。フランスの年寄りは歯が丈夫なんだろうなー。
ホテル前はシューズ・革ショップ、安そうであったが、ケバそうなものが多くて入らなかった。
時差ボケも関係なく１１時には爆睡！

この旅行記へのコメント （4）

• ゆみナーラさん 2010/10/25 01:25:54

  ハラハラ

  osdさんこんばんは〜！
  パリ編作成おめでとうございまーす！遅ればせながら今晩楽しく拝見させて頂きました。
  いや、いつものことながら本当に見ていて文章が楽しくて楽しくて、地下鉄で切符を購入する場面とかタクシーの場面だとか、何だかドタバタをそばで実際に見ているようで、ハラハラします＾＾
  パリ5泊で個人旅行とは相当厳しいのかなと思いましたが、食事も近くで買ってきたりと、ムリせずかえってそういうのが思い出に残りそうな行程で、来年こそはイタリアに個人で行こうと思っている私には大変勉強になりました。
  
  奥様の仰ってた物事はいい方向にとったほうが長生きする、、、って、本当ですね！なかなか血気盛んな私はそう思えないのですが、osdさんの奥様のような方と一緒に旅すればはやる気持ちが収まりそうです。
  
  シルブプレとメルシーボクだけで、本当に旅行できるものですね！
  続きをおおいに楽しみにしております。　　　　　ゆみなら
  
  

  osdさん からの返信 2010/11/06 19:29:40

  RE: ハラハラ

  ゆみナーラさん
  こんばんは！もしかして「ハラハラ」に返信していなかったのでは…？
  そうだとすれば大変失礼しました。
  パリ散歩、完結を急ぎまして失念したものと思われます。
  ようやく大略UPできました。あとは帰国日のドタバタだけです。
  冗長なカキコミを楽しく、ハラハラして読んで頂けたとのことうれしく思います。
  
  >来年こそはイタリアに個人で行こうと思っている私には大変勉強になりました。
  
  来年イタリアですか。いいですね。とくにローマはいい。「ローマの休日」ではありませんが「ザ　ローマ」です。歩くにも適当な大きさの街ですし、
  食べ物も美味しい。下町のリストランテ で「ピッコロ！ ピッコロ！」といいながらグラスワインをお替りして酔っ払った思い出があります。
  イタリア男はや手が早いといいますが、手が早いから悪い人と極めつけることはありません。楽しい素敵な旅になるといいですね。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　osd
  
  

• ふらどくさん 2010/10/22 20:19:56

  同じ時期の同じホテル

  osdさま
  
  はじめまして。
  旅行記を拝見させて頂いていたら
  同じ時期に同じホテルに泊まっていました。
  私は9月30日から10月4日まで
  プリンスホテルフォーラムに泊まっていました。
  
  色々となれない事が多かったようで
  お疲れ様でした。
  
  他のパリの旅行記も楽しみにしております。
  
  ふらどく

  osdさん からの返信 2010/10/23 14:54:22

  RE: 同じ時期の同じホテル

  >ふらどく様
  拙文カキコミに寄って頂きありがとうございます。
  奇遇ですね。それも４トラ同志。
  ふらどくさんのパリ紀行読ませていただきました。旅のベテランのようで
  私なんぞプランタンのデパート食堂が精一杯、羨ましい限りです。
  >
  > 色々となれない事が多かったようで
  > お疲れ様でした。
  >
  お察しの通り個人旅行で疲れました。年のせいもありますが、なれない土地、わからない言葉のなかの１週間、緊張の連続で血圧が上がりました。
  でもまた行きたい。パリです。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　osd