2010/05/27 - 2010/06/01
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S-naoさん
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航空宇宙博物館・別館を見学した後は再びワシントンDCに戻り
色々と歩きまわってみました。
ジョン・F・ケネディの眠るアーリントン墓地やリンカーンの
巨大な像のあるリンカーン記念館など、初日には行けなかった
所も含め徒歩でプラプラ。
しかし、この日は5月だというのに猛暑でホントに暑く、楽しか
ったものの、体力的にはかなりキツイ一日となりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
航空宇宙博物館・別館からは行きと同じようにシャトルバスでダレス空港へ。
そしてワシントン・フライヤーでWest Falls Church駅→まだ地下鉄は工事中で区間運休中なのでシャトルバスでEast Falls Church駅へと行き、地下鉄でRosslynへ向かいました。 -
Rosslyn駅から徒歩で20分ほど歩くと緑が美しい公園の中に巨大なモニュメントが現れます。
これが海兵隊戦争記念碑です。
別名硫黄島記念碑と言われており、現地の案内にも両方記載されています。
この写真ではわかりにくいですが、実はコレとっても巨大なんです。 -
ハイ、このとおり。
これは1945年の太平洋戦争中、日本の硫黄島で日本軍とアメリカ軍が地上戦を繰り広げ、約一ヶ月に及ぶ激闘の末にアメリカ軍が勝利をおさめた時の様子を表しています。
激闘の末、精根尽き果てた5人の海兵隊兵士と1人の水兵が1本の星条旗を押し立てようとしており、その姿があまりにも生々しかったことから一人のカメラマンによって写真におさめられ、発表されました。
結果この写真はピューリッツァー賞を獲得、その写真を見た彫刻家によってそのままブロンズ像に表現されました。
あまりにもリアルな像なので、当時の激闘の様子が伝わってきます。 -
このあたりは小高い丘になっており、遠くにはリンカーン記念館やワシントン記念塔、国会議事堂などが見えます。
それにしても暑い!
気温は軽く30度を越えていると思います。 -
次はそのまますぐ隣にあるアーリントン国立墓地へ。
ココにはアメリカ建国以来、数々の戦争で戦死した兵士やアメリカの国民的英雄など30万人以上が埋葬されている国立墓地です。
中でも一番有名なのは第35代大統領ジョン・F・ケネディ夫妻の墓でしょう。
それにしてもさすがに30万人以上とあって墓石の数も凄い!
整然と並べられており、ここまでくると芸術の域ですね・・・ -
木立ちの中にまで続くお墓、お墓、お墓・・・
その一つ一つには星条旗が掲げられています。 -
あ〜んな遠くまで・・・
凄いとは聞いてましたが、ここまでとは・・・圧巻です。
なお、現在でも年間約6,000人以上の人が葬られており、あまりにも申し込みが多いので公務中に殉職した人、テロの犠牲者、軍歴20年以上の人に限られているそうです。
葬儀は一日平均28回も行われているとか・・・
全てがケタ違いですな・・・ -
小高い丘に作られたアーリントン墓地を見下ろすように建てられているのがアーリントンハウスです。
この建物は後に南北戦争で南軍の指揮官として名をはせることになるロバート・E・リー将軍の邸宅で、アーリントン墓地は彼の邸宅と敷地が元になっています。
なお、このアーリントンハウスを建てたのは初代大統領ジョージ・ワシントンのお孫さん。
そのお孫さんの娘がリー将軍と結婚し、この邸宅で生活していたそうです。
そういう人でなきゃ、こんな凄い家には住めないですよね・・・ -
丘の上ということでアーリントンハウスからの眺めはなかなか。
左の道路の先にはリンカーン記念館、その右にはワシントン記念塔、右端には国会議事堂が見えます。
ちょっと手前の木が邪魔か・・・? -
このあたりには所々少し大きな墓石が混ざっています。
これは軍の中でも上級階級にあたる人のお墓で、もっと巨大なものもたくさんあります。 -
そしてこのひときわ大きな花輪が手向けられているのが第35代大統領ジョン・F・ケネディのお墓です。
1963年11月22日、テキサス州ダラスでのパレード中に多くの市民の前で暗殺され46歳の若さでこの世を去りました。
私が生まれる前の出来事でしたが、葬儀の際にまだ幼なかったジョン・F・ケネディJrが父の棺に向かって敬礼する写真が印象に残っています。 -
コチラがジョン・F・ケネディのお墓。
-
その隣に寄り添うようにしてあるのが1994年に亡くなった妻ジャクリーン・ケネディのお墓です。
-
ちょっと見にくいですが、二人のお墓の後ろでは永遠の炎「Eternal Flame」が今も燃え続けています。
また、このテラスを囲む大理石の壁には大統領就任演説の言葉が刻まれています。 -
二人のお墓の前には常に多くの人々がいます。
すでに没後50年近くたつというのに・・・
それだけ愛されていたんですね。 -
なお、すぐ近くの芝生の中にはポツンと弟、ロバート・F・ケネディのお墓があります。
上院議員でもあった彼も兄と同じく1968年に凶弾に倒れました。 -
一応木陰はあるものの、ハンパない暑さです・・・
墓地内は本当に広いので水をお忘れなく。 -
コチラの建物には女性軍人に関する資料が多く展示されていました。
冷房が効いていたので、ココでしばらくクールダウン。 -
横のほうから墓地に入って正面のビジターセンターに下りてきました。
このあたりは凄い数の人で賑わっています。
すぐ近くには地下鉄ブルーラインの駅もあります。
アーリントン墓地はこれにて終了。 -
次はポトマック川を渡った対岸にあるリンカーン記念館へ向かいます。
外は猛暑ですが、「近くに見えてるから歩けるでしょ?」的感覚で行ったら大間違い。
日陰は一切なく、思ったより距離もある・・・
後でわかりましたが、リンカーン記念館の建物が巨大なので近く見えただけだったようです・・・ -
ポトマック川に架かる橋の上をテクテク。
歩いている人も結構いましたが、みんな死にそうです・・・
なお、この川が州境になっていまして、アーリントン墓地はバージニア州になります。 -
ポトマック川を渡り終え、リンカーン記念館まであと少し。
でもこちら側は裏側なので反対側にまわらなければなりません。
でも暑くて死にそう・・・
というわけで近くにあった売店に行って冷たい物でも・・・ -
その売店の横の道にはド派手なシボレー・カマロが!
-
いやぁ、ここまでやってくれると逆に気持ち良いですね。
当然注目度抜群で、みんな写真を撮っていました。 -
そしてすぐ近くの広場にはハーレー軍団が。
あれ?これって朝パレードしてたハーレー軍団?
ココが目的地だったのね。
すでにイベントは終了したようで、周辺の道路は帰るハーレー軍団で埋めつくされておりました。 -
充電も完了したのでいよいよリンカーン記念館へ。
リンカーンは第16代大統領で今でも国民的英雄として圧倒的な支持を得ているそうです。 -
正面の階段には人・人・人・・・
建物はギリシア神殿風で、円柱の数は36。
これは1865年にリンカーンが凶弾に倒れた当時合衆国に加盟していた州の数を表しているそうです。 -
建物の中に入ると正面にイスにどっしりと腰をかけているリンカーンの姿があります。
奴隷制度に反対していたリンカーンの大統領就任については南部の州の容認を得られず、後に南北戦争へと発展していきますが、彼は戦争経験がないにもかかわらず手腕を発揮し、偉大な軍事指揮者として賞賛されます。
その後彼は奴隷解放宣言によって黒人奴隷を解放したと賞賛されますが、実際に開放されたのは南部の奴隷のみで、奴隷制が認められていた北部では開放されなかったそうです。 -
このリンカーンの像は結構大きく、人と比べるとご覧のとおり。
大理石で作られており、腰掛けた状態で高さは5.8mあるそうです。
仮に立ち上がったとしたらその高さは8.5mにもなるとか。 -
顔をちょっとアップで。
5ドル紙幣と1セントコインには彼の肖像が描かれています。
またサウスダコタ州のマウントラシュモアの岩にも彼の顔が彫られています。
彼の誕生日2月12日は連邦の休日となっていましたが、現在では初代大統領ジョージ・ワシントンの誕生日と合わせて大統領の日となっています。
その他にも数々の栄誉を与えられたリンカーンはやっぱり凄い人なんですね。 -
さらに有名なのが1863年11月19日に行われたゲティスバーグでの名演説。
左の写真だと上から5行目の途中からの「IT IS RATHER FOR US〜」で始まる一文で、訳すと「神の下に、この国は新しい自由の誕生を享受させよう。人民の人民による人民のための政治がこの地上から消えないようにしようではないか。」
実際には演説後はあまり注目されなかったそうで、記者によって記事にされてから注目を浴びることになったそうです。 -
そのリンカーンが見つめる先にはモールやワシントン記念塔、国会議事堂などがあります。
-
ちょっとズーム。
こうやって見ると近そうですが、国会議事堂までは約3kmあります。 -
リンカーン記念館前では何やら仮設ステージの撤去作業中。
よく見たらハーレーのイベントでないの。ココでやってたのね。
リンカーン記念館前では色々なイベントが行われているそうですが、その中でも有名なのが1963年8月28日に行われたキング牧師によるスピーチ。
「私には夢がある」で始まる白人と黒人との人種差別をなくそうというスピーチでリンカーンの奴隷開放宣言からちょうど100年後に行われました。
白人と黒人が共に手を取り合える世の中にしたい・・・
はたしてその夢は叶ったと言えるのでしょうか? -
このあたりは緑も多く、市民の憩いの場となっています。
よ〜く見ているとこんなかわいい市民(?)の姿も。 -
ワシントン記念塔のところまで来ました。
快晴なのは良いのですが、暑いのがちょっと・・・
かなり歩いているので結構ヘロヘロです。 -
最後はホワイトハウスへ。
その後は一度ホテルに帰ってちょっと充電。
ホントに暑かった・・・ -
少し充電を行った後に夕食を食べにチャイナタウンへ。
一応こんな門がありましたが、横浜みたいなギンギンの中華街ではありません。
とりあえずガイドブック片手にお店を物色。 -
駅から10分ほど歩いたでしょうか。
コチラの「マコーミック&シュミックス」というレストランに入りました。
どうやら西海岸オレゴン州でうまれたシーフードのチェーン店のようです。 -
まずはビールで乾杯!
ギネスビールでございます。 -
ワシントンといえばカニで有名です。
そのカニの身を使ったハンバーグがクラブケーキ。
タルタルソースをつけていただきますが、これがなかなか。
ちょっと小ぶりでボリューム感に欠けるのが難点ですがとてもおいしゅうございました。 -
外は暗くなりはじめており、先程の門もライトアップされていました。
アメリカの街並みにこの門は合わないなぁ・・・ -
ホテルに帰る前にライトアップされたワシントン記念塔へ。
-
同じくライトアップされたホワイトハウスにも。
その後ホテルに戻り4日目終了。
明日は早くも帰国日です。
憂鬱・・・
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この旅行記へのコメント (2)
-
- クラウザーさん 2010/10/22 15:36:24
- 猛暑?
- S-nao様
お邪魔いたします。
いつもいつも、勉強になります。
本当に暑かったんですね。
灼熱地獄の雰囲気がひしひしと
伝わってきます。
ハーレー軍団にも再び遭遇ですね。
運転者達は猛暑のなか皮ジャンですかー?
ケネディーのお墓。
強烈な広さのお墓。
日陰なし・・
ワシントンモニュメントも大きいですが、
硫黄島の戦士たちがあんなに大きいとは意外です。
最初の画像では等身大くらいに見えましたよ。
ナイトミュージアムで出てきた石造も
生でみたんですね・・
羨ましいです。
スミソニアンに行ってみたいです。
ウォーキングお疲れさまでした。
いつもありがとうございます。
失礼いたします。
クラウザー
- S-naoさん からの返信 2010/10/22 17:17:14
- RE: 猛暑?
- > S-nao様
> お邪魔いたします。
>
> いつもいつも、勉強になります。
クラウザーさま、こちらこそいつもいつもありがとう
ございます!
> 本当に暑かったんですね。
> 灼熱地獄の雰囲気がひしひしと
> 伝わってきます。
ホントに暑かったんですよ〜。
5月ですし、ニューヨークの少し南ですから暑いイメー
ジなんて全くありませんでした。
> ハーレー軍団にも再び遭遇ですね。
> 運転者達は猛暑のなか皮ジャンですかー?
はい、ハーレー乗りたるもの常に革ジャンでございま
す。やっぱり彼らは漢ですね!
> ケネディーのお墓。
> 強烈な広さのお墓。
>
> 日陰なし・・
ケネディの暗殺は日本初の衛星生中継中でしたっけ?
かなり衝撃的でした。(もちろん生では見てないです
よ)
リンカーンもそうですが、今だに多くの人が訪れるん
ですから人気があったんでしょうね。
> ワシントンモニュメントも大きいですが、
> 硫黄島の戦士たちがあんなに大きいとは意外です。
> 最初の画像では等身大くらいに見えましたよ。
私もガイドブックで見た感じではあんなに巨大とは思
いませんでした。
コレもTVだか雑誌だかで写真を見たことがあって、ぜ
ひ行ってみたいと思っていました。
まるで映画のワンシーンのようですが、現実にあった
シーンなんですよねぇ。
> ナイトミュージアムで出てきた石造も
> 生でみたんですね・・
これってリンカーンのことですか?
ナイトミュージアムがわかりません・・・
スミマセンです・・・
> 羨ましいです。
>
> スミソニアンに行ってみたいです。
>
> ウォーキングお疲れさまでした。
>
> いつもありがとうございます。
>
> 失礼いたします。
>
> クラウザー
モール地区は巨大な公園みたいなものですから歩くしか
ないんですよねぇ。
アーリントン墓地からリンカーン記念館まではタクシー
が客待ちしていたので乗るべきでした・・・反省。
次回行く機会があるかはわかりませんが、スミソニアン
の他の博物館や美術館も見てみたいです。
S-nao
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